セイビーで活躍する整備士の方々が、日々どんな想いで整備士として取り組んでいるかを深掘りするインタビュー企画「知ってほしい!セイビーの整備士ってこんな人」#020!
整備士の新しい働き方として注目を集める「出張整備」。長時間労働や職場環境に悩み、一度は業界を離れた整備士が、なぜもう一度整備の世界へ戻ってきたのか。そして、フリーランスという選択肢は、本当に整備士のキャリアを変えられるのか。
今回お話を伺ったのは、元カーディーラー営業という異色の経歴を持ち、現在は出張整備サービス「セイビー」で活躍する宮内大輔メカニック。営業職で年間5,000万円を売り上げながらも、その仕事に疲弊し、整備士へと転身。そして今、「セイビーに身を委ねて本当に良かった」と語る彼の言葉には、フリーランス整備士として成功するためのヒントが詰まっていました。
技術だけでなく、マインド、そして働き方の本質まで——同じ道を歩もうとするすべての整備士に届けたい、リアルな体験談です。
目次
整備士プロフィール
名前: 宮内大輔
出身地: 埼玉県
現在: 埼玉県在住。自身の整備工場を経営しながら、セイビーのフリーランス整備士として活動
経歴: 元カーディーラー営業 → 不動産営業 → 高級車販売会社役員 → 整備士へ転身
Seibii歴: 2022年1月〜
家族構成: 既婚、子ども2人
年間5,000万円を売り上げた営業マンが、なぜ整備士に?
まずは自己紹介をお願いします。これまでのご経歴を教えてください。
埼玉県出身で、今も埼玉に住んでいます。実は元々、整備士ではなく営業職でした。某大手カーディーラーで店長をやっていたり、ずっと人と関わる仕事をしてきたんです。
具体的には、中古車買取店で営業をしていて、年間で個人として5,000万円ほどの売上を上げていました。実績を出せばすぐに昇進できる環境だったので、そこにメリットを感じて入社しました。1年ほどで店長になり、その後は部下のマネジメントや、買取後の減額交渉を専門にする部署に配属されました。
その後、中古車買取店を退職して不動産営業に転職したり、ランボルギーニなどの高級車を扱う会社で役員をしたりしていました。でも、その会社が1年半でうまくいかなくなって。それで、昔からの知り合いが自動車整備工場を経営していたので、「仕事をさせてほしい」とお願いして、そこから整備士としてのキャリアが始まりました。
元々、機械いじりが好きだったので、「機械に打ち込む仕事がしたい」と思って整備士に転身したんです。今は自分で整備工場を経営しながら、セイビーで仕事をさせてもらっています。
順調に見えた営業キャリアを捨てて、整備士の世界に入ったきっかけは何ですか?
正直に言うと、人と関わる仕事に疲れてしまったんです。
営業は、お客様に喜んでいただけることもありますが、私の場合は減額交渉ばかりで、どうしてもネガティブな場面が多かった。査定ミスや自社オークションで予想より安く落札された車があると、お客様に電話して「申し訳ございません、この金額に変更させてください」と減額交渉をする役割でした。1年以上その仕事を続けて、最初は「絶対に減額できる」という自信もあったのですが、だんだん疲れてきて。ネガティブな面に触れることが多く、「営業しても喜ばれない」という状況が、もう面白くなくなってしまったんです。
しかも店長になってからは、部下のマネジメントもあって、「自分ができることは、他の人も同じようにできる」と思い込んでいた部分がありました。でも実際は全然そんなことはなく、温度差も違うし、そこで結構苦労しました。
それで「私は監督ではなくプレイヤーなんだ」と自覚したんです。生涯プレイヤーでいたいタイプ。おそらく、マネジメントには向いていないのでしょう。
元々機械いじりが好きだったので、「機械と向き合う仕事」の方が自分には合っていると思って整備士に転身しました。今の方がすごく充実しています。やはり機械をいじっている方が楽しいですね。
セイビーとの出会い、そして「身を委ねる」決断
セイビーはどのような経緯で知ったのですか?
今、自分で整備工場を経営しているのですが、以前はお客様が来るのを待つスタイルでした。でも、固定費がかかってくる中で「決まった収入がない」というのは、結構ストレスだったんです。個人事業主をやっているとそういう不安がつきまといます。
それで「何か良い方法はないか」とネットで色々調べていたら、たまたまセイビーの広告が目に入って。「集客も日程調整も部品調達も全部やってくれる」と書いてあって、「これは理想的なサービスだ」と感じました。
私がやりたくない業務を全てセイビーが代行してくれる。それが本当に魅力的でした。
登録する際に不安や疑問に思うことはありませんでしたか?
