洗車は気温が高すぎず、風のない昼間に行うことが適していると言われています。夜は汚れや拭き残しを見落としやすいため、洗車におすすめの時間帯とは言えません。
とはいえ、日中に時間が取れない・夜しか洗車ができないという方もいるでしょう。
そこで今回の記事では夜間に洗車をするメリット・デメリットから、どうしても暗くなった後の時間帯にしか洗車ができない方におすすめのライトをご紹介します。
夜に洗車をする注意点を知り、準備をしておけば、夜間の洗車でも車をキレイにすることができますので、ぜひ参考にしてください。
夜間での洗車のメリット
可能であれば、日中にしてほしい洗車ですが、夜間に洗車を行うことで得られるメリットもあります。
夜間に洗車をするメリットとして考えられるのは、次の2つです。
- 日焼けや熱中症予防になる
- 水の乾きが遅い
暑い夏の季節には昼間に洗車をすることで、人やボディに悪影響を及ぼすことがあります。日中は気温が高くても、日が落ちた後の夜間であれば人への負担もボディへの負担も減らすことが可能です。
日焼けや熱中症予防になる
夜間に洗車をする大きなメリットは、夏でも日焼けや熱中症の心配が少ないという点にあります。
洗車は隅々までキレイにしようとすると数時間かかってしまうことも少なくありません。真夏の長時間の作業は作業者にとっても大きな負担となりますが、気温が下がる夜であれば体に与える影響を減らすことが可能です。
また日焼けをしてしまうのは人だけではありません。日差しが強い日に洗車をすると、ボディについた水滴がレンズ代わりとなり光を集めることで「ウォータースポット」という跡が車体に残ってしまうことがあります。
ウォータースポットは単なる汚れではなく、ボディが浸食された状態です。そのため車を洗うだけでは落とすことができず、除去するにはワックスや研磨剤でボディ表面を削り取らなければいけません。
このように気温が高い日中の洗車は、人にも車にも悪影響を与えます。夜間であれば真夏でも日焼けや熱中症のリスクが低くなるため、季節によっては夜間に洗車を行っても良いでしょう。
水の乾きが遅い
「洗車中に水が乾いてしまい、シャンプーや水の跡が残ってしまった」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
特に気温が高い日には、何度水をかけてもすぐに乾いてしまいます。
ボディについた水滴を拭き上げる前に水分が乾いてしまうと、洗車汚れやキズの原因となる危険性も。夏の季節には、水が乾いてしまう前に素早く洗車を完了させる必要があります。
しかし、夜間であれば夏でも日中ほど気温があがる心配がありません。水が乾く前にしっかりと拭き上げをすれば水垢も残りませんので、洗車後のボディをキレイに保つことが可能です。
夜の洗車のデメリット
気温や日差しを気にしなくて良い夜間の洗車は、特に夏の季節にメリットがありますが、注意しなければいけない点もあります。
夜の洗車のデメリットは次の2つです。
- 洗い残し、拭き残しの可能性がある
- 夜露が発生する
どうしても夜間にしか洗車ができない方は、デメリットを把握した上で洗車をするようにしましょう。
洗い残し、拭き残しの可能性がある
夜間に洗車をすると、周囲が暗いため汚れや水滴を見落としやすいというデメリットがあります。夜の洗車で隅々までキレイにしたつもりでも、翌朝車を見たらあちこちに洗車跡が残ってしまっていたということも少なくありません。
またシャンプーを流し切れていないこともあります。きちんと洗剤を落とし切れていないと、見栄えが悪いだけでなく、再付着した汚れがボディとこすれることで、洗車傷がつく原因になる可能性もあります。
そのため夜間に洗車をするのであれば、ライトを使用するなどの対策を行い、日中よりも注意深く作業をする必要があります。
夜露が発生する
夜露は、空気中に含まれる水分が冷やされることで物に付着する露のことです。日中よりも気温が下がる夜には、1年中夜露が発生する可能性があります。
夜露が発生しやすい夜間に洗車をすると、せっかくキレイに水分を拭きとったとしても、ボディが濡れてしまい、それが乾くことで跡が残ってしまうことも。そのため洗車後のボディをキレイに保ちたいのであれば、夜間の作業は避けたほうが良いでしょう。
自宅とガソリンスタンドどちらがいい?
