セイビーで活躍する整備士の方々が、日々どんな想いで整備士として取り組んでいるかを深掘りするインタビュー企画「知ってほしい!セイビーの整備士ってこんな人」#007!
備士の新しい働き方として注目を集める「出張整備」。
従来のディーラーや整備工場での勤務とは異なり、お客様の元へ直接伺って作業を行うこのスタイルは、多くの整備士にとって新たな可能性を秘めています。
今回お話を伺ったのは、参画初期からすぐに活躍いただき、
セイビーにとっても欠かせない存在となっている吉田裕也さん。
30年以上のキャリアを持つベテランメカニックが、どのようにしてこの働き方に辿り着き、安定して高い収入を得ているのか。
その根底にある「理解力」という哲学とともに、率直にお話しいただきました。
目次
- 経歴
- これまでのご経歴・整備士歴を教えていただけますか?
- セイビーはどのような経緯で知ったのですか?
- 登録する際に不安や疑問に思うことはありませんでしたか?
- 以前の働き方と比べて、現在はどのように変わりましたか?
- 整備士として働く中での「面白さ」や「やりがい」はどんなところにありますか?
- フリーランスの整備士として活躍し続けるための秘訣は何だと思われますか?
- 収入面では以前と比べて変化はありましたか?
- 作業中に行き詰まったり、難しい現場に直面した時はどう乗り越えていますか?
- Seibiiに対する要望や改善してほしいことはありますか?
- 最後に、かつての自分と同じようにキャリアに悩む整備士の方々へメッセージをお願いします。
- この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
経歴
- 名前: 吉田裕也
- 整備士歴: 30年以上
- セイビー歴:2023年〜(約二年半)
- 現在の活動エリア: 東京都を中心とした関東エリア
- これまでの経歴: 国産ディーラー(8年)→ 取り付け業者(7年)→ 会社経営経験後、セイビーと自身の契約中古車店の取付業務
これまでのご経歴・整備士歴を教えていただけますか?
新卒で入社した国産ディーラーから始まりました。8年間在籍し、整備業務を中心にフロント業務も経験しました。
特に最初の2年間は、月90時間以上の残業をこなすほど仕事に没頭、新卒ながら手取り40万円以上と待遇にも恵まれていました。
今思い返しても、技術も高い仲間にも恵まれ学びの多い充実した期間です。しかし、店舗の統廃合などで給料が手取り20万円台まで下がったこともあり、転職を決意しました。
その後はディーラー時代に知り合った方から誘われ、量販店に常駐する取り付け業者で働き始めました。
ここではカーオーディオやセキュリティ部品の取り付けが主な業務で、整備とは畑違いの分野でした。
メーカーを問わずあらゆる車種に対応する必要があり、当初は苦労しましたが、「自分で覚えるしかない」と決意。
説明書を熟読し、機器の仕組みを必ず理解してから作業に臨む姿勢が身につきました。
7年ほど経った頃、社長が去ることになり、私が事業を引き継ぐ形で急遽独立。
いきなり多額の借金を背負うことになり、当時はかなり戸惑いましたね(笑)
従業員6人の給料を2ヶ月分払えない状況で、お金を借りるしかありませんでした。
でも、その会社を長年経営して、従業員も独立させたりして、最終的には一人でやるようになりました。
セイビーはどのような経緯で知ったのですか?
一人で事業を続けていた矢先、コロナ禍で主要取引先が閉店し、仕事が完全になくなってしまいました。
そんな時、親しくさせてもらっていた工具店の店主から「セイビーって稼げるらしいよ」という話を聞きました。
当時の整備業界でセイビーは正直、良い話は聞いていなかったので半信半疑でしたが、説明会に参加してみたのがきっかけです。
登録する際に不安や疑問に思うことはありませんでしたか?
説明会に参加した当初は、正直「騙されるのではないか」と思っていました(笑)。
また、東京に住んでいる自分が活動エリアを群馬まで広げるよう提案された時も、
「本当にそんな遠方で仕事があるのだろうか」と疑問でしたね。
しかし、実際に仕事を始めると、最初の1週間こそ様子見でしたが、2週間目にテレマティクスの不具合点検をこなして以降、依頼が急増しました。
5月の連休明けにスタートし、5月末には難易度の高い案件も依頼されるようになっていました。
以前の働き方と比べて、現在はどのように変わりましたか?
一番大きな変化は、作業よりもマネジメントが大変だった独立時代から、純粋に技術と向き合える環境に戻れたことです。
独立して会社を経営していた時は、従業員とお客さん、両販店の間に入って調整するのが本当に大変でした。
現場で揉め事があると、お金の問題も発生していますし。
作業以外の問題に対処する方が圧倒的に大変で、それが一番苦労しました。
確かに稼ぎは多かったですが、人を動かすということに疲れてしまって、最終的には従業員をみんな独立させて、一人でやるようになったんです。
今のセイビーでの働き方は、純粋に技術に集中できるので、その点では非常に満足しています。
週8日ぐらい働いているような状態で(笑)
休みは少ないですが、技術者として充実した日々を送れています。2ヶ月に1回くらいのペースで、家族と旅行やキャンプも楽しんでいます。
整備士として働く中での「面白さ」や「やりがい」はどんなところにありますか?
