セルモーターは、エンジンをスタートさせる際に欠かせない部品です。セルモーターは消耗品で、10〜15年ほど使用していれば交換を考える必要があります。
セルモーターの状態が悪いと、「エンジンのかかりにストレスを感じる」「聞いたことがない音がする」といった症状が出現。最終的にはエンジンの始動が不可能となり、車を使えなくなってしまいます。
不具合のあるセルモーターを新しいものに変える場合、費用・時間はどれくらいかかるのでしょうか。
今回の記事ではマツダ・CX-60をピックアップし、セルモーター交換で必要となる費用・時間などを説明します。
セルモーターを交換する必要性
CX-60で使用されるセルモーターは、エンジンの始動をアシストする役割がある部品です。セルモーターの回転が伝わることによって、エンジンは吸気・圧縮・燃焼・排気の工程を開始できます。
セルモーターは、エンジンの始動回数が増加するにつれて徐々に性能が低下していくもの。使用期間が10〜15年(10〜15万km)に及んでいれば、セルモーターの交換が視野に入ってきます。なお、ストップ&ゴーを繰り返す市街地の走行が多い場合は、寿命が短くなるかもしれません。
長期間使っているセルモーターを交換せずにいると、エンジンがかからなくなるリスクと隣り合わせになります。セルモーターが故障して車が発進できなくなれば、その場で応急処置するのは困難です。ロードサービスに救助依頼をし、車を修理工場まで運搬してもらわなければなりません。
突然のトラブルで困らないためには、セルモーターの点検・交換を十分に行うことが重要です。CX-60のセルモーターを交換する際は、車の下に潜って作業しなければなりません。作業中の事故を防ぐためにも、交換作業は整備の専門家に任せることをおすすめします。
セルモーターが故障する前の症状
CX-60のセルモーターが作動不可となる前には、以下のような症状が現れる場合があります。
- エンジンの始動音が鈍い
セルモーターが正常でない場合は、「キュルキュル」というセル音が長引き、エンジンがスムーズに始動しないことがあります。エンジンの始動性が悪化するのは、セルモーター内のブラシが摩耗することで回転が不十分になるためです。
- 一発でエンジンが始動できない
一発でエンジンがかからない場合も、セルモーターの劣化が進行している可能性があります。スタートