事故やあおり運転に合ってしまった場合に、自分の身を守るドライブレコーダー。
最近では、安心してドライブを楽しむために必須のアイテムとなりつつあります。
現在、ドライブレコーダーは、さまざまな機能が搭載されたものが登場しており、価格帯も数千円~3万円を超えるものまで幅広く販売されています。
今回は、豊富な製品から、整備士が選ぶおすすめのドライブレコーダーをピックアップし、特徴を紹介します。
目次
安いドラレコはリスクが多い!
1万円前後の安いドライブレコーダーがたくさん販売されています。消費者に取っては魅力的ですし、「説明書き」を見る限り、品質にも問題なさそう。
ということで購入される方も多いですが、プロの視点ではオススメできません。
直ぐに壊れて交換、なんてことも多いですが、他にも以下のような欠点が見られます。
リスク1. ラジオのノイズやナビに影響
ドラレコからは電磁波が出ており、放っておくと、ラジオやナビ、TVといった車内の他の電気製品に影響します。
高品質なドライブレコーダーですと、電波の干渉を抑えるシールドが設計されているのですが、安いドラレコは「電波干渉対策」がされていない、或いは、不十分なケースが多々見られます。
実際に、ドラレコをつけた直後からラジオにノイズが走り困っている、といった問い合わせも少なくありません。
リスク2. 直ぐにカメラが落ちる吸盤タイプや薄い両面テープ
高品質のドラレコは、確りとした粘着テープでカメラを貼り付けます。
一方、安いドラレコに多いのが、吸盤で商品を取り付けるタイプです。吸盤タイプは時間の経過とともに剥がれやすく、ストレスフルでしょう。
また、吸盤でなければ安心という訳ではありません。安いドラレコに多いのが、いかにもコストを抑えた薄い両面テープで、本体が直ぐに落ちてくることが多々あります。
リスク3. 画像品質が悪い
パッケージには「高品質画像」と書いてあるのに、いざ映像を見てみたら、映像が不明瞭で、場所の判別すらできないといった場合も多々みられます。
特に夜間の映像は、安いドラレコと高品質ドラレコで、差が顕著に現れます。
あまりオススメできないミラータイプのドラレコ
近未来的で一見すると邪魔にならないミラー型のドライブレコーダー。最近、人気も高まっているようです。ただし、私たちプロの視点ではあまりオススメできません。
リスク1. 不鮮明な夜間の映像
ミラー型ドライブレコーダーの場合、ルームミラー(バックミラー)に被せて設置します。その結果、フロントガラスとカメラの距離が遠くなります。
これの何が問題かというと、夜間にフロントガラスに反射した光がカメラに映ってしまい、肝心な画像が撮れなくなってしまうのです。
対して、通常タイプのドラレコは、フロントガラスに直接貼り付けるため、このような問題は起こりません。
リスク2. 撮影範囲が限定的
ルームミラー(バックミラー)に被せる形となるミラー型ドラレコは、撮影角度がミラーの角度に影響されます。
ルームミラーは通常、運転席の方向に向けますよね?従い、ドラレコの撮影画像がどうしても斜めになってしまうのです。
リスク3. カメラが壊れた場合、ルームミラーに後ろが映らない
ルームミラータイプのドラレコは、ルームミラーとしての機能を鏡ではなく映像として提供します。
つまり、ルームミラーが鏡からモニターに変わるのです。ドラレコが問題なく機能していればトラブルはありませんが、いざドラレコが壊れてしまうと、映像を撮影できないだけでなく、運転席からルームミラーを通して後ろを見ることができなくなります。
この様なトラブルがいざ発生してしまうと、怖くて運転できませんね。
前だけカメラか、前後カメラか、360度カメラか
ということで、オススメのドライブレコーダーの形状は「前カメラ」「前後カメラ」「360度カメラ」になります。
この中でどれを選ぶかは、お客様のご希望や予算にもよります。
前方カメラのみでは不十分?
近年のニュースを見る限り、何かトラブルが起きた際には後部の様子や側面の様子が写っている方が証拠として確実・安心と言えるでしょう。
従い、予算に余裕のある方は、「前後カメラ」か「360度カメラ」の購入を検討されることが良いと思います。
価格は高いが安心、おすすめは国産メーカー
もうここまでくれば明らかですね。
様々なタイプのドラレコを、様々なタイプのお車に取り付けてきた私たちが、安心して取り付けられるドライブレコーダーは『国産メーカー』で『中価格帯以上』となります。
価格に関しては、20,000円前後以上の商品から選べば、問題は起きにくいと言えるでしょう。
外国メーカーも優良品はある
もちろん、輸入品のドラレコメーカーでも良品質の商品はあると思います。
ただ、現時点で私たちの頭に思い浮かぶ外国メーカーが無いのが正直なところです。オススメの外国製ドラレコ(ダッシュカム)があれば、是非教えてください!
Amazonが安くて種類も豊富?
『国産メーカー』で『高品質の中価格帯以上』のドライブレコーダーを購入するにしても、出来るだけ安く購入したいですよね。
私たちが沢山調査した結果、やはり、Amazonを代表とするのインターネットでの購入がもっとも安く、レビューも参考にしながら、豊富な商品群から選ぶことができる選択肢と言えます。
取り付けに困る?
