セイビーで活躍する整備士の方々が、日々どんな想いで整備士として取り組んでいるかを深掘りするインタビュー企画「知ってほしい!セイビーの整備士ってこんな人」#008!
整備士の新しい働き方として注目を集める「出張整備」。
従来のディーラーや整備工場での勤務とは異なり、お客様の元へ直接伺って作業を行うこのスタイルは、多くの整備士にとって新たな可能性を秘めています。
今回お話を伺ったのは、矢澤 洋志さん。
これまでの経歴から現在の働き方、そして同業者へのアドバイスまで、率直にお話を伺いました。
目次
- 整備士を目指し始めたきっかけについて教えてください
- 出張整備のセイビーとの出会いは何でしたか?
- 登録時の不安はありましたか?
- 仕事で最も大事にしていることは何ですか?
- 以前の働き方との変化はありますか?
- 収入に関してはいかがですか?
- 働き方とスケジュールはどのような感じですか?
- セイビーのやりがいはどんなところにありますか?
- フリーランス整備士として成功する秘訣は何ですか?
- 困難な現場での対応はどうしていますか?
- セイビーに対する不安や不満はありませんか?
- 今後の目標と実現したいことはありますか?
- 最後に、同じように悩む整備士の方々にメッセージを
- 今回はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
整備士を目指し始めたきっかけについて教えてください
私が整備の仕事に携わるようになったのは、17歳の時でした。
定時制高校に通いながら、バイク屋に就職したのが、この道に入った最初のきっかけです。
当時はモトクロスレースを始めたばかりで、その関係でお世話になっていたバイク屋にご縁があって、そのまま働くことになりました。
そこには6年ほど勤めましたね。
その後、タイヤ販売店を経て、地元に新しくできたカー用品店にアルバイトで入社し、後に社員になりました。
カー用品店では、用品の取り付けから車検のフロント業務、さらには車の磨きまで、本当に幅広く、色々なことを学ばせてもらいました。
今思えば、あの時の経験の一つひとつが、今の自分を作ってくれているんだなと感じます。
出張整備のセイビーとの出会いは何でしたか?
セイビーに登録したのは、2022年の1月末です。
カー用品店を退職した後は、個人的にお客様のご自宅へ伺って作業を請け負っていました。
そんな時、X(旧Twitter)で「整備太郎」のアカウントがよくタイムラインに流れてくるようになったんです。
内容を見て、「これは自分が普段やっていることと同じだ。これならできるのでは?」と思い、軽い気持ちで応募してみました。
最初の説明会で千村さんが話してくれたのは、「整備士の給料が安いから、その地位向上も含めてもっと収入を取れるような体制を作っていきたい」ということでした。
その言葉を聞いた時、「それだったら今の自分に一番ちょうどいい」と思って、ぜひお願いしますという形で登録したんです。
登録時の不安はありましたか?
同様のことをやっていたので、業務内容に関しては何の不安もありませんでした。
説明会で創業者の千村さんにいろいろ話を聞かせてもらって分かったのは、自分が一番弱かった部分、つまりお客さんの集客を全部やってもらえるということでした。
集客の部分を全部やってもらえると最初に言われたので、「もう不安も何もない。むしろやらせてください」という気持ちでした。
仕事で最も大事にしていることは何ですか?
一番最初のバイク屋の時に教えられた言葉があるんです。
「見られて恥ずかしい整備は絶対したらいかん」と。
そして「見られていることに喜びを覚えろ」とも言われました。
「見られて『すごいですね』と言われることの方が絶対かっこいいから、そういう風になれ」と。
この教えが今でも自分の根幹にあるんですよ。
私は全然見られていても不満もないし、むしろその場で「こうですね、ああですね」とリアルタイムに説明ができるので、むしろありがたいんです。
出張整備というのは、まさにこの「見られる整備」を実践できる最高の舞台なんですよね。
お客様の手間もないし、目の前で作業している様子を見ていただくこともできる。
そういった点も含めて、出張整備は自分に非常にマッチしていると思っています。
以前の働き方との変化はありますか?
