今回の記事では、ホンダの人気車種N-BOXをピックアップし、セルモーターの交換手順や製品の選び方・交換に必要な工具などを紹介します。
セルモーターは止まっているエンジンにスタートのきっかけを与える非常に重要な部品です。使用目安は10~15年程度で、頻繁に交換が必要な部品ではありませんが、完全に故障すると車が動かなくなります。
セルモーターは故障する前に「エンジンがかかりにくい」「音がいつもと違う」等の不具合が生じる場合が多いので、不調を感じている方はぜひ参考にしてください。
【N-BOX】セルモーターを交換する場合の適合品番
上記表は、N-BOX、N-BOX+、N-BOXスラッシュ、N-ONE、N-WGNの適合品番です。
年式や型式、仕様によって適合品が異なる場合がありますので、購入前には必ず車検証に記載がある車両型式で適合品かどうかを確認してください。
N-BOXのセルモーターは、ディーラーやカー用品店、ネットショップ等で販売されているため、不安な場合はプロに車両型式から適合品を確認してもらうと安心でしょう。
【N-BOX】セルモーター交換に必要な工具
セルモーターの交換を自分で行う場合に必要な工具は以下の通りです。
【セルモーター交換に必要な工具】
- 作業用手袋
- ロングレンチ
- ドライバー等の工具
作業用手袋が必要な理由
N-BOXのセルモーターを交換する場合、本体の交換以外にもバッテリー端子やオルタネーターの取り外しが必要となります。
ケガを防ぐために作業用手袋をつけた状態で作業を進めてください。
ロングレンチが必要な理由
セルモーターを固定している2本のボルトのうち、一つは手の届きにくい場所に位置しています。
ロングレンチがあればスムーズに作業が進むでしょう。
ドライバー等の工具が必要な理由
ドライバー等の工具は、オルタネーターやセルモーターの締め付けボルト等を外す際に使用します。
ドライバーやクリップ外しなど、基本的な工具は一式用意しておくと良いでしょう。
最近ではカー用品店やネットショップで必要な工具がセットになった商品も販売されています。
【N-BOX】セルモーター交換の手順
N-BOXのセルモーター交換は次の手順で行います。
【セルモーター交換の手順】
- バッテリーのマイナス端子を外す
- オルタネーターのネジとベルトを外す
- 本体を交換する
- 逆の手順で取り付ける
セルモーターの交換①バッテリーのマイナス端子を外す
作業を始める前に必ずバッテリーのマイナス端子を外しましょう。
バッテリーには非常に高い電圧がかかっています。作業中にバッテリー端子に金属が触れるとショートが起こる恐れがありますので、注意してください。
セルモーターの交換②オルタネーターのボルトとベルトを外す
古いセルモーターを外す際、オルタネーターが邪魔になりますので、ボルトとベルトを外しオルタネーターをずらしましょう。
作業スペースが確保できればOKです。
セルモーターの交換③本体を交換する
本体に取り付けられている2本のボルトを外し、古いオルタネーターを取り出し、新しいものと交換してください。
セルモーターの交換④逆の手順で取り付ける
セルモーターの交換が完了したら、取り外しと逆の手順で固定ボルトやオルタネーター、バッテリー端子を取り付けていきます。
バッテリーのマイナス端子を外した影響で、ナビや時計にずれが生じているため、走行前には再設定を行いましょう。
N-BOXのセルモーター交換ならセイビーがおすすめ!
セルモーター交換は、慣れている人なら40分~1時間程度で終わる作業ですが、初めての場合は非常に難易度の高い作業です。
誤った手順で作業を行うと、走行に影響がでる可能性がありますので、不安な場合はプロに任せることをおすすめします。
「業者に依頼する時間が取れない」「駐車場から車を動かせない」という場合は、セイビーがおすすめです。
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その場でセルモーターの交換を行うため、作業時間が取れない方や車が動かない場合でも安全に部品の交換が可能です。
セルモーターの交換時期が近い方や、性能に不安がある方は、ぜひサービスサイトをチェックしてみてください。