セイビーで活躍する整備士の方々が、日々どんな想いで整備士として取り組んでいるかを深掘りするインタビュー企画「知ってほしい!セイビーの整備士ってこんな人」#024!
整備士の新しい働き方として、今、急速に注目を集めている「スポット工場バイト」。出張整備サービスで知られる「セイビー」が新たに提案するこのスタイルは、工具も車も持たず、身一つで現場のピンチを救う「助っ人」としての働き方です。
今回は、実際にこの「スポット工場バイト」と「出張整備」の両輪で活躍する、現役フリーランス整備士の渋谷航来メカにインタビュー。これまでのキャリアの変遷から、二つの異なるスタイルを使い分ける「プロの戦略」、そして現場でのリアルな工具事情まで。
「技術」と「信頼」だけで現場を渡り歩き、月収60万円を実現するプロフェッショナルの、飾らない本音を伺いました。
セイビーの「助っ人整備士(スポット工場バイト)」とは?
人手不足の整備工場と、空いた時間に稼ぎたい整備士をつなぐマッチングサービスです。 最大の特徴は、出張整備のような「作業車」や「重整備機器」の持ち込みが不要なこと。工場の設備を借りられるため、いつものハンドツールさえあれば即稼働可能です。
面倒な契約手続きや交渉もすべてセイビーが代行。 現場に行き、「整備作業」だけに集中して稼ぐことができる、メカニックに特化した副業スタイルです。
整備士プロフィール
渋谷 航来(しぶや こうき)メカ
29歳、横浜市在住。整備士歴約10年。
4年制整備専門学校を卒業後、1級整備士資格を取得。国産ディーラーに6年間勤務後、EVバッテリーメーカーへ転職。2024年8月にセイビーへ登録し、2025年7月にフリーランスとして独立。現在はセイビーの出張整備とスポット工場バイトの両方で稼働。
これまでのご経歴や整備士としてのキャリア
僕は4年制の整備専門学校に通って、整備士資格1級を取りました。卒業後は国産ディーラーに就職して6年間、現場でみっちり経験を積みました。もともと車が好きでこの道を選んだので、ディーラーでの仕事自体は楽しかったですし、誇りもありましたね。
ただ、どうしても「土日に休みが欲しい」という気持ちが強くなってしまって。整備士の世界って、土日が一番の稼ぎ時じゃないですか。それで一度、土日休みのEVバッテリーメーカーに転職したんです。
でも、いざメーカーで働いてみると、なんだか仕事が物足りなくなりまして。車に関わる仕事ではあるけれど、部品の領域だけになると、車そのものを弄るあの手応えがない。仕事に物足りなさを感じていた時に、副業として出会ったのがセイビーでした。
「自動車整備 副業」で検索したときにセイビーに出会った
メーカー勤務の傍ら、「自動車整備 副業」で検索して真っ先に出てきたのがセイビーでした。
オンライン説明会で話を聞き、「これなら自分の腕をそのまま活かせる」と直感して登録したのが2024年の8月。まずは出張整備から自動車整備士としてのキャリアを再スタートさせました。
しばらくして、出張整備と並行して「スポット工場バイト」の話が来た時は、「また慣れ親しんだディーラーでの作業に戻るんだな」と、それほど深く考えずに引き受けました。
ですが、提示された条件は時給4,000円弱。
正社員としてディーラーに勤めていた頃の給与水準と比較しても、非常に高い設定でした。
副業が本業を超え、フリーランスとして生きる決意
メーカー勤務時代は副業禁止の環境でしたが、『どうすれば実現できるか』を冷静に調べた結果、やりかたが見えてきました。
特にこだわったのは、会社との関係性を損なわないためのリスク管理です。
もちろん、最初は税金周りなどで多少の不安はありました。
ですが、セイビーから共有された資料を読み込み、自分でも詳しく調べていくうちにやれる方法が見えてきたんです。
例えば、確定申告の際に住民税を自分で納付する「普通徴収」を選択すれば、副業の所得分が会社に通知されることはない。そういった具体的な仕組みを正しく理解できたことが大きかったですね。「仕組みを知らないから不安なだけで、正しく管理すれば障壁ではない」と確信に変わってからは、迷いはありませんでした。
そうして副業を続けるうちに、セイビーでの仕事が収入面でも自由度の面でも本業を上回るようになり、2025年7月に独立を決意しました。
かつては「土日休み」を求めてメーカーに転職した時期もありましたが、今は週休0.5日(笑)
それでも、誰かにやらされている仕事ではないので、全く苦になりません。
収入が増えたことで、生活の質も変わりましたね。一番実感するのはスーパーでの買い物です。以前は「安さ」を基準に選んでいましたが、今は値段を気にせず、自分が本当に食べたいものを迷わず買えるようになりました(笑)
「自分の道具がない」は、もう参入障壁ではない
セイビーと聞くと「出張整備」のイメージが強いですが、僕は「スポット工場バイト」が整備士にとって最もハードルが低い副業だと思っています。
