万が一に備えて入る自動車保険は、なるべく安い保険料におさえたいと考える方も少なくありません。
しかし、価格ばかりを気にすると、保険に必要な補償が含まれていないケースもあります。
保険を選ぶときは、安さだけでなく補償内容や保険料の決まり方なども調べることが大切です。
また、割引を活用すれば、補償を充実させつつ保険料も安くおさえられるでしょう。
今回は、価格だけでなく、補償内容や利用できる割引なども考慮したおすすめの安い自動車保険をご紹介します。
安い自動車保険のおすすめランキングTOP10
安い自動車保険のなかでもおすすめの保険ランキングをご紹介します。
ランキングは、価格だけでなくサービスも考慮して選定しました。
- SBI損保(SBI損害保険株式会社)
- アクサダイレクト(アクサ損害保険株式会社)
- おとなの自動車保険(SOMPOダイレクト損害保険株式会社)
- ソニー損保(ソニー損害保険株式会社)
- &e(アンディー:イーデザイン損害保険株式会社)
- 強くてやさしいクルマの保険(三井ダイレクト損害保険株式会社)
- スーパー自動車保険(チューリッヒ保険会社)
- GK クルマの保険(三井住友海上火災保険株式会社)
- ドライブアシスト(楽天損害保険株式会社)
- THE クルマの保険(損害保険ジャパン株式会社)
1位:SBI損保(SBI損害保険株式会社)
等級や年齢区分、地域など7つの項目を基に保険料が決まるダイレクト型自動車保険です。
走行距離は過去1年間のもので、3,000km未満~1万5,000kmの5区分に分かれています。
当年度の走行距離が選択した区分を超えても、適用されるのは来年度からです。
SBI損保では以下の割引に対応しています。
- インターネット割引(新規・継続)
- 証券不発行割引
- ゴールド免許割引
- 新車割引
- セーフティ・サポートカー割引/ASV割引
補償は、対人・対物の基本補償のほかにも10種類の特約を柔軟に組み合わせられます。
ロードサービスの無料対応はレッカーやタイヤパンク、バッテリー上がりといった緊急対応のほか、帰宅や宿泊サービス、落輪引き上げなども可能です。
事故受け付けは24時間365日対応しています。
2位:アクサダイレクト(アクサ損害保険株式会社)
年間予想最大走行距離を含む8項目を基に保険料が決まるダイレクト型自動車保険です。
ゴールド免許や車の使用目的、地域など8項目を基に、ライフスタイルに応じて保険料を決定します。
走行距離は1,000km未満~2万km以上までの8区分です。
アクサダイレクトでは以下の割引に対応しています。
- インターネット割引(新規・継続)
- 無事故割引
- 20等級継続割引
- 子育て応援割引
- EV割引
- お客さまページ複数契約割引
- 複数所有新規割引
- ASV割引
対人・対物・自損事故などの基本補償のほか、災害時の車両全損一時金やファミリーバイクなどの10種類の特約があります。
また、ロードサービスが充実しており、4種18項目(一部利用条件あり)です。
事故は年中無休の対応で、事故相手との電話も任せられます。
3位:おとなの自動車保険(SOMPOダイレクト損害保険株式会社)
年齢や過去1年間の走行距離などを基に保険料が決まるダイレクト型自動車保険です。
走行距離は3,000km以下~1万5,000km超までの5区分に分かれています。
事故率が低い30~50代は、保険料も安く設定されている点が特徴です。
おとなの自動車保険では以下の割引に対応しています。
- インターネット割引(新規・継続)
- 早割(50日・30日)
- 自動ブレーキ(ASV)割引
- 電気・ハイブリッド車割引
- ゴールド免許割引
- おとなの2台目割引
補償内容は、基本補償が対人・対物補償、人身傷害、無保険車補償のほか、条件を満たせば他車運転時にも適用されます。
基本補償以外にも、選べる補償が13種類あるため、必要な補償に絞って契約できる点が魅力です。
事故を起こしたときは、ALSOK事故現場安心サポートにより現場でサポートしてもらえます。
4位:ソニー損保(ソニー損害保険株式会社)
予想年間走行距離や年齢条件などを基に保険料が決まるダイレクト型自動車保険です。
