車を運転する以上、避けては通れないのが 事故の発生リスク であり、万が一の事故発生時に多額の損害賠償を補償してくれる 自動車保険はドライバーにとって必要不可欠 なものです。
しかし「月々発生する保険料の支払いをできる限り安く抑えたい」と考えるのも当然のことでしょう。
保険料を安く抑えるコツは、複数の保険会社を比較し、より自身に合ったプランを選択することです。
本記事では、自動車保険の月払いが安い保険会社を5社、そして月払い・年払いの違いについてご紹介します。
自身のカーライフに合った自動車保険を見つけ、賢く保険料を節約しましょう。
目次
【自動車保険】月払いが安い保険会社5選!
本章では、保険料が安い自動車保険会社を5選ご紹介します。
ここでご紹介する費用は概算・目安のため、詳細は各保険会社で見積もりを依頼して確認してください。
チューリッヒ保険
チューリッヒ保険では、保険料が安くなるネット専用の自動車保険が豊富に用意されており、年間の保険料を大幅に節約できる可能性があります。
たとえば、30代・免許証の色がブルー・日常、レジャーに使用・6等級の場合、年間保険料は5万3,560円です。
等級は6等級のため、1年間無事故であれば翌年から等級が1つ上がり、さらに保険料が安くなるでしょう。
また、ネット申し込みで最大2万1,000円の割引 が提供されており、ダイレクト型保険業界でも最高水準の割引制度を利用できます。
事故対応満足度も92.6%と非常に高く、サービス内容も充実しているため安心して利用できる 点も魅力の一つです。
アクサダイレクト
アクサダイレクトは、基本補償・追加補償を自由に組み合わせ、ニーズに合わせた柔軟な補償内容を組み立てられる自動車保険です。
公式サイトにて簡単入力で保険料のシミュレーションが可能であり、普通乗用車・30代・免許証の色はブルー・6等級であれば年間保険料は2万8,420円と表示され、ここから割引や補償内容などを細かくカスタマイズし、自身に必要な保険内容を安価に利用できます。
また、無事故割+インターネット割で最大2万2,000円の割引 ができ、そのほかにも割引サービスも複数用意されています。
事故対応満足度は93%と非常に高く、事故対応に慣れていない方・保険事故を起こした経験がない方でも安心して事故対応してもらえる 点も魅力といえるでしょう。
SBI損保
SBI損保の特徴は、車の車種や用途に応じて、契約者のカーライフに合った保険料が設定される点にあります。
ライフスタイルにフィットした内容と価格になっているため、合理的かつリーズナブルに利用できるでしょう。
たとえば、35歳・15等級・ゴールド免許・年間走行距離が3,000km以下の場合、年間保険料は2万9,050円です。
インターネットでの 新規契約時は最大1万4,500円の割引サービス が利用でき、走行距離に合わせた割引制度も充実しているといった特長もあります。
事故対応満足度も92.1%の方が満足 と回答しており、事故サポートに関するサービス面も安心できるでしょう。
おとなの自動車保険
おとなの自動車保険は、世代による事故率に基づいた保険料体系が特徴的です。
年齢条件も1歳刻みであり、事故率が低い4・50代のドライバーがもっとも割安 になるというユニークな自動車保険となっています。
走行距離による保険料は、過去一年間の走行距離で算出します。
そのため、ほかの自動車保険のように事前に走行距離を区分する手間がかかりません。
おとなの自動車保険は、サイト内で簡単な見積もりシミュレーションを算出できます。
たとえば30代・6等級・免許証の色はブルー・年間走行距離は3,000km以下・車両保険なしの場合、保険料の目安は以下の通りです。
- N-BOX:年間保険料3万2,380円
- セレナ:年間保険料4万830円
- タント:年間保険料3万2,910円
インターネットでの新規申し込み時は最大1万3,600円の割引 が利用でき、早割やゴールド免許割引など、ほかにも複数の割引が活用できます。
また、ロードアシスタント特約 に入っておけば、事故や故障などのトラブル時に全国各地の拠点から 24時間365日対応でさまざまなサポートが利用できる ため、有事の際にも安心できるでしょう。
イーデザイン損保(&e)
イーデザイン損害(&e)は、「専門家が選んだ自動車保険ランキング7年連続1位」に選ばれている自動車保険です。
スマホ・専用のアプリ・小型Bluetoothセンサーを活用した、スマホ時代ならではの自動車保険 が特徴的です。
保険料もダイレクト型のため安く設定 されており、たとえば30歳・20等級・NBOX(型式:JF4)の場合、車両保険ありで年間保険料は2万2,164円となります。
現場かけつけサービスが付いており、事故対応が当日中であっても 24時間体制 で受け付けているため、有事の際にも安心できます。
自動車保険は「月払い」と「年払い」のどちらがお得?
