カー用品店の洗車コーナーに行くと洗車用モップだけでも何種類もの商品があり、どれを選んで良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「車をきれいに保ちたい!」という方に向けて、洗車モップの選び方から素材の特徴、おすすめグッズまで詳しくご紹介します。
ぜひ車に優しい洗車をはじめる参考にしてください。
抑えておきたい!洗車モップの選び方
車の洗車モップは、サイズや素材が異なる様々な商品が販売されています。
それぞれ用途が異なりますので、洗車用モップの特徴と選び方を抑えることで、洗車傷を防ぎながら車のキレイを保ちましょう。
パーツに合わせた大きさを選ぶ
洗車をする際には、1つのモップではなくパーツに合わせたものを用意するのがおすすめです。
ボディなど範囲が広い場所を洗う際には、握りやすく広範囲を洗える手のひらサイズの商品が適しているように、手の届かない天井部分には柄付きのモップが最適です。
ドアノブやサイドミラーなど、隙間に汚れが残りやすいパーツを洗うときには、小さなサイズのものを使った方が、汚れをきれいに落とすことができるでしょう。
用途に合わせた素材を選ぶ
洗車用モップはサイズだけでなく、使われている素材も異なります。
車のボディに傷をつけず洗車をするためには、用途に合わせたものを使用することが大切です。
ここからは洗車用モップに使用されている素材とその特徴をご紹介します。
ウレタン
ウレタンは、コストパフォーマンスに優れ、ふわふわと弾力があるのが特徴で、一般家庭でも食器洗い用スポンジとしてよく使用されています。
ウレタンは、硬さによって「高密度ウレタン」、「中密度ウレタン」、「ソフトウレタン」に分けられ、洗車に利用するのであれば繊維でボディに傷をつけないように、柔らかい中密度ウレタンやソフトウレタンの使用がおすすめです。
洗車用としても多くの種類が販売されているウレタンですが、汚れが落ちやすいというメリットの一方で、繊維に汚れが入り込みやすいというデメリットがあります。
砂やほこりを巻き込んだまま使用すると、洗車傷の原因となりますので、定期的に交換するようにしましょう。
ムートン
ムートンは羊の毛皮から作られたもので、柔らかい肌触りと繊細な泡立ちが特徴です。
洗車専門店などプロもよく使用する素材で、洗車傷を付けず優しく車を洗いあげることができます。
洗車用としては手にはめて使用するグローブタイプが主流です。
ただし羊の毛皮を利用しているため、他の素材と比べ価格帯は高く、繊維が絡まりやすいため洗車後にはムートンをしっかり手入れしておく必要があります。
マイクロファイバー
マイクロファイバーは合成繊維の一種で繊維が細かく、柔らかい肌触りが特徴です。
洗車モップによく使用されている素材で、細かい繊維の隙間に汚れを吸着させるため、軽い力でボディをキレイにすることができます。
マイクロファイバーは吸水性にも優れており、洗車後の拭き上げにも適していますが、繊維の先端が細くなっているため、強くこすると洗車傷の原因となることもあります。
そのためマイクロファイバーを使用するときは、優しく表面をなでるように洗い上げるようにしましょう。
セルロース
セルロースは植物の繊維でできた天然素材です。
吸水力に優れており、水分を含んで柔らかくなるのが特徴で、シャンプー時にも、拭き上げ時にも使用することができます。
セルロースを使用する場合は、しっかりと水分を含ませてから洗車をはじめましょう。
乾燥した状態のセルロースは素材が硬いため、そのまま洗車を行えば、洗車傷の原因となる可能性があります。
PVA
PVAはポリビニルアルコールの略で、吸水性に優れ、洗車後の拭き取り用としてもよく使用されている素材です。
乾燥時は硬いPVAですが、水につけることで弾力があり柔らかい触り心地になります。
水分をしっかり保持し、流れ出にくいという特徴もありますので、洗車に適した素材と言えるでしょう。
使い勝手を重視して選ぶ
最近では、使い勝手の良い洗車モップも多く販売されています。
様々な機能が搭載された洗車グッズを使えば、洗車にかかる時間を短縮することも可能です。
ぜひ自分に合った洗車グッズを見つける参考にしてください。
便利な「二層タイプ」
車に優しい洗車をするなら、洗う場所によって使い分けたいところですが、何種類も用意するのは手間や費用がかかります。
そのため手軽に洗車をはじめたい方には、異なる二つの素材を合わせた二層タイプがおすすめです。
二層タイプのモップには、硬めの素材と柔らかい素材が採用されていることが多く、1つのモップを用意するだけで、ボディは柔らかい面、汚れがひどい場所は硬い面と使い分けることができます。
屋根も楽々届く「柄付き」
洗車の際、屋根に手が届かず隅々まできれいにするのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
手の届かない場所を洗う場合は、柄付きモップがおすすめです。柄の部分が伸縮するものも販売されているため、保管にも困りません。
手のひらで加減できる「グローブ(ミット)」
手にはめて洗車をするグローブタイプもおすすめです。グローブタイプの洗車グッズには柔らかい素材が使用されているものが多く、手で力加減を調節しながらボディに優しい洗車をすることができます。
