フォルクスワーゲンのゴルフと言えば、みなさんクルマ好きでなくても聞いたことあるのではないでしょうか。
その中でも、1974年に発売された初代ゴルフは、ハッチバックのボディーに横置きのエンジン、前輪駆動という現在のゴルフにも引き継がれているメカニズムを持ち、現在でも世界中にたくさんのファンを持つ名車として知られています。
そんな初代ゴルフですが、以外にもトラックモデルがあります。
ヨーロッパや北米では発売されていましたが、日本では発売されていなかったこともあり、知名度が上がらなかったのでしょう。
また、日本では日産(ダットサン)のサニートラック(通称サニトラ)が人気という事もあり、販売されなかったのでしょう。
今回は、そんな初代フォルクスワーゲン キャディー(Caddy)にしポットを当てご紹介します。
フォルクスワーゲン キャディーとは
初代キャディー(1979~2007)
1974年に発売された初代ゴルフに遅れること5年、ゴルフのピックアップトラックとして「フォルクスワーゲン ラビット」として北米で発売します。
どうやら、ゴルフの派生モデルを模索していたらしく、4ドアモデルのジェッタ、ピックアップトラックのラビットというVWの戦略だったようです。
エンジンは1.6Lのガソリンと1.5Lディーゼルエンジン、ガソリン車は78馬力、ディーゼルは48馬力でした。
サスペンションはフロントストラット、リヤはリーフスプリングを持つ車軸懸架方式でした。
(画像はウィキペディアより引用)
2代目 キャディー(1995~2004)
1995年に2代目キャディーが発売されます。
ただし、初代のようにピックアップトラックではなく、バンとして形を変えて登場します。
発売当初はスペインで生産され、その後アルゼンチンに工場を移し南米を主なマーケットして販売されました。
(画像はウィキペディアより引用)
3代目キャディー(2003~)
2003年に現行型キャディーが発売されました。
現行型はよりエアロダイナミックなデザインへと変更になりました。
派生モデルも発売され、「Caddy Life」「Caddy Maxi」「Caddy Maxi Life」「Caddy Life Tramper」「Carrera Cup Edition」「Caddy 4Motion」が発売されました。
(画像はウィキペディアより引用)
初代キャディーの歴史
北米市場
北米市場では小型ピックアップトラックが人気を博し、フォード、シボレー、日本メーカーではダットサンやトヨタ、いすゞやスバルなんかも小型ピックアップトラックを販売していました。
そこにVWが満を持して投入したのがラビット(キャディー)だったのです。
ペンシルベニア州のウエストモアランドにある工場で5年間にわたり製造され、北米ではおよそ7万5千台が生産されました。
北米モデルの特徴は四角いライトとなります。
(画像はHemming Dailyより引用)
ヨーロッパ・アフリカ市場
1982年に、当時のユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)のサラエボにある工場で、ヨーロッパ向けの生産が開始しました。
その後、アメリカでの生産が打ち切られると、ウエストモアランド工場の生産機械を南アフリカへと移し、2007年まで初代ゴルフと共にアフリカで生産されました。
ヨーロッパで発売されるにあたり、北米で発売されていたラビットという名称から「キャディー」として発売されます。
デザインも、四角いライトから丸型ライトへと変更されています。
(画像はウィキペディアより引用)
キャディーのチューニングカー
AUTOFINESSE
なぜ、初代キャディーを紹介しようかと思ったかというと、インターネットで見つけたこの車両を紹介したかったからです。
(superfly HPより引用)
どうでしょうか?かっこよくないですか?
SuperFlyというインターネットメディアで紹介されています。
リンクはこちら↓
SuperFly
エンジンはポルシェカイエンのV6エンジンに乗せ換えられ、サスペンションもエアサスに変更されています。
この車両を改造したのはイギリスのAUTOFINESSEというショップです。
スペック
エンジン:3.2L V6エンジン
サスペンション:Air Lift社製エアサスペンション
ホイール:BBS17インチ
まとめ
いかがでしたか、フォルクスワーゲン キャディー。
日本ではマイナーな車両ですが、かっこいいクルマですね!
まだまだ、世の中には知られていない、このようなクルマをこれからも紹介していきます!