セイビーで活躍する整備士の方々が、日々どんな想いで整備士として取り組んでいるかを深掘りするインタビュー企画「知ってほしい!セイビーの整備士ってこんな人」#011!
整備士の新しい働き方として注目を集める「出張整備」。
従来のディーラーや整備工場での勤務とは異なり、お客様の元へ直接伺って作業を行うこのスタイルは、多くの整備士にとって新たな可能性を秘めています。
今回は、国産ディーラーから転身し、現在は出張整備サービス「セイビー」で整備士と品質管理を兼務、さらに家業の不動産業も両立させている荒舩俊平さんに、これまでの経歴から現在のユニークな働き方、そして今後の展望まで、率直にお話を伺いました。
目次
プロフィール
埼玉県在住。国産ディーラーで整備士として6年間勤務後、セイビーに参画。
現在はセイビーでの出張整備と品質管理部を兼務(週4日勤務)しつつ、家業の不動産業にも従事。
整備士歴約9年。宅地建物取引士資格取得予定。
これまでのご経歴・整備士歴を教えていただけますか?
私は現在27歳で、整備士としては6年程経験を積んでいます。長年国産ディーラーで働いていましたが、現在はセイビーでは週4日ほどお仕事をしています。
実は並行して家業の不動産業も行っており、現在は宅地建物取引士の資格取得に向けて勉強中です。10月に試験がありますが、合格率15%程度の難関試験で、正直なところかなり苦戦しており、必死に勉強しています(笑)。
セイビーでは出張整備だけでなく、本部内の品質管理部門も兼務しています。自身の担当領域では1日に250件ほど上がってくる案件を1件ずつチェックし、作業不備がないよう責任を持って確認、品質を担保する仕事です。
セイビーはどのような経緯で知ったのですか?
セイビーのことは、実は以前から注目していました。
副業として検討したいと思いながら、ずっと気になっていた存在でした。
決定的なきっかけになったのは、3か月ほど前のことです。不動産業を行うために宅建の資格が必要で、売却しなければならない土地があったのですが、資格を持っていないため売却できない状況でした。試験まで半年あったので、「その空き時間を有効活用しよう」と考えたのがきっかけです。
それまでのディーラーでの働き方は、急な出勤要請などもあり、私の場合は少し合わない部分がありました。しかし、セイビーなら柔軟に働ける環境があり、迷惑をかけない範囲で参加したいという思いがありました。
登録する際に不安や疑問に思うことはありませんでしたか?
不安は正直ありました。例えばドライブレコーダーについては、通常の電源のみを取るタイプは経験がありましたが、通信機能を扱う作業の経験が浅く、「そうした部分は大丈夫だろうか」という心配がありました。
また、メーカーの違いも気になっていました。勤めていた国産ディーラーでの経験はありましたが、他社の車となると、ほとんど触れたことがないレベルでした。
先日マツダの車を担当することになった際は、正直不安を感じました。前職の車は比較的シンプルな設計でしたが、他メーカーは複雑だと聞いていたため、マツダの車両構造についても心配になりました。ただ、サポートチームのフォローもあったおかげで実際に作業してみると想像していたよりも対応でき、無事完了することができました。
仕事をする上で最も大切にされているポリシーは何ですか?
現場に向かう際は、身だしなみや言葉遣い、挨拶といった基本的なマナーを心がけています。お客様の会社やユーザー宅で作業をさせていただく立場ですから、当然のことと考えています。
特に作業説明は重視しています。法人のお客様の場合、基本的に社内にいらっしゃり、どのような作業を行ったかを直接ご覧いただけない場合が多いためです。
そのため、お客様にご納得いただけるような説明を心がけています。
また、見落としがないよう細心の注意を払っています。私は非常に慎重な性格で、ディーラー時代にオイルキャップを閉めたかどうか分からなくなり、お客様が帰宅された後に不安になってしまい、電話で「申し訳ございませんが、すぐに戻ってきていただけますか」とお願いしたことがあります。戻っていただいてボンネットを開けると、きちんと閉まっていましたが、それでも気になると作業に集中できなくなってしまいます。
そのため、作業記録には必ず「完了」とメモしていますが、それでも少しでも疑問に感じることがあると落ち着きません。でも、そのくらい慎重に作業しているからこそ、お客様にご安心いただけるのかなと思っています。
以前の働き方と比べて、現在はどのように変わりましたか?
