初めて洗車を行う場合、クロスの種類が多くどれを選べば良いかわかりにくいのではないでしょうか。
この記事では各クロスの特徴比較やお手入れの仕方、洗車時にきれいに仕上げるコツを紹介しています。
さらに、各種類おすすめの洗車クロスを15品紹介しますので購入時の参考にしてみてください。
洗車クロスとは?使い方のポイント
洗車をする際に覚えておきたい洗車クロスの種類や使い分けについてお伝えします!
普通のタオルはNG
普通のタオルの使用は洗車には不向きと言えます。
毛が抜けやすくボディに残ってしまったり、洗車クロスに比べ吸水性が悪く水分が拭き取りにくいためです。
ご家庭にプレゼントや引き出物でもらったタオルが多く余っていても、洗車には使用しないようにしましょう。
ボディ用とホイール用で使い分ける
洗車クロスに関して最も重要と言えるのがボディ用とホイール用での「使い分け」です。
ホイールには地面から舞い上がった土や鉄粉、ブレーキダストなど頑固な汚れが付着しています。
これらの汚れは粒子が粗くボディに付着すると大きなキズになってしまいますので、洗車クロスは必ず使い分けて使用しましょう。
2枚の洗車クロスを部分ごとに色で区別すると、混同せずに済むのでぜひ試してみてください。
クロスの種類で選ぶ
洗車用のクロスには
- マイクロファイバー
- PVA
- 綿
- セーム
などが存在し、水滴の吹き上げ以外にも内装や窓ガラスなど、色々な使い方ができます。
例えば柔らかく肌触りの良いセームは本革シートにも使用できる、といった具合です。
次のセクションで各クロスを詳しく解説しますので、使用目的をおさらいしておきましょう。
クロスの種類
クロスは大きく4種類に分類されます。
各特徴や洗濯方法を紹介しますので、自分の用途に合ったクロスを購入しましょう。
マイクロファイバー
マイクロファイバーとは、ナイロンとポリエステルで作られた合成繊維のことです。
繊維の表面がギザギザしていて隙間があり、吸水性と速乾性が高いのが特徴です。
内装のお手入れなど用途の幅も広く、商品数が多いため入手しやすいのもメリットと言えるでしょう。
使い方
マイクロファイバーは乾いていると吸水性が悪いため、水に濡らし強く絞ってから使います。
繊維の毛先が尖っていますので力を入れなくても水分や汚れを拭き取れます。
洗い方
中性洗剤を使ってカーシャンプーをよく洗い流してから陰干しで乾燥させましょう。
洗濯機を使用する場合はネットに入れ、乾燥機の使用は控えてください。
選び方
洗車キズの出にくい柔らかい素材を選びましょう。
あまりに安価な商品は素材が固いものが多く、数回洗濯しただけでごわごわしてしまい水を吸わなくなってしまいます。
PVA
PVAはクラレパボールを原料にした薄いスポンジのような素材で、吸水性が非常に高いのが特徴です。
繊維が抜けにくくボディにキズがつきにくいのも嬉しいポイントと言えます。
使い方
水分を一気に吸い上げるため乾いた状態で使用し、やさしく磨くだけで効果が発揮されます。
洗い方
手洗いでも洗濯機にも使えますが、乾燥機は寿命を早めてしまいます。
乾燥後は非常に硬くなるので均一に形を整えてから陰干ししてください。
選び方
粗悪品ですとPVAのストロングポイントである吸水性が活かせません。
口コミやここで紹介する商品を参考に吸水性に優れる商品を購入しましょう。
綿素材
綿100%のクロスは主にガソリンスタンドで使われています。
紹介する素材の中で最も安く購入できますが、繊維が太く吸水性が良いとは言えないでしょう。
使い方
ガソリンスタンド同様窓拭きに使うのに適していますが、毛先が硬いためゴシゴシ磨くのは厳禁です。
洗い方
中性洗剤で汚れをしっかり落とし、陰干しします。
毛が抜けやすいので洗濯機の使用は控えてください。
選び方
綿素材は柔らかいものを選び、少しでも塗装面への負担を減らす工夫が大切です。
劣化が早く短いスパンで切り替えると、綺麗な状態で使いやすいのはメリットと言えるかもしれません。
セーム皮
セーム革はカモシカの毛皮を油でなめした素材のことです。
毛先が柔らかくボディへの負担が少ないことから洗車・コーティング専門店で使われることもあります。
セームは天然と人工がありますが、より使い勝手を重視した人工セームのラインナップが増えてきています。
使い方
水で濡らして軽く絞ってから使用します。
吸収した水分は絞るだけで吸水力が復活するので、作業効率が高いクロスと言えます。
洗い方
中性洗剤で汚れを落としてから陰干しします。
表面は繊細な生地ですので洗濯機を使用する場合はネットに入れ、乾燥機の使用は避けましょう。
天然セームを洗う場合は洗濯機を使わず陰干ししてください。
選び方
天然セームは毛先が柔らかくボディにやさしい反面、水を含むとぬめりが発生します。
ぬめりが気になる方は人工セームを選択してください。
水拭き用と乾拭きの用の違い
洗車クロスには水拭き用に使えるものと乾拭き用に使う商品があります。
ここでは水拭き用と乾拭き用の用途の違いと使用時のポイントを紹介します。
水拭き
水拭きが洗車時における基本形となります。
クロスがたくさん水を含んだらよく絞って、拭き取り作業を繰り返しましょう。
クロスが汚れたらきれいな面に折り返すと仕上がりがより美しくなるのでおすすめです。
乾拭き
乾拭きはコーティング施工車の仕上げや、水拭きで取りきれなかった水分を吸水するのに適しています。
こちらもクロスを折りたたみつつ常にきれいな面で仕上げていきましょう。
洗車用クロスのおすすめ商品15選をご紹介
ここまで洗車用クロスの種類や使い方について解説してきましたが、実際にどんな洗車クロスを使用すれば良いか分からないですよね。
そのためここでは厳選した洗車クロスを15商品紹介します!