走行距離は3,000km以下~無制限までの7区分があります。
「こえても安心サービス」が適用されれば、契約距離区分を超えても差額を支払う必要はありません。
さらに、契約した区分よりも少なければ、翌年分の保険料から差額分が割り引かれます。
ソニー損保が対応している割引は以下の通りです。
- インターネット割引(新規・継続)
- 無事故割引
- 運転者限定割引
- くりこし割引
- ゴールド免許割引
- 新車割引
- 継続割引
- ASV割引
- 電気自動車割引
- 証券ペーパーレス割引
- セカンドカー割引
- マイページ新規申込割引
- 継続時複数契約割引
補償内容は、対人・対物補償や搭乗者、車に対する基本補償のほかに、4種類の特約があります。
ロードサービスは全国に1万ヶ所ある拠点から駆け付け、事故時にはセコムの緊急対処員が駆け付け、現場での対応が可能です。
5位:&e(アンディー:イーデザイン損害保険株式会社)
過去1年間の走行距離や補償される運転者の範囲など、8項目を基に保険料が決められるダイレクト型自動車保険です。
走行距離は3,000km以下~2万km超までの8区分に分かれています。
当年度の走行距離が区分より多くても変更手続きの必要はなく、契約更新時に変更すれば問題ありません。
&eが対応している割引は以下の通りです。
- インターネット割引(新規・継続)
- 新車割引
- ASV(自動ブレーキ)割引
- セカンドカー割引
- 紹介割引
補償は対人・対物補償を始めとする自動付帯補償が6種類、特約が13種類です。
レッカーや引き上げ・引き下ろしサービスなど6種類のロードサービスに対応しており、一部サービスを除いて利用回数に制限がありません。
また、事故の衝撃をスマートフォンが検知すると、アプリにより1タップで連絡が可能です。
セコム事故現場急行サービスにも対応しています。
6位:強くてやさしいクルマの保険(三井ダイレクト損害保険株式会社)
年間走行距離や使用目的など、主に6項目を基に保険料を決めるダイレクト型自動車保険です。
ライフスタイルの変化や保険に関する疑問点などの電話相談ができる「あなたのコンシェルジュ」サービスが利用できます。
強くてやさしいクルマの保険が対応している割引は以下の通りです。
- インターネット割引(新規・継続)
- eサービス(証券不発行)割引
- 継続割引
- 長期無事故割引
- 長期無事故割引プラス
- ゴールド免許割引
- 複数台割引
- ご紹介割引
- セカンドカー割引
- 新車割引
- ASV割引
事故以外にも、キー閉じこみやパンクなど、さまざまなトラブル時にも現場へ人員が来てくれます。
自力走行不能時は、宿泊費や帰宅費用も補償範囲です。
7位:スーパー自動車保険(チューリッヒ保険会社)
運転者の年齢や年間予定走行距離など、7項目から保険料を決めるダイレクト型自動車保険です。
走行距離は3,000km以下~1万5,000km超までの5区分があります。
スーパー自動車保険の対応割引は以下の通りです。
- インターネット割引(新規・継続)
- e証券割引
- 早期契約割引
- 新車割引
- エコカー割引
- 自動ブレーキ割引
なお、一般的なロードサービスのほか、レッカーの利用により旅行がキャンセルになったときのキャンセル費用や、ペットホテルの延長費用なども一定金額まで補償範囲です。
事故受け付けはインターネットでも対応しており、質問に回答後担当者から連絡が来ます。
電話での対応も可能です。
6種類の基本補償のほか、12種類のオプションも必要に応じて追加できます。
8位:GKクルマの保険(三井住友海上火災保険株式会社)
年間予想走行距離の申告なしで契約できる対面型自動車保険です。
年齢や車の型式などで保険料が決まります。
GKクルマの保険で利用できる割引は以下の通りです。
- ノンフリート多数割引
- ドラレコ割引(新規・継続)
- 1DAYマイレージ割引
- ゴールド免許割引
- 新車割引
- ASV割引
- ECOカー割引
また、ロードサービスではジャンピングやガソリン補給といった12の項目に対応しています。
事故時には弁護士や顧問医を含むお客様専任チームが事故対応を行い、相手との直接交渉も委任できる点が魅力です。
