車に乗るユーザーなら誰もが洗車をすると思います。
そんな洗車ですが自分で手洗い洗車をする時、うまくできるか不安な方もいますよね。
間違った洗車方法で車を洗車すると、車を傷つけてしまう危険性があったり、水滴の跡などがついて逆に汚れてしまう恐れがあります。
そんな不安をなくすために、今回の記事では洗車時に気をつけるべき注意点や洗車時のコツについて詳しく解説していきます。
手洗い洗車がおすすめの理由
手洗い洗車では洗車機と違い人間の手で車を洗車するので、細かい部分まで洗うことができ、洗い残しがなくなります。
そのため車をより綺麗にすることが可能です。
もちろんその分手間もかかりますし、洗車道具や洗車場所の確保等やることはありますが、車を綺麗に乗り続けたい方は手洗い洗車をするのが良いでしょう。
また手洗い洗車では自分でカーシャンプーやカーワックス・簡易コーティング等を選べるので、自分の好みに合わせた仕上がりに出来るところも、手洗い洗車がおすすめな理由の1つです。
洗車機との違い
洗車機での洗車は手洗い洗車と違い、手間をかけずにラクに洗車をする事が出来ます。
ですが洗車機の洗車は、流しが不十分だったり洗車時に使用されるブラシなどによる洗車傷が発生する恐れがあります。
手洗い洗車では機械的な動きではなく、人間の手で洗車をしていくので、正しい方法で洗車をすれば洗車機で出来る洗車キズを抑えることができ、綺麗な仕上がりが期待出来るため手洗い洗車の方がおすすめです。
洗車するパーツの順番
車を手洗い洗車する時にどのパーツをどんな順番で洗車をするかが重要になってきます。
洗車するパーツには色々な順番がありますが、ここでは下回りから順番に洗っていく方法について、パーツ毎に解説していきます。
タイヤ
車を手洗い洗車するときはタイヤを先に洗うのがおすすめです。
なぜなら、タイヤは直接地面に接触ところなので、砂埃等が付着しています。
先にタイヤを洗うことで、砂埃を落とし、水が弾いた時や水が飛び跳ねた時にボディーやホイールに汚れが付着するのを防ぐことが可能です。
そのため先にタイヤから洗うことが手洗い洗車をする上で重要です
ホイール
ホイールはタイヤと一緒でも良いですが、タイヤを洗った後にホイルを洗うと尚良いです。
タイヤ部分でも解説しましたが、タイヤには砂埃がたくさん付いているため、タイヤより先にホイールを洗ってしまうと、タイヤを洗う時にホイールにタイヤの汚れが付着してしまいます。
それを防ぐためにタイヤの後にホイールを洗うようにしましょう
ボディ
ボディを洗うのは一番最後です。
ボディーであればどこから洗っても良いという訳ではなく、ボディーは基本的に上から下に洗うのが1番効率がよく綺麗に仕上がります。
そのためドアパネルやバンパーから洗わずに、ルーフから洗うようにすると、上から下に汚れが落ちていくので、洗った部分に汚れが付着するのを防ぐことが可能です。
洗車の基本の手順
洗車の基本は「上から下」を意識することです。
次に紹介する洗車の基本手順ではこの「上から下」を意識して作業すると、車がキレイに仕上がるので参考にしてみてください。
流す
まず洗車の一番最初の作業は「水で洗い流す」です。
一番初めに水でボディを洗い流すことにより、ボディに付着した砂埃や軽い汚れが流れます。
また最初にボディを洗い流すと汚れが落ちるため、次の工程でボディを傷つけることなく洗車することが可能です。
ボディを流す時には前述の通り「上から下」を意識しつつ、
- 断片的に水で流さない
- 水の流れを作るイメージ
- 水流でボディを洗い流すようにする
ようにすると良いでしょう。
洗う
ボディを水で洗い流したら、次はカーシャンプーでボディを洗う工程です。
まず、ボディを洗う前に泡を作る必要があります。作り方はバケツにカーシャンプーを入れてホースで水を入れれば泡がたつので、まず泡を作っておきましょう。
洗う順番は基本通りで「上から下」です。
- ルーフ
- ボンネット
- ドアパネル
- バンパー
という風に上から順番に洗うのが効率が良く車をキレイに洗うことが出来ます。
拭く
拭き上げの工程はボディを洗い終わり、水で流した後の工程になります。
拭き上げにはマイクロファイバーや水の吸収性が良いセームなどを使用するようにしましょう。
マイクロファイバーやセームを使用すると、力を入れずにボディ表面を滑らせるような動きで水を吸水することが出来ます。この動きでボディの水を拭き上げると、ボディを傷つける心配が無いためおすすめです。
またボディを吹き上げる時に洗い残しや流し残しに気づくことができるので、もし吹き上げる時に気づいた場合は工程を戻ってでもやり直しましょう。ここで手を抜いてしまうと車がキレイに仕上がりません。
