- 「自動車保険が高すぎる。」
- 「自動車保険を安くする方法は?」
このような悩みをお持ちではないですか?
自動車保険は、適切な見直しを行うことで、保険料を安くできる可能性があります。
本記事では、自動車保険料を安くする方法を解説します。
補償内容の見直しポイントや高くなってしまう原因についても解説していますので、自動車保険料が高くて悩んでいる方は、本記事の内容をお役立てください。
自動車保険を安くする方法
自動車保険料は、適切な対策をとることで安くできる可能性があるため、定期的に見直すことが大切です。
ここからは、自動車保険料を安くする方法について解説します。
等級を上げる
自動車保険料をおさえる方法として、ノンフリート等級を上げる方法があります。
この ノンフリート等級とは、契約者の運転実績にもとづいて、保険料の割引率や割増率を決定するための指標です。
運転歴や事故歴に応じて1等級から20等級まで設定されていて、等級が上がるほど保険料の割引率が大きくなります。
一方で、事故を起こしてしまうと、3等級以上下がる場合があります。
保険料が大幅に上昇してしまう可能性もあるため、等級を上げるためには、日々の安全運転の積み重ねが重要となるのです。
運転者限定特約で保険料を抑える
運転者限定特約で、自動車保険料がおさえられる可能性があります。
この特約は、特定の運転者のみに補償を絞ることで、保険料をおさえられる仕組みです。
「本人・配偶者限定」や「家族限定」などの設定により、通常の契約よりも保険料が割安になります。
ただし、運転者限定特約を設定する際は、実際の使用状況を考慮する必要があります。
普段は夫婦だけで運転する場合でも、帰省時に成人した子供が運転する可能性があるなど、臨時的な利用シーンも想定しておきましょう。
必要に応じて、年齢や期間を限定した条件変更も可能 なため、状況に応じて設定することが大切です。
補償内容を見直す
自動車保険料の削減には、補償内容の見直しが効果的です。
車両保険は、愛車の年式や使用状況に応じて判断 しましょう。
新車なら加入を検討し、古い車両なら外すことで保険料を抑えられます。
一方、対人・対物賠償保険は事故時の高額賠償リスクに備え、十分な補償額を確保することが重要です。
また、内容が重複している特約や、使用頻度の低い特約は見直すことで、さらなる保険料の節約が可能です。
車両保険の免責金額を見直す
車両保険を抑えたい場合は、免責金額を見直しましょう。
免責金額とは事故時の修理費用のうち、自己負担する金額のことです。
0円、5万円、7万円、10万円などの選択肢があり、高く設定するほど保険料が安くなります。
免責金額は、事故発生時の修理費用と保険料削減額を検討し、自身の運転状況や経済状況に合わせた金額を設定することが大切です。
過去に事故歴がなく、小規模な事故での保険利用を控えたい場合は、免責金額を高めに設定することで、保険料を安くおさえられるでしょう。
割引制度を活用する
複数台の自動車保険をまとめて契約することで、保険料をおさえられます。
同一保険会社で2台以上の契約をまとめると、「ノンフリート多数割引」が適用され、保険料が割引 になるのです。
さらに、2台目以降の新規契約には「セカンドカー割引」が適用 され、7等級(S)からスタートできる特典もあります。
このような割引制度を活用することで、契約台数が増えるほど割引率が上がります。
加えて、同じ保険会社で管理することにより、契約手続きの手間も軽減できるでしょう。
インターネット契約にする
自動車保険料を抑えるならインターネットで自動車保険を契約しましょう。
インターネットで契約すれば、代理店手数料などの中間コストが不要なため、従来の対面型に比べて、保険料をおさえられます。
また、商品によっては、インターネット契約限定の割引が適用される場合もあるでしょう。
インターネット上での自動車保険契約は、複数の保険会社の見積もりを手軽に比較できます。
そのため、自身のニーズに合った最適なプランを見つけやすい のが特徴です。
オンラインでの手続きは、スマートフォンやパソコンから簡単に行え、契約内容の確認もWeb上で随時可能となっています。
24時間いつでも契約手続きが可能で、自分のペースで補償内容を検討できるのもうれしいポイントです。
保険会社を見直す
自動車保険料は保険会社によって大きく異なり、同じ補償内容でも最大で数万円の差が生じる場合があります。
このため、保険料の見直しを検討する際は、一括見積もりサービスの活用がおすすめです。
1回の入力で複数の保険会社の見積もりを取得でき、効率的な比較検討ができます。
一括見積もりで各社の保険料を把握した後は、気になる保険会社に個別で見積もりを取得しましょう。
そうすることで、走行距離や運転者の年齢条件など、自身の状況に応じた正確な保険料を確認できます。
自動車保険を安くしたい時にチェックすべき補償内容
ここからは、自動車保険を安くしたい時にチェックすべき補償内容について解説します。
自分の車の損害を補償する「車両保険」
車両保険は 自分の車の損傷を補償する保険です。
任意保険 のため、加入の判断には車の年式や使用状況を踏まえて、検討する必要があります。
新車や比較的新しい車は、修理費用が高額になりやすく、車両保険への加入がおすすめです。