何かを発見できた時の喜びが大きいですね。
先日も、配線情報が全くない新型車の案件がありましたが、自力ですべての配線を見つけ出し、「よし、ここで電源が取れるぞ!」と突き止めた瞬間の達成感は格別でした。
誰もやったことのない作業を成し遂げることこそ、この仕事の醍醐味だと感じます。
私は勉強自体は好きではありませんが、「知ること」は大好きです。
だからこそ、ただ取り付けるだけでなく、その機器が社会でどんな役割を担っているのかを理解する過程に、この仕事の本当の面白さがあると思っています。
「ただ取り付けをしただけの人」と「理解をして、こうやって取り付けしなければいけないんだと理解して取り付けた人」では、明らかに作業プロセスや作業品質に大きな違いが出てきますし、何かあった時のリカバリー能力も大きく違うと思います。
それが、やはり技術者としてのスキルの差なのかなと考えています。
フリーランスの整備士として活躍し続けるための秘訣は何だと思われますか?
「理解力」と「リサーチ力」に尽きると思います。
「これは難しい作業だ」という先入観が、自分自身で仕事を難しくしてしまいます。事前に得られるだけ多くのの情報をリサーチしておいて「 難しい」を「どうにかなるはずだ」に変える事で大抵のことは乗り越えられます。
例えば、「トラックはちょっと無理です」と言っている人は、その時点でトラックに対するイメージが固まってしまっていると思うのですが、「トラックってこういうものだ」と理解してしまえば、それがトラックなんです。
収入面では以前と比べて変化はありましたか?
ディーラー時代や取り付け業者時代と比べても、委託業務としては良い数字だと思います。
ただ、月ごとのバラつきがあるので、月平均で見ると安定性という点では以前の方が良かった部分もあります。
独立して会社を経営していた時は、量販店との契約で最低保障があったので、仕事がなくてもある程度の収入は確保されていました。
でも、その代わり上限も決まっていたんです。
今の働き方は、やればやるだけ収入に反映されるので、そこにやりがいを感じています。
毎月、公式ホームページに載っている最高月収を連続で超えてやろうという気持ちで取り組んでいます。
作業中に行き詰まったり、難しい現場に直面した時はどう乗り越えていますか?
さきほども答えた通り、事前の「理解」と「リサーチ」で乗り越えています。
初めて扱う車種や機器であれば、必ず事前にリサーチして知識を深めることが大切です。
理解力を高めさえすれば、それほど大変ではないと思います。実際に手を動かした時に、頭の中の知識と現実の作業が一致する。
その瞬間が一番重要で、本当の意味で技術が身につくと考えています。
理論と実践が結びつくことで、初めて本当の理解が生まれるのだと思います。
とはいえ、全体的にセイビーのサポート体制は業界でも手厚いレベルですので、一人で解決できない時は品質管理部のサポートを頼るのも大いにアリです。私も、現場では一人ですが、決して孤独ではないという安心感があります。
Seibiiに対する要望や改善してほしいことはありますか?
移動時間の効率化については、改善の余地があると感じています。
私たちにとって時間はそのまま収入に繋がるため、例えば「移動3時間、作業1時間」といった案件は、失われる時間を考えると正直割に合いません。
より効率的な案件の配分を期待しています。
最後に、かつての自分と同じようにキャリアに悩む整備士の方々へメッセージをお願いします。
フリーランスとして一人で現場に出ることに不安を感じるかもしれませんが、品質管理チームのサポート体制がしっかりしているので、心配は不要です。
本当に困難な状況では作業を止める判断をしてくれますし、万が一のトラブルにも対処してくれます。
最も大切なのは、本部との「報連相」を密に取ることです。
コミュニケーションを怠ると、問題が起きやすくなります。
セイビーという看板を背負って仕事をする以上、円滑なコミュニケーションを心がけることが、自分自身を守ることにも繋がります。
技術に集中できる環境で、自分のペースで働けるこの仕事に、私は大きな魅力を感じています。
この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
波瀾万丈なストーリーと、仕事への熱い哲学を聞かせていただき、ありがとうございました!
国産ディーラーの整備士から始まり、突然の独立や様々な困難を乗り越えてこられた吉田さん。その全ての経験が「物事の本質を理解する」という今の力に繋がっているのだと、強く感じました。
バスや大型トラックのような難しい作業も、持ち前の理解力とリサーチ力で完璧にこなしてしまう姿は、セイビーにとって欠かせないパートナーです。
いつも本当にありがとうございます。
最高の技術で道を切り拓いていく吉田さんのご活躍を、これからも楽しみにしています!
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