車を購入したあとは定期的に車検を受けなければいけません。
しかし、車検を初めて受ける方は、どのように車検を進めればいいか不安に感じているでしょう。
「車検を受けるのが初めてだから流れを知りたい」
「車検はいつ受けるの?」
「どこで車検を受けられるの?」
この記事では車検の基本をはじめ、受ける時期・費用相場・受けられる場所・必要な書類など初心者にもわかりやすく解説します。
車検の流れを知って、安心して車検を受けましょう。
目次
【初めての車検】知っておきたい基礎知識
車検は車の安全性を確保し、交通事故を未然に防ぐための重要な制度です。
車を所有していると、定期的に車検を受ける必要があります。
この章では車検の目的や、なぜ車検が必要なのか、車検を受けないとどうなるのかなど、車検に関する基礎知識を解説します。
車検とは?安全を守るための定期点検
車検の正式名称は「自動車検査登録制度」といいます。
車の安全性を確認し、保安基準に適合しているかを検査する制度です。
公道において安全な走行を維持するため、定期的な点検と整備が必要となります。
また、車検は法律で定められているため、受けずに公道を走行した場合には行政処分、刑事処分の罰則があります。
車検は必ず受けなければいけません。
車検切れを徹底解説|罰則・運転した場合・なぜバレるか・対処方法など
車検切れの車で公道を走行した場合、罰則があります。万が一、車検が切れてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。今回の記事では、車検切れの車を運転した場合の罰則や、車検が切れてしまった後、更新する方法などを紹介します。
https://seibii.co.jp/blog/contents/shaken_expiration
車検の種類と有効期間
車検には以下の4つの種類があります。
- 継続検査:通常、2年ごと(新車登録から初回のみ3年)に受ける車検
- 構造等変更検査:車の構造を変更した場合に受ける車検
- 予備検査:使用者が決まる前に販売店などが行う車検
- 新規検査:車を新しく登録する際の車検
一般的に車検は継続検査を指すことが多いです。
自動車検査証の有効期間が満了する前に受けることで、引き続きその車を使用できます。
車検を受ける時期とタイミング・購入から何年目?
車検を受ける時期は、車検証の「有効期間の満了する日」の欄、またはフロントガラス上部に貼られている検査標章シールで確認できます。
車検切れで公道を走行すると罰則の対象となるため、有効期間を過ぎる前に車検を受けましょう。
車検を受けるタイミングは、満了日の30日前からがおすすめです。
有効期限内であればいつでも車検を受けられますが、30日より早く受けた場合、満了日が繰り上がるため注意しましょう。
新車で購入した場合、初回は3年目、以降2年ごとに車検を受けます。
中古車で購入した場合、新車登録から何年経過しているかによって変わるため、車検の有効期間を忘れずに確認しておきましょう。
初めての車検はどこでどのような流れで進めればよい?
