エンジンを始動させるために必要なセルモーターは、寿命は長めですが永久に使えるというわけではありません。交換の目安は走行距離が10〜15万kmに達した時とされています。
セルモーターを交換せずにいると、「エンジンの始動性が悪い」「異音が聞こえる」などの症状が発生。最終的にはエンジンがかからず走り出せなくなるため、事前に点検・交換を行う必要があります。
セルモーターが故障して交換をする場合、どれくらいの費用や時間がかかるか中々イメージできないのではないでしょうか。
今回の記事ではスバル・インプレッサに焦点を当て、セルモーターの交換で必要となる費用・時間などを紹介します。
セルモーターを交換する必要性
インプレッサに装着されているセルモーターは、エンジンに回転力を与えて始動を働きかける役割があります。エンジンをかけた際に「キュルキュル」という音が発生していれば、セルモーターが回っている証拠です。
セルモーターはエンジンをかける度に回転し、走行距離が伸びるにつれて劣化が進みます。セルモーターの交換時期は、オドメーターが10万kmを突破したタイミングと覚えておくと良いでしょう。
なお、インプレッサは過去にセルモーターの不具合でリコールが発表されたことがあります。平成26年11月から27年6月に生産された車に乗っている方は、リコール対応がされているか確認することをおすすめします。
セルモーターの交換を怠るとエンジンがかかりにくい症状が発生し、最悪の場合はエンジンが全く始動しないことも。
車が動かせないとレッカー車などの救助を待たなければならず、せっかくの予定も台無しになってしまいます。
未然にトラブルを防ぐためには、定期的にセルモーターの状態をチェックすることが重要です。カーライフを安全に楽しむために、信頼のおける整備士によるメンテナンスを受けましょう。
セルモーターが故障する前の症状
下記のような症状が発生している場合は、インプレッサのセルモーターが近いうちに故障するかもしれません。
- スムーズにエンジンが始動しない
セルの音が弱々しくなりエンジンが中々かからない場合は、セルモーターに異常がある可能性があります。エンジンが一切始動しないリスクもあるため、症状を放置せずに原因を突き止めなければなりません。
- 異音が聞こえる
セルモーターの内部にはギアやスタータースイッチなどの部品があり、経年劣化により摩耗や破損などが起こると異音の原因に。「ガラガラ」「ギギッ」はギアが噛み合っていない音で、スタータースイッチが故障すると「カチン」という音が起こります。
- エンジン始動後もしばらく音が鳴る
セルモーターが正常であれば、エンジンがかかった後にセルが回り続けることはありません。エンジンが始動してもしばらく「ギューン」という音が聞こえる場合は注意が必要です。
セルモーターが故障して路上で立ち往生するのを防ぐため、上記の症状が発生した場合は早急に点検を行いましょう。セルモーターの脱着は手間がかかるため、作業は整備士に依頼するのがおすすめです。
インプレッサのセルモーター交換費用
インプレッサのセルモーター交換にかかる費用は、どのような部品を使うかやどこに依頼するかで変わります。
少しでも安く済ませたい場合には、リビルト品を使用したり、工賃の安い業者に依頼をしましょう。
今回は、出張整備のセイビー・カー用品店・自分で交換した場合の3つに分けて交換費用を紹介します。
セイビーで交換する場合の交換費用
セイビーを利用してセルモーターを交換する場合の費用は、部品代込みで59,800円です。
カー用品店やディーラーで交換を行う場合には、基本的に車を店舗に持ち込む必要がありますが、セイビーなら全国各地に在籍する整備士が自宅や職場へ出張をします。
その場で作業を行うためエンジンがかからない場合でも交換が可能です。
さらに使用するパーツは高い品質で価格を抑えた高品質リビルト品を使用。40,000kmもしくは2年間の保証が付いているため、交換後も安心して車に乗ることができます。
【リビルト品とは?】
リビルト品とは、使用済みの自動車や修理時に外した部品を分解し、洗浄や修理を行なった上で再度組み立てた部品です。