自動車保険は月払い(分割払い)と年払い(一括払い)のどちらがお得なのか?それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
結論からいうと、月払い(分割払い)では手数料が発生してしまうため、単純な保険料の総額だけでいうと年払い(一括払い)のほうが安く済みます。
しかし、一時的に出費の負担が大きくなってしまうため、経済状況や今後の予定を考慮して決定するとよいでしょう。
「月払い」のメリット・デメリット
月払いの最大のメリットは、一度に支払う保険料が少なくて済むことが挙げられます。
年払いであれば一度にまとまった金額を用意する必要があるため、まとまった保険金額の支払いが難しい方は、月払いのほうが支払いやすいでしょう。
また、月払いであれば 毎月の固定費として家計管理もしやすくなります。
デメリットとしては、月払いには分割手数料が発生するため、年払いよりも保険料の総額が高くなる ことが挙げられます。
さらに支払いの選択肢が限られる可能性がある点にも注意が必要です。
「年払い」のメリット・デメリット
年払いの最大のメリットは、年払いは分割手数料がかからない分、月払いよりも保険料を抑えることが可能という点です。
また、支払いも年に1回のみで毎月の手間が省け、支払い方法の選択肢も多いため、まとまった金額を用意できるのであれば年払いのほうがお得といえるでしょう。
ただし、1年分の保険料を一括で支払う必要があり、一度に高額な保険料を支払うことに負担を感じる方は月払いを検討してみましょう。
【自動車保険】月払いの注意点
自動車保険の月払いには、注意すべき点が3つあります。
注意点も正しく理解し、月払いか年払いかを決定しましょう。
残高不足や支払い忘れなどで契約が失効する恐れがある
引き落とし口座の残高不足や支払い忘れが続くと、契約失効になってしまう恐れがあるため注意しておきましょう。
一回の未払いですぐに失効することはありませんが、長期的な未払いが続くもしくは何度も未払いを繰り返すと、契約が解除 され、いざという時に補償を受けられなくなってしまいます。
分割回数を選べないケースもある
月払いを選んだ場合、保険会社が指定した分割回数で支払うことがあり、自身で分割回数を選べないケースも考えられます。
もし、分割回数を自身で決めたい方は、クレジットカード所定の分割払い にするのもよいでしょう。
ただし、クレジットカードの分割払いは手数料が高めに設定されていることから、保険会社の分割手数料との手数料額の違いを契約前に確認 することが重要です。
年払いと比べて申し込みや支払い方法が限られている場合がある
保険会社によって申し込み・支払い方法は異なり、特に月払いは年払いに比べて支払い方法が限られるケースも多い でしょう。
たとえば、月払いの場合はクレジットカード払いと口座振替のみ対応可能で、口座振替の場合は電話での申し込みを必要とするなどが挙げられます。
銀行振り込みやコンビニ払いなどに対応していないことが多く、自身の利用したい支払い方法に対応しているかを事前に確認 することが重要です。
契約始期日を超えると支払方法の変更ができない
自動車保険は、一般的に契約始期日を超えると、月払い・年払いの変更ができなくなります。
契約始期日の前日までであれば支払方法の変更が可能ではありますが、支払方法を変えたい場合は、早めに自動車保険のカスタマーセンターに連絡するとよいでしょう。
自動車保険を安くする3つのポイント
本章では、自動車保険を安くする3つのポイントをご紹介します。
保険会社は数多く存在するため、複数社を比較し、より自身に合ったプランを選択することが重要です。
等級を上げる(ノンフリート等級)
自動車保険の料金をもっとも左右する要素が、ノンフリート等級の数字です。
契約者が引き起こす事故リスクを数値化したものであり、等級は1等級から20等級までの20段階 で区分されています。
数字が大きいほど「事故のリスクが低い人」として割引が適用され、保険料が安くなる という仕組みです。
等級は、初めて自動車保険に契約した方は6等級からスタートし、一年間保険を使うことなく翌年に契約を更新すれば等級が一つずつ上昇していきます。
自動車保険の契約内容を見直す(補償内容・乗り換えなど)
自動車保険を安くするのであれば、自動車保険の更新内容を見直す・他社へ乗り換えを検討してみましょう。
無駄な項目をなくしたり、乗り換え時の割引を活用したりして保険料を安くできる可能性があります。
保険会社によって付帯される内容と金額は異なり、同じ内容で見積もり依頼しても保険料が大きく異なるケースも考えられるでしょう。
ただし、保険料の安さだけで契約してしまうと、事故が発生した際に求めている補償を受けられない可能性もあるため、金額と内容の両方を確認 することが大切です。
ダイレクト型(通販型)を利用する
ダイレクト型とは、インターネットを利用して自動車保険に加入するもので通販型ともいわれます。
店舗で契約する代理店型と異なり、損害保険会社と直接取引する方法のため、中間手数料が発生せず保険料が安く設定されています。
自身で詳細をきちんと調べ・手続きを済ませる必要こそあるものの、保険料が安く・適切なプランを自分のペースで探せる 点は大きな魅力といえるでしょう。
また、他社乗り換えの際に乗り換え割引などのサービスが適用される ことも多く、より保険料を節約できる可能性もあります。
安い自動車保険をお探しの方は「一括見積もり」がおすすめ!
