車検切れの車に乗れなくなったときの選択肢の一つは、専門業者や買取業者の引き取りを依頼する方法です。
車検が切れると公道を走れなくなるため、中古車販売店や廃車業者に持ち込むことも難しいですが、__引き取りサービスを利用すればスムーズに手続きできます。
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ただし、引き取りサービスを利用する場合には、デメリットや注意点もあるため、いくつかの方法のなかからベストな方法を選ぶことが重要です。
本記事では、引き取りサービスを中心に車検切れの車の対処法について解説します。
車検切れの車の処分方法についてお困りの方はぜひ参考にしてください。
車検切れの車は「廃車引き取り」で処分できる
車検が切れてしまった車は、公道を走行することができません。
しかし、そのまま放置しておくわけにもいきません。
そんな時、便利なのが「廃車引き取り」サービスです。
廃車引き取りサービスとは
廃車引き取りサービスには、主に以下の2つの種類があります。
- 廃車買取業者: 再販や部品取りを目的として、まだ価値のある車を買い取ってくれます。
- 廃車引取業者: 価値がない車や状態が悪い車を、適切に処理・リサイクルしてくれます。
引き取りサービスにかかる費用
引き取りサービスにかかる費用は、以下の要素によって大きく変動します。
- 車の状態: 事故車や不動車の場合、修理費用などが上乗せされる場合があります。
- 車のサイズ: 大型車や特殊車両は、運搬費用が高くなる傾向があります。
引き取り地点からの距離: 遠方からの引き取りは、輸送費用が加算されます。 - サービス内容: 単純な引き取りだけでなく、廃車手続きの代行なども依頼すると費用が追加されます。
一般的な費用の内訳は以下の通りです。
- 解体費用:1万円~2万円程度
- レッカー費用:5,000円~1万円程度
- 手続き代行費用: 5,000円~1万円程度
これらの費用に加えて、地域や業者によって追加料金が発生する場合もあります。
事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
引き取りサービスの申し込み方法
引き取りサービスの申し込み方法は、以下の3つの方法が一般的です。
- インターネット: 多くの業者がウェブサイトで申し込みフォームを用意しています。必要事項を入力し、送信するだけで簡単に申し込みが可能です。
- 電話: 直接業者に電話で連絡し、引き取りを依頼することもできます。不明点があれば、その場で質問できるのがメリットです。
訪問: 一部の業者は、自宅まで訪問して車の査定や引き取りを行っています。
申し込みの際には、以下の情報が必要になります。
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 印鑑証明書
- 実印
- 委任状
事前にこれらの書類を用意しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。
引き取りサービスの後の流れ
引き取りサービスを利用した後、車は以下のような流れで処理されます。
- 車の引き取り: 指定された日時に、業者がレッカー車で車を引取ります。
- 廃車手続き: 業者が必要な書類を陸運局に提出し、廃車手続きを行います。
- 自動車税の還付: 車検が残っている場合は、自動車税の還付手続きが行われます。
- リサイクル料金の支払い: リサイクル料金の支払いが必要な場合は、業者から請求書が届きます。
- 抹消登録証明書の発行: 廃車手続きが完了すると、抹消登録証明書が発行されます。
車検切れの車の引き取りを依頼する場合のメリット・デメリット
車検切れの車の引き取りを依頼する場合のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
- 手間が省ける: 車の処分に関する手続きをすべて業者に任せられるため、時間と手間を大幅に節約できます。
- 費用を抑えられる: 廃車手続きを自分で行う場合、陸運局への手数料やレッカー費用などが必要になりますが、引き取りサービスを利用すればこれらの費用を削減できます。
- 乗車を続けるか買い替えを行うか提案:プロの整備士が在籍している業者の場合は、車の状態を確認して乗り続けるべきか、買い替えを行うべきかを判断してご提案します。
デメリット
- 費用が発生する: 引き取りサービスには費用がかかります。
- 悪質な業者に注意: 不当に高額な費用を請求する悪質な業者も存在するため、注意が必要です。
車検切れの車の引き取り以外の選択肢
車検切れの車を処分する方法は、引き取り以外にもいくつかあります。
自分で廃車手続きをおこなう
自分で廃車手続きを行う場合、費用を最小限に抑えることができます。
しかし、手続きには手間と時間がかかるため、ある程度の知識と労力が必要です。
メリット
- 費用が安い: 引き取りサービスや買取業者に支払う手数料がかからないため、最も経済的な方法です。
- 手続きを自分で管理できる: 自分のペースで手続きを進められるため、安心感があります。
デメリット
- 手続きが複雑: 陸運局での手続きや書類の準備など、複雑な手続きが必要です。
時間と手間がかかる: 手続きには数日から数週間かかる場合があり、平日に陸運局へ行く必要があります。 - 車の運搬が必要: 自分で車を陸運局まで運搬する必要があります。
中古車買取業者に売却する
中古車買取業者に売却する場合は、車の状態によっては買取価格がつき、お金を受け取ることができます。
ただし、車検切れの車は一般的に価値が低いため、高額な買取は期待できません。
メリット
- お金を受け取れる可能性がある: 車の状態によっては、買取価格がつく場合があります。
- 手続きが簡単: 買取業者が必要な手続きを代行してくれるため、手間がかかりません。
デメリット
- 買取価格が低い: 車検切れの車は価値が低いため、高額な買取は期待できません。
すべての車が買取対象ではない: 状態が悪い車や古い車は、買取を断られる場合があります。
車検を通す
車検切れの車を再び公道で走行させるためには、車検を通す必要があります。
ただし、車検には費用がかかるため、車の状態や今後の利用計画を考慮して判断する必要があります。
メリット
- 車に乗り続けられる: 車検を通すことで、引き続き車を所有し、使用することができます。
デメリット
- 費用がかかる: 車検費用に加えて、修理費用や税金などの支払いが必要です。
車の状態によっては車検に通らない: 重大な故障や欠陥がある場合は、車検に通らない可能性があります。
上記以外にも、個人売買やオークションなど、車検切れの車を処分する方法はいくつかあります。
それぞれの方法を比較検討し、自分の状況に合った最適な方法を選びましょう。
車検切れの車の車検ならセイビーがおすすめ
車検が切れてしまった車は運転することができないので、出張して車検をしている業者がお勧めです。
セイビーでは、ご自宅までプロの整備士が出張して車検を行います。
整備工場などに車を運搬する工程が省けますので、手軽に車検が受けられます。
まとめ
車検切れの車を処分する方法は、引き取り以外にもいくつかありますが、手間や費用を考慮すると、引き取りサービスを利用するのが最も手軽で安心な方法です。
廃車に要する時間は、手続きの開始から完了まで、通常は数日から数週間の範囲で変動します。
一時抹消の廃車手続きには、1日から3日ほどかかります。
永久抹消の廃車手続きにかかる期間の目安は3日から10日位です。
ただし、業者によっては手続きに時間がかかる場合もあり、特に繁忙期や地域によっては処理が遅れることがあります。
廃車手続きをスムーズに進めるためには、事前に必要な書類を整え、信頼できる業者と連携することが重要です。