リビルト品として市場に出回る前には新品と同様の性能かどうかの検査を行なっており、一般的に中古品よりも品質が高く、新品よりも手頃な価格で手に入るとされています。
カー用品店へ持ち込む場合の交換費用
カー用品店でセルモーターを交換する場合の費用相場は、作業工賃が5,000円~10,000円程度、部品代が30,000~50,000円程度です。
持ち込み交換に対応している店舗も多いため、少しでも費用を抑えたい場合は、ネットやパーツショップでセルモーターのリビルト品や中古品を探してみましょう。高額なセルモーターですが、純正品の半額以下で出回っている商品もあります。
ただしリビルト品や中古品の中には粗悪なものや保証が付いていないものも少なくありません。
インプレッサに適合するかどうかの確認も必要となりますので、不安な場合は交換部品の選定もプロに任せることをおすすめします。
自分で作業する場合の交換費用
自分でセルモーターの交換をする場合にかかる費用はパーツ代のみです。
純正品のセルモーターは30,000~50,000円程度が相場となりますが、リビルト品や中古品であれば10,000~20,000円程度で手に入ることもあります。
ただし、セルモーターはバッテリー電源が直接かかるパーツのため、作業方法を誤ると故障や火災の原因となります。
さらに重要なパーツが密集しているエンジンルーム内での作業となりますので、普段から車の整備に慣れていない方の場合は、プロに任せた方が安心でしょう。
また作業にはドライバーやラチェット、プーラーなどの工具が必要です。1から揃えなければいけない場合には部品代とは別に数千円がかかると考えましょう。
インプレッサのセルモーター交換の所要時間
インプレッサのセルモーター交換にかかる時間も依頼先によってさまざまです。
すぐに交換が必要な場合には、短時間で作業が可能な業者に依頼をするか、代車やレンタカーを用意する必要があります。
セルモーター交換の所要時間についても、出張整備のセイビーに依頼した場合・カー用品店へ持ち込む場合・自分で作業をする場合の3パターンで紹介します。
セイビーで交換する場合の所要時間
セイビーにインプレッサのセルモーター交換を依頼する場合の所要時間は2時間程度です。
あらかじめ指定した時間と場所に整備士が出張し作業を行うセイビーでは、移動時間がかからないのはもちろん、待ち時間もありません。
またディーラーやカー用品店に作業を依頼する場合には、交換が終わるまで待つ必要がありますが、自宅や職場への出張が可能なセイビーならセルモーターの交換をしている時間を有効利用することも可能です。
カー用品店へ持ち込む場合の所要時間
カー用品店でインプレッサのセルモーター交換を行う場合の所要時間は1~2時間程度です。
ただし、カー用品店が混雑している場合は、作業が始まるまでに数十分~数時間待たされるケースも少なくありません。
特に週末や連休前、イベント開催中は注意が必要です。
急ぎの場合は事前に店舗へ連絡し、予約が可能か確認することをおすすめします。
自分で作業する場合の所要時間
自分でセルモーターの交換作業を行う場合の所要時間は、作業に慣れているかどうかで大きく変わります。
日頃から車の整備を行なっている方の場合は1時間程度、車の整備に慣れていない方の場合は2~3時間程度かかるでしょう。
バッテリー端子やセルモーターの配線の作業も必要となりますので、安全に作業ができるか不安な場合はプロに任せることをおすすめします。
インプレッサのセルモーター交換はセイビーがおすすめ!
インプレッサのセルモーター交換にかかる費用や所要時間は、作業を依頼する業者や使用するパーツによって異なります。
「安心して任せられる業者に依頼したい」「自分でパーツを探すのは難しい」「時間を有効利用したい」という場合には、出張整備のセイビ―がおすすめです。
セイビ―なら、パソコンやスマホからのカンタン予約で、全国各地に在籍する整備士が指定の場所まで出張します。
10年以上インプレッサに乗っている方や、セルモーターに不調を感じている方は、セルモーターのサービスページをぜひチェックしてみてください。