洗車をして車をキレイにしたけど、何か物足りない。やっぱりワックスをかけて、より輝きを出したいと思う方も多いかと思います。
そんな時、こんな悩みはありませんか?
- どんなワックスをかければいいの?
- ワックス買ったけどどうやってかければ良いの?
そこで、今回の記事ではワックスの種類と正しいワックスのかけ方を解説し、整備士がおすすめするワックスも紹介いたします。
目次
ワックスをしないとどうなる?
自分の愛車をカーシャンプー等で洗車した後、ワックスまでかけているでしょうか?
カーシャンプー後にワックスなどでしっかり車を保護してあげないと、ボディの塗装が紫外線によってダメージを受けてしまいます。
正直なところ、ワックスがけをするのは面倒で手間の掛かる作業です。しかしながらワックスがけをしないと、後々車のボディにダメージが蓄積して色褪せたりと、車本来の輝きを失ってしまうためワックスがけはしたほうが良いです。
また、毎回ワックスをかけるのが面倒な方は、コーティングを施工するとワックスをかけなくてもコーティングがボディ表面を保護してくれるので、キレイなまま車に乗り続けることが出来ます。
ワックスのメリット
ワックスをかけるメリットは大きく3つあります。
- ボディ表面を紫外線から保護できる
- 車がキレイに見える
- 撥水効果で汚れの付着を防げる
ワックスがけは大変な作業ですが、ワックスをかけることでこれらのメリットがあります。
特に紫外線からボディ表面を保護するのは大切なことなので、愛車をキレイにずっと乗りたい方はぜひワックスをかける様にしましょう。
コーティングの効果
コーティングの効果は2つあります。
- 洗車の手間が省ける
- 車が常にキレイに見える
コーティングはボディの表面に強く結びつき、ワックスより効果が持続します。
そのため、常にワックスがついているかの様に車がキレイに見えたり、撥水効果がコーティング自体にあるため汚れがつきにくく、洗車の手間が大幅に省けます。
ワックスは定期的に掛ける必要がありますが、コーティングは一度施工すれば長い間効果が持続します。
そのため、毎回の洗車時にワックスを施工するのが手間だと感じる方は、一度コーティングを施工してみるのをオススメします。
ワックスの種類
ワックスの種類は4つあります。
- 固形ワックス
- スプレー(液体)タイプ
- 半練りワックス
- クリームタイプ
これらにはそれぞれ特徴があるので、ここではワックスの種類ごとに解説していきます。
固形ワックス
固形ワックスはシリコンタイプなどがありますが、高級ワックスの多くに使われている素材に「カルバナロウ」というものがあります。
多くの固形ワックスは車の塗装面保護とボディの艶出しに使われていて、他のワックスと比べると艶や保護性能が高いのが特徴です。
ですが、施工面の難しさや効果の持続が短いため、こまめに洗車する方や完璧に車を仕上げたい方にオススメのワックスです。
スプレー(液体)タイプ
スプレータイプのワックスはシリコン系溶剤が主に使われていて、簡単に施工出来るのが特徴です。
主にボディの撥水性能を高める用途で使われていましたが、最近のスプレータイプのワックスはボディの艶出し性能も高まっており、人気のワックスタイプとなっています。
他のワックスと比べ施工が圧倒的に簡単なので、ワックス掛けに時間を掛けれない方やお手軽に車を仕上げたい方にオススメのワックスタイプです。
半練りワックス
半練りタイプのワックスは固形ワックスと比べて柔らかく、施工も比較的簡単です。
イメージとしては施工が簡単なスプレー(液体)ワックスと固形ワックスの中間の立ち位置にあるのが半練りワックスです。
2つのいいとこ取りをしているバランスの良いワックスですが、スプレータイプより施工が難しいため、車を大切に保護したいけど固形ワックスは面倒な方やスプレーワックスよりワンランク上のワックスを使いたいという方にオススメです。
クリームタイプ
クリームタイプのワックスは固形ワックスの施工が難しいという悩みから生まれたワックスです。
スプレー・液体ワックスとは違い、固形ワックスをベースにクリーム状にしたものが多く、艶やボディの保護に役立ちます。
固形ワックスと同じような効果が得られて、なおかつ施工が簡単なのでプロの現場でも使われ始めています。
ただ、他のワックスと比べて少し値段が高い傾向にあるので、その部分は注意が必要です。
ガラスコーティング剤はいい?