以前の働き方は、どうしても特定の場所でやることが多かったんです。
独立して自分の工場を構えていた時期もありましたが、それでもお客さんのところに出向いてやることが結構多かった。
逆に、お伺いすることによってお客様の手間もないし、お客様も目の前でその作業している様子を見ていただくこともできる。
そういった点で、出張整備は自分の働き方にも非常にマッチしていると思っています。
また、クレームが起きた時が最大のチャンスだと若い頃から言われていたので、クレームが起きた時にそのお客様がまた来ていただけるお客様になるかもしれないから、そうなるように頑張ろうということをずっと教えられてきました。
実際、セイビーでお客様と直接もめたということはないですね。
現場に行って、びっくりするぐらい頭を下げるということは平気でやります。
だってやってしまったことに対して謝ることはもう当たり前のことですから。
収入に関してはいかがですか?
めちゃめちゃ上がりましたよね。
セイビーを始めてからの方が収入は全然安定してます。カー用品店の時は給料が安くて、手取りで20万円も取ってなかったんですよ。
田舎のカー用品店はそんなものです。
それと比べたら、全然安定してますね。
もちろん報酬が安いお仕事もあれば高いお仕事もあるので、そこは行って来いですが、とにかく仕事はスケジュールを空けていれば入れていただいているので、そこは感謝でしかないです。
働き方とスケジュールはどのような感じですか?
1週間のうち、セイビー的な休みはあるんですけど、個人的には休みがほぼないですね。
セイビーでスケジュールを空けていない日、要はセイビーをオフにしている日が、大体レーシングチームのお手伝いに行っていたり、自分の仕事をしていたりということが多いので。
でも基本はセイビーで大体週5、6入るような感じで、その辺は普通のサラリーマンと変わらないですよね。
結局、車に触っていない日が珍しいですね、年間で。休みの日も自分の車を触っていたりするんで。自分の車をメンテナンスする人、他にいないじゃないですか。
自分がやらなければならないですから。
30代半ばぐらいの時に、もう車を触るのが嫌だと思った時期があったんですよ。
1ヶ月、2ヶ月ぐらい全く車に触らない生活をしてました。でも運転はしているわけですよ、足として。
そうすると、自然と自分の車のオイル交換の時期が来るわけじゃないですか。
それに合わせたように車がちょっと壊れるんですよ。「なんだよ」と言いながらそれを手直しして、オイル交換して、ちょっと手直しして、「終わった終わった、楽しかった」と思ったんです。
「やっぱり自分は車をいじっていないとダメなんだな」とすごく思いました。そこで再認識したんですよね。整備している時間が楽しかったんですよ。それからもう好きですね。好きとしか言いようがないです。
セイビーのやりがいはどんなところにありますか?
いろんなところに行けるんですよ。いろんなお客様のところにお伺いするので、個人であれ法人であれ、本当にいろんなお客様がいらっしゃいます。
特に個人のお客さんで、車を大事にされている方のところに行くと、ドアを開けた瞬間に分かりますね。
「この人はめちゃめちゃ気を使っている」と。例えば20万キロとか30万キロとか、廃車の域に入るようなぐらい距離を乗っているんだけど、めちゃめちゃ綺麗な車があるんですよ。
そういうお客様は、「自分じゃできないからお願いしたいけど、見ていていい?」と言ってくれるんです。
「全然構わないですよ。ちょっと汚いことするかもしれませんけどね」なんて言いながらやると、お客様とのコミュニケーションも取れるし、お客さんが疑問に思ったことは素直にそこで聞いてくれるので、そういう方が一番やりやすいですね。
フリーランス整備士として成功する秘訣は何ですか?
