自動車保険は万が一の事故に備えるための大切なサポートですが、多くの保険会社が存在する中で、どの保険を選べばよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、日本の自動車保険市場をリードする大手4社「東京海上日動」「三井住友海上」「あいおいニッセイ同和損保」「損保ジャパン」の特徴や補償内容を解説しています。
それぞれを比較することであなたに最適な保険が見つかるはずです!
ぜひ参考にしてみてください。
自動車保険の大手4社とは
損害保険業界では「東京海上ホールディングス」「MS&ADホールディングス」「SOMPOホールディングス」の3グループが業界をリードしています。
下記のように、それぞれ損害保険会社が属しており、自動車保険の大手4社として知られています。
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東京海上ホールディングス
東京海上日動「トータルアシスト自動車保険」 -
MS&ADホールディングス
三井住友海上「GK クルマの保険」
あいおいニッセイ同和損保「タフ・クルマの保険」 -
SOMPOホールディングス
損保ジャパン「THE クルマの保険」
自動車保険大手4社の特徴
3大損保の中には、4つの自動車保険会社が属していることが分かりました。
ここでは、各会社にどのような特徴があるのかを解説していきます。
1. 東京海上日動「トータルアシスト自動車保険」
東京海上日動は損害保険会社の中でも、売上1位を獲得している保険会社です。
実は 日本で初めて自動車保険の営業認可を受けた企業 であり、今までに 約1,400万件以上もの加入実績 があります。
事故対応のサービス拠点は、全国207ヶ所 に設置。
また、高い専門性を持ったスタッフも多く在籍しており、思わぬ事故が発生した際にも心強い体制が整っています。
特約の1つである「ドライブエージェントパーソナル特約」は、通信機能付きのオリジナルドライブレコーダーを提供するサービスです。
このドライブレコーダーは 事故が発生すると自動でオペレーターに連絡し、事故映像を送信する機能を備えています。
2. 三井住友海上「GK クルマの保険」
自動車保険に求めるものとして最も重要な「事故対応」。
三井住友海上の「GK クルマの保険」では 年間に約220万件 もの解決実績があります。これは 1日あたり約6,100件の計算です。
24時間365日の事故対応はもちろん、当日中の初期対応として、事故相手への連絡や代車の手配も行います。
「おクルマQQ隊」という充実なロードサービスを提供しており、国内ロードサービス拠点数は約3,800ヶ所。
「バッテリー上がり時のジャンピング」や「ガス欠時のガソリン補給」「キー閉じ込み時のドアの解錠」などのサポートを受けられます。
LINEを活用して「三井住友海上おクルマQQ隊」の公式アカウントから、簡単に連絡できる点も特徴です。
GKクルマの保険は「基本的な補償」が用意されており、必要最低限の補償で保険を選びたい方にとって、非常に便利な保険会社といえます。
3. あいおいニッセイ同和損保「タフ・クルマの保険」
「タフ・クルマの保険」では ロードサービスが自動で付帯 されます。レッカーでの牽引やタイヤのパンク修理、バッテリー上がりなどの対応を補償。
それに加えて、移動費や宿泊費用もサポート してくれるため、もしもの事態でも安心して利用することが可能です。
また、ドライブレコーダーを用いたテレマティクス自動車保険である「タフ・クルマの保険(ドラレコ版)」も提供しています。
テレマティクス自動車保険とは、通信技術を駆使して走行データを集める保険のことです。
そこから算出された安全運転スコアに基づく割引やアドバイスを通じて、事故の未然防止を図ります。
事故時には、高度な対応サービスで早期解決をサポートしてくれるのも特徴です。
ドライブレコーダーを提供するサービスはいくつかの自動車保険会社も提供していますが、この保険では安全運転のスコアに応じた保険料の割引を受けられます。
4. 損保ジャパン「THE クルマの保険」
「THE クルマの保険」の特徴は 基本補償と手厚い特約 です。
対人・対物補償、人身傷害、車両保険に加えて、以下の特約が自動的に付帯されています。
まずは 「対物全損時修理差額費用特約」。