この章では、車検を受けられる場所・車検に必要な書類・車検当日の流れ・車検にかかる時間など、車検の流れを詳しく解説します。
車検を受けられる場所
車検を受けられる場所は、以下のとおりです。
- ディーラー
- 整備工場
- 車検専門店
- カー用品店
- ガソリンスタンド など
それぞれの業者によって、整備の質や車検費用などが異なります。
予算や店舗の位置など、ご自身に合った業者を選択します。
車検に必要な書類と準備するもの
車検を受けるにあたり、必要な書類は以下のとおりです。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
- 自動車税納税証明書または軽自動車税納税証明書
- 任意保険証書
- 身分証明書
- 印鑑
- その他(車庫証明など)
車検を受ける業者に、事前に必要なものを確認しておきます。
車検当日に慌てて探さなくてもよいように、前もって準備しておくことが大事です。
車検を受けるときの流れ
車検を受けるときは、以下のような流れで行います。
- 業者選定:複数の業者から見積もりをとり、希望の業者に予約
- 受付:車検当日、必要な書類などを窓口に提出
- 車検実施:整備士が車両の状態確認・点検、自動車検査員が検査ラインにてチェックし合否判定
- 支払い・納車:車検完了後、料金を精算し納車
- 新しい車検証・検査標章の受け取り:車検終了後数日~1週間後に窓口または郵送で受け取る
車検は業者によって、即日で終わるところや数日かかるところもある ため、ご自身のスケジュールを考慮しましょう。
支払いについては、一般的には入庫時に法定費用金額。最終的な作業が終わった段階で、残りの基本料金および修理費用(もしあれば)をお支払いします。
業者により異なりますので、事前に確認しておきましょう。
初めての車検にかかる費用と時間
車検費用の内訳は、法定費用、車検基本料、部品交換費用の3つで構成されています。
法定費用は車種によって金額が決まっているため、どの業者であっても変わりません。
車検基本料と部品交換費用は業者によって異なります。
また、車検にかかる時間も業者によって異なります。
各業者の車検基本料の相場と時間の目安は、以下のとおりです。
業者 | 車検基本料の相場 | 時間の目安 |
---|---|---|
ディーラー | 4~10万円 | 2~3日 |
整備工場 | 2~7万円 | 1~2日 |
車検専門店 | 2~3万円 | 30分~1日 |
カー用品店 | 2~4万円 | 1~2日 |
ガソリンスタンド | 1~3万円 | 数時間~2日 |
ただし、検査項目の数や繁忙期、自社工場の有無などによって変動します。
整備のプロが伝える!失敗しない整備工場の選び方
初めての車検で不安な中、どの整備工場に依頼すればよいか悩む方も多いでしょう。
ここでは、整備工場を選ぶコツについて解説します。
車はあなたの命にも関わるものです。
信頼できる整備工場を見極め、安心して車検を受けましょう。
見積もり内容を詳しく比較する
車検を受ける前に、事前に複数の整備工場から見積もりを取りましょう。
1社の情報だけを見て判断せず、比較検討することが重要です。
- 費用内訳の確認:法定費用・車検基本料金・部品交換費用など、内訳を細かく確認
- 整備内容の確認:必要な整備内容がすべて含まれているか、不要な整備が含まれていないか確認
- 追加整備の有無:追加整備が必要な場合は、その理由や費用について詳しく説明してもらう
上記の点に注意することで、無駄な費用を抑え、質の高い車検が受けられます。
整備士の対応をチェックする
整備士の対応は、整備工場の信頼性を判断する上で重要なポイントです。
- 説明の分かりやすさ:車の状態や整備内容について、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるか?
- 質問への対応:疑問や不安な点について質問した際、丁寧に答えてくれるか?
- 親身な姿勢:車検だけでなく、日頃のメンテナンスや車のトラブルに関する相談にも親身になって対応してくれるか?
以上のポイントを満たしている整備士がいる整備工場は、信頼性が高いといえるでしょう。
認定工場と指定工場との違いをチェックする
整備工場には、「認証工場」と「指定工場」の2種類があります。
認証工場とは一定の設備や技術基準を満たした工場で、車検に必要な整備を行うことができます。
指定工場とは認証工場の基準に加えて、国土交通省が定める、より厳しい基準を満たした工場です。
車検の検査ラインを保有しており、その場で検査から整備までを一貫して行うことができます。
指定工場の方が設備や技術面で優れている場合が多いですが、認証工場でも十分なサービスを提供している場合もあります。
費用やサービス内容、整備士の対応などを総合的に判断して、ご自身のニーズに合った整備工場を選びましょう。
初めての車検にセイビーの出張車検がおすすめ
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ぜひ、お気軽にお問い合わせください!
まとめ
この記事では、車検の基本をわかりやすく解説しました。
これから初めての車検を受ける方は、この記事を参考に、ご自身に合った業者を選びましょう。
それでもやっぱり「初めての車検に不安」「車検のための時間がとれない」という方は、seibiiの出張車検でスムーズに車検を終わらせることが可能です。
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