基本的には、稼ぎたい人は仕事を断らないということ、「仕事をいただいてありがとうございます」の精神があれば最高ですよね。
私も一時忘れかけていたんですけど、あまりにも仕事がたくさん来るので、「もういいよ、いいよ」と選び出した時期があったんです。
そしたら収入が減りましたからね。
結局、断っちゃうから他の整備士候補に仕事が振り分けられるということになるじゃないですか。
当然のことながら依頼を断る権利はセイビーにはしっかりと担保されているけど、セイビーの本部も沢山の案件がある中で選り好みするより、自分が対応しているエリアを守ってくれる整備士を優先するのは当たり前のことだと思います。
そうじゃなくて、「いやいやいや、言ってくれれば何でもやる」と言っておけば、たとえ建前でも言っておけば相談は絶対来るんで。
いくつになっても学ぶことはできるので、「これは苦手だからやらない」「これはやったことないからできないからいいや」じゃダメなんですよ。
私の場合、それはセイビーという看板を背負っていることに対するプライドです。プライベートでは人見知りなところもあるんですが(笑)
その看板を背負っている時は、自然とスイッチが入ります。自分が勤めてるところに対してのプライドって絶対捨てはいけないと考えてます。
困難な現場での対応はどうしていますか?
もちろん、一人では解決が難しい現場に直面することもあります。
そんな時は、迷わずセイビー本部に連絡をします。
自分が行き詰まって周りが見えなくなっている時も、本部のスタッフはとても冷静なんです。
電話すると、本部の人たちは当然冷静なわけじゃないですか。「これやりました?」「ここ見ました?」「あれやりました?」「ああ、ごめん、やってない」とか。それで冷静になるんですよ。「ごめん、忘れてた」ということがすごくよくあります。
なので、自分の自己解決力とセイビーのサポートがあれば、大体なんとかなりますね。
一人で全部抱え込もうとしなくていいんだ、と思えるだけで、心が軽くなります。まさに「チーム」で仕事をしているという感覚ですね。
セイビーに対する不安や不満はありませんか?
大きな不満はないんですよ。細かい不満はもう常にすぐ伝えているので、各担当の方々に。「これダメなんじゃない?」とか、そういうのはすぐ伝えているんです。そうすることによって変にモヤモしないんですよ。なるべくそういう気持ちがない状態で仕事はしたいので。
唯一のデメリットは、自分の車の消耗が劇的に早いぐらいかな。馬鹿みたいに走っているんで私は。でも今年はまだ少ない方ですよ。今年、今8月時点でまだ3万キロなので少ないですね。通常だったらもう8月時点で4万キロに届くぐらい走っていておかしくないんですよ。
正直、ダメになるまで乗るという覚悟があるんだったら、多分7年、8年ぐらいは乗れるんでしょうけど、普通の人なら新車を買って5年で走るような距離を1年で走るよという感じですね。私とか他の整備士だと、5年で30万キロだよということ。だって年間6万キロですからね。
でも車に乗っている時間も楽しいので、まあしょうがないよねで片付けてしまっているんです、自分で。
今後の目標と実現したいことはありますか?
やっぱりなんだかんだ言って「見られる整備」というのが非常に自分は目標としているので、人に見られて恥ずかしくない整備を実現したいということがあります。
以前テレビ出演もさせてもらったりとか、そういうのもありましたし、今手伝っているレーシングチームも、レースの世界って結構どんよりした雰囲気もあるんですけど、上のクラスに行けば行くほどちょっと華やかな舞台にもなるので、そういう華やかな舞台に出て恥ずかしくないような仕事をしたいなということはずっと思っていますね。
最後に、同じように悩む整備士の方々にメッセージを
もしセイビーをやるやらないで悩んでる人がいるんであれば、『やりゃいいじゃん。損になることねえじゃん』って思います。
全てのことにおいてそうなんですけど、やってみてからでもやめたってできるじゃないですか。それをやめたことによってマイナスが生じることってほぼないんですよ。
セイビーをやっていて悪いことなんてないですから。私にとって実はマイナスがあるのかもしれませんけど、それをマイナスと感じていないので。だから全然問題ないです。
今回はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
「見られて恥ずかしい整備はしない」という揺るぎない哲学、
そしてお客様一人ひとりに真摯に向き合うそのお姿は、
まさに私たちSeibii(セイビー)が目指す「整備士を社会の主役に」の体現であると、改めて感じました。
矢澤さんのように情熱とプライドを持って仕事を楽しむメカニックの方々が、これからもいきいきと活躍できるプラットフォームであり続けられるよう、私たちも一層努力してまいります。
今後もどうぞよろしくお願いいたします!
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