1.シュアラスター「マイクロファイバークロス 拭き取り・仕上げ用万能クロス」
厚みがあり柔らかく、超極細繊維でボディにもやさしい万能クロスです。
コーティングから水垢除去、内装までと幅広く使え、水拭きと乾拭きどちらにも対応しています。
耐久性も高く何度でも使えるのも大きなメリットです。
【商品URL】
シュアラスター「マイクロファイバークロス 拭き取り・仕上げ用万能クロス」
2.AutoGo「マイクロファイバークロス 吸水 速乾 40CM*40CM 4色【8枚入】 」
厚さ0.2cm、40×40cmサイズでお得な8枚セットのマイクロファイバークロスです。
髪の毛の100分の1以下の超極細繊維で汚れや水分をしっかりと取り込みます。
糸くずやかすが残りにくく、塗装やコーティングを傷つける心配もありませんので「愛車を傷つけずキレイにしたい方におススメです。
【商品URL】
AutoGo「マイクロファイバークロス 吸水 速乾 40CM*40CM 4色【8枚入】
3.カークランド「マイクロファイバータオル 36枚 713160」
コストコのプライベートブランドから販売されているマイクロファイバータオル36枚セットです。
吸水性が高く、吹いた後に繊維ホコリが残らないため高い光沢に磨き上げることができます。
36枚も入っているため内装や窓ガラスなど用途の幅が広がりそうです。
【商品URL】
カークランド「マイクロファイバータオル 36枚 713160」
4.レック「激落ちクロス お徳用5枚入」
車内のお手入れに重宝する洗剤なしで汚れが落とせる万能クロスです。
激落ちくんシリーズのクロスで、繊維のサイズは髪の毛の100分の1以下となっています。
ゴシゴシせずにカーナビやダッシュボードの汚れを落とせるので、車内に常備しておきたいアイテムです。
【商品URL】
レック「激落ちクロス お徳用5枚入」
5.SHSCLY「マイクロファイバー洗車タオル 超吸水クリーニング拭き上げ専用ドライヤー クロス 2枚入」
サイズ50×60cmの大判タオルです。
繊維が細かく吸水性に優れているため、投げかぶせて軽く引っ張るだけで車体やガラス、プラスチックの水分をふき取ることができます。
生地表面には糸くずが出にくいツイスト織りが採用されており、拭き取り後に糸くずやゴミが残りにくいのはもちろん、洗濯機の汚れや詰まりの心配もありません。
【商品URL】
SHSCLY「マイクロファイバー洗車タオル 超吸水クリーニング拭き上げ専用ドライヤー クロス 2枚入」
6.プロスタッフ「速吸水 モモンガクロス 1枚入 P166」
モモンガのように両手を広げて広範囲を拭き上げられるマイクロファイバークロスです。
三角ポケットのおかげでクロスのヨレが抑えられ、ムラがなく細かい箇所もきれいにできます。
軽自動車の洗車に適したサイズで、700mlもの水分を吸い上げることが可能です。
【商品URL】
プロスタッフ「速吸水 モモンガクロス 1枚入 P166」
7.シュアラスター「水滴拭き取りクロス 拭き取り用 高吸水 高排水 シャンプー後に最適 S-42」
「水滴拭き取りクロス」はPVAスポンジ素材で水が浸透しやすく、吸水性が抜群です。
耐久性に優れエンボス加工を施しているので、ボディにはり付きにくいのも特徴です。
ワックスやコーティング車にも使用でき、マイクロファイバーの繊維クズが気になる方には特におすすめです。
【商品URL】
シュアラスター「水滴拭き取りクロス 拭き取り用 高吸水 高排水 シャンプー後に最適 S-42」
8.アイオン「イエロー コーティング施工車用プレミアムセーム 911-Y」
690×430cmのラージサイズで時短洗車につながるPVAクロスです。
ボディの隙間に入った水分も吸い上げる吸水力で、ウォータースポットを防ぎやすく汚れの目立つ黒ボディ車への使用がおすすめです。
擦らずに吸水できキズ対策にもなるため、時間と手間が軽減できます。
【商品URL】
アイオン「イエロー コーティング施工車用プレミアムセーム 911-Y」
9.ワコー「スパプレミアム PVA拭き取りクロス CSPR-03 (1枚) 」
吸水力と拭き取り力を実現したPVC素材ハイブリットクロスです。
エンボス加工され先端の尖った繊維が細かい水滴を見逃さず、絞って何度でも使用できます。
