セイビーで活躍する整備士の方々が、日々どんな想いで整備士として取り組んでいるかを深掘りするインタビュー企画「知ってほしい!セイビーの整備士ってこんな人」#017!
近年、整備士の新しい働き方として注目を集めているのが「出張整備」です。
長年ディーラーで培った技術と経験を活かし、セイビーではフリーランス整備士として“第二の整備士人生”を歩むことができます。
今回は、39年間にわたり国産ディーラーで腕を磨き、定年を迎えた後にセイビーで新たなキャリアをスタートされた岡部和己さんにインタビュー。これまでの経歴や現在の働き方、そして同業の整備士へのメッセージまで、率直に語っていただきました。
プロフィール
岡部和己さん(埼玉県在住・60代)
- 昭和60年、埼玉の国産ディーラー入社
- 39年間勤務(整備士→フロント7年→車検センター長→サービスマネージャー)
- 2024年6月退職後、セイビー登録(活動歴:約10ヶ月)
目次
まずは自己紹介をお願いします
昭和60年に埼玉の国産ディーラーに入社して、定年まで39年間勤めていました。
最初は整備士として現場に入り、途中7年ほど営業もやりましたが、メインは整備士として、サービス部門でキャリアを積んできました。
その後、車検センター長を経て、定年直前の2年間は店舗のサービスマネージャーを務めました。何度も辞めたいと思った時期もありましたが、結局60歳の定年まで勤め上げることができました。
定年後は雇用延長もあったのですが、少し体調を崩してしまって。
3ヶ月ほどいたのですが、退職することになりました。
しかし体調が回復したため、セイビーで働くことを決めました。
セイビーを知ったきっかけは?
実は以前から名前だけは知っていました。
いつだったか分からないのですが、TVの情報番組でセイビーという会社を見たことがありました。
「あ、こういう出張整備みたいなところもあるんだ」って頭の中にあったのですよ。
定年になった後、体調が復活した時に何か探そうと思って、その時にセイビーのことが頭にあったので、それをネットで詳しく調べてみたという感じです。
他にも整備士を紹介する求人サイトをいくつか見たのですが、セイビーでの働き方が理想だなと思いました。
資格も持っているので、いくつか声をかけていただいたところもあったのですが、どれも遠くて。
群馬県や宮城県など、下手すると単身赴任になってしまうような距離だったので、少し無理かなと思う話が多かったです。
登録を決めた理由は?
やはり収入の面ですね。
貯金がたくさんあれば悠々自適な生活ができるのですが、そこまでの貯蓄もないので、65歳や70歳など体が持つまでは働こうかなと思っていました。
雇用延長の時、正直言って給料は退職前の半分以下、手取りだと1/3まではいかないですが、それくらいまで下がりました。
「これは少し続けられないな」というのが頭の中にありました。
もしセイビーでフルに働くと、月収で30万円や40万円という話を少し聞いたので、一応応募をしてみたという感じです。
定年直前はマネージャー業務が中心だったとのことですが
定年間近になってくると、マネジメントの方が多くなっていました。
数字ばかり気にして、利益や車検台数など、そういうのを追いかけていましたし、新入社員の成長を見守る部分もありましたからね。
マネージャーになっても時間があれば工場に顔を出して作業をするタイプだったので、今はマネジメント業務に関わるストレスはないですよね。
会社員時代は、どんなに忙しくても給料は変わらないじゃないですか。
パソコンが動いている間はずっと会社にいて、夜帰ってくるのも遅かったです。
それに比べれば、今の方が仕事の時間は短くなりました。
移動の時間はありますが、1日中作業で付きっきりということはあまりないので、車の中で移動中はリラックスできますからね。
セイビーでの仕事内容はいかがですか?
基本的に日曜日と月曜日を休みに設定し、それ以外の日は稼働しています。
年明けぐらいから結構案件が入ってきて、最初の頃は1日に2件で、夕方4時、5時には家に帰っていたような感じだったのですが、スケジュールを開けたら結構ご依頼が入ってきましたね。
でも今は忙しく働けば働くほど自分のためになるので、基本は断らないです。
当然それだけの見返りが返ってくるので。
新しい車種や機材に触れる機会も多いのでは?
そうです。
やはり面白いなと思ったのは、今まで触ったことのない車に触れることと、初めてつける機材というのも結構あることです。
予習中に分からないことには悩んじゃうこともありますが、その時間も楽しいです。
大型トラックなどは全く触ったことがなかったので、初めは「ギガ」と言われても、「それどこのメーカーのどんな車?」って思ってしまいましたからね(笑)
私は国産ディーラーにいたので、出身ディーラーの車は問題ないのですが、他社の車はほとんどいじった経験はありませんでした。
ナビゲーション周りのパネルの外し方は、やはり予習をしていかないと戸惑ってしまうので、前もって作業マニュアルや、分からない時はネットの動画を見てインパネの外し方を調べて行ったりしています。
テレマティクスやデジタコなどの機材は?
