セルモーターとはエンジンを始動させる際のきっかけを作る重要な部品となります。
その耐久年数は10~15年程度です。
セルモーターが故障することによっておきるトラブルとして、エンジンがスムーズにかからない、異音がする、最悪の場合エンジンの始動ができなくなってしまう可能性があります。
そんなセルモーターに不調や不具合が発生した際の交換にかかる費用や時間はどれくらいなのでしょうか?
今回の記事では、マツダ・MX-30をピックアップし、セルモーター交換の費用・所要時間を紹介します。
セルモーターを交換する必要性
セルモーターが故障又は内部部品の摩耗や損傷することによって最悪の場合エンジンを始動することができなくなってしまう可能性があります。
セルモーターはバッテリーからの瞬発的な電力を利用してセルモーターを回転させることによってエンジンの始動に必要なきっかけを与える重要不可欠な部品です。
その寿命は上記でも触れたように、自動車の部品の中では耐久性が高い傾向にありますが、運転手の乗り方や(長距離走行やセルモーターを過剰に使用する)、経年劣化といった要因で、故障してしまうことが一般的です。
セルモーターが故障する前兆として、クランキングが長い、スムーズにエンジンが始動しない、異音がするといったサインが出た場合には、早めの診断と交換をおすすめします。
セルモーターの診断には、バッテリーの健全性の確認や、発電の役割を担うオルタネーターの発電量といった様々な点検を行い判断する必要性があります。
その為、これらの不調やサインが現れた場合には、専門の資格を持った自動車整備士に的確な診断をしてもらうことにより、原因の解明、必要に応じた交換をすることで、安心と安全を確保することができます。
セルモーターが故障する前の症状
セルモーターが故障する前の前兆や症状にはどのようなものが挙げられるのでしょうか?
- エンジンの始動がスムーズにかからない
これは、セルモーターに内蔵されたブラシの摩耗により、回転する部分にカスが溜まってしまい、エンジンを始動する為に必要な回転量や回転数を発揮することができず、普段のように一回でスムーズにエンジンがかからず、「何回か試してエンジンがかかった」「クランキングが長い」といった症状が現れる場合があります。
- セルモーターからの異音
本来であれば「キュルキュル」と作動音がして正常に作動するものが、「ガリガリ」や「ギギ」といった金属が削れるような音が発生する場合もあります。
これらの異音が発生した場合には、突然セルモーターが作動しなくなってしまう可能性も考えられることから早めの交換をおすすめします。
- オーバーラン
エンジンは始動するが、セルモーターの回転が止まらず回転し続けてしまう現象があります。
これは、セルモーター内部のギアが正常に可動することができなくなってしまい、エンジンが無事にかかってもギアが規定位置に戻ることができず回転し続けてしまう症状となります。
これらの症状が現れた場合には早めの交換が必要になります。
少しでも異変を感じた場合には、専門の資格と知識を有した整備士に診てもらうことが一番です。
また、現状正常にエンジンがかかる場合でも、突然トラブルに発展する可能性もあることから、予防整備を行うことによって、未然にトラブルを防ぐことができます。
MX-30のセルモーター交換費用
MX-30のセルモーター交換にかかる費用は、どのような部品を使うかやどこに依頼するかで変わります。
少しでも安く済ませたい場合には、リビルト品を使用したり、工賃の安い業者に依頼をしましょう。
今回は、出張整備のセイビー・カー用品店・自分で交換した場合の3つに分けて交換費用を紹介します。
セイビーで交換する場合の交換費用
セイビーを利用してセルモーターを交換する場合の費用は、部品代込みで59,800円です。
カー用品店やディーラーで交換を行う場合には、基本的に車を店舗に持ち込む必要がありますが、セイビーなら全国各地に在籍する整備士が自宅や職場へ出張をします。その場で作業を行うためエンジンがかからない場合でも交換が可能です。
さらに使用するパーツは高い品質で価格を抑えた高品質リビルト品を使用。40,000kmもしくは2年間の保証が付いているため、交換後も安心して車に乗ることができます。