ボディ用と窓ガラス用に2セット購入がおすすめです。
【商品URL】
ワコー「スパプレミアム PVA拭き取りクロス CSPR-03 (1枚) 」
10.BloomSesame「天然 セーム革 洗車 セームクロス 規則的な形 40cm×65cm 2枚」
貴重な天然セーム革を使用した洗車クロスです。
柔軟性や吸水性も文句なく、天然にありがちな野性的な匂いもありませんのでボディや内装はもちろん、美術品や工芸品といったお手入れにも使用できます。
厚みを持たせているので耐久性も高いでしょう。
【商品URL】
BloomSesame「天然 セーム革 洗車 セームクロス 規則的な形 40cm×65cm 2枚」
11.ソフト99「洗車タオル マイクロセーマ 04079」
表面は起毛仕上げでさらに特殊ウレタン加工を施しているので、本革に近い手触りと驚きの吸水力を誇っています。
乾いても硬くならず水で戻す手間はかかりませんが、使用時は少し水で濡らし摩擦を弱めましょう。
耐久性に優れるので、使用後のお手入れはこまめにやることが大切です。
【商品URL】
ソフト99「洗車タオル マイクロセーマ 04079」
12.アイオン「拭き取りクロス プラスセーヌ R イエロー」
プラスセーヌはポリエステル、PVAを主な原料にした洗車クロスです。
水分を含むと表面に独特な滑らかさをもち、洗車後の水滴を素早く吸収してくれます。
【商品URL】
アイオン「拭き取りクロス プラスセーヌ R イエロー」
13.FMS「セーム革 吸水、速乾、汚れ落とし!柔らかい・洗車傷防止」
厚さ2mmの特別な繊維構造で、普通のタオルに比べ抜群の吸水性を持ちます。
厚みがほぼ均一のため拭きムラになりにくく、手垢や油脂もきれいに除去できます。
洗濯機の使用も問題なく、専用ケースに少し湿らせた状態で保管しましょう。
【商品URL】
FMS「セーム革 吸水、速乾、汚れ落とし!柔らかい・洗車傷防止」
14.ソフト99「プレミアム吸水クロス 04183」
プロ施工のコーティング車にも対応したプレミアム吸水クロスです。
超高密度に繊維を目詰めし、優れた吸水性を持ち厚みがクッションの役割を果たしてくれます。
均一にカットされた毛先とあわせてボディへの負担を最小限に抑えています。
【商品URL】
ソフト99「プレミアム吸水クロス 04183」
15.ANOTHER DIMENSION「天然 セーム革 【大切な品のお手入れに】(約75×50cm)」
750×500cmの大型サイズの天然セームクロスです。
使いやすいサイズにカットしてもほつれや毛羽立ちが発生せず、用途に合わせやすいのもメリットです。
柔らかさと耐久性を両立し何度でも使えますが、もし匂いを気にする場合は中性洗剤で洗ってから使用しましょう。
【商品URL】
ANOTHER DIMENSION「天然 セーム革 【大切な品のお手入れに】(約75×50cm)」
きれいに!傷付けない!洗車後の拭き上げのコツ
クロス選び以上に大切なのが洗車後の拭き上げ方です。
ここでは洗車に関する疑問や対応方法を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
乾く前に素早く対応
ボディに残った水滴が乾いてしまうと頑固なウォータースポット(水垢)となってしまいます。
ボンネットやドアパネルなど部分ごとに素早く拭き上げることで、ウォータースポットの発生を抑えられますのでぜひお試しください。
拭く前に車を動かす
洗車後の吹き上げが面倒で車を走らせて乾燥させようと思われるかもしれませんが、効率が良い方法とは言えません。
なぜなら、走って乾かすためには相当な速度が必要なため、普通に走る速度程度では十分に乾燥させることが難しいからです。
車を動かすのではなく洗車クロスを使って水滴を拭き取りましょう。
一方向へ拭き上げる
洗車クロスの使い方は一方向へ吹き上げる動きが基本です。
水滴は上から下へ流れますので同じ方向で動かし、効率よく仕上げましょう。
まとめ
この記事では洗車クロスの特徴比較や洗濯方法、愛車をキズつけないためのポイントを紹介してきました。
洗車クロスには様々な種類や使い方があることがわかったかと思います。
洗車クロス毎の特徴を踏まえた上で自身の用途に合ったクロスを購入し、時短や洗車の効率化につなげていきましょう!