車検切れした車にローンが残っている状態でも所有者が自分以外の場合、廃車手続きができません。
車検切れでどうしても廃車にしたい場合には、残金を一括返済し、所有者を自分自身にすることで解決できます。
本記事では、ローンが残っている車が車検切れした時に今後も乗り続ける時の対策と車検を通さないまま手放す際の注意点について解説します。
セイビーでは、ローンが残っている場合や事故歴がある場合でも買取可能です。
お車でお困りの方はセイビーにお気軽にご相談ください!
目次
ローンが残っている車が車検切れになったらどうなる?
ローンが残っている状態で車検が切れた場合には、車検切れのリスクとローンの支払いにおいてさまざまなデメリットが生じます。
たとえ車検切れした車でもローンの返済は免除されないため、注意すべき点は以下の2点です。
- 車検が切れると公道を走行できない
車検切れの状態で公道を走行した場合、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
また、違反点数を加算され、30日間の免許停止となってしまいます。
罰則を受けると前歴が付き、前歴の回数を重ねると軽い違反でも重い処分が下されてしまうため、注意が必要です。
- ローンの支払いが滞ると遅延損害金が発生し信用情報に影響を及ぼす
ローンの支払いを滞納してしまうと、引き落とし日に引き落とせなかった段階で遅延損害金が発生します。
延滞損害金は滞納分を支払い終わるまで日割りで発生するため、滞納が遅れるほど支払い額が多くなってしまいます。
督促状が届いた後も、ローンを延滞すると車の引き上げや裁判が行われる恐れがあるため、注意が必要です。
また、ローンの返済を61日以上もしくは3か月以上遅延した場合、信用情報に影響を及ぼすことから、経済的に厳しい場合は適切な対策を早めに打つことが大切です。
大きな経済的損失を招いてしまう前に、ローンが残っている車が車検切れした際は、状況に合わせた対応を行いましょう。
ローンが残っている車の車検切れ時|状況別に対策を解説!
ローンの返済や車検を通すためにはお金と手間がかかるため、ローンが残っている車が車検切れしてしまった際は、今後の方向性を見据えた判断を行うことを推奨します。
この章では、ローンが残っている車の車検が切れた時の対策を以下の状況別に解説します。
- 今後もその車に乗り続けたい場合
- 今後その車に乗らない、手放す場合
車検切れのトラブルやリスクを最小限に抑え、経済的負担を少しでも軽減させるためにも、ご自身の状況に合った適切な対策を参考にしてください。
車に乗り続けたい場合
ローンが残る車検切れした車に乗り続けたい場合の2つの対策は以下の通りです。
- 車検を通す
- 一時抹消登録をする
それぞれ解説していきます。
車検を通す
ローンが残る車検切れした車に乗り続けたい場合は、まず車検を通す必要があります。
車検が切れてしまった自動車は公道を走れません。
もし 車検切れの状態で公道を走行すると、道路運送車両法違反となり、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる可能性があるため、注意が必要です。
車検が切れてしまっている場合は、車検場まで来る前を運転していくこともできないため、レッカーを依頼したり出張者券を依頼したりするなどの対策を検討する必要があります。
車検には、法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)と、整備費用(点検・整備費用、部品代など)が必要です。
一時抹消登録をする
車検切れの車にしばらく乗らない方が、必要以上に税金などの支払いをしないようにするためには、一時抹消登録をしましょう。
一時抹消登録をすれば、抹消登録を解除するまで自動車税や自動車重量税の支払い義務が免除されます。
自動車の税金にかかる税額は、車の重量などによって異なるため一概にはいえませんが、税金の支払いをストップすることで年間数万円以上の節約につながります。
一時抹消登録をした車を改めて使用する場合は、車を中古新規登録して車検を通す必要があります。
車を手放す場合
ローンが残る車検切れした車を手放す場合の3つの対策は以下の通りです。
- 車を売却する
- 車を下取りに出す
- 車を廃車にする
それぞれ解説していきます。
車を売却・下取り・廃車する場合、ローン会社に連絡し、手続きを進める必要があります。
車を売却する
売却はローン残債を売却額で相殺し、残りのローンを返済する方法です。
売却額がローン残債を上回れば、差額を受け取ることができます。
売却額がローン残債に満たない場合は、不足分を現金で支払う必要があるため、注意が必要です。
セイビーでは、買取サービスも実施しており、15万件以上の実績を誇っています。
整備事業者としてお車の状態から維持費の目安をお伝えすることが可能です。
乗り続けるか買い替えるかお悩みの方は、適切なアドバイスから最良の判断ができるセイビーの買取サービスをぜひご利用ください!
