セイビー公式YouTubeチャンネルでXX月XX日にアップした動画でも取り上げております、
「壊れにくいドイツ車」について整備士目線で解説していきたいと思います。
セイビーでは、ドイツ車の整備依頼を多くいただいています。
今後新車のご購入を検討されている方や、すでにドイツ車をお持ちの方でも、今後の動向が気になるところだと思います。本記事を参考にしていただければと思います。
はじめに

この記事は、セイビーに所属する国家資格整備士の天野と代表取締役の千村が、実際の現場経験をもとに解説しています。
ドイツ車の整備や相談を多数受けてきたからこそ言える、リアルな視点をお届けします。
千村
これまで色々な記事を出してきましたが、国産車の記事が多かったと思います。
千村
そして、読者の方々は知らないかもしれませんが、実は天野さんは日産のメカニックとご紹介していましたが、輸入車も経験している凄腕メカニックなんです。
ちなみに、どこの輸入車でしたっけ??
天野
千村
ということで、天野さんは輸入車も詳しいということで、輸入車のかつドイツ車に絞って、壊れにくい車両を解説していきたいと思います!
千村
輸入車を含めて、ドイツ車を購入したいが、「壊れやすいよね」「故障率はどれくらい?」「壊れにくいメーカーは?」など、悩まれる方も多いと思います。
あるいは購入するのを渋ってしまうという方もいると思います。
千村
そこで、天野さんの経験を踏まえて少しでもアドバイスできればと思って、色々とお話していきたいと思います!
20年前と比べてドイツ車は?

千村
20年前から現在までだいぶ変化してきたと思いますが、変化をどのように捉えていますか??
天野
20年前と比較すると壊れにくくなっていると思います。ただ依然として、日本車と比較すると壊れやすいと思います。
品質について

千村
何かのデータで見たのですが、ドイツ車と同様に国産車の品質も上がっていることから、ドイツ車の故障率は日本車の倍くらいになっているらしいですね。
天野
そうですね、さらに修理に掛かる費用も倍になりますね、、、
日本車とドイツ車の違い
バッテリーの場合

千村
初めて輸入車の購入を検討している方も多いと思いますが、天野さんのアウディ時代で、お客様との印象に残るエピソードはありますか?
天野
バッテリー交換だけでも国産車と比べると値段が倍くらいするので、輸入車のバッテリー交換の値段を伝えることは、最初は戸惑いましたね。
千村
セダンで例えば、アウディのA4やA5、BMWの5シリーズ、メルセデスベンツのCクラスなど、バッテリーだとLN4〜LN5くらいを使用していますよね。
千村
天野
一方で国産車では、例えば23Lのバッテリーとか、ハイブリッド用やアイドリングストップ用でも交換費用はせいぜい3万円くらいです。
千村
ということは、バッテリーだけでも2倍以上費用が掛かりますよね。
バッテリーの寿命はどれもほぼ変わりませんが、費用感の違いは一つのポイントになりそうですね。
ドイツ車の故障率が高い理由

天野
続いて、ドイツ車の故障率が高い理由を、3つ挙げていきたいと思います。
①電気系統・部品の作りが甘い
天野
一つ目は、「電気系統・ゴムの部品のつくりが甘いから」です。
天野
基本的にドイツ車は交換を前提に作られています。漏れたら交換すればいいという考えのもと、耐久性を強く持たせていないです。
その辺が国産車と比較してつくりが甘いと思います。
②日本の環境に合わない
天野
二つ目は、「ドイツ車が日本の環境に適さないから」です。
天野
日本はドイツと違って四季があり、暑い時も寒い時もあります。
またドイツでは走っている時間が長いのに対して、日本では停まっている時間が長いです。
天野
日本車とドイツ車では想定されている使用環境が異なるのが、日本において故障率が上がる原因なのだと思います。
③点検費用が高額
天野
3つ目は、「メンテナンスが高額で点検に出しづらいから」です。
天野
ディーラーなどでは、輸入車と国産車を比較した時に、同じ12か月点検を実施しても金額が異なります。そうなると、点検代に3〜4万円となると気軽に受けられないと思います。
そして、点検の頻度が少なくなる事が原因で、大きな故障に至ってしまいます。
千村
点検が高額なために、メンテナンスを怠ってしまうと、メンテナンスが不十分で壊れやすくなってしまいますね。
天野
例えば、水漏れも軽微なうちに直せば、大きなトラブルにはならないです。
故障から半年放置したりすると他の箇所も壊れてしまい、10万円で済む修理だったのが、20〜30万になる事はよくありますね。
壊れにくい輸入車(ドイツ車)3選