一番の魅力は、とにかく「身軽」だということ。
出張整備を個人でやるなら作業車や一通りの工具を自前で揃える必要がありますが、スポット工場バイトならその必要は一切ありません。
現場にもよりますがつなぎは現場で借りられますし、僕が持参するのは最小限の道具だけ。
リュック一つあれば、電車で現場に向かえるんです。
出張整備だと、どうしても移動に時間とコストがかかります。お客さんのところまで車で向かうので、ガソリン代もかかるし、車の消耗も気になる。でも、スポット工場バイトは電車で行けるから、そういった移動コストが一切ないんです。
この差は、思っている以上に大きいです。
【スポットバイトのこだわり】「リュック一つ」の中身と現場の工具事情
「電車で行くなら、工具はどうしているの?」と聞かれましたが、僕のこだわりは「とにかく持ち物を最小限に絞ること」です。
持参するのは、タイヤの残り溝を測るデプスゲージのような測定器具や、使い慣れた一部のエアツールくらい。それ以外は全部、現場でお借りしています。重たい工具をガチャガチャと持ち歩くのは大変ですし、電車移動ならなおさらです。
現場での借り方もスムーズですよ。例えばディーラーにお邪魔した時は、ある一人の整備士さんの工具を一通りお借りして作業しました。
また、他のディーラーの時は、フロントの方から「今使っていない人の工具があるから、好きに使っていいよ」と言ってもらえたり。
基本的には、現場の設備や工具をフル活用させてもらうスタイルです。
もちろん、「お借りします」という一言は欠かしませんが、それで作業に困ることはありません。自分の腕さえあれば、どの工場のどんな工具を使っても、プロとしての仕事は完結できるんです。
【実録】スポット工場バイトの「リアルな1日」
実際に僕がどんなふうに現場で働いているか、ある1日の流れを紹介します。
09:30 現場入り・準備
だいたい始業の30分前に工場へ着きます。まずは挨拶をして、用意していただいている「つなぎ」に着替えます。最小限の持参工具をセットして、準備完了です。
10:00 業務開始(午前の部)
1日のスケジュールを確認します。ある工場だと「1時間で点検、2時間で車検」と明確に決まっているので、自分のペースを配分しやすい。作業を始める前に、あらかじめ「稼働報告書」に予定を書き込んでおくと後が楽ですね。
12:00 休憩
1時間の休憩をとります。
13:00 業務再開(午後の部)
午後はタイヤの付け替えや継続車検など、決まった台数を淡々とこなしていきます。わからないことがあれば現場のメカニックさんに聞きますが、皆さん忙しい中でも普通に教えてくれますよ。
18:00 業務終了・片付け
お借りした工具を綺麗にして戻し、作業スペースを清掃。最後に工場長などに「スポット工場バイトの稼働報告用紙」へサインをもらいます。
18:30 退勤
その用紙を写真に撮ってスマホからセイビーへ報告。
これだけで完了です。あとは着替えて、身軽に電車で帰るだけ。残業も基本的にはありません。
出張と工場、二つの現場を使い分ける「二刀流」の戦略
現在は、この二つを使い分けて平均月収60万円ほど稼がせていただいてます。
実際に両方の現場に立ち続けているからこそ、それぞれの強みと弱みを補い合う「二刀流」のメリットを肌で感じています。
スポット工場バイト:整備士としての「安定」と「効率」を支える
スポット工場バイトの最大の良さは、やはり「整った環境」です。
リフトがある、エアーがある、タイヤチェンジャーがある。物理的な負担が少なく、ディーラー時代と同じ感覚でスピーディーに作業をこなせます。
時給計算なので収入の見通しが立てやすいのも魅力です。
アウェイな環境で「時間内にこの作業を終わらせる」という適度なプレッシャーがあるからこそ、マンネリ化せず、プロとしてのリズムを保って安定して稼ぐことができます。
出張整備:自分の限界を突破し「個の力」を磨く挑戦の場
一方で、出張整備は「真の自律」が求められる現場です。
案件ごとの単価制のため、内容次第では時給換算でスポット工場バイトを上回る実入りになることも多く、収益面でも大きな魅力があります。
しかし出張整備は工場のリフトもなければ、すぐ隣に相談できる先輩もいません。
その場で判断し、手持ちの工具と知恵だけで完遂させる必要があります。
国産車なら大体構造が一緒なので問題ないんですが、ディーラー時代には触れたこともない輸入車や、構造が全く違う大型トラックの案件が来た時は、最初はエンジンの掛け方すら分からず冷や汗をかくこともありました(笑)
でも、そこで逃げずに案件入った際は事前にネットで構造を調べ、仮説を立てて解決する。
この「一から攻略する経験」が、整備士としての対応力を格段に引き上げてくれました。
なぜ「二刀流」なのか?その相乗効果
