車検サービスの選び方は、年代によって特徴が異なることが前編の分析で明らかになり、20-30代は価格を重視し、50代以上は安心感を重視する傾向が見られました。
最新トレンド!カーオーナー362人が選んだ車検サービスとは【車検アンケート調査レポート2024:前編】
本レポートは、株式会社Seibiiが実施した車検に関する消費者意識調査の分析結果をまとめたものです。本調査では、車検サービスの利用実態や選択基準、求められるサービスについて、幅広い年代・地域の自動車ユーザーからの回答を分析しました。
https://seibii.co.jp/blog/contents/shaken_survey_1_241217
しかし、より興味深い事実として、なんと約7割のカーオーナーが「比較検討なし」で車検サービスを選んでいるということもわかりました。
なぜ多くの人が比較検討をせずに車検サービスを決めているのか。
そして、実際に情報収集や比較検討をした人としなかった人では、どのような違いが生まれているのか。
後編では、これらの点について見ていきます。
「車を買ったお店」で車検を受ける人が多数
まず注目したいのは、購入店と車検実施場所の関係です。
メーカー系ディーラーで車を購入した人の約半数(49.3%)が、購入店で車検を受けています。
自動車販売チェーン店購入者でも39.6%が購入店で車検を実施。
一方、小規模店舗購入者は26.9%にとどまり、修理工場(28.8%)の方が若干多くなっています。
なぜ比較検討しないのか
では、なぜこれほど多くの人が比較検討をせずに車検場所を決めているのでしょうか。
年代別の分析から、ある傾向が見えてきました。
20-30代では54.1%が「特に比較検討しなかった」と回答していますが、この比率は年代とともに上昇。
40代で65.1%、50代で74.4%となり、60代以上では85.1%に達します。
若い世代ほど情報収集に積極的で、特にネットでの情報収集や見積り比較の実施率が高くなっています。
情報収集手段による結果の違い
情報収集手段別の分析からは、それぞれ特徴的な傾向が見えてきました。
ネット情報収集層は修理工場や専門店など、選択の幅が広がる傾向にあります。
一方で、口コミ層は比較的購入店での実施率が高く、地域に密着した選択をする傾向が見られます。
情報収集をした層では価格重視度が80%前後と高く、実際の価格満足度も高水準となっています。
また、デジタルサービスへの関心も高く、より効率的なサービス選択を志向している様子が窺えます。
車検は情報収集で満足度がアップ
これらの分析から、情報収集には高い価値があることが見えてきました。
情報収集を行った層では、より多様な選択肢の中から自分に合った車検場所を選べているだけでなく、価格面での満足度も高くなっています。
特にインターネットを活用した幅広い情報収集は、単に選択肢を広げるだけでなく、より納得度の高い選択につながっているようです。
まとめ
今回の調査で明らかになった「7割が比較検討せずに選ぶ」という実態は、身近な購入店との関係性や長年の付き合いがある整備店への信頼がベースになっていると言えるかもしれません。
しかし、情報収集をした人たちの結果を見ると、より多様な選択肢の中から自分に合ったサービスを選べている様子がうかがえます。
現在の車検場所選びについて不満がある方だけでなく、これまで情報収集や比較をするという考えがなかった方についても、より自分に合う車検サービスの選び方を考えてみてはいかがでしょうか。
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今回の調査ではデジタル技術やインターネットを活用した車検サービスについての利用度はまだ高くない一方で、そういった利便性や新しいサービスに興味は高いということもわかりました。
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