「車検切れの中古車を購入しても問題ない?」
「車検切れの中古車を購入する際の注意点はある?」
上記のような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、車検切れの中古車は購入しても問題ありません。
ただし、通常に比べて手続きが増えたり、費用もかかったりする可能性がある点には注意しましょう。
この記事では、__車検切れの中古車を購入する際の費用や注意点をまとめました。
車検切れの中古車に関する表示や、よくある質問もご紹介しています。
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中古車の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
車検切れの中古車は購入しても問題ない?
結論からいうと、車検切れの車を購入しても問題はありません。
ただし、車検の期限が切れていたり、一時抹消登録をしていたりする状態なため、購入後は車検に通す必要があります。
なお、車検切れの中古車は「車検あり」の車より安く販売されている傾向にあります。
安く販売されている理由は不具合があるためではなく、購入後の車検代を考慮してくれている場合がほとんどです。
販売価格に車検代を入れると高額になる可能性もありますが、車検を安く引き受けてもらえれば「車検あり」の車よりお得に購入できる場合もあるでしょう。
車検切れの中古車を購入するのにかかる費用
車検切れの車を購入する際は、購入費用に加えて車検費用の支払いが必要です。
車検にかかる費用の内訳は、大きく以下の3つに分類されます。
- 法定費用
- 車検基本費用
- 部品交換費用
この章では、車検にかかる費用を3つの内訳別にご紹介します。
法定費用
法定費用に含まれる内訳は以下の3つです。
法定費用の内訳 | 費用 |
---|---|
自動車重量税 | 軽自動車:6,600円 普通自動車:8,200円~2万4,600円程度 |
印紙代 | 指定工場:1,800円 認定工場:2,200円~2,300円 |
法定費用にかかる費用は、合わせて 3万円〜5万円程度 です。
法定費用はどこで車検を受けても発生する費用で、車種や車の経過年数、車検を受ける場所によって異なります。
正確な費用は、車検を受ける車種の重さや経過年数を確認してみてください。
車検基本費用
車検基本費用の内訳には、検査費用や車検代行手数料などが含まれており、かかる費用は 5万円程度が目安 です。
車検基本費用は、車検を受ける業者によって異なります。
最も高いといわれているのはディーラーで、相場は4万円~10万円 が目安の金額です。
対してカー用品店や ガソリンスタンドであれば、1万円~4万円程度 が相場となります。
車検費用を抑えたい場合は、業者を比較して選ぶとよいでしょう。
部品交換費用
部品交換が必要な場合にかかる費用は以下のとおりです。
- エンジンオイル:4,000円~
- バッテリー:1万円~
- タイヤ4輪交換:4万円~
車検を受ける際は、部品の消耗も予測されます。
バッテリーやタイヤが消耗している場合は、交換費用が高くつく旨を考慮しておきましょう。
また、ディーラーで車検を受ける場合、純正品との交換となるため、費用が高くなる傾向にあります。
中古車の車検切れ表示について
車検切れの中古車は「車検なし」以外にも以下のような表記があります。
それぞれの表示内容は、以下のとおりです。
表示 | 特徴 |
---|---|
車検なし・車検整備なし | 車検が切れている状態 自分で車検に出す必要がある |
車検整備付・車検整備2年付き | 車検が切れていてナンバーもない状態 車検ではなく予備車検を受ければ運転できる 全ての手続きを自分で行うため手間がかかる |
車検あり | 車検が残っている状態 名義変更のみで納車できる 車検の期限に注意 |
車検なしと車検整備付は車検整備付の方は購入先で車検を受けられるため、車検代込みの価格が提示 されています。
予備車検付は車検ではなく 予備車検を受けて、3ヶ月以内に手続きをすれば公道の走行が可能 です。
ただし、予備検査の手続きは全て自分でする必要があるため、時間と手間がかかるでしょう。
車検ありは 名義変更が終わればすぐに納車 されますが、車検の残りが2年の場合もあれば、数ヶ月しかない場合もあるため注意が必要です。
車検の期限によっては購入してすぐに車検が切れる恐れもあるため、購入する際は期限を確認しておきましょう。
車検切れの中古車を購入した後の手続き
車検切れの車を購入した後は、車検に通さないと公道を走行できないため手続きが必要です。
この章では購入先で車検を依頼する場合と、自分で車検の手続きをする場合をご紹介します。
購入した業者に車検を依頼する
車検切れの中古車を購入する際は、店舗で車検をしてもらえるか確認しましょう。
「車検整備付」や「車検整備2年付き」と表示されている中古車だとそのまま車検の手続きをしてくれるため安心です。
ただし、購入が決まってからレッカーの手続きをしたり、場合によっては仮ナンバーの発行をしたりするため納車まで時間がかかります。
車検には2〜3日かかり、納車までには1週間程度かかると思っていた方がよいでしょう。
自分で車検の手続きをする
自分で車検の手続きをする場合は、名義変更をした後に車検を受ける場所まで車を移動させる必要があります。
車検なしの場合は車を運転して移動できないため、役所で仮ナンバーを発行しましょう。
その後、必要であればレッカー移動を依頼してください。
仮ナンバーを発行する際は、車検証を持参して申込み用紙に記載します。
発行にかかる手数料は750円で、5日以内に役所へ仮ナンバーを役所へ返却 する必要があります。
レッカー移動にかかる費用は 1万円程度 で、仮ナンバーがなければ利用できません。
このような手続きが面倒な場合は、出張サービスがある業者で車検を受けるとよいでしょう。
出張サービスがある業者に依頼すれば指定した場所まで来てもらえるため、移動と車検を任せられます。
車検切れの中古車に関するよくある質問
車検切れの中古車について解説しましたが、まだ疑問点がある方もいるでしょう。
- 車検切れの中古車のナンバーはどうなる?