車両保険などの基本補償に加え、車内手荷物特約や日常生活での賠償 など、オプションの賠償も複数あります。
9位:ドライブアシスト(楽天損害保険株式会社)
走行距離や免許を基に保険料が決まるダイレクト型自動車保険です。
走行距離は1,000km以下~1万6,000km超の4区分に加え、初めての自動車保険のときは区分関係なく安い料金で設定されています。
楽天ポイントをためたり使ったりできる点が特徴です。
ドライブアシストでは以下の割引に対応しています。
- インターネット割引(新規・継続)
- 無事故割引
- ゴールド免許割引
- 自動ブレーキ割引
- 新車割引
- 複数所有新規契約割引
ロードサービスは緊急時のレッカーや宿泊費用といった基本補償に加え、オプションでレンタカー費用補償なども付けられます。
事故時は ALSOKの現場駆けつけサービス を利用可能です。
基本補償のほか、12の特約もオプションで追加できます。
10位:THEクルマの保険(損害保険ジャパン株式会社)
車種や使用目的、運転する方の範囲などによって保険料が決まる対面型自動車保険です。
THEクルマの保険では、以下の割引が利用できます。
- 新車割引
- ASV割引
- ノンフリート多数割引
- セカンドカー割引
- 安全運転割引
- 走行特性割引
- エコカー割引
- 福祉車両割引
- 65歳以上優良割引
- Web証券割引
また、事故連絡や保険金請求はLINE公式アカウントで可能です。
「つながるドラレコ」を利用していれば、もしものときはALSOKかけつけ安心サービスが利用できます。
対人・対物補償や人身傷害、車両保険の4つの基本補償に13種類の特約を追加が可能です。
自分に合った安い自動車保険を選ぶコツ
安い自動車保険を選ぶには、基本料金のみを見るのではなく、サービス内容やほかにどのような料金がかかるのかチェックすることが大切です。
自分に合った安い自動車保険の選び方をご紹介します。
- 補償内容を調べる
- 割引制度を確認する
- 手続き方法による違いを理解する
- 月払いか年払いかを決める
補償内容を調べる
自動車保険の補償内容は、対人・対物から傷害保険、車両保険などさまざまな種類があります。
基本補償として対人・対物補償や傷害保険は含まれていることが多いが、ほかの保険に関しては自身で追加できるケースもあるので、よくチェックしておきましょう。
対人・対物賠償保険
自身が起こした事故を起こしたときに、人や物に対して補償される保険を指します。
もし事故で人にぶつかり、けがをさせたり相手が死亡してしまったりしたときに適用される保険が対人賠償保険です。
自賠責保険でまかないきれない部分に対して保険金が支払われます。
事故で車やガードレールなどを壊してしまい、損害賠償請求されたときに適用される保険が対物賠償保険です。
事故で店舗を破壊して休業を余儀なくされた場合は、営業できていない期間の損失も補償されるケースがあります。
人身傷害保険
事故を起こしたときに自身や同じ車の搭乗者に対して補償される保険です。
けがの治療費や休業中の損害、死亡時などに保険金を受け取れます。
人身傷害保険は、事故相手との示談交渉前にお金を受け取れる点がメリットです。
一括払いではなく、定額払いができるタイプの保険もあります。
車両保険
自分が搭乗している車に対する保険です。
補償範囲が限定的な「エコノミー型」と、さらに広い範囲の車両事故を対象にする「一般型」があります。
車両保険では、車同士の衝突や当て逃げ、物の落下などで車が故障した際に、修理費用などを補償してもらえる点が特徴です。
自動車保険会社によって補償範囲に差があるので、よく確認しておきましょう。
特約(オプション)
特約では、先に紹介した基本的な補償に加えて、自分に必要な補償を選べます。
特約の内容はさまざまです。
例えば、弁護士費用補償特約では、事故の話し合いで最終的に弁護士に依頼するとき、弁護士への相談費用や依頼費用を補償してもらえます。
ファミリーバイク特約は、保険加入者が所有している原付バイクなども事故時には補償してもらえる特約です。
さらに、日常生活賠償特約では、車とは関係のない日常で人にけがをさせたり物を壊したりしたときに補償してもらえます。