全く思いませんでしたね。
実は、セイビーを知る前から「出張整備は良いな」とは思っていたんです。だから広告を見た時に「これだ!」とスムーズに入ってこれました。
当時、出張整備自体がまだそこまで一般的ではなかったと思いますが、私の中では「このスタイルでやっていきたい」という思いがあったので、全く怪しいとは思いませんでした。
フリーランス整備士として活躍するための秘訣
仕事をする上で最も大切にされていることは何ですか?
お客様に対して、「この車、これをやった方が良いですね」という提案をしっかりすることです。
おそらく、忙しいメカニックの方は、早めに現場を切り上げて次の現場に行くことを優先しがちだと思います。でも、私はそこでプラスアルファの提案を意識しています。
お金をいただくことが目的ではなく、「これをやってあげた方がお客様が喜ぶ」という視点で提案する。そうすると、コミュニケーションも取れますし、お客様も満足してくださいますし、結果的に案件数も増えていくのではないかと思っています。
お客様とのコミュニケーションで特に意識していることはありますか?
営業をやっていた経験があるので、お客様とのコミュニケーションは比較的得意な方だと思います。
ただ、整備士として働く上では「技術的な説明を分かりやすくすること」を意識していますね。専門用語を使いすぎず、お客様が理解できる言葉で説明する。それだけで信頼していただけることが多いです。
あとは、やはり「この人に任せて良かった」と思っていただけるような対応を心がけています。
フリーランスの整備士として活躍し続けるための秘訣は何だと思われますか?
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「自分にとってデメリットになる仕事もちゃんと引き受けること」だと思います。
出張整備を始めたばかりの頃は、「これで本当に食っていけるのか」と不安になると思うんです。だから、仕事を提案された時に選びがちになるのですが、そこで「自分にとってデメリットになる仕事」もちゃんとやっておけば、後で必ず帳尻が合います。
私が今、困らない生活を送れているのは、セイビーに完全に身を委ねて信用して仕事をしてきたからだと思っています。だから、新しく入ってくる方には「安心してやってください」と伝えたいですね。
セイビーの看板を背負っているという自覚は常にあります。どんな現場でも「セイビーの整備士として恥ずかしくない仕事をしよう」と思っています。お客様にとっては、私個人というよりも「セイビーの整備士」として見られているわけですから、その期待に応えられるように意識しています。
営業時代と比べた、現在の働き方と収入
以前の働き方と比べて、現在はどのように変わりましたか?
会社員として働いていた頃と比べると、今は「自由」と「やりがい」を自分で作れるようになりました。
例えば、子どもの学校行事がある時は仕事を調整できますし、逆に「今月はもう少し稼ぎたい」と思ったら仕事を増やすこともできる。そういう働き方の自由度は、会社員時代にはなかったものですね。
もちろん、仕事を重点的にやっているので家庭のことにはあまり関われていない部分もありますが、妻も文句を言わずに合わせてくれていて、本当に感謝しています。
収入面では以前と比べて変化はありましたか?
正直、営業時代と比べると収入は下がりました。年間5,000万円を売り上げていた頃と比べれば、当然そうなります。
でも、「お金だけではない」というのが今の実感です。営業時代は確かに稼げていましたが、精神的に疲弊していました。今は収入面では営業時代ほどではありませんが、やりがいや充実感はとてもあります。
それに、セイビーのおかげで「決まった収入」が見込めるようになったので、個人事業主としての不安も減りました。
1週間の働き方はどのようなスケジュールですか?
基本的には、自分の工場の仕事とセイビーの仕事を組み合わせています。
セイビーの案件が入った時は優先的に対応して、それ以外の時間は工場の仕事をこなす感じですね。おかげで、ほぼ毎日車に触れているような生活です。
忙しい時は忙しいですが、自分でスケジュールを調整できるので、そこはフリーランスの強みだと思います。
ほぼ毎日車に触れているとのことですが、「車が嫌になった」時期はありましたか?
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ありませんね。むしろ、毎日車に触れているからこそ楽しいです。
営業時代は人と向き合うことに疲れてしまいましたが、機械と向き合うことには全く疲れを感じません。やはり好きなことを仕事にしているというのは幸せなことだと思います。
セイビーで働く上での工夫と、今後の展望
作業中に行き詰まったり、難しい現場に直面した時はどう乗り越えていますか?