一括見積もりサービスとは、契約車や契約者の年齢・免許証の色といった最低限のデータを使い、複数社の保険の見積もりを一括でおこなえる というものです。
ダイレクト型自動車保険に絞っても数が非常に多く、一社ずつ確認して最適なプランを見つけるには非常に時間がかかるでしょう。
一括見積もりで候補を何社か絞ったのち、気になる保険会社の詳細を確認すれば、手間を大幅に削減できます。
「自動車保険 一括見積もり」で検索すれば関連サイトが見つかるため、利用してみることをおすすめします。
自動車保険に関するよくある質問
本章では、自動車保険に関するよくある質問をご紹介します。
ポイントを押さえて、よりお得に自動車保険を利用しましょう。
分割払いは「保険会社」と「クレジットカード」どちらがお得?
分割払いには、保険会社による分割とクレジットカードによる分割の2種類があります。
どちらも手数料が発生する点は同じですが、保険会社の分割手数料は約5%、クレジットカードの分割手数料は約8%前後 であることが多く、クレジットカードのほうが総額は高くなるケースが多いとされています。
手数料は保険会社やクレジットカード会社によって異なるため、両方を比較したうえで安いほうを選ぶようにしましょう。
自動車保険は何年目から安くなるの?
保険料が安くなる要因は、等級が上がったときと、継続もしくは他社へ乗り換えした際の割引サービスを利用したとき が挙げられます。
等級は1年間保険を利用することがなければ翌年に上がりますが、長期契約を使用している場合は期間中に等級や保険料が変動しない点に注意しておきましょう。
たとえば3年契約の場合は、3年間は同じ保険料であり、3年間無事故であれば更新時に等級が3つ上がるという仕組みです。
基本的には、毎年他社へ乗り換えたほうが乗り換え割引などで保険料が安くなるケースが多い といえるでしょう。
自動車保険は、3年など長期契約の途中でも解約することが可能で、他社に乗り換えた際も等級は引き継がれるケースがほとんどです。
ただし、契約期間の途中で解約すると、それまでの期間無事故だったとしても等級は上がらない ため注意しておきましょう。
自動車保険をコロコロ変えるのはOK?継続と乗り換えどちらがお得?
記事では、自動車保険の継続と乗り換えどちらがお得なのか、乗り換え時の注意点などをご紹介します。「保険会社を変えたほうが保険料は安くなる」は本当?自動車保険をコロコロと変えるとデメリットはある?など、自動車保険に関する知識を学べます。
https://seibii.co.jp/blog/contents/insurance_change

自動車保険の13ヶ月ルールってなに?
自動車保険は、通常6等級からスタートし、等級が十分に進んでいないうちに事故を起こす・等級が進んだ後でも短期間に複数回事故を起こすなどで、等級が5等級以下に下がることがあります。
1から5等級はデメリット等級 といわれており、新規契約時の6等級よりも保険料が高くなります。
保険料を安くするためにデメリット等級をリセットしたいと考える方もいますが、原則として5等級以下のデメリット等級は、13ヵ月以内は等級が引き継がれるというルールが存在します。
これが、自動車保険の13ヶ月ルール です。
デメリット等級をリセットするには13ヵ月の空白期間が必要 であり、等級を隠す・実態と異なる名義変更などは告知義務違反となるため注意しておきましょう。
まとめ
少しでも保険料を節約したいと考える方は、一括見積もりサービスなどを活用し、より自身に合った保険会社やプランを選択しましょう。
ただし自動車保険は、万が一の事故時に補償や事故対応をしてくれるドライバーにとって必要不可欠なものです。
費用だけに注目すると、いざというときに求めている補償を受けられない可能性があるため、サービス内容にも着目することが重要です。
車の整備・修理出張サービスをおこなっているセイビーでは、ダイレクト型・代理店型どちらの任意保険も取り扱っております。
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