洗車のコツ
ここまで洗車の基本的な流れについて解説してきましたが、下記の4つのコツを意識することで、車を更にキレイに仕上げることが出来ます。
- スポンジを使い分ける
- クロスは2枚以上用意する
- タイヤ・ホイールを先に洗う
- ボディを洗う時は上から行う
これらの4つのコツはすでに解説しているものも含まれていますが、ここで更に詳しく解説していきます。
スポンジを使い分ける
車のボディを洗う際にはスポンジを使い分けるのがコツです。
タイヤやホイールを洗った後のスポンジでボディを洗ってしまうと、スポンジに付着した砂埃がボディについてしまい、更に汚れたり傷がついてしまう恐れがあります。
それを防ぐために、ボディを洗う箇所によってスポンジを使い分ける必要があるのです。
「タイヤとホイールを洗うスポンジ」と「ボディを洗う用のスポンジ」の最低2つを用意しておくと良いでしょう。
また自分の車が大きい方は、ルーフを洗う用にモップや柄付きのスポンジを用意しておくと効率的に洗車が行えるのでおすすめです。
クロスは2枚以上用意する
最低でも2枚はクロスを用意しておくのが洗車時のコツです。
これもスポンジ同様に拭き上げ部分ごとに違うクロスを用意しておくのが効果的で、最低でも下回り用とボディ用に分けておくと良いでしょう。
もっと用意出来る方は下回り用・ボディ用・ガラス用・車内用など複数持っておくと、よりキレイに自分の車を仕上げられるのでおすすめです。洗車をしていくうちに分かってくると思いますが、クロスはいくつあっても無駄にならないのでなるべく多く用意しておくと良いかと思います。
タイヤホイールを先に洗う
洗車するパーツの順番でも解説しましたが、タイヤ・ホイールはボディより先に洗うようにしましょう。
タイヤ・ホイールは砂埃や小石・ブレーキパッドの削り粉など、車のパーツで一番汚れている部分です。その汚れているパーツを最後に洗ってしまうと、水流しや洗っている最中に汚れが飛び散ってしまい、せっかく初めにキレイにしたボディを汚してしまう可能性があります。
それらの汚れの飛び散りやボディを再度洗う二度手間を避けるために、タイヤ・ホイールは先に洗うようにすると良いのです。
ボディを洗うときは上から行う
ボディを「上から下」に洗っていくというのも洗車の基本手順で解説しましたが、ボディを流す工程・洗う工程・拭き上げの工程、すべての工程でこの「上から下」を意識して洗車をするようにしてください。
というのも水や泡は上から下に流れていくため、下から流したり洗っていくと上を作業するときにまた下側に汚れが付着してしまいます。そうすると再度下側を作業することになり二度手間です。
二度三度同じことを繰り返していると、ボディに水の跡や泡の跡などがついてしまい洗車の意味が無くなってしまうことになりかねません。
手間だけでなく逆に車を汚してしまう恐れもあるため、洗車をする時は「上から下」を意識して効率的な洗車を心がけましょう。
洗車を行うときの注意点
洗車のコツや基本手順を抑えておけば車をキレイに洗うことが出来ます。
ですが洗車をするときの注意点を抑えておかないと、手順やコツを知っていても車をキレイにすることが出来ません。
そのため洗車を行う時は「天候」と「服装」の2つの注意点を抑えましょう
まず天候ですが、洗車するときのベストな天候は「風の無い曇りの日」です。
自分で洗車を行うタイミングとベストな天候が重なることはまれですが、最低でも直射日光が強い日や時間帯を避けるようにしましょう。
夏の暑い日や太陽が真上に来る時間帯は、洗車していても水が蒸発したり泡が乾いてしまう恐れがあります。水が蒸発すれば水跡になり、泡が乾いてしまうと汚れとなってしまうため、直射日光を避ける形で洗車を行うようにすると良いです。
また服装ですが、水が飛び跳ねたりすることもあるため汚れても良い服装で洗車をすることがおすすめです。
その時にネックレスや指輪などのアクセサリー類を外し、チャック付きのパーカーなどは避けると車のボディに傷がつく心配がなくなります。
もし指輪などが外せない場合はゴム手袋をしたりして、ボディに当たらない工夫をするようにしてください。
まとめ
今回の記事では洗車時のコツや基本的な洗車手順・注意点について解説していきました。
自分で行う手洗い洗車は道具を用意したり、場所の確保や時間と手間が掛かる点から面倒だと感じる方も多いです。
ですが洗車するときの流れや注意すべきポイントさえ抑えておけば効率的に自分の愛車をキレイにすることが出来るので、今回の記事を参考に自分の愛車をキレイに洗車してみてください!