「セイビーのような出張整備は違法では?」そんな疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
この疑問の背景には、出張整備という仕組み自体がまだ新しく、制度の全体像が一般的には知られていない点があると考えられます。
では実際のところ、出張整備は法律的に問題があるのでしょうか。この記事では制度の仕組みや規制緩和の内容を整理しながら、安心して利用するための視点をまとめていきます。
セイビーは違法なのか?
結論から言うと、セイビーを含む出張整備というサービス自体は違法ではありません。
出張整備に「違法」というイメージがつきやすいのは、従来の整備環境と比較すると違和感があるからかもしれません。
かつては整備といえば工場に車を預けるのが当たり前だったために「工場以外で整備するのは大丈夫なのか」という疑問につながりやすいと考えられます。
出張整備に対するよくある誤解
一般的に「工場以外で整備をするのは法律違反ではないか」と考える方が多いようです。
確かに認証を受けていない業者が勝手に作業を行えば違法行為に該当します。ただし、認証事業者が定められた範囲内で整備を行う限り、まったく問題はありません。
またセイビーならプロの整備士がチャット・LINE・電話にて無料相談に対応していますので、まずはお気軽にご連絡ください。
2025年6月の規制緩和で正式に解禁
国土交通省は2025年6月、道路運送車両法施行規則を改正しました。
これにより「訪問特定整備」と「限定訪問特定整備」が新設され、出張整備は正式に制度化されました。
【訪問特定整備と限定訪問特定整備とは?】
- 訪問特定整備:認証工場と同等の条件を満たす場所で幅広い整備に対応
- 限定訪問特定整備:バッテリーやブレーキパッド交換など限られた範囲の作業に対応
出張整備の場合でも整備を行えるのは一級・二級整備士で、実務経験も条件に含まれています。セイビーはこの制度を順守して運営しているため、違法ではありません。
出張整備に関する法律と制度
出張整備を理解するには「特定整備制度」の存在が欠かせません。
この章では、この制度について詳しく解説します。
特定整備制度とは(2020年施行)
2020年に始まった「特定整備制度」は、簡単にいえば「最新の車に合わせた整備ルール」だと考えるとわかりやすいです。
これまでは「エンジンやブレーキを分解する作業」だけが整備士の専門領域でしたが、近年は自動ブレーキやカメラ、センサーといった新しい電子制御装置を持った車が増加しています。
こうした新しい安全機能をきちんと整備するために作られたのが「特定整備」という区分です。整備工場は国の認証を受ける必要があり、作業の記録も残すルールが定められています。
利用者から見れば「どこの事業者でも対応できるわけではない」ということを押さえておくと安心です。
規制緩和で認められた作業と禁止されている作業
2025年には特定整備制度の規制緩和が行われ、従来工場でしか認められていなかった特定整備の一部を自宅やオフィスなどでもできるようになりました。
この規制緩和では「工場に行かなくてもできる作業」と「工場でしかできない作業」が明確に決められています。
出張整備で対応できる作業の一例
- バッテリー交換
- ブレーキパッド交換
- スターターモーター交換 など
これらは大がかりな分解を伴わず、その場で安全に作業ができるものです。
一方で、以下のような作業は法律上「訪問整備ではできない」とされています。
出張整備で禁止されている作業の一例
- ドライブシャフトの取り外し
- エンジンの取り外し
- トランスミッションの脱着
- 車検や法定点検に付随する整備 など
これらは分解整備に該当し、大規模な設備や検査機器が必要になるため、出張整備では認められていません。
車検も出張整備の対象外ではありますが、セイビーでは整備士がご自宅で車を引き取り、陸運局で車検を通して返却する「出張車検サービス」に対応しています。
また、車種によっては構造上の理由で「通常なら可能なはずの作業」が対象外になることもあります。
特例的に出張整備では対応できない例