デジタコなどは経験がなかったですね。
ドライブレコーダーは、当然ディーラーでも売っていたので作業歴はあったのですが、テレマティクスや、ウインカーの電源まで取るとは思わなかったです。
どこから電源を取ればよいのかなど、最初は迷いました。
でも配線図がちゃんとあるので、それを前もって見ておけば大丈夫です。
ただ、結構配線の色が書いてあるのと実際が違って、「どちらが正解?」というのは時々ありますが。
年式によって、マニュアルの年式よりも1年後だったりすると色が変わっていたりするので、そういう場合はテスターで測って確認するようになってしまいますね。
基本的に手でパネルを引っ張って外れそうもないなと思ったら、どこかにネジがあるとか、現場でも試行錯誤しながらですが、それも楽しいですよ。
お客様とのコミュニケーションはいかがですか?
毎回ほぼ初めてのお客様のところに行くので、初対面の人と話すのが苦手な方だと少し大変かもしれませんね。
雑談みたいな話はそんなにないですが、作業が終わった後に「これの使い方が分からないのですが」とか、今の車って色々装備が多いので「これって何のスイッチ?」って言われることはありますね。そういうのに答えるとか。
あとは最近は遠方に出張に行くこともあり、「どちらから来たの?」とか。自分の車のナンバーが熊谷ナンバーだと、横浜のお客様などに「埼玉なの?」って言われて、「3時間かかりました」というとびっくりされますよね(笑)
また、初めてのお客様に会う機会が多いので、身だしなみは気をつけているつもりです。アドバイザーをやっていた時に、どちらかというときっちりした方がお客様の信頼感があるかなと思ったので、そういう風にしています。
分からないことがあった時どうしてます?
主にチャットでセイビーの品質管理のチームの方とやり取りしています。
分からないことがあったり、作業時の完了報告に必要な写真撮り忘れているような時の連絡などです。
チャットだと要件だけになってしまうのですが、電話や直接会った時の実際の会話だと雑談もできるのが良いですね。
先日、埼玉でセイビー主催の電装に関する勉強会があった時に、普段使用しているセイビー専用アプリの方ともお話しできて、「オフラインでもできるようにならないですか?」って相談したりもしました。
収入面での変化はいかがですか?
雇用延長の給料に比べたら、格段に上がりました。
もう満足だと思います。
ただ、まだ1年目なので、所得税をこの後、確定申告して納めるじゃないですか。
それがいくらぐらい来るのかなど分からないし、社会保険料なども自分で納めているから、会社の場合は給料天引きだったので。
それにボーナスが当然ないので、それを考えると丸1年やってみないと分からない部分もあるのですが、でも多分、雇用延長の給料に比べたら十分だと思います。
これも新しいチャレンジです。
1週間のスケジュールは?
基本的に日曜日と月曜日を休みに設定しているという感じです。
ディーラーの時は、パソコンが動いている間はずっと会社にいたので、それに比べればよっぽど帰ってくる時間は早くなりました。
自分の都合に合わせて働くスケジュールを決められる点がやはり大きいかなと思います。
今月末にも少し旅行に行くのですが、その時には3日間休みを取れるとか。
会社勤めだと、交代の人間との兼ね合いで調整しなければいけない部分がありましたからね。
大変なことやデメリットはありますか?
時々、スケジュールで朝の9時で作業した後、次の作業が16時とか、そうすると4〜5時間まるまる空いてしまう時があって。
間の時間が家に帰れない、家に帰るほど近くもないし
。近くにホームセンターなどがあればちょうど買い物などができたりもするのですがね。そういう時のスケジュール的なものかな。
でも、できるだけそういうのを埋めてくれるように、近場で「ここ行けますか?」みたいな連絡も来ますが。
大体そうすると安請け合いしてしまうのですが(笑)
これからセイビーを検討している整備士の方へ
自分はやはり定年を境に転職を考えたパターンなので、60歳でまだ体力バリバリの人って結構いると思うんですよね。
そういう方には非常におすすめですし、特に現場で定年を迎えたような方は、雇用延長よりも全然待遇がよいと思うので。
休みも結構、それこそ自分は週5勤務を基本にしているのですが、稼ぎたかったら週6でもよいでしょうし、今と変わらない程度でということであれば週4とか。
そういうのが自分で好きに決められるのは大きなメリットです。
あと、車の運転が嫌でなければ、対応可能なエリア範囲を広げればどこでも行けますし。
車で出かけるのが好きな方はよいかなと思います。
近場がよいという方は、「じゃあ埼玉だけ」や「近隣の市町村だけ」とか、そういう決め方もできます。
ぜひ一緒に頑張りましょう。
この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
39年間のディーラー経験を新たなステージで活かす岡部さんの姿は、定年後のキャリアに悩む多くの整備士にとって、希望の光となるようなお話をいただけました。
技術への探究心と向上心を持ち続ければ、年齢に関係なく新しい挑戦ができる。
岡部さんの体験談が、そのことを力強く証明しています。
これからもどうぞよろしくおねがいいたします!
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