セイビー公式YouTubeチャンネルで12月5日にアップした動画でも取り上げております、
「中古でも故障が少ない人気軽自動車」について整備士目線で解説していきたいと思います。
セイビーでは、軽自動車のご依頼を多くいただいています。
今後新車のご購入を検討されている方や、すでに軽自動車をお持ちの方でも、今後の動向が気になるところだと思います。本記事を参考にしていただければと思います。
はじめに

この記事は、セイビーに所属する国家資格整備士の天野と代表取締役の千村が、実際の現場経験をもとに解説しています。
軽自動車の整備や相談を多数受けてきたからこそ言える、リアルな視点をお届けします。
軽自動車を中古で購入する際の注意点

千村
Seibiiで故障の相談が増えていると思いますが、中古の軽自動車を購入する際に気を付けるポイントはありますか?
天野
中途半端な走行距離の車を選ばない、メンテナンスがしっかりされているのか、といった所をチェックするのが良いと思います。
千村
天野
個人的には、6万キロ付近の車は選ばない方が良いと思います。
千村
天野
軽自動車は走行時のエンジンの回転数が、普通車と比べて高い傾向にあります。
10万キロで交換推奨されているスパークプラグなどが、大体6万キロくらいで故障する事例が経験上多いからです。
そうなると、購入後にお金がかかってしまう恐れがあります。
おすすめの中古車①
千村
車が出て数年経ってから、壊れやすさや車のパーツの良いところを話していきたいのですが、壊れにくい車でいくと何になりますか?

天野
千村
天野
2017年までのモデルと比べると、エンジンが「R06」というタイプに変わったからです。
エンジン本体の故障やエンストなどの症状は減っています。

千村
天野
天野
現行のハスラーとかは、「R06A」というエンジンになってから、マイルドハイブリッドが搭載された事で、パワーも増して壊れにくくなりました。
天野
以前は、オルタネーターからイグニッションコイルコンピュータやスロットルボディなども壊れやすかったのですが、問い合わせも少なくなったので壊れにくくなってきていると思います。
また、トランスミッションの不具合は全く聞かなくなりましたね。
天野
ハイブリッドシステム系のエラーは走行距離が長いと起きはするんですけど、比較的寿命は伸びてきていて、大きく費用が掛かることは減ってきています。
千村
先ほど、「マイルドハイブリッド」と言っていましたが、「マイルドハイブリッド」とはなんでしょうか?
天野
今まで発電をする為だけに使っていたオルタネーターという発電機に、モーターの機能を加えてエンジンの動力をアシストして、燃費やパワーの向上、駆動力を増やすために使われています。
天野
これが搭載されてから、田舎の軽自動車のノンターボのモデルは坂を登れないとか、4人乗ったら30キロしか上り坂ででないとか、かなり軽減されています。
おすすめの中古車②

千村
天野
個人的には、現行のデイズは、初代を知っているからこそ本当に変わったと思います。
千村
天野
初代と比較して圧倒的にエンジンのパワーが良くなりましたね。
千村
天野
初代は止まっていると感じるほどパワーが無かったですね(笑)
整備士ではなくてお客さんですら思うぐらいパワーが無かったです。
千村
天野
燃費偽装があったぐらいなので、あんまり良くは無かったです。
千村
天野
1個前のモデルのエンジンが三菱との共同開発で、主に三菱が使っていたベースのエンジンで開発されていたものが、日産とルノーのアライアンス提携で設計されたエンジンになっています。
パワーと燃費も良くなっていて、CVTというトランスミッションの組み合わせが滑らかになり、ノンターボで田舎道を走ってもストレスを感じることはほとんどないです。
千村
しっかりメンテナンスしないと車は長く乗れずに壊れてしまいますが、きちんとメンテナンスすればどれくらい走れるのでしょうか?
天野
今の軽自動車は平気で10万キロを超えて、きちんとメンテナンスさえしていれば、恐らく20万キロ以上乗れると思います。
天野
整備士がオイル交換をする事は、かなり重要です。
車の下に潜ったときにオイルが出ている所をただ見ているのではなくて、車の全体を見たりしているので壊れているところを発見する事が多いです。
例えば、10万円かかる修理が発生する前に、3万円ですんだといったような事例は多いので、細かいメンテナンスは重要です。
千村
例えば、5万キロを超えてきたら怪しんだ方がいいでしょうか?
天野
メンテナンスする前提だったら良いのですが、メンテナンスにお金をかけたくないと考えると、、、
5万円~10万円ぐらいの差であれば、もう少し距離の短いものだとか、新古車を勝った方が長期的に見て費用がかからない事が多いです。
千村
定期的にメンテナンスしてあげれば、突発的な修理代はかからないですよね。
故障が多い車種について