ガラスコーティング剤を使用して、車を保護するのは大変オススメです。
ですが、施工が難しい・手間が掛かるというデメリットもあります。
そもそもガラスコーティング剤とは、プロが施工しているようなガラスコーティングを自宅で出来る様にした商品です。
実際内容物はプロが使用しているコーティング剤とあまり変わりはないですが、施工が難しく手間が大きくかかります。
またプロのように完璧を求めるのであれば、ボディ表面を磨いたり、風が入らないガレージのような環境で施工すると良いですが難易度が高いです。
それでも商品説明に沿って施工をすれば、ワックスより効果がありその効果も持続するため、DIYしてみたい方や、価格を抑えて洗車の手間を減らしたい方は施工してみると良いでしょう。
コーティング施工車にワックスは必要?
コーティング施工車にワックスは必要ありません。
というのも、既にコーティングがボディ表面に乗っかっている形なので、ワックスを掛けても意味が無いからです。
また、ワックスを掛けることで逆にコーティングにダメージを与えてしまう可能性もあるため、コーティング施工車にワックスはかけない方が良いでしょう。
ですが、コーティング施工してから数ヶ月も経つと「撥水能力が落ちてきた」「ボディの艶出しをしたい!」と思う方もいると思います。
そんなときはコーティングのメンテナンスをしましょう!
施工しているコーティングによりますが、ディーラーやコーティング専門店でコーティングをかけているのであれば、ほとんどでコーティングのメンテナンスメニューがあります。
多くのガラスコーティングには撥水効果や艶を復活させるメンテナンス剤があるので「撥水能力が落ちてきた」「ボディの艶出しをしたい!」と悩んでいる方は、メンテナンスをするのが良いでしょう。
おすすめのワックスのタイプは?
施工面や車の仕上がりの観点から、オススメのワックスはスプレータイプのワックスです。
固形ワックスや半練りワックスは仕上がりが良いのですが、日々の洗車で施工するとなると大きな手間になります。また、クリームタイプは少し値段が高い傾向があるので日々の洗車では多少負担になるかと思います。一方スプレー(液体)ワックスであれば、
- ボディの艶
- 塗装面の保護
- 撥水効果
など、施工が簡単であるにも関わらずワックスのメリットを最大限引き出すことが出来ます。
そのためスプレータイプのワックスが一番オススメです。
もちろん他のワックスも車にとって良い効果がたくさんあるので、色々なワックスを使用してみて自分にあったワックスを見つけるのも良いでしょう。
車のプロが教えるワックスのかけ方とコツ
ワックスのかけ方はタイプ・種類によって大きく異なります。
商品によって施工方法が大きく違いますが、基本的な正しい施工方法を知ることでワックスの効果を最大限活かすことが可能です。
そのためここでは洗車後と想定して、ワックスのかけ方とコツ、順番について解説していきます。
固形ワックスの場合のやり方
固形ワックスは、施工する手間が掛かるワックスですが施工手順は簡単です。
- 付属スポンジにワックスを取る
- ボディに塗る
- しばらく放置してボディと馴染ませる
- 拭き取る
たった4つの手順で施工が完了します。
ですが、固形ワックスは硬いので塗るのに手間がかかります。
そのため固形ワックスを塗り広げるときは「塗る範囲を区切る」必要があります。
スポンジで取る量にもよりますが、塗る範囲は50cm四方に区切ると塗り広げやすいです。
また塗り広げるときには円を描くように塗るのではなく「タテ方向に塗ってからヨコ方向に塗る」を繰り返すとムラ無く塗ることが出来ます。
ボディと馴染ませる工程は商品によって違いますが、塗り広げたワックスがある程度固まったのを目安に拭き取るとキレイに仕上がるので試してみてください。
スプレー(液体)ワックスの場合のやり方
スプレー(液体)ワックスの施工はそこまで手間がかかりません。
- ボディ表面にスプレーを吹く
- 濡れたクロスで塗り広げる
- 乾いたクロスで拭き上げ
多くの商品がこの手順で施工をします。
またスプレータイプは液体のワックスのため、洗車後の拭き上げをする前に施工する商品が多いです。
そのため洗車後の拭き上げ工程をカットして施工出来るので、他のワックスと比べて手間を掛けずに施工することが出来ます。
塗り広げ方は固形ワックスと同様に塗る範囲を区切ったり、タテ方向とヨコ方向に塗っていくのがよいですが、固形ワックスほど施工方法がシビアでも無いため、商品説明通りにやれば比較的簡単に施工出来るかと思います。
半練りワックスの場合のやり方
半練りワックスの施工方法は基本的には固形ワックスと同様で下記の手順です。
- 付属スポンジにワックスを取る
- ボディに塗る
- しばらく放置してボディと馴染ませる
- 拭き取る
半練りワックスと固形ワックスとではワックス自体の硬さが違うので、固形ワックスより塗り広げるのが簡単です。
ですがその分多くスポンジでワックスが取れてしまうため、1回につける量には気をつけましょう。
クリームタイプの場合のやり方
クリームタイプのワックスの施工手順もそこまで難しくありません。
- 濡れたクロスにワックスをつける
- ボディに塗り広げる
- しばらく放置してボディと馴染ませる
- 拭き取る
これらの手順で施工すれば、キレイに仕上がります。
固形ワックス・半練りワックスと比べて液体に近いので、塗り広げる作業は簡単かと思いますが、スプレー(液体)ワックスよりは広がらないのでその点は注意が必要です。
どれくらいの頻度でやればいい?