夜間に洗車をするのであれば、照明設備が整ったガソリンスタンドで洗車をしたほうが良いでしょう。夜でも明るい作業スペースを確保することができれば、洗い残しの心配も少なくなります。
とはいえ、夜間に洗車ができるガソリンスタンドが近くにないという方もいるでしょう。
夜間に自宅で洗車をする必要がある方は、洗車用にライトを用意することをおすすめします。
洗車するのにベストな時間帯は?
洗車に適した時間帯は、気温が低く日差しも強くない朝方から昼前です。周囲が明るく、気温が上がり切っていない時間帯に作業をすることをおすすめします。
気温が下がってくる夕方ごろに洗車をしても問題はありませんが、時間帯によっては徐々に周囲が暗くなり、日が出ている時間帯に作業が終わらない可能性があります。
その可能性をなくすためにも、洗車するのは朝方から昼頃の時間帯が良いでしょう。
夜中に洗車をするときの注意点
夜間の洗車はメリットもありますが、周囲が暗く隅々までキレイにすることが難しいためおすすめはできません。
それでも夜間に洗車をする場合には以下の注意点を守って洗車を行ってください。
自宅の場合
自宅で夜間に洗車をする場合には、普段よりも注意深く洗い残しがないかを確認しましょう。
汚れが流し切れていない状態でこすり洗いをすれば、汚れとボディがこすれ、キズの原因となる可能性があります。
ガソリンスタンドの場合
ガソリンスタンドでは、夜間でも作業スペースが明るく照らされているため、洗い残しは少ないでしょう。しかし光に虫が集まり安くなるため、せっかくキレイにしてもすぐに汚れてしまう可能性があります。
また24時間営業のガソリンスタンドでも、夜間は洗車機や洗車場の利用ができないことも。そのため洗車ができるかどうかをあらかじめ確認しておく必要があります。
季節や天候
夜間に洗車をするのであれば、季節や天候にも注意を払う必要があります。
次のような場合は夜間の洗車を避けた方がいいでしょう。
- 冬
- 気温が特に低いとき
冬の夜は日中以上に気温が下がり、洗車中に水分が凍ってしまう可能性があります。
凍ったまま洗車を続ければ洗車キズの原因となることもあります。凍結の可能性があるような季節や天候の場合は、洗車をおすすめできません。
夜の洗車におすすめのライト5選
夜は暗く洗車をする手元が見えにくいため、ライトを用意する必要があります。
洗車時に使うライトは、水がかかることを考え、防水仕様の作業の邪魔にならないものがおすすめです。
ここからは洗車におすすめのライトを5つご紹介します。
MEIKEE「爆光LED投光器」
MEIKEEの「爆光LED投光器」はその名の通り、高輝度の作業用ライトです。
3.5mのコンセントがついているため、充電の必要がなく、洗車中にライトが切れてしまう心配がありません。
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MEIKEE「爆光LED投光器」
AuKing「LED投光器 充電式作業灯 30W」
AuKing「LED投光器 充電式作業灯 30W」はモバイルバッテリー付きのライトです。防水・防塵仕様なので、屋外でも安心して使うことができます。
また、製品裏面には強力な磁石がついているため、洗車スペースに金属があれば、簡単に取り付けることが可能です。
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AuKing「LED投光器 充電式作業灯 30W」
WAKYME「ワークライト」
WAKYME「ワークライト」はUSBポートが搭載されたライトです。広い範囲を照らしてくれるため、夜間の洗車もやりやすいでしょう。
また非常時にはモバイルバッテリーとしても利用できますので、洗車用だけでなく、非常時にも活躍する商品です。
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WAKYME「ワークライト」
高儀「クリップライト100W」
高儀「クリップライト100W」はクリップ付きの作業用ライトです。
1,000円を切る価格設定なので、複数購入していくつかの角度から車を洗車すれば、夜間の洗車効率も上がるでしょう。
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高儀「クリップライト100W」
Helius「LEDヘッドライト」
Helius「LEDヘッドライト」は頭に取り付けるタイプのライトです。
地面に置いたり、クリップで挟むタイプのライトだと、移動するたびに照らす場所を変更しなければいけませんが、このライトならその必要がありません。
【商品リンク】
Helius「LEDヘッドライト」
まとめ
夜間の洗車は、せっかく車をキレイにしても汚れが残ってしまうことが多いため、おすすめはできません。
ボディをキレイに保つためにも、出来るだけ日差しが弱い曇りの日の、朝方から昼前頃に行うようにしてください。
しかし「どうしても時間が取れない」という方もいるでしょう。夜間に洗車をする必要がある方は、夜に洗車をするデメリットを理解したうえで、ライトなどを事前に用意してから作業をすることをおすすめします。