車検は決まった時期に受けなければならず、その際に車検費用は必ずかかります。
車検費用はある程度まとまった費用がかかるため、すぐにお金が用意できないなどの方もいるかもしれません。
しかし、車検のお金が支払えない場合は、車検切れで車を運転できなくなり、信用問題にかかわってくる可能性もあります。
そこで本記事では、車検のお金が払えない場合に考えられるリスクや対処法を解説します。
車検費用を抑えるポイントもご紹介しているため、参考にしてください。
車検のお金が払えない場合はどうなる?
車検を受ける際は、必ず支払わなければいけない法定費用にくわえ、車の状態に合わせて点検や整備費用などがかかります。
車検にかかる費用が支払えないとなると、車検を受けられなかったり、後払いとなっていて滞納した場合は信用問題にもかかわってきたりもするでしょう。
ここでは、もし車検費用を支払えない場合にどのようなリスクがあるのかを解説します。
車検切れになり公道を走行できなくなる
車検にかかるお金が支払えず車検を受けられなかった場合は、車検切れとなり公道を走行できません。
車検が切れたままで公道を走行すると違反行為となり、免許停止処分や罰金・懲役などの罰則を受ける可能性があります。
また、車検と同時に自賠責保険も更新することが一般的であるため、車検切れの場合は自賠責保険も切れた状態となっているケースが多いです。
仮に 車検切れかつ自賠責保険切れで運転すると、さらに重い罰則の対象となるため注意が必要です。
車検切れによる罰則について詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
車検切れの車を運転した場合の罰則とは?違反の点数や罰金まで詳しく解説
車検費用の支払いの督促状が届く
車検費用を後払いにして支払いが滞っている場合は、督促状が届く可能性があります。
督促状が届いてしまうと延滞金なども追加で支払わなければいけなくなるため、かえって負担額が増えてしまうでしょう。
また、督促状には支払い期日が書かれており、期日を守れない場合は信用情報機関に事故情報の登録が行われます。
すなわち、ブラックリストに載るということです。
ブラックリストに載ると、各種ローンの契約やクレジットカードの作成、賃貸住宅の契約などの日常生活をしていく上で必要なサービスも受けられなくなるリスクがあります。
車検費用を後払いで支払う場合は、返済計画をしっかりと立ててから実行しましょう。
仮ナンバーを取得する手間がかかる
車検のお金がないことを理由に車検切れとなり、改めて車検を受ける場合は 仮ナンバーを取得する必要があります。
仮ナンバーとはナンバープレートに赤い線が引かれたもので、車検切れの車を動かす際に臨時で交付されるナンバーです。
役所の窓口で使用日時や運行ルートを申請し、750円の手数料 を支払うことで発行できます。
臨時運行用の仮ナンバーのため、申請したルート以外は走行できません。
仮ナンバー取得ガイド/取得に必要な書類から取付、注意点まで解説
仮ナンバーを取得するには、書類を用意し、役所に申請をする必要があります。今回の記事では、仮ナンバーの役割や利用できるタイミング、申請方法などを紹介します。仮ナンバーは使用できる場面が限られているため事前に確認しておきましょう!
https://seibii.co.jp/blog/contents/temporary_number_plate
上記の記事では仮ナンバーの取得方法について詳しく解説しているため、参考にしてください。
車検のお金がない場合の対処法
車検は決まった時期に必ず受けなければいけないため、もし車検にかかるお金を支払えない場合は対処法を考える必要があるでしょう。
ここでは、車検費用を支払うお金がない場合の対処法をご紹介します。
分割払いを利用する
車検費用の分割払いを利用できる業者があるか確認してみましょう。
分割で支払いができれば、まとまったお金が必要なくなり、負担を軽減できるかもしれません。
車検費用の分割払いには、以下のような方法があります。
- クレジットカード
- マイカーローン
- 車検ローン
- 自社ローン
注意点としては、車検費用の分割払いは対応できない業者もあることです。
また、法定費用については分割払いに対応していないケースが多い ため、最低でも法定費用を支払えるだけのお金は必要になる可能性があります。
車検費用の分割払いの方法については「車検 分割払い」でも詳しく解説しています。
一時的に車の利用を控える
車検のお金がなくすぐに支払えない場合は、一時的に使用を避ける方法もあります。
その場合は、一時抹消登録の手続きを行いその期間は車検を受ける必要はありません。
車検費用のお金ができたら、再度車検を受けましょう。
また、車検期間がまだ残っている場合に限られますが、一時抹消登録のタイミングによっては 先払いした自動車税の還付金を受け取れる可能性もあります。
車検のお金がない場合に車検費用を抑える方法
車検にかかるお金には、法定費用・車検基本料・部品交換費用(部品を交換する場合)の主に3つに分かれており、法定費用はどこで受けても一律です。
そのため、車検基本料と部品交換費用が安い業者に依頼するとよいでしょう。
ここでは、費用をなるべく抑えて車検を受けるための方法をご紹介します。
ユーザー車検を利用する
ユーザー車検を利用すれば通常よりも車検にかかるお金の負担が軽くなります。
ユーザー車検とは、自分で陸運支局に持ち込み、車検の手続きを行うことです。
基本的に法定費用のみの支払いとなるため、車検基本料や部品交換費用を抑えられ費用が安くなります。
ただし、点検や整備を自分で行う必要があるため、ある程度車のメンテナンス知識がないと難しいでしょう。
また、法定費用は現金払いのみとなっているケースがほとんどのため、お金がない場合はユーザー車検を受けられません。
複数の業者から見積もりを取る
車検にかかるお金の負担を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
車検基本料金の部分は業者によって変動し、1社の見積もりだけではその金額が適正なのかが判断できません。
そのため、複数の業者の見積額を比較して決める方がより安い業者に依頼できるでしょう。
最低限必要な点検・整備に留める
最低限必要な点検・整備に留めることで、車検にかかるお金を減らせます。
車検項目は業者によって異なるため、不要な項目まで追加されている可能性があります。
もし推奨されている点検や整備項目で不明点があれば、担当整備士と相談しながら点検や整備項目を取捨選択するとよいでしょう。
また、点検・整備費用を安くするためには、日頃からこまめなメンテナンスを行うことも重要です。
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まとめ
車検のお金が支払えない場合は、公道を走行できなくなったり、支払いが滞ると信用問題に関わったりするため注意が必要です。
もし車検のお金がない場合は、車検費用を分割払いや一時的な利用の停止などの方法を検討してみましょう。
また、車検費用を抑えるためには、ユーザー車検や相見積もりを取る方法が有効的です。
最低限の点検や整備で済ませるために、日頃から定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。