こんにちは!seibiiで自動車整備を行っている野仲です。
グローブボックスや小物入れに車検証は入っていると思いますが、
そこには、車検証、自動車やナビの取扱説明書の他に定期点検整備記録簿というのが一緒に入っていると思います。
この定期点検整備記録簿というものを見たことがあるでしょうか?
なかなか目に触れる機会が無いので、見たことが無いという方もいるかと思います。
この記事では、定期点検整備記録簿とは何か?、なぜ、あるのか?、定期点検整備記録簿があることのユーザーメリットをご紹介いたします。
目次
定期点検整備記録簿とは何か?
定期点検整備記録簿とはその名の通り、定期点検を行ったときに、点検内容を記録する記録簿の事です。
自動車には普通乗用車の他にトラックやレンタカーなどいくつかの種類に分かれており、それぞれ定期点検を行う期間が分かれています。
以下は国土交通省のHPに記載されている表です。
(国土交通省HPより)
マイカーを例に挙げると、定期点検というのは1年と2年毎に行う点検のことになります。この2年毎に行う定期点検は、私たちが車検と呼んでいるものとなります。
この定期点検を行ったときに、どんな整備を行ったかを記録するのが、定期点検整備記録簿になります。
定期点検整備記録簿には何が記載されているのか?
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記録簿を見たことがない方にとって、何が書かれているかは気になるポイントでしょう。
具体的な記載項目を知ることで、記録簿の重要性が理解できます。
基本情報の記載項目
記録簿には以下の基本情報が記載されます。
- 検査年月日
- 走行距離
- 点検整備を実施した業者名
- 整備士の名前
- 工場の認証番号(指定工場または認証工場の証明)
- 次回点検の目安時期
特に認証番号の記載があれば、国から認められた工場で整備が行われた証明となります。
点検内容のチェック項目
点検内容は以下の項目に分かれており、各項目に「✓」「×」「△」などのチェック記号で記録されます。
- エンジンルーム:エンジンオイル漏れ、バッテリー状態など
- 室内点検:ブレーキペダル、パーキングブレーキなど
- 足回り:タイヤ、ブレーキパッド、サスペンションなど
- 下回り:エンジン、トランスミッションのオイル漏れなど
- 外回り:ボディ、フレームの損傷など
数値で記入する項目
一部の項目は数値で記録されます。
- エンジンオイルの量
- 冷却水(クーラント)の濃度や量
- ブレーキフルードの量
- タイヤの溝の深さ(mm単位)
- バッテリーの電圧
これらの数値から、消耗品の交換時期を予測することが可能です。
なぜ、定期点検整備記録簿があるのか?
車両の種類によって定期点検を行う時期は異なりますが、定期点検を行うことは自動車ユーザーに義務付けられています。
これは、車両を適切にメンテナンスすることで故障による事故を防ぎ、他者へ危害を加えないようにするためであり、法律で定められたものです。
そして、きちんと定期点検整備を行っている証明として、自動車ユーザーには定期点検整備記録簿の保管が義務付けられています。
【保管期間】
- 12ヶ月点検:1年間の保管義務
- 車検(24ヶ月点検):2年間の保管義務
また、点検整備を行った整備工場にも同様に、お客様の定期点検整備記録簿(写し)の保管が義務付けられています。
定期点検整備記録簿のメリット
定期点検整備記録簿があることで、どのような整備をいつ行ったかが分かります。
ブレーキパッドの摩耗など、記録簿を見ることで消耗品の交換時期を予測できるでしょう。
しかし、ユーザーにとってのメリットはそれだけではありません。
車の状態を把握できる
きちんと定期点検を受けている車両は、売却する際の査定価格が高くなる傾向があります。
これは査定項目に定期点検整備記録簿の有無の項目があるためです。
特にメーカー保証書とセットになった「メンテナンスノート」として保管されていれば、より高い評価を受けられます。
売却時の査定額がアップする
整備履歴を確認できるため、自分の車の状態を正確に把握できます。
これは安全に自動車を運転するためにも重要なメリットと言えるでしょう。
記録簿がない場合はどうなるのか?
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中古車購入時や車検証を確認した際に、記録簿がないケースは珍しくありません。
記録簿がない理由は様々であり、必ずしも問題がある車とは限りませんが、記録簿がない理由を知っておけば適切な判断ができるようになるでしょう。
記録簿が存在しない主な理由
以下の理由で記録簿が存在しないケースがあります。
1. 指定工場・認証工場以外で点検した場合
一般の整備工場では正式な記録簿を発行できません。ただし、非公式に発行している工場も存在するため、記録簿の信頼性には注意が必要です。
2. 所有者が紛失してしまった場合
小さな書類のため紛失しやすく、特に国産車の大衆車で紛失が多い傾向があります。
3. 前オーナーが処分した場合
記録簿には名前や住所が記載されています。個人情報保護のため、前のオーナーが売却時に処分するケースも少なくありません。
4. 法定点検自体を行っていない場合
車検を通すだけで法定点検を行っていないケースがあります。「後整備」として車検を通し、その後点検していない場合もあるでしょう。
5. 販売業者が破棄した場合
走行距離改ざんの痕跡を隠すためのケースですが、車検証への走行距離記載義務化により現在は極めて稀です。
記録簿がない場合のデメリット
記録簿がない場合、以下のようなデメリットが考えられます。
- 整備履歴が不明:過去にどのような整備が行われたか分からない
- 法定整備の実施が不確実:適切なメンテナンスがされていない可能性がある
- 中古車購入時の判断材料がない:車の状態を把握しにくい
- 売却時の査定額が下がる:特にメンテナンスノートがない場合は大幅減点
- 消耗品の交換時期が分からない:ブレーキパッドやタイヤなどの交換計画が立てにくい
ただし、記録簿がないからといって必ずしも問題がある車とは限りません。
他の要素も総合的に判断することが大切です。
記録簿を確認する際のチェックポイント
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記録簿がある場合、何をチェックすべきでしょうか。
中古車購入時や愛車の状態把握に役立つポイントを解説します。
整備を受けた場所の確認
指定工場または認証工場の認証番号が記載されているか確認しましょう。
認証番号があれば、国から認められた工場での整備を意味します。
ディーラーで整備している場合は、より信頼性が高いと言えるでしょう。
一方、工場名が明記されていない記録簿は要注意です。
交換部品の履歴
どの部品が交換されているかを確認しましょう。
通常の消耗品交換(ブレーキパッド、タイヤなど)であれば問題ありませんが、エンジンやトランスミッションの載せ替えがある場合は、大きなトラブルがあった可能性があります。
不明な交換履歴があれば、整備内容を販売店や前オーナーに確認することをおすすめします。
オイル類の交換状況
エンジンオイルは半年に一度、または5,000km走行ごとの交換が目安となりますので、定期的に交換されているかを確認しましょう。
交換履歴が少ない場合は、エンジンのコンディション悪化の可能性も。
ブレーキフルードや冷却水の補充・交換履歴も重要なチェックポイントです。
まとめ
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定期点検整備記録簿は、車の健康診断書のようなものです。
整備履歴を記録することで、車の状態を把握し、安全なカーライフを送ることができます。
また、記録簿があることで、売却時の査定額アップにつながることも。定期的な点検を受け、記録簿をきちんと保管することが大切です。
中古車購入時には、記録簿の有無だけでなく、記載内容もしっかり確認しましょう。
指定工場や認証工場での整備、交換部品の履歴、オイル交換の状況などをチェックすることで、より安心して車を選べます。