おすすめの洗車モップ10選
ここまで洗車モップの素材について解説してきましたが、具体的にどんな商品を選べば良いのでしょうか。
ここからは現在販売されている洗車モップから、おすすめ商品10個を紹介いたします。
アイオン(AION)「洗車スポンジモップ」
コーティング施工車におすすめな洗車用モップです。
モップのヘッドであるスポンジ部分がPVA素材のため、たっぷりの水でボディを洗うことが出来るのでボディへの傷を最小限に抑えることが可能です。
【商品URL】
アイオン(AION)「洗車スポンジモップ」
Achort「洗車セット3点(洗車モップ2、 洗車タオル)」
洗車モップが2つと洗車タオルがついてくるコスパの良い洗車モップです。
手持ちサイズが大小あるので、ボディの色々な部分で活用することが出来ます。
【商品URL】
Achort「洗車セット3点(洗車モップ2、 洗車タオル)」
WAKO「柄付洗車スポンジDX」
WAKOは洗車スポンジでもコスパが良い商品を出していますが、柄付きの洗車モップでも同様の商品を出しています。
手持ちサイズの中では1番コスパの良い商品なので、価格を気にせず使えるのでおすすめの商品です。
【商品URL】
WAKO「柄付洗車スポンジDX」
Meirun「360度回転洗車用モップ 」
モップ部分が360度回る商品で使い勝手に優れています。
長さも申し分ないので、車のルーフを洗う時に重宝する一品です。
【商品URL】
Meirun「 360度回転洗車用モップ 」
ソフト99(SOFT99)「洗車スポンジ リッチ&ソフトグリップ」
お手軽サイズの洗車モップの中では1番スポンジが柔らかく、ボディに配慮している商品です。
コーティング被膜に優しい設計なので、コーティング施工車におすすめです。
【商品URL】
ソフト99(SOFT99)「洗車スポンジ リッチ&ソフトグリップ」
Zukida「ウインドウモップ」
車のウィンドウ用の洗車モップです。
内窓にも使用できるので窓全般に活用することが出来ます。またマイクロファイバーなのでボディの洗いや拭き上げでも役に立つ一品です。
【商品URL】
Zukida「ウインドウモップ」
DAMAO「洗車スポンジ 伸縮式」
モップと柄を取り外すことができる洗車グッズです。
柄は66cmから92cmまで伸縮可能で、手の届かない高い場所も楽に洗うことができます。
【商品URL】
DAMAO「洗車スポンジ 伸縮式」
Soft99「ディグロス 神トレ ホイールスポンジ」
ホイールの洗浄に特化した洗車モップです。
ホイールは地面の汚れやブレーキダストが付きやすく、こびりついた汚れが取れなくなることも多いため、専用スポンジで細かい部分まできれいにしましょう。
【商品URL】
Soft99「ディグロス 神トレ ホイールスポンジ」
WillingHeart「ツーインワン 洗車モップ」
洗車モップの中でもトップクラスに長い商品です。長さ調節もできて使い勝手が良いため、洗車時に重宝します。
また、手を汚したくない方にもおすすめの商品です。
【商品URL】
WillingHeart「ツーインワン 洗車モップ」
Wilson 「泡立ちソフトスポンジ」
柄付きスポンジモップで車のルーフを洗うための最適な作りになっている商品です。
縦長なスポンジのため、大きな車でも余すこと無く洗車することが出来ます。
【商品URL】
Wilson 「泡立ちソフトスポンジ」
洗車モップを使うときの注意点・ポイント
せっかく車をきれいにしようと洗車をしたのに、モップが原因でボディに傷をつけてしまうことがあります。
洗車時の注意点を守り、正しいモップの使い方をすることで愛車を洗車傷から守りましょう。
1つのモップで車体全体を洗うのは避けよう
車は足回りに砂や埃などの付着物がつきやすい傾向があります。
足回りを洗ったモップでボディを洗うと、巻き込んだ砂を擦り付け、洗車傷の原因となる可能性もあります。
そのため、汚れがつきやすいホイールやバンパーなどの傷がつきやすいボディでは洗車モップを変えるようにしましょう。
モップはこまめに買い替えよう
モップは車に付いた付着物を絡め取ることで汚れを落としています。
そのため洗車後のモップには、車についていた汚れが多く付着しており、そのまま次の洗車で使用することで傷の原因となる可能性があります。
少しでも汚れてきたと感じたら早めに買い替え、きれいなモップで洗車をすることがおすすめです。
もしもの時に役立つ!小キズは車用キズ消しに頼ろう
どれだけ気をつけて洗車をしていても、車にキズがついてしまうことがあります。
そんな時は車用のキズ消しワックスやクリーナーを使用しましょう。
洗車傷や小さなキズであれば、自宅でできるキズ消しで見た目をきれいにすることが可能です。
ただし、キズ消し剤には研磨剤が含まれており、使いすぎると塗装を痛める原因になることがあります。
そのため小さなキズや範囲の狭いキズに限り使用することがおすすめです。
まとめ
何種類もの商品が販売されている洗車モップですが、それぞれ用途が異なり車に優しい洗車をするには使い分けをする必要があります。
モップに使用されている素材の特徴や、適した使い方を知ることで洗車傷から車を守りましょう。