最も大きな変化は、自分の都合に合わせて働けることです。
これがセイビーを選んだ決め手でもあります。
副業という観点では非常に魅力的で、これまでの整備士のキャリアを活かせる点でも価値を感じています。家業との両立ができるのも大きなメリットです。趣味であるレース活動にも励んでいます。
収入面では変化はありましたか?
正直なところ、ディーラー時代と比べて純粋な収入は、各種保証も含めて考えると減少していますが、次のキャリアを目指す上での働き方の自由度という面では大きなメリットがあると考えています。
ただし、時給で考えた場合、パートナー整備士としてセイビーで働く方が、多分ディーラーよりも良いんじゃないかなと思います。ホームページにも時給3000円ベースと記載されていますし、時間単価で考えるとこちらの方が有利ですね。本部で時給制で働いているときも、残業分もしっかりと支払われますし、働いた分だけきちんと収入になるのが良い点です。
整備士として働く中での「面白さ」や「やりがい」はどんなところにありますか?
やりがいを感じるのは、経験の浅いメーカーや車種の作業を担当した時です。先ほどのマツダの車を担当した際などは、事前にマニュアルを確認し、実際に作業を行い、完了するという一連の工程を踏んだ時に、大きな達成感を得られました。
国産ディーラーにいた頃では味わえなかった経験です。初めて取り組む作業は、非常に勉強になり、やりがいを感じられます。
兼務されているセイビーの品質管理部門とはどのような仕事でしょうか?
品質管理部門は、全国で行われる出張整備作業の品質をチェックする部門です。現場のメカニックが作業完了後に提出する写真や報告書を確認し、不備がないかをチェックし、必要に応じて現場のサポートを提供する役割を担っています。
自身の担当領域では1日に250件ほど上がってくる案件を、大体2〜3人のチームで対応しています。全てを確認するわけではなく、チェックが必要な箇所は決まっているんですが、それでも相当な件数ですね。
この部門の重要な役割は、お客様に作業完了をお伝えして鍵をお渡しした後に「申し訳ございませんが、再作業をさせてください」という事態を防ぐことです。現場のメカニックにとって、それは本当に辛い状況だと思います。
現場にいる間に気づいて迅速に対応する方が、お客様の印象も良くなりますし、メカニックも安心して仕事に取り組めます。
品質管理の仕事でモチベーションになることは?
品質管理の仕事では、作業完了前の不具合を発見した時にやりがいを感じます。現場のサポートを行っている際に不備を見つけると、正直ドキッとするんですが、同時に「見つけた!」という達成感があるんです。すぐにチャットで連絡して対応することで、「この部門の存在意義がある」と実感できますね。
そして全国の様々な整備士の作業を見ることができるのは、すごく勉強になることが多いんです。スプライス(電線接続部)の固定方法や配線のまとめ方など、人によって全然違うんですよね。美しい作業を見ることもあって、本当に勉強になります。
セイビーの看板を背負って働く上で意識していることは?
品質管理部門としての役割もあるため、見落としがないよう特に注意しています。
車両には様々な複雑な要因が絡み合っているため、作業完了後に予期しないトラブルが発生することもあります。
例えば、アルコールインターロック(飲酒検知器)の取り付け作業では、配線や取り付け手順は完璧でも、車両側の別の要因でエンジンの始動に影響が出る場合もあるんです。
そうした経験を通じて、品質管理の重要性をより深く理解するようになりました。
どんなに慎重に確認しても、車という複雑な機械には予想外の要因が潜んでいる可能性があるため、常に学ぶ姿勢を持ち、セイビー全体の品質向上に貢献できるよう心がけています。
作業中に行き詰まったり、難しい現場に直面した時はどう乗り越えていますか?