自動車保険以外でも加入できる内容もあるので、ほかの保険と重複していないかチェックしておきましょう。
割引制度を確認する
自動車保険は割引制度もチェックポイントです。
多くの自動車保険では、ゴールド免許割引や新車割引などを採用しています。
そのほか、自動ブレーキ搭載の車に適用される 自動ブレーキ割引 や、優良運転者の場合に適用される ゴールド免許割引 なども適用されることが多い割引です。
適用される割引が多いほど、支払う保険料額も安くなります。
例えば、A社とB社ではA社のほうが基本料金は高いものの、適用される割引が多いため結果としてB社より安い保険料になる、という可能性もあるでしょう。
手続き方法による違いを理解する
手続き方法には ダイレクト型 と 対面型 の2種類があります。
どちらの方法にもメリットデメリットはあるので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
ダイレクト型
ネット型、通販型とも呼ばれる手続き方法のことです。
申し込みから加入までオンラインで完了する手軽さが魅力になります。
人件費もおさえやすい分、保険料設定も低くなりやすい点が特徴です。
ただし、問い合わせに対応しているところもあるものの、すべてオンライン完結のため内容の比較などは自分で行わなければなりません。
補償内容の決定も基本的には自分で行うので、自分のペースで保険内容を決めたい方におすすめです。
対面型
代理店で直接担当者とやり取りをして契約をする方法です。
自動車保険の内容が分からなくても、担当者に相談しながら決められます。
疑問点を事前にまとめておけば、相談をした日にスムーズに話を進められるでしょう。
ただし、手数料が加わるため、ダイレクト型よりも保険料は高くなりやすい傾向があります。
また、予約をしたりお店に行ったりと手間がかかる点がデメリットです。
担当者にサポートしてもらいながら保険を決めたい方に向いています。
月払いか年払いかを決める
保険料の支払い方は、基本的に毎月払いか年払いから選びます。
月払いのメリットは、一度に支払う料金が安いため負担が少ない点です。
途中解約した場合は、年払いよりも支払い総額が少なくなります。
ただし、月払いは継続で契約する場合、総額は年払いよりも高くなるでしょう。
支払い方法もクレジットカードか口座振替など、年払いよりも少ないケースがあります。
年払いは総額が安い点がメリットです。
年に1回支払うだけなので手間も少ないでしょう。
一方で、一度に1年分の保険料を支払うので、1回の支払い金額は大きくなります。
そのため、途中解約すると月払いより損してしまうかもしれません。
年代別の費用相場
20代~50代までの年代別の費用相場をご紹介します。
ただし、条件によって変わるため、実際の金額は自身の条件と照らし合わせて調べましょう。
車両保険なし | 車両保険あり | |
---|---|---|
20代前半 | 約7万7,000円~約11万6,000円 | 約12万2,000円~約20万円 |
20代後半 | 約4万6,000円~約7万円 | 約7万2,000円~約12万4,000円 |
30代 | 約3万2,000円~約5万4000円 | 約5万6,000円~約9万6,000円 |
40代 | 約3万円~約5万2,000円 | 約5万6,000円~約9万1,000円 |
50代 | 約2万8,000円~約4万円 | 約5万5,000円~約6万3,000円 |
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おすすめの安い自動車保険ランキングのまとめ
自動車保険を選ぶときは、安いかどうかだけでなく、内容もよくチェックしておくことが大切 です。
もし安さだけで選ぶと、自身が必要としている補償が含まれていない可能性もあります。
今回ご紹介した安い自動車保険会社や選び方も参考に、内容をよく確認して選びましょう。
また、どこにしようか悩むときは、ぜひセイビーまでご相談ください。
自動車のプロがお客様に合った安い自動車保険をご紹介します。
任意の自動車保険だけでなく、車検にも対応可能です。