セイビーのサポート体制がしっかりしているので、困った時はすぐに相談できます。
特に、張田メカご夫婦(※1)や天野メカ(※2)には本当にお世話になっていて、技術的なことからオペレーション面まで色々と助けていただいています。だから、張田メカや天野メカ経由で案件が来た時は、無茶な相談でも断らないようにしているんです(笑)
あとは、齊藤メカ(※1)にも結構面倒を見ていただいているので、そういう繋がりがあるからこそ、難しい現場でも乗り越えられるのだと思います。
※1 本部の品質管理チームの整備士
※2 本部のコンシューマー事業チームの整備士
セイビーに対する要望や改善してほしいことはありますか?
扱えるメニュー数がもっと増えると良いなと思います。
もしメニューが増えれば、その場でお客様の不安を解消できたり、より良い状態にして差し上げられたりしますよね。そうなれば、私たちメカニックとしても「もっとお客様のために」と提案するしがいがあります。
あとは、そうしたプラスアルファの提案がお客様に喜んでいただけた時に、それが何らかの形で評価される仕組みがあると、さらに嬉しいです。
もちろん、お客様に喜んでいただくことが第一ですが、そうした「より良い対応をしよう」という向上心が、メカニック全体のモチベーションアップにも繋がっていくのではと思います。
今後の整備士人生における目標や、実現したいことはありますか?
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これからも、プレイヤーとして現場で働き続けたいと思っています。
私は生涯プレイヤーでいたいタイプなので、管理職やマネジメントには興味がありません。
自分の手で車を直して、お客様に喜んでいただける。それが一番の目標ですね。
セイビーを稼働する上でどんなことがモチベーションになりますか?
やはり「お客様に喜んでいただけること」が一番のモチベーションです。
あとは、セイビーのチームとして働けていることも大きいですね。フリーランスは孤独になりがちだと思いますが、セイビーには張田メカや斎藤メカや天野メカなど、セイビーの本部には頼れる仲間がいる。それがとても心強いです。
天野さんが直接連絡してくる時は「困っているんだろうな」と思うので(笑)
そういう時は優先的に対応するようにしています。
最後に、かつての自分と同じようにキャリアに悩む整備士の方々へメッセージをお願いします
出張整備を始めたばかりの頃は、「これで本当に食っていけるのか」ととても不安だと思います。私もそうでした。
だから、仕事を提案された時に「これはちょっと…」と選びがちになるのですが、そこで「自分にとってデメリットになること」もちゃんとやっておけば、後で必ず帳尻が合います。
私が今そうなんです。
セイビーに完全に身を委ねて、信用して仕事をしていれば、困らない人生がやってきます。
だから、安心してやってください。
私自身、会社員としてはあまり向いていないタイプでした。
でも、こういう働き方なら、自由もやりがいも自分で作れるんです。
もし迷っているなら、一歩踏み出してみてください。
きっと、新しい世界が見えてくると思います。
この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
年間5,000万円を売り上げたトップ営業マンが、なぜ整備士に? お話を聞くまでは、何か特別なきっかけがあったのかと思っていましたが、「人と向き合うことに疲れてしまった」「やっぱり機械いじりが好き」という、とてもシンプルで正直な気持ちが原動力だったんですね。
「生涯プレイヤーでいたい」と語る宮内メカ。
実は、現場に同行したセイビー本部スタッフからも「宮内メカは一つ一つの作業が本当に丁寧で、見ていて職人としての誇りを感じました」という声が上がっているんです。
その丁寧な仕事ぶりが、お客様からの信頼、そして「セイビーに身を委ねる」という本部との信頼関係にも繋がっているのだと感じました。
フリーランスと聞くと「孤独」なイメージがあるかもしれませんが、宮内メカの話からは「チーム」という言葉が何度も出てきました。
「セイビーに身を委ねて、信用してやっていけば、困らない人生がやってくる」
この言葉は、私たちセイビーにとっても事業を続けてきて本当に良かったと改めて感じさせられる、非常に重みのあるお言葉でした。本当にありがとうございます。
そして同時に、かつての宮内メカのようにキャリアに悩む多くの整備士さんにとっても、心強いエールになるはずです。
「自分は監督よりプレイヤーだ」 「機械と向き合う時間を心から楽しみたい」
そんな想いを抱える方にとって、このインタビューが新しい一歩を踏み出す勇気をそっと後押しできれば幸いです。
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