千村
天野さんは輸入車も詳しいので、「壊れにくい輸入車(ドイツ車)3選」を独断と偏見でランキング形式で聞きたいです!
天野
第三位:アウディ

天野
千村
天野
壊れにくい部分も、水漏れなどはどうしても起きてしまいますが、アウディの新車を買うとメンテナンスのプログラムの充実や、極端な壊れ方は少ないと思います。
アウディ独自のロードサービスが最大5年延長できたり、フォルクスワーゲンとグループ会社で部品も極端に高いものはない等が理由になります。
第二位:フォルクスワーゲン

天野
天野
なるほど、こちらはなぜでしょうか?
先ほど、アウディの時にもお話しした通り、ワーゲングループとして会社が大きいです。
フォルクスワーゲンは新車の故障率は低いですが、大衆車なので比較的壊れにくく作られているのと、エンジンなど共通部品が多いので、部品のコストを下げられます。
天野
メンテナンスのプログラムもありますし、5年保証もついています。また比較的、ディーラー数も多い等が理由になります。
第一位:ポルシェ

千村
天野
千村
天野
一般的に乗る車ではないと思いますが、水冷エンジンになってからは大きいトラブルは聞かないです。
欧州車なので水漏れはありますが、オイル交換さえすれば、乗れている方が多いです。古い空冷ポルシェでなければ、困っているユーザーさんは少ない印象です。
天野
ポルシェの故障率の調査だと、壊れにくさは日本車に匹敵する2位を獲得しているみたいですね。
BMWは壊れやすい?

千村
1位から3位までご紹介しましたが、あの有名なメーカーが出てないですね。
ずばりBMWはいかがでしょうか?
天野
千村
SeibiiでもBMWの故障の問い合わせが多いですよね。
天野
輸入車のオルタネーターの問い合わせ率は、圧倒的にBMWが多いですね。
天野
具体的には、窓落ちや、オイル漏れ・水漏れ、プーリーロックによるベルト切れなどが多いですね。
またBMWには限らないのですが、トランクにバッテリーがあるのにバッテリーが上がったら、トランクが開けられないっていうのもあったりしますね、、
選んではいけないポイント

天野
ここまで色々な話をしたのですが、ネガティブな話もありつつ、どんな輸入車を選んだらいいの?と思われたと思います。
千村
そこで壊れやすいポイントが3つあるので、紹介していきます!
①ディーラー認定していない中古車
天野
一つ目が、ディーラー認定されていない一般の中古車です。
天野
こちらは保証がなかったり、素性が明らかでない事が多いので、おすすめはできません。
②10年経過している輸入車
天野
二つ目は、BMWでも当てはまりますが、10年くらい経過している輸入車も気を付けてください。
壊れていると思って買わないと、後悔します、、
千村
故障と付き合っていくつもりで買わないといけないですね。5年間乗って何も壊れないのは奇跡に近い感じですね。
天野
そうですね、壊れると思って乗った方がいいと思います。
③走行距離が多い車
天野
三つ目が、走行距離が多い車になります。
ドイツ車や欧州車のエンジンは、オイルが減ることが当たり前に設計されているので、オイルが減る量が早いです。
何度もオイルを補充する事は費用を軽視できません、、、
天野
また車のあらゆる部位が消耗していることを考えると、一気に修理費が百何十万かかる可能性があります。
もしご購入されるのであれば、ディーラーの認定中古車で、走行距離が少ない車を選ぶのが安心だと思います。
おわりに

千村
この記事の視聴者さんは、車が好きな方が多くて、輸入車を持っている方もいると思いますが、「こんな選び方で失敗した」「こんな修理をしながら、長く乗っている」などがあれば、ぜひ体験談をお寄せください!
千村
その中で、面白い内容があればぜひ記事でご紹介したいと思います!
天野
ここまで話してきましたが、ドイツ車は壊れにくくなってきていると思います。
千村
天野
ドイツ車だから壊れるという事は少なくなってきていますね。
とはいえ、何か不具合が起きることはあるので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。
セイビーのYouTubeチャンネルでは、他にも車に関するいろいろなコンテンツを毎週配信中ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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