中古車購入の経験がある人は誰もが「欲しい車を見つけた時の興奮」と同時に「品質面に対する不安」を経験しているでしょう。中古車購入後に品質トラブルが発生し、多大なストレスを時間の浪費を経験した人も少なくありません。
正規ディーラーの中古車を購入するという選択肢もありますが、価格は割高となり、中古車を購入する旨味が薄れてしまいます。
この記事では、中古車購入にまつわるストレスを軽減し、時間を無駄にしない為にするべき3つのことについて纏めました。
1. 整備履歴を確認する
車には「点検記録簿(整備記録簿)」が備え付けられています。点検記録簿とは、12ヶ月点検や24ヶ月点検といった法定点検を行った際に、実施した整備内容やその時の車の状態を記した書類です。お医者さんのカルテと同じと考えていください。過去の点検・整備記録が記載されていますから、オイルなど消耗部品が適正に交換されていたかや、大きな故障や事故を経験していないかなどを知ることができます。
従い、記録簿は中古車の状態を確認する際の最も貴重なリソースの1つといえます。
一方で、記録簿が存在しない中古車も少なくありません。記録簿が無いからといって、ただちに、その車がダメかと言うと、必ずしもそうではありません。
点検記録簿(整備記録簿)が無い理由としては、以下が考えられます。
- 前所有者が紛失した
- 事故車や水没車であることを意図的に隠すために廃棄した
- メーター戻しを隠す
- 販売店が(悪意なく)記録簿があっても意味がないと判断し、廃棄した
前オーナーが適切に車のメンテナンスを行い、間に入っている中古車販売店が優良であれば、通常記録簿が無いことはなく、記録簿が無い中古車の購入を検討する際には、注意した方が無難です。
2. プロの整備士に現車を確認してもらう
安心して中古車を購入するためには、上述の点検記録簿を確認するだけでは不十分です。点検記録は、短くても1年以上前の記録であることが殆どで、購入時点の車の状態を正しく反映しているとまでは言えないからです。
購入時点の車の状態を正しく把握するためには、国家資格を有する整備士に現車の状態を確認してもらうことが一番です。整備士なら、整備工場にある設備がなくても、現地で最低限の項目(と言っても素人では到底できないこと、見逃してしまう点)を確認することができます。
実際に、整備士に付き添ってもらったことで、事故車(「修復歴無し」と表示されていても事故車は存在します。詳細は事故車と修復歴車は違う - 中古自動車購入の落し穴)を見抜いたり、不具合を発見したケース、前オーナーのメンテナンス不足を特定したことが多々あります。
Seibiiでは、国家資格を有する整備士がお客様と同行し、中古車の状態を確認するサービスを提供していますが、馴染みの整備士さんや、車に詳しい友人に付き添ってもらうだけでも、結果は大きく変わるでしょう。
実際に確認するべき事項は 中古車を購入する前に確認すべき13の項目
をご参照ください。
3. 価格交渉をする
購入を検討する車の「点検・整備記録」と「整備士に現在の車の状態」を確認してもらったら、それらの情報を基に価格交渉の準備をしましょう。
まず初めに、インターネットで同車種・同色・走行距離の車の市場価格を調べ、購入しようとしている車の価格が適正レンジかどうかを確認します。
次に、上述の「点検・整備記録」と「整備士による確認」の結果を基に、どのくらい値下げを実現できるか検討します。これは決して「クレーマー」や「嫌な客になれ」と言っているのではありません。
事実として、殆どの中古車販売店は、値段を高めに設定しています。また、整備メンテナンスが適正になされておらず、購入後に多額の整備費用の出費が見込まれる車を、知識が無いが為に、悪意なく割高に販売しているケースが多く見られます。これは、中古車販売業車は、取引のプロであっても、車の状態を確認するプロ、即ち、整備士では無いことに起因します。
上述の通り、整備履歴や整備士に確認してもらった事項を武器に、販売店と交渉し、適正な値下げを実現しましょう。
Seibiiの中古車購入前診断では、お客様が安心して中古車を選び、購入できるように、国家資格を有する整備士が、お客様に同行し、中古車の購入前診断を実施しています。客観的第三者としてお車の状態を確認いたします。
診断結果は以下の目的でご利用頂けます。
① 購入後に発生しうる整備、修理、故障のリスク把握
② 販売主と、購入価格のフェアな値下げ交渉材料
10万円単位での値下げを実現できることが多く、また、故障リスクを把握しない状態で購入した場合の事後の修理費用を考えると 大変お得且つ安心なサービスです。
ご不明点などございましたら、お気軽に、お問い合わせください!