千村
続いて、逆に発売されて5〜10年経っている車で、故障が目立つ車種はありますか?

天野
人気のある車でいうと、N-BOXの故障が最近増えているかなと思います。
天野
まずアイドリングストップの起点として、使用される回数が多いセルモーター本体の故障がかなり増えてきていて、一定のアイドリングストップの回数を繰り返していくと突然動かなくなったりします。
例えば、信号待ちでアイドリングストップでエンジンが止まった後、エンジンが動かなくなってしまって、お問い合わせを受けることがあります。
千村
天野
ものによっては高額になります。
中には、安いものもありますが、まだ故障し始めてきている段階なので、部品の流通量が少ないです。
「スズキ ジムニー」は??

千村
天野
オルタネーターの故障の問い合わせが増えていて、新車から3年6万キロとか5年10万キロという保証があります。
ただ例えば、まだ8万キロしか走っていないのに、保証に該当しなくなってしまったお客様がいたとします。
ディーラーで修理するとなると新品の部品しか使えないので、高額な請求が来て困ってしまう。
このようなお問い合わせが増えてきています。
「スズキ エブリイ」は??

千村
天野
エブリイの良い点は、「金額が安い」「利便性が良い」「燃費がいい」「入手難易度が低い」など沢山あり、かなり良い車かなと思います。
天野
ただ、R06というエンジンが搭載されているエブリイのオルタネーターが高額で、普通乗用車と変わらない値段でして、工賃が高いというよりは、部品が高額なところが弱点ですね。
天野
あと電動ファン周りの冷却水関係のトラブルが起きやすいです。
千村
どのくらいの走行距離で、オルタネーターや電動ファンの故障が起きやすいですか??
天野
12万キロを超えたら、いつ壊れてもおかしくないと思った方がいいと思います。
番外編:最強のエンジンについて

千村
番外編になりますが、多くの人から名前が出てきた伝説のエンジンについてお話していきましょう!
天野
「3G83」というエンジンの事ですね!整備士の中では、「ゾンビエンジン」と呼ぶ人もいますね。
天野
私も整備経験がありますが、走行中にオイルランプが点いてしまって、修理に来たお客さんがいました。
当然オイルが入っていない事でランプが点いていて、一旦オイルを抜いたのですが、500㏄ぐらいしか出てこなかった状態の個体でもオイルを入れ直したら、そこから2~3回車検をしても、全然エンジンが丈夫でしたね。
千村
天野
天野
メンテナンスしないとオイル漏れとかはしやすいエンジンなのですが、とても頑丈で消耗品さえ交換していれば問題ないです。
高いスパークプラグとかを使ってないので、「維持費が安い」「メンテナンスが安い」「トラブルが少ない」と良いところばかりですね。
千村
天野
ミニキャブ、クリッパー、eKワゴンとかがありますね。
千村
天野
千村
天野
千村
5万キロを超えているゾンビエンジン「3G83」の搭載車はおススメですか?
天野
千村
あまり整備に詳しくなくて、不安という方はやめた方がいいけど、しっかりメンテナンスができる人だったら、おススメできる感じですかね。
おわりに
千村
本日は、「中古でも故障が少ない人気軽自動車」についてお話しました。
千村
中古の軽自動車を購入する際は、「6万キロ付近の走行距離の中古車」や、「メンテナンスがしっかりされているか」などに注意するようにしてください。
セイビーのYouTubeチャンネルでは、他にも車に関するいろいろなコンテンツを毎週配信中ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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