これは車同士の事故で相手車両の修理費が時価額を超えた場合に、最大50万円まで保険金を支払う 特約です。
「無過失事故の特則」 では、過失がないと認められる事故において、保険の等級や割引への影響を抑える仕組みが適用されます。
さらに、任意保険に未加入の相手との事故で補償が不十分な場合には、不足分を保険でカバーしてくれる 「無保険車傷害特約」 も備えています。
これらは一部の特約に過ぎず、他にも安心して利用できるさまざまなサポートが付帯されているのが魅力です。
比較ポイントを表で解説
東京海上日動「トータルアシスト自動車保険」 | 三井住友海上「GK クルマの保険」 | あいおいニッセイ同和損保「タフ・クルマの保険」 | 損保ジャパン「THE クルマの保険」 | |
---|---|---|---|---|
年払保険料 | 6万5,920円 | 5万8,800円 | 7万120円 | 6万1,788円 |
対人賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
人身傷害 | 3,000万円 | 3,000万円 | 3,000万円 | 3,000万円 |
車両保険 | 一般タイプ 車両保険金額 200万円 | 一般タイプ 車両保険金額 200万円 | 一般タイプ 車両保険金額 200万円 | 一般タイプ 車両保険金額 200万円 |
現場急行サービス | 無 | 有 | 無 | ALSOK現場駆けつけ対応サービス |
移動費用補償 | 有 | 有 | 有 | オプション有 |
※見積もり条件(40代男性、ゴールド免許、20等級、自家用小型乗用車)
自動車保険大手4社を比較すると、基本的な補償内容や保険料に大きな差はありません。
対人・対物賠償は無制限、車両保険は200万円、人身傷害は3,000万円で補償する点は共通しています。
違いが見られるのは現場急行サービスや移動費用補償の有無です。
三井住友海上と損保ジャパンは現場急行サービスを提供し、特に損保ジャパンではALSOKの駆けつけ対応が特徴的です。
一方、あいおいニッセイ同和損保と東京海上日動は移動費用補償が含まれています。
自動車保険選び方のポイント
これまでの内容を見ていくと、大手4社の自動車保険には大きな違いが見られないことが分かります。
そのため「どうやって選べばよい?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そんな場合は、補償内容以外の「特約」や「ロードサービス」「加入方法の違い」に注目するのがおすすめです。
ここでは3つのポイントを詳しく解説します。
特約の違いで選ぶ
特約とは主契約に追加できるオプションのようなものです。
基本補償を補完する役割がありますが、補償を手厚くする特約だけでなく、保険料を抑えるために補償範囲を縮小できる特約も用意されています。
内容は保険会社によって異なるため、自分に合った特約を選ぶことが大切です。
ロードサービスの豊富さで選ぶ
車の事故や故障が発生した際に、レッカー移動やパンク修理、バッテリー上がりなど、車のトラブルに対応するのがロードサービスです。
保険会社によって違いがあり、自宅に戻るための交通費や宿泊費、レンタカー費用までサポートするものもあります。
代理店型かダイレクト型かで選ぶ
自動車保険には「代理店型」と「ダイレクト型」の2種類があります。
代理店型は担当者と相談しながらじっくり選べるため、初めて自動車保険に加入する方や保険内容についてあまり詳しくない場合におすすめです。
一方、ダイレクト型はネットや電話を使って自分で手続きするため、保険料が抑えられるメリットがあります。
自動車保険ご加入のご相談はセイビーにお任せください!
自動車保険の大手4社と呼ばれている「東京海上日動」「三井住友海上」「あいおいニッセイ同和損保」「損保ジャパン」をご紹介しました。
各社には独自の強みや特徴があり、保険料、特約、ロードサービスの違いをしっかり比較することが重要です。
本記事を参考に、あなたに合った保険会社選びをしていただけたら幸いです。
また、セイビーではダイレクト型・代理店型の両方を取り扱い、あなたに最適な保険選びをサポートします。
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