※セイビーではパンクの修理対応は出来かねます。
目次
Tesla(テスラ)のタイヤ空気圧アラート
Teslaには「タイヤ空気圧監視システム (TPMS)」が装備されており、常時タイヤの空気圧が計測・表示されています。
従い、空気圧の低下(または高過ぎ)等、不具合が検出されると、計器パネル上のインジケーター・タイヤ空気圧表示灯が点滅し、「タイヤの空気圧が低すぎます」といったアラートが表示されます。
画像引用元:Emotionブログ
パンクと空気圧の関係
タイヤがパンクすると、空気が抜ける為、空気圧が低下します。
しかし、短いビスなどがまっすぐに刺さった場合、穴は開いても綺麗い蓋されていることから、空気圧に影響が出ないことがあります。
その場合、走っている最中の異音にて、パンクに気づくでしょう。
Tesla特有「ジャッキモード」
写真の通り、今回のパンクは「釘」が原因です。この程度であれば、タイヤ交換するまでもなく、修理可能です。
ジャッキアップの有無
パンク修理をする際、修理箇所によっては、車をジャッキアップし、タイヤを外さないと作業できない場合があります。
Teslaは、車を水平に保つ為の「セルフレベリング」が常に作動しており、ジャッキアップするとサイレン(警告)が鳴ってしまいます。従い、セルフレベリングモードをoffにする為に、ジャッキアップ前に「ジャッキモード」にする必要があります。
ですがテスラ車をジャッキアップするためにはTesla専用のジャッキパッドを使用する必要があります。
ジャッキアップモード
パンク修理する際はジャッキを使わない場合でも、エラーコードや重大な故障が出ないようにするために、ジャッキアップモードをONにしておく必要があります。
ジャッキアップモードの操作はそこまで難しくなく、簡単な操作で切り替えることができます。
社内のタッチスクリーンを操作して「車高」->「ジャッキモード」とタッチするだけです。
すると、画面に「ジャッキモード」と表示されます。
パンク修理:通常車と同じ手順
無事にジャッキアップモードにしたら、後は一般の車と同様に修理をしていきます。
パンクの修理手順
- 釘の引き抜き
- 穴を広げる
- 修理剤の準備 & 注入
- 空気圧調整
- エア漏れ確認
順番に作業していきましょう。
※ジャッキアップをする場合は、必ず専用のジャッキアップパッドを使用してください。
ステップ1. 釘を抜く
ハンドルを切り、誤って切断しないよう注意しながら、テコの原理で釘を引き抜きます。
釘を抜くと、タイヤがしぼんでいきました。アクション映画で、体に刃物等が刺さり、抜いて初めて血が飛び出すシーンがありますが、それと原理は一緒です。
ステップ2. 穴を広げる
修理材を注入する為に、専用工具で穴を広げていきます。
ステップ3. 修理材準備 & 注入
修理剤は市販のもので十分に対応できます。様々な商品が販売されていますが、私たちプロのメカニックが使用している修理材はコチラです。
ステップ4. 空気圧調整
空気を入れていきます。
ステップ5. エア漏れ確認
最後に修理箇所からエア漏れが無いか、確認します。パンク箇所に石鹸水などを塗ると、もしエア漏れがある場合はブクブクと泡が立つので確認し易くなります。
Tesla公式推奨:タイヤの定期メンテナンス
Teslaの公式マニュアルには以下の通り記載されています。
タイヤは 8000 km走行ごとにローテーションして(パフォーマンス プラス モデルは除く) 適正なタイ
ヤ空気圧を維持し、車両は走行期間12ヶ月または走行距離20,000kmのいずれかの条件に達するたび
にTesla の定期メンテナンスを受けてください。
タイヤの「ローテーション」「空気圧調整」については、以下記事をご参照ください。
【参考】 タイヤのパンク原因、所要時間・費用、修理手順
タイヤのパンクに関連する以下の内容に関しては、別記事
車のタイヤパンク:原因と修理方法
お車のタイヤパンク。パンクの原因によって、修理が可能なものと、タイヤ交換が必須ものがあります。この記事では、パンクの種類、修理してくれる業者の紹介、かかる費用と所用時間の解説します。
https://seibii.co.jp/blog/contents/how_to_fix_tire_puncture/
- パンクの原因
- パンク修理業者(店舗型と出張型)
- パンク修理の費用
- パンク修理所要時間
- 修理手順