一方、車の市場価値が低下した古い車の場合、保険料が補償額を上回る可能性があります。
このような場合は、車両保険を外すことも検討しましょう。
他人にケガをさせた場合に補償する「対人賠償保険」
対人賠償保険は、交通事故で他人を死傷させた場合の損害賠償を補償する保険です。
この保険は自賠責保険(強制保険)と任意保険で構成されていて、自賠責保険は法律で加入が義務付けられています。
自賠責保険の補償には限度額があり、死亡時の最高額は3,000万円までです。
近年、高額で賠償請求される事例は少なくないため、この金額では不十分な場合があります。
そのため、任意の対人賠償保険では補償額を無制限に設定するのが一般的です。
万が一の事故で相手に重大な障害が残った場合、数億円規模の賠償金が必要となるケースもあるため、無制限の補償で十分な備えを確保しましょう。
他人の車や物の物的損害への補償は「対物賠償保険」
対物賠償保険は、事故で他人の車や建物などの財物に損害を与えた場合の補償です。
近年、高級車の普及や物損事故の高額化が進んでいます。
運転していれば、高速道路での多重事故や商業施設への衝突など、大規模な物損事故を起こしてしまう可能性も考えられます。
自賠責保険には物損事故の補償が含まれていないため、対物賠償保険は無制限で加入 し、想定外の高額賠償に備えることが重要です。
運転者や同乗者の怪我を補償する「人身傷害保険」
人身傷害保険は、運転者や同乗者が事故で死傷した際の損害を、過失割合に関係なく補償する制度です。
自損事故はもちろん、ひき逃げなど相手が特定できない事故でも、実損害額に基づいて補償が受けられます。
補償額の設定は、実際に運転するときの状況を想定して検討する必要があります。
例えば、普段の運転で、運転者以外に人を乗せる機会が多い人は、十分な補償額を確保すると良いでしょう。
一方で、運転者のみで同乗者がいないことが多い場合は、補償額をおさえることで保険料の節約が可能です。
自動車保険が高くなってしまう原因
ここからは、自動車保険が高くなってしまう原因について解説します。
車両の料率クラスが高い
車両の料率クラスは、車種ごとの事故率や修理費用などに基づいて1から17までの等級で設定され、保険料に影響を与えます。
輸入車やスポーツカーは、車両価格が高額なうえ、修理費用も一般車と比べて高くなる傾向があるためです。
また、高級車は盗難のリスクも高く、これも保険料が高くなる原因といえるでしょう。
料率クラスが最大級の17でなくても、修理費用の高さから車両保険の加入を制限される場合もあります。
車種選びの際は、車両本体の価格だけでなく、料率クラスや予想される修理費用なども考慮して検討する必要があります。
保険等級が低く割引が少ない
自動車保険の保険料は、等級が低いと割引が少なくなります。
初めて自動車保険に加入する場合、通常は6等級からスタートするため、割引率が低く保険料は割高になります。
運転し始めたばかりの初心者が事故を起こした場合は、最低等級の1等級まで下がる可能性もあるのです。
また、車の買い替えや保険会社の変更時に等級の引き継ぎ手続きを怠ると、割引が適用されず、保険料が高額になってしまいます。
等級の引き継ぎには13ヶ月以内という期限 があるため、車の買い替えや保険会社を変更する際は、等級の引継ぎを忘れずに行うようにしましょう。
オプション補償の見直しが不十分
自動車保険の保険料上昇の大きな要因として、オプション補償の見直し不足が挙げられます。
特に、記名被保険者やその家族が複数の自動車保険に加入している場合、人身傷害保険や個人賠償責任保険などの補償が重複していることがあるのです。
また、車の使用頻度が低いにもかかわらず、車両保険を付けたままにしているケースや、必要以上に補償範囲を広く設定している状況も考えられます。
家族内で2台以上の車を所有している場合は、所有者が配偶者や同居の親族であっても補償の重複が発生する可能性があるため注意が必要です。
定期的な見直しを行い、実際の使用状況に合わせた補償内容の調整が、保険料の節約につながります
インターネット契約を活用していない
自動車保険の契約方法として、インターネット契約を活用していないことが挙げられます。
代理店型の保険では、代理店手数料が保険料に上乗せされているため、ダイレクト型と比べて割高になりがちです。
ダイレクト型の保険は、保険会社と契約者が直接取引を行うため、中間コストをおさえることができ、保険料の削減につながります。
また、複数の保険会社の保険料を比較検討する際も、インターネットを利用することで、より簡単に保険料の違いを確認できます。
インターネットを活用することで、保険料の節約と手続きの効率化 につなげられるでしょう。
自動車保険を安くする方法まとめ
今回は自動車保険料を安くする方法について解説しました。
自動車保険料は 運転者の年齢や等級、車種、補償内容など、様々な要因によって変動することから、適切に見直すことで大きな節約効果 が期待できます。
契約更新時には必ず 複数の保険会社の見積もり を取り、インターネット割引 の活用や補償内容の最適化を検討しましょう。
セイビーでは任意保険の相談や見直しなど、保険のお悩みのご相談も出来るため、保険料を安くしたいなどの悩みがある場合はお気軽にご相談ください!
本記事の内容を、自動車保険料節約にお役立ていただければ幸いです。