ネットショップで購入したドライブレコーダーの取り付けを依頼する場合、「持ち込み商品の取り付けをしてくれない」「工賃が高い」「輸入車だと断られる」というようなケースがあります。
取り付けをプロに任せたい場合には、出張整備のセイビーがおすすめです。
セイビーなら、リーズナブルな価格で取り付けが完了するだけでなく、配線処理をしっかり行うため、見た目もキレイに仕上がります。
オートバックスやジェームスなどのカー用品店
__家電量販店やオートバックス、ジェームス、イエローハット、ディーラーといったお店に行き、店員さんのアドバイスを得ながら商品を選ぶ選択肢も良いでしょう。
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ただし、リアルの店舗は選べる商品に限りがあったり、そもそも商品単価がネットよりも高かったりと、必ずしもコスパが良いとは言えません。
お店で商品に目星をつけて、ネットで安く購入する、といったネットに慣れた方であればお馴染みの方法も良いでしょう!
そうは言ってもオススメのメーカー・商品を教えて欲しいとのリクエストを多々頂きますので、いくつかご紹介します。
ここにあげたメーカーや商品以外にも良い商品は沢山ありますので、色々と調べてみましょう!
オススメ国産メーカー1:ユピテル
国内最強ドラレコメーカの1社です。Yupiteru社製製品も品質は全く問題ありません。種類も大変豊富です。
前後2カメラ : WDT510c
- Amazon.co.jp限定
- 日本製
- 高画質200万画素(リア100万画素)1年保証
- 最大視野角160°/150°
前後2カメラ : DRY-TW9100d
- 日本製
- 200万画素
- GPS HDR WiFi機能 Gセンサー(衝撃録画) デジタル転送,広画角対角(フロント151°リア157°)
全周囲360°カメラ:Q-21A
- Amazon.co.jp限定
- 日本製
- 前後上下左右記録
- GPS 衝撃センサー
- 3年保証
- 200万画素
オススメ国産メーカー2:コムテック
もっとも間違いないメーカーの1つ、コムテックです。Comtec社製の製品であれば何の問題も無いでしょう。
前後2カメラ最上位機種モデル:R026
- SONY製CMOSセンサー搭載で高画質370万画素
- 日本製で製品保証付き
- 前方+後方カメラの2カメラタイプで最大のヒットとなっている同社ドライブレコーダー「ZDR-015」の上位機種
- 撮像素子:1/2.8型 CMOSセンサー、有効画素数:最大370万画素、レンズ画角:水平113° 垂直60°(対角133°)、F値:2.0、レンズ材質:ガラ
360度全方向対応ドライブレコーダー:HDR360G
- 車内はもちろん、前後左右も録画で安心
- 日本製で製品保証付き
- 液晶サイズ:2.4インチ、本体サイズ:66(W) × 110(H) × 52(D)/mm、本体重量:146g
オススメ国産メーカー3 : ケンウッド
言わずと知れたオーディオメーカーのKenwood。ドライブレコーダーも生産しており、大変品質も良く、おすすめできます。
前後カメラ:DRV-MR740
- 前後ともデジタル放送と同じ210万画素フルハイビジョンカメラを採用。
- トップクラスの明るさを持つ「F1.8明るいレンズ」をメインユニット(前方用カメラ)及び後方用の2ndカメラに採用
- 最長24時間の駐車監視録画対応
- 逆光やトンネルの出入り口など明暗差が激しい環境時におきる「白とび」や「黒つぶれ」を抑え明瞭な映像を記録
- 地デジやカーラジオへの影響を最小限に抑えるノイズ低減設計
オススメ国産メーカー4 : セルスター
自動車用品、関連エレクトロニクス製品の製造販売を行なっているCellstar、優良企業です。同社はドライブレコーダーも製造販売しており、品質は大変良いです。
前後カメラ:CS-72FH
- 日本製 3年保証
- GPSお知らせ機能(ドライブ中の危険なエリアを事前にお知らせ
) - 3つの録画モード(①常時録画モード ②イベント録画モード(自動) ③クイック録画機能(手動))
ネットでドラレコ購入+出張取り付けがコスパ最強
結論としては、国産メーカーに絞り、インターネットでレビューを見ながら商品を選ぶことが、最も「間違いなく」、且つ、「安く」ドライブレコーダーを購入できる手段と言えるでしょう。
取り付けに関しては、近くの整備工場、ディーラー、カー用品店に持ち込んで取り付けを行ってもらうこともできますが、__社外品や持ち込みだと断わられたり、外国車は受け付けてくれなかったり、高額な工賃を請求されることも多いようです。
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セイビーでは出張取り付けで、プロが格安に且つ確実に作業を行っています。
ネットで商品購入をし、Seibiiで出張取り付けが、ドライブレコーダーの取り付けで最もコストパフォーマンスが高い方法と言えるでしょう。
ドライブレコーダーの取り付けを検討している方は、お気軽にお問い合わせください!