車を下取りに出す
車を新しく購入する場合は、ローンが残っている車検切れの車を下取りに出す方法もあります。
ローンが残っている場合でも、下取り価格と相殺されるため、新たに購入する車の費用負担を軽減できます。
その場合の支払い方法は、不足分を現金で負担したり、改めてローンを組んだりするなどです。
車検切れを車の購入の1つのきっかけにするという方もいるでしょう。
車を廃車にする
ローンが残る車検切れした車を手放す場合、廃車にする方法もあります。
車検切れの車を廃車にし、ローン残債を現金で一括返済する方法です。
廃車手続きには、自動車税の精算やリサイクル料金の支払いが必要です。
ローンが残っている車を車検を通さないまま手放す際の注意点
ローンが残っている車を車検を通さないまま手放す際は、廃車手続きを行います。
廃車手続きを行うメリットは、税金を支払わずに済み、過払い分の税金がある時は還付金として戻ってくることです。
ただし、廃車手続きは車検証に記載されている 所有者の名義が関わってくるため、注意が必要です。
以下に、ローンが残っている車を車検に通さずに手放す際の注意点をまとめました。
- 車検証登録上の所有者が使用者本人の場合
- 車検証登録上の所有者が使用者以外の場合
車の廃車を検討している方は車検証の所有者を確認してから手続きを行いましょう。
車検証登録上の所有者が使用者本人の場合
車検証登録上の所有者が使用者本人である場合は、ローンが残っていても売却や廃車手続きが可能です。
車検切れした車にローンが残っている場合、所有者が自分自身であるか、そうでないかによって対応が変わってきます。
車検証登録上の所有者が使用者本人の場合は、車をローンで購入した時点から所有者が使用者本人である証明となります。
ただし、銀行のマイカーローンを組んで車を購入している場合は、銀行ローンの返済義務自体は返済が完了するまで残るため、注意が必要です。
車検証登録上の所有者が使用者以外の場合
車検証登録上の所有者が使用者以外の場合は、所有者と使用者が異なるため、所有者の許可を得る必要があります。
ローンが残っていると所有者はローン会社となっているため、使用者の意思で売却や廃車手続きはできません。
所有権を解除するにはローン残債の一括返済を条件として求められることがほとんどです。
車検切れの車でもローンの返済義務は残るため、返済を行うことで廃車手続きを進められる点に注意しましょう。
車検切れでも対応可能!買取や出張車検はセイビーへ
災害を受けた車や事故車は、下取りや買取が難しいケースが多い中、ローンが残っている場合や事故歴がある場合でもセイビーでは買取実績が多数あります。
また、すでに車検切れの車両でも買取可能です。
売却が決定したら、セイビーではご自宅まで引き取りに伺うため、お客様がお車を動かす必要はありません。
車検切れしたお車の車検を取得したい場合も、仮ナンバーの取得から対応しております。
相談方法は電話やオンラインのチャット・LINEからいつでもどこからでもお問い合わせいただけます。
車検切れでお困りの方や売却をお考えの方は、オンラインでお手続きが完了するセイビーにご相談ください。
まとめ
車検切れした車は公道の走行ができないものの、自動車税の納税やローンの返済は必須となっています。
そのため、ローンが残っている車が車検切れした時は、車に今後も乗り続けるか、手放すかを決断し、適切な手続きを行いましょう。
整備事業者であるセイビーは、お車の売却や修理などでお悩みのお客様にとってベストな選択ができるようにサポートいたします。
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