- 車検切れの中古車には試乗したほうがよい?
- 車検切れの中古車を購入するのに車庫証明は必要?
この章では、車検切れの中古車についてよくある質問に答えます。
車検切れの中古車のナンバーはどうなる?
車検切れの中古車のナンバーは、以下の場合に手続きや交換が必要です。
- ナンバープレートがない場合
- 県外で中古車を購入した場合
予備車検付の場合は、ナンバーがない状態となるため、手続きをする必要があります。
車検切れにかかわらず、県外で車を購入した場合も、移転登録だけでなくナンバーの交換が必要です。
また、車検切れの状態で公道を走行する場合は、役所で仮ナンバーを借りる手続きをしましょう。
その後、5日以内に車検を受けて返却する必要があります。
車検切れの中古車には試乗したほうがよい?
中古車を購入する際は試乗した方がよいですが、車検切れの中古車は試乗できません。
車検切れの状態で車を運転すると法律違反に該当し、罰則が科せられるためです。
仮ナンバーを取得すれば運転できますが、手続きに手間がかかるため対応してくれる業者はまずないでしょう。
ただし、車検が切れていなければ試乗できます。
そのため、中古車を購入する際は必ず運転して、車の状態を確認しておきましょう。
車検切れの中古車を購入するのに車庫証明は必要?
車検切れかどうかにかかわらず、中古車を購入する際は基本的に車庫証明が必要です。
ただし、住んでいる地域によっては 車庫証明が不要な場合もあります。
たとえば、住所が市区町以外の村や2006年以降に合併した「旧村」の場合は車庫証明が不要です。
さらに、軽自動車の場合は車庫証明が不要な地域も多いため、購入する際に確認しておきましょう。
車庫証明は設定した駐車スペースの地域ではなく、車の所有者の住所によって判断されます。
所有者の住所が車庫証明を必要とする地域にある場合、例外なく取得しなければならないため気をつけましょう。
車検切れの中古車を購入したらセイビーへ
車検切れの車を購入した場合は、一度セイビーへご相談ください。
ネットや電話でご相談いただければ、指定された場所へ車検前の点検に伺います。
その後見積もりを出して車検費用を案内するため、追加料金の心配はありません。
電話でご相談いただく場合は、担当整備士と直接会話できるため、不明な点も解決しやすいでしょう。
車検切れの場合、対応費として2万2,000円を頂戴しておりますが、仮ナンバーの取得や手続きも対応可能です。
レッカー移動する場合も追加料金は発生しません。
車検切れの中古車を購入し、手続きに悩みを抱えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
車検切れの中古車は購入しても問題ありません。
中古車を購入する際は、提示されている金額に、車検代が10万円程度加算される旨を考慮しておきましょう。
あとから車検代がかかるため損をしたように感じるかもしれませんが、車検切れの中古車は車検アリの車に比べて安く販売される傾向にあります。
車検を受ける際に安い業者を選べば、トータルでみてもお得に購入できるでしょう。
購入後は車検に通さないと公道を走行できないため、速やかに業者を探す必要があります。
業者までの移動は、仮ナンバーを発行したり、レッカーを使用したりすることもあります。
車検にかかる時間や手間を削減したいなら、出張車検を利用するのもおすすめです。
セイビーなら移動の手間が省けるうえ、リーズナブルな車検が可能です。
車検切れの車を購入するのに迷っている方は、ぜひセイビーへご相談ください。