現在は「スポット工場バイト」で安定したベースの収入を確保しつつ、「出張整備」で高単価な案件を狙いながらスキルの幅を広げるというバランスで動いています。稼働の割合としては「スポットワークが週2、出張整備が週4.5」程度です。
この組み合わせがあるからこそ、特定の場所に縛られず、かつ収入を最大化できる。
これこそが「最も合理的」だと感じました。
初めての工場でも物怖じしない
「初めての工場に行くのは不安じゃなかったですか?」と聞かれますが、特に不安は感じなかったですね。ディーラーでの経験があれば、基本的な流れは共通していますから。
実際に行ってみたら、どこの工場もプロの助っ人として温かく受け入れてくれました。
なかには非常に現場の緊張感が高く、プロ意識が凝縮されたような店舗もありましたが、それは人不足で忙しいなか、全員がフル稼働でお客様の期待に応えようとしている活気の表れなんです。
そんな「総力戦」の現場に加わり、自分の技術で貢献できるのは、整備士として純粋にやりがいを感じます。
現場には4、5名の整備士がいて、僕は基本的に1人で作業を完遂させる役割を担います。
ですが、設備の使い方などで分からないことがあって質問した際、無愛想だったり怖かったりする人に当たったことは一度もありません。
お互いプロとして、スムーズに作業を進めるための連携が自然に取れる環境ですね。
工場の「充実した設備」を活かし、技術の幅を広げる
現在は、自分のキャリアが長い日本車の案件をメインにしていますが、今後はレクサスや輸入車、高級車にも積極的にチャレンジしたいと考えています。
出張整備の現場は「知恵と工夫」が求められますが、一方で、設備が限られた環境では踏み込みにくい高度な作業もあります。だからこそ、リフトや専用工具が完備された「工場の整った環境」で新しい車種に向き合う時間は、僕にとって非常に貴重な研鑽の場でもあるんです。
設備が整った工場で、落ち着いて最新車種の構造や整備のポイントを体に叩き込む。そこで得た高度な知恵を、今度は厳しい環境の出張整備でも発揮できるようにしていく。
工場の「確かな設備」と、出張整備の「柔軟な対応力」。この二つの現場を往復することで、どんな車でも、どんな場所でも直せる整備士を目指せる。それが、今の僕が描いているステップアップの形です。
「プロの距離感」で仕事に集中できる心地よさ
僕はどちらかというと、一人で作業に没頭したいタイプ。整備業界は多様な職人気質の方が集まる世界なので、時にはコミュニケーションに気を遣う場面もあります。
しかし、スポットバイトという形なら同じ現場に毎日行くわけではないので「プロとしての距離感」を保ちながら、目の前の作業に100%集中できます。
人間関係に縛られすぎず、自分の技術を正当に評価してもらい、時間内できっちり稼ぐ。この効率的な働き方は、今の自分に非常に合っていると感じています。
僕にとって大切なのは、納得できる「時間」と「報酬」をしっかり確保すること。
極論を言えば、条件さえ合えば毎日スポット工場バイトの現場に入ってもいいと思っているくらいです。
これから副業を考えている整備士へ
今の収入に物足りなさを感じていて、もう少し稼ぎたい、副業を始めたいと思っているなら、セイビーを選択肢に入れてみてもいいと思います。
スポット工場バイトは、自分の車も工具も要りません。電車で行けて、現場の設備を借りて、自分の技術を形にするだけ。これほど手軽に始められる副業は、他にはあまりないはずです。
整備士としての経験があるなら、外の世界で自分の技術が通用することを実感し、スキルと収入の両方を伸ばす手段として十分に有効だと思いますので一度話を聞いてみたらいいと思います。
この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
渋谷メカの言葉から見えてきたのは、出張整備とスポット工場バイト、それぞれのメリットを最大限に活かす「ハイブリッドな働き方」です。
実際、渋谷メカを受け入れた工場の皆さんからは、非常にポジティブなフィードバックが届いています。
「若くて非常に素直」「黙々と作業に集中してくれるので助かる」。そんな現場からのリアルな評価こそが、彼がどの工場でも歓迎されている何よりの証拠です。
「知らない工場に行くのは怖い」「高いコミュニケーション能力が必要なのでは?」
と躊躇している方も、どうぞ安心してください。
現場で何より求められ、評価されるのは、目の前の作業に真摯に向き合う「あなた自身の技術」と「誠実さ」そのものです。
道具や車の有無は、もうハードルではありません。
あなたのその技術を、もっと自由に、もっと高く評価される場所へ。セイビーは、整備士の新しいステージへの挑戦を全力で応援しています。
渋谷メカ、貴重なお話をありがとうございました!
これからも、セイビーを共に盛り上げていただけることを楽しみにしています!
セイビーは全国で整備士を募集しています!
詳細は下記のボタンからご覧ください。
ご応募お待ちしております!