【リビルト品とは?】
リビルト品とは、使用済みの自動車や修理時に外した部品を分解し、洗浄や修理を行なった上で再度組み立てた部品です。
リビルト品として市場に出回る前には新品と同様の性能かどうかの検査を行なっており、一般的に中古品よりも品質が高く、新品よりも手頃な価格で手に入るとされています。
カー用品店へ持ち込む場合の交換費用
カー用品店でセルモーターを交換する場合の費用相場は、作業工賃が5,000円~10,000円程度、部品代が30,000~50,000円程度です。
持ち込み交換に対応している店舗も多いため、少しでも費用を抑えたい場合は、ネットやパーツショップでセルモーターのリビルト品や中古品を探してみましょう。高額なセルモーターですが、純正品の半額以下で出回っている商品もあります。
ただしリビルト品や中古品の中には粗悪なものや保証が付いていないものも少なくありません。
MX-30に適合するかどうかの確認も必要となりますので、不安な場合は交換部品の選定もプロに任せることをおすすめします。
自分で作業する場合の交換費用
自分でセルモーターの交換をする場合にかかる費用はパーツ代のみです。
純正品のセルモーターは30,000~50,000円程度が相場となりますが、リビルト品や中古品であれば10,000~20,000円程度で手に入ることもあります。
ただし、セルモーターはバッテリー電源が直接かかるパーツのため、作業方法を誤ると故障や火災の原因となります。
さらに重要なパーツが密集しているエンジンルーム内での作業となりますので、普段から車の整備に慣れていない方の場合は、プロに任せた方が安心でしょう。
また作業にはドライバーやラチェット、プーラーなどの工具が必要です。1から揃えなければいけない場合には部品代とは別に数千円がかかると考えましょう。
MX-30のセルモーター交換の所要時間
MX-30のセルモーター交換にかかる時間も依頼先によってさまざまです。
すぐに交換が必要な場合には、短時間で作業が可能な業者に依頼をするか、代車やレンタカーを用意する必要があります。
セルモーター交換の所要時間についても、出張整備のセイビーに依頼した場合・カー用品店へ持ち込む場合・自分で作業をする場合の3パターンで紹介します。
セイビーで交換する場合の所要時間
セイビーにMX-30のセルモーター交換を依頼する場合の所要時間は2時間程度です。
あらかじめ指定した時間と場所に整備士が出張し作業を行うセイビーでは、移動時間がかからないのはもちろん、待ち時間もありません。
またディーラーやカー用品店に作業を依頼する場合には、交換が終わるまで待つ必要がありますが、自宅や職場への出張が可能なセイビーならセルモーターの交換をしている時間を有効利用することも可能です。
カー用品店へ持ち込む場合の所要時間
カー用品店でMX-30のセルモーター交換を行う場合の所要時間は1~2時間程度です。
ただし、カー用品店が混雑している場合は、作業が始まるまでに数十分~数時間待たされるケースも少なくありません。
特に週末や連休前、イベント開催中は注意が必要です。
急ぎの場合は事前に店舗へ連絡し、予約が可能か確認することをおすすめします。
自分で作業する場合の所要時間
自分でセルモーターの交換作業を行う場合の所要時間は、作業に慣れているかどうかで大きく変わります。
日頃から車の整備を行なっている方の場合は1時間程度、車の整備に慣れていない方の場合は2~3時間程度かかるでしょう。
バッテリー端子やセルモーターの配線の作業も必要となりますので、安全に作業ができるか不安な場合はプロに任せることをおすすめします。
MX-30のセルモーター交換はセイビーがおすすめ!
マツダ・MX-30のセルモーター交換にかかる費用や所要時間は、作業を依頼する業者や使用するパーツによって異なります。
「安心して任せられる業者に依頼したい」「自分でパーツを探すのは難しい」「時間を有効利用したい」という場合には、出張整備のセイビ―がおすすめです。
セイビ―なら、パソコンやスマホからのカンタン予約で、全国各地に在籍する整備士が指定の場所まで出張します。
10年以上MX-30に乗っている方や、セルモーターに不調を感じている方は、セルモーターのサービスページをぜひチェックしてみてください。