「リアワイパーが原因で車検に通らない車の特徴は?」
「リアワイパーを取り外した車は車検に通る?」
リアワイパーが標準搭載されている車種に乗車中の方は、車検の時期に上記のような点が気になるかもしれません。
リアワイパーレスの車だと一部車検に通れない場合があるため注意が必要です。
今回は、リアワイパーと車検との関連について解説します。
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目次
リアワイパーと車検の合否の関係
結論として、リアワイパーの有無は車検の合否に影響しません。
道路運送車両法に基づく保安基準では、走行に直接影響するフロントガラスのワイパーの装着が義務付けが定められています。
つまり、リアワイパーには保安基準に記載がなく、後方のワイパーに関しては定義されていない ことから、リアワイパーの有無は車検に無関係といえます。
一方、検査員の主観で判断される側面があり、車検においてグレーゾーンといわれています。
リアワイパーを取り外した車でも車検に通る
保安基準に記載のないリアワイパーの取り外し自体に問題はありません。
大きなトランクルームがあるセダンタイプなど、元々リアワイパーを搭載していない車種についても、リアワイパーがついていない状態で車検は通ります。
リアワイパーの有無は車検に合格するか否かに直接影響しないことを理解しておきましょう。
リアワイパーが標準装備されている車での取り外しは、検査員の判断により稀に車検が通らないケースがあるため注意が必要です。
基準を満たしていないリアワイパーがついていると車検に落ちることがある
保安基準を満たさないリアワイパーと検査員に判断されると車検に落ちてしまう事例は以下のとおりです。
<リアワイパーが原因で車検に通らない検査員の判断事例>
- リアワイパーゴムの劣化→ワイパーの機能を果たしていない
- リアワイパーが標準装備の車での取り外し→改造したと考えられる
- ワイパーを動かす軸の先端が細いネジが残る→歩行者が接触した際に怪我をする恐れがある
特に、「ワイパーゴムの状態」は車検の検査項目に入っているため、リアワイパーのゴムが激しく劣化していると車検に通らないケースがあります。
リアワイパーが原因で車検に通らない!?よくある4つのパターン
この章では、車検に通らないワイパーの特徴についてお伝えします。
よくあるパターンを押さえ、事前に対策できるようにしておきましょう。
ゴムの破損
ワイパーゴムはガラス上の水や汚れを除去する部品であり、切れている部分があると汚れの除去ができません。
ワイパーゴムの 経年劣化によりヒビや欠けなどが生じやすく、運転機能に支障を及ぼす恐れがあるとみなされると車検に通りません。
リアワイパーのゴムが変形する原因は、消耗によるゴムの硬化や劣化で、長い間使用して劣化したゴムは、使用時にビビリ音がします。
アームやブレードの変形
リアワイパーアームは無理な力がかかると変形のおそれがある部品で、アームが変形するとゴムの密着性が落ちてしまいます。
ウォッシャー液が綺麗に拭き取れず、視界不良で運転に支障をきたすため、車検に通らない可能性があります。
また、細いワイパーアームが変形する原因は積雪地域による雪の重みや突風の影響が考えられます。
車を置く場所や交換の際に変形しないように注意が必要です。
ワイパーが動かない
正常に動作しないリアワイパーは車検に通らない可能性があります。
ワイパーが正常に動かない原因は、モーターの故障・ヒューズ切れ・ワイパースイッチの故障などです。
ウォッシャー液が出ない
窓に付着した汚れを落とす ウォッシャー液が出ない、液の出が弱く適切に噴射できないと車検に通らない可能性があります。
ウォッシャー液が出なくなる原因は、ノズルの汚れや詰まり・ホースの外れ・ワイパースイッチの故障が考えられます。
リアワイパーを取り外したことによって車検に通らなくなることもある!?
ここでは、リアワイパーレスの状態で車検に通らない3つのケースを解説します。
リアワイパーを取り外した状態が危険と判断された場合
多くの車種がリアワイパーを外すと車体側にボルトの先端が露出した状態となり、突起物が歩行者や周囲の物に接触すると危険と判断されて車検に通らないケースがあります。
保安基準では「車枠及び車体に鋭い突起がなく、回転部分が突出していないもの」として記載があります。
車検を通すための解決方法は、外した突起部分に保護キャップをつけるなど、リアワイパーレスの保護部品を装着することです。
車種によっては、リアワイパーレスキットなども販売しており、リアワイパーを取り外す際は突起物を保護する工夫が必要です。
リアワイパー作動のスイッチが残っていた場合
リアワイパーレスの状態で 作動用のスイッチが残っている場合は車検に通らないケースがあります。
リアワイパーを外した際、車内に残ったリアワイパーの稼働スイッチが車検の検査員によっては故障または改造と判断されるためです。
特に、元々ついていたリアワイパーを外した場合や、車の見た目をよくする目的でカスタムを行う方は注意が必要です。
車検を通すための解決法は、作動用のスイッチを取り外す、同じ車種でリアワイパーレスのワイパースイッチに交換することです。
リアワイパーの取り外しが「改造」とみなされた場合
リアワイパーの取り外しが改造扱いとみなされた場合は、車検に通りません。
最低限の基準である保安基準に記載のない項目は、車検を担当した検査員の判断に左右されます。
特に、リアワイパー標準装備車は車検への影響が懸念されるため、注意が必要です。
リアワイパー標準装備車で車検を通すための解決法は、リアワイパーのモーター本体を外したうえで2つの方法があります。
- 表面を滑らかにするリアワイパーレスキットでDIY加工する
- モーター本体を外して開いた穴をワイパーホールカバーで覆う
車によってリアワイパーを取り外した後の穴の直径が異なるため、カバーを購入する際にはご自身の車の直径を確認しましょう。
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車検項目の外観検査においてワイパーに関しては、主にワイパーゴムとウォッシャー液の点検が行われます。
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まとめ
リアワイパーがなくても車検は通ります。
しかし、もしあらかじめついていたリアワイパーを取り外す場合は、適切に取り外さないと車検に通らないケースがあるため、注意しましょう。
また、後付けでリアワイパーを設置する場合も基準を満たす必要があります。
車検は、専門的な技術をもった技術力の高い業者に依頼をするとスムーズです。
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