現場で大きく困った経験は、これまでのところありません。
セイビーではしっかりとした作業マニュアルが整備されているため、事前に確認しておけば基本的に困ることはありません。
また、本部スタッフやベテランのメカニックがいる環境で、チャットや電話を通じてやり取りができるシステムがあるため、非常に安心できます。
作業内容について、経験豊富な方とコミュニケーションを取れる環境は大変心強いです。
私は「分からないことがあれば積極的に質問しよう」という姿勢で取り組んでいます。
年齢的にはチームで最も若い立場ですから、恥をかいてもその方が良いですよね。何も言わずに作業ミスをするよりも、遥かに良い結果につながりますから。
1週間の働き方はどのようなスケジュールですか?
現在は週4日ほどセイビーで働いています。それ以外は宅建の勉強が中心です。
不合格になるとまた1年後の受験になってしまうので、それは恐ろしいですからね(笑)。
先日模擬試験を受けてきて、一応合格圏内には入っていましたが、本当にギリギリの状況だったので、もう少し余裕を作らないと難しいなと思っています。最終段階で、ギアを上げていきたいなと考えています。
今後の整備士人生における目標や、実現したいことはありますか?
出張整備は、現在国土交通省でも規制緩和が進んでいるため、その最前線にいる整備士として、この分野に継続的に関わっていきたいと考えています。
資格を取得できれば、もう少し勤務日数を増やせると思います。
ただし、どの曜日に勤務してどの曜日を休むかについては、相談させていただきたいと考えています。
将来的には家業の方を副業にすることも検討していて、その比率がどんどん変わってきたりするのかなと思います。
むしろ正式に雇用していただけるような、「出張整備も担当しますし、品質管理もやりますし」という、もう何でもやりますよという感じです(笑)。
まだ外国車についてはちょっと触れないですが、それ以外であれば積極的に取り組ませていただきたいと思っています。
最後に、かつての自分と同じようにキャリアに悩む整備士の方々へメッセージをお願いします。
まずは一度パートナー整備士向けの動画視聴と、面談に参加されることをお勧めします。
セイビーは会社として整備士の働き方改革を積極的に推進していると思うのですが、その課題に対して真摯に向き合っているスタンスが結構好きです。
弊社のYouTubeで整備士の給料を公開している動画がありますが、それを見た時に「やはり良い選択だった」と再確認しました。
整備士は、ベテランになればなるほどこの社会においてすごく貴重な存在です。私より若い世代がどんどん業界を離れている現状があり、やっぱり給料が上がらない業界には人材が入ってこないかなと思います。汚れ仕事でもありますしね。
だからこそ、セイビーのような新しい働き方を選択肢として考えてみてほしいです。
なんだかんだ、整備士って好きなんですよね。楽しいですよ、この仕事は。
この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
多岐にわたるお話と、仕事への熱い想いを聞かせていただき、ありがとうございました!
荒舩さんのお話を伺って特に印象的だったのは、「整備士という仕事への愛情」と「新しい働き方への前向きな挑戦」でした。
国産ディーラーの整備士からスタートし、家業との両立や資格取得への挑戦など、様々な経験を重ねてこられた荒舩さん。その全ての経験が「柔軟な働き方と品質への責任感」という現在の力に繋がっているのだと、強く感じました。
出張整備の現場から品質管理部門まで、持ち前の慎重さと責任感で完璧にこなしていただく姿は、セイビーにとって欠かせないパートナーです。いつも本当にありがとうございます。
「何だかんだ言っても、整備士という仕事が好きなんです」という言葉の通り、整備への愛情を胸に新しい道を切り拓いていく荒舩さんのご活躍を、これからも楽しみにしています!
荒舩さん、今後ともどうぞよろしくお願いします!
セイビーは全国で整備士を募集しています!
詳細は下記のボタンからご覧ください。
ご応募お待ちしております!