- 一部スズキ車のオルタネーター交換(ドライブシャフトを外す必要があるため)
- 日産セレナC26のオルタネーター交換(エンジン一体扱いの部品のため)
このように、一般的な禁止事項に加え、車種固有の構造が制限の理由になる場合もあります。
「出張整備は違法?」と誤解される理由
出張整備に対する誤解は、「対象外作業があること」と「新しいサービスであること」の二点が理由になっていると考えられます。
出張整備の対象外作業があるため
前章でも解説したように、出張整備は作業できる範囲が法律で定められています。
工場ならできるのに、出張では断られるというケースもあるため「出張整備自体が違法だから断っているのでは」と誤解されやすいのです。
実際には、法律で定められた対象外作業だから対応できないにすぎません。むしろ法律を守っているからこそ、断っているといえるでしょう。
新しいサービスゆえに広がる誤解
出張整備は制度が始まったばかりで、仕組みが十分に浸透していないのが現状です。
そのため「本当に合法なのか」と不安に思い、検索する人が増えていると考えられます。
自動車業界の信頼を揺るがしたビッグモーターの不祥事
![]()
ビッグモーターの保険金不正請求が明るみに出たことで、自動車業界全体の信頼が揺らぎました。
中古車業界を中心に「また不祥事か」と思う方も多く、整備業界全般に不安が広がったのは記憶に新しいのではないでしょうか。
ビッグモーター問題と業界不信
こうした不祥事を背景に、整備サービスに対しても「依頼して大丈夫だろうか」と疑う声が増えています。
特に出張整備のような新しいサービスは、慎重に判断したいと考える人が増える傾向にあります。
出張整備に求められる透明性と安全性
利用に対し不安を感じる方もいるからこそ出張整備では透明性が重要になります。
制度上も、料金の事前提示や作業前後の写真記録、交換部品の保存、第三者による定期確認が義務づけられており、これらは利用者に安心感を与えるポイントといえるでしょう。
出張整備を利用するメリットと注意点
出張整備の魅力は利便性にありますが、同時に業者選びには注意が必要です。
自宅で完結できる利便性
出張整備の最大のメリットは「車を移動させなくても整備ができること」です。
工場に行く必要がなく、待ち時間もゼロ。ネットから予約できるので忙しい人や法人車両の管理者にとって大きな利点といえます。
違法業者を避けるためのチェックポイント
メリットの一方で、認証を持たない業者に依頼してしまうと法的リスクがあります。利用時は以下の点を押さえておくことが重要です。
- 認証を受けた整備事業者か
- 作業内容や料金が事前に明示されているか
- 作業後の記録や保証があるか
これらを確認すれば、違法業者に依頼してしまうリスクを減らせるでしょう。
まとめ
出張整備は違法ではなく、2025年の制度改正によって正式に認められました。
「違法では」と不安を抱くのは、対象外作業の存在やサービスの新しさからくる誤解だと考えられるでしょう。
それでも、制度に則った事業者であれば安心して利用できる環境が整っています。利用時には認証や料金表示、記録保存といったポイントを意識することが大切です。
よくある質問
Q1: 出張整備はすべての修理に対応できますか?
法律で認められた範囲の作業に限られます。
バッテリー交換やブレーキパッド交換などの軽整備は可能ですが、工場でしかできない修理や車検は対象外です。
ただしSeibiiでは、整備士がご自宅まで車を引き取り、認証工場で車検を通してから返却する「出張車検サービス」を提供しています。詳しくは Seibiiの出張車検ページ をご覧ください。
Q2: 違法な業者を見分ける方法は?
認証や資格の有無、料金明示の有無を確認することが基本です。
Q3: ビッグモーターの不祥事と出張整備は関係ありますか?
直接的な関係はありません。
ただし業界全体への不信感が強まり、出張整備にも「本当に大丈夫か」と疑う人が増えている傾向があります。
Q4: 出張整備を依頼する際に確認すべきことは?
認証の有無、料金提示、作業後の記録保存を確認することが安心につながります。