ワックスをかける頻度は洗車毎が理想です。(洗車頻度は1ヶ月に1回)
なぜならワックスはコーティングと比べて持続時間が短いため、1ヶ月も経てば撥水効果や艶が落ちてきてしまいます。
そのため洗車頻度と同じ頻度でワックスの施工をしたほうが良いのです。
ただどうしても手間がかけられない方もいるかと思います。
そのような方はコーティングを施工するか、最低でも2回に1回の洗車ではワックスがけをすると良いでしょう。
ワックスの選び方・種類
ワックスの正しい選び方として、種類を把握しましょう。
ワックスの種類には、以下のモノがあります。
- 固形ワックス
- 半練りワックス
- 液体ワックス
固形ワックスは艶出しとして使用されており、深い艶や光沢を出すのに向いています。
そのため、トレーニング効果はほぼありません。
半練りワックスは作業しやすく軽めの水アカなどを落とす効果ももっています。
ペースト状であるため、拭き取りなどが簡単にできます。
クリーナー成分が含まれているため、塗装中のダメージを考慮して使用しましょう。
液体ワックスは水分の含有量が多く、作業がしやすいです。
簡易コーティング剤を使用する感覚でワックスがけができます。
それぞれの特徴を理解しながら、自分の車に適したものを選択しましょう。
また。ボディカラー別にさまざまなワックスが販売されています。
車のカラーによって、傷の目立ちやすさや汚れやすさなど異なるため、自分のボディカラーに合ったワックスを選びましょう。
車のプロがおすすめするワックス3選
ここまでワックスの種類や掛け方について解説してきましたが「実際どのワックスを選べば良いの?」と思う人もいますよね。
そこで車のプロである整備士の私がオススメのワックスを紹介したいと思います!
プロスタッフ「CCウォーターゴールド 300ml マイクロファイバークロス付き」
洗車系ブランドのプロスタッフから出しているCCウォーターゴールドは、スプレータイプのワックスですがガラス系コーティング剤の成分が含まれており、従来のスプレーワックスより効果の持続が長いのが特徴の一つ。
また施工も洗車後拭き上げせずに出来るので、手間もかからずキレイな仕上がりになるためオススメのワックスです。
【商品URL】
プロスタッフ「CCウォーターゴールド 300ml マイクロファイバークロス付き」
シュアラスター「カーワックス マンハッタンゴールドワックス ジュニア」
シュアラスターから発売されているこの固形ワックスは、昔からプロの現場・車好きの中で使われてきた一品です。
他の固形ワックスより価格が高いのは、高級カルバナロウを主成分としているためです。
安い固形ワックスと比べると一発で分かるくらい艶が出るため、車を完璧に仕上げたい方にオススメのカーワックスになります。
【商品URL】
シュアラスター「カーワックス マンハッタンゴールドワックス ジュニア」
SOFT99 ( ソフト99 )「フクピカトリガー強力タイプ2.0 水なし洗車 ワックス プロ施工コーティング車対応」
ソフト99から出ているフクピカワックスは、水なしで洗車とワックスがけが出来る商品です。
洗車もワックスも手間だという人にオススメで、スプレータイプの中でも広範囲に液剤が噴霧出来るため、手間を極限まで掛けずに洗車とワックスがけが出来ます。
ただ、汚れが多い車などは傷つく恐れもあるので、その点は注意した方が良いです。
【商品URL】
SOFT99 ( ソフト99 )「フクピカトリガー強力タイプ2.0 水なし洗車 ワックス プロ施工コーティング車対応」