自動車保険は車を運転するうえで必要なものの、保険料の支払いが毎月の負担となっているケースも多いでしょう。
自動車保険について調べていると「保険会社を変えたほうが保険料は安くなる」という情報を目にする方もいると思いますが、それは本当なのでしょうか?
また、自動車保険をコロコロ変えてしまうとデメリットなどは発生するのでしょうか?
本記事では、自動車保険の更新と乗り換えどちらがお得なのか、乗り換える際に注意するポイントなどをご紹介します。
目次
自動車保険はコロコロ変えた方がお得?乗り換えの3つのメリット
自動車保険は、毎年保険会社を乗り換えたほうが支払う保険料は安くなる可能性があります。
本章では、毎年保険会社を乗り換えたほうがお得といわれる3つのメリットをご紹介します。
乗り換え・新規契約者向けの割引を利用できる
各保険会社は、新規顧客を獲得するために 乗り換えや新規契約者向けのキャンペーンを用意していることが多く、利用することで次の1年間をお得に契約できるかもしれません。
キャンペーン内容は保険会社によって異なり、Amazonのギフト券や商品券をプレゼント するケースもあれば、保険料の割引を提供しているところもあります。
ただし、保険会社によっては更新時に継続特典などが用意されているケースもあるため、乗り換えと更新のどちらがお得かを比較してみるとよいでしょう。
ダイレクト型自動車保険でさらに保険料が割引できる
ダイレクト型自動車保険とは、代理店を通さずにインターネット上で直接保険会社と契約する保険のことであり、インターネット割引などダイレクト型ならではの割引や特典 を導入している保険会社も数多く存在します。
乗り換え・新規契約者向けの割引と併用も可能で、好きな時間に保険料の計算・見積もり・申し込みまでできることから、忙しい現代人にマッチしたサービスといえるでしょう。
保険料の見直しができる
他社に乗り換える際に保険料やサービス内容を確認するため、保険料を安くしたり不要なサービスをなくしたりと見直しができる点もメリットといえるでしょう。
自動車保険は毎年支払うものであり、更新時期に合わせて見直しや他社との比較をすることで、よりお得に利用できるようになります。
自動車保険は毎年コロコロ変えても大丈夫?3つのデメリット
自動車保険の乗り換えにはメリットと同時に、デメリットといえるものも存在します。
自動車保険は毎年コロコロ変えること自体は問題ありませんが、乗り換えの前に本章でご紹介する3つのデメリットも把握しておきましょう。
等級が引き継げない場合がある
自動車保険を毎年乗り換えると、状況によっては等級が引き継げない可能性があります。
もしも等級が下がることが決定している状態で自動車保険を乗り換えた場合、上がったままの等級が引き継がれるのではなく、下がった等級で契約されます。
また、一部の共済から別の自動車保険に乗り換えた場合は等級を引き継げないケースもあるため、乗り換え先の保険会社に等級を引き継げるのか事前に確認しておくことが重要です。
特典が失われることがある
保険会社側としては一度契約した顧客を他社に譲るわけにはいかず、自動車保険を継続して契約した人に向けた特典を用意しているケースも多いでしょう。
例としては継続割引や優待サービスなどが挙げられ、これらは保険会社を乗り換えると当然利用できなくなります。
念のため、乗り換えと更新のどちらがお得かを比較しておくことが重要です。
手続きに手間がかかる
毎年更新の際に新しい保険会社を探す必要があるため、手続きの手間が面倒と感じる方もいるかもしれません。
特に自動継続特約がある場合は、更新の手間すら省くことが可能です。
更新漏れが発生すると補償が切れてしまうほか、等級がリセットされる恐れもあります。
自動継続で漏れなく更新したい・担当者の対応に安心感を持っているという場合は、保険会社を乗り換えるメリットは少ないといえるでしょう。
自動車保険を乗り換える際に注意すべき3つのポイント
自動車保険を乗り換えれば保険料を節約できる可能性がありますが、乗り換え時に注意すべきポイントもあります。
初めての方も毎年乗り換える方も、本章でご紹介する3つのポイントを今一度確認しておきましょう。
「空白期間」と「重複期間」を作らないこと
保険会社の乗り換えは、満期日に合わせて行うことをおすすめします。
満期日と始期日の間に空白期間ができてしまうと、その期間に起こした事故には補償が付かず、さらに8日以上の空白期間がある場合は基本的に等級の引継ぎができません。
また、二つの自動車保険を重複契約した場合、事故を起こしても保険金はどちらか一方からしか受け取れず、支払った保険料が無駄になってしまいます。
保険料だけでなく自分に合ったサービス内容かも確認する
保険料の安さだけを重視せずに、自身にとって必要な補償やサービスが付いているかを確認しておくことも重要です。
同じ補償や特約も保険会社によって名称が変わり、補償内容・範囲・保証金額が異なるケースもあるでしょう。
特に、保険料が安い自動車保険は保証の限度額が少なく、特約を付けることができない・もしもの時に利用したいサービスが手薄となるといったケースも考えられます。
自動継続特約がある場合は解約の旨を伝える必要あり
自動継続特約とは、契約内容の変更や終了の意思表示がない場合に、前契約と同一の条件で契約が自動更新されることをいいます。
他社に乗り換える場合、解約の旨を伝えなければ前契約が自動的に更新され、二重契約となってしまうでしょう。
自動更新を終了するタイミングは保険会社によって異なるため、確認を取ったうえで期日までに解約の旨を伝えることが重要です。
自動車保険の切り替え手順は?
自動車保険の切り替え手順は、基本的に以下のとおりです。
- 複数の保険会社に見積もりを取る
- 乗り換え先の保険会社を決め、契約を申し込む
- 現契約の保険会社に解約の連絡を入れる(自動継続特約や中途解約の場合)
- 保険料の支払いなどの手続きをする
更新か乗り換えを検討するタイミングは、保険会社から更新のお知らせが届く、満期日の2~3ヶ月前がおすすめです。
満期日のタイミングで乗り換えれば空白期間や重複期間が発生することなく、等級も引き継いで利用できます。
まとめ
自動車保険の保険料を安く抑えたいという場合、毎年の更新時に乗り換えを検討 するほうが、保険料・サービス内容ともに見直しができてお得です。
満期日の2~3ヶ月前 に保険会社から更新の有無について連絡が来るため、そのタイミングで複数社を比較して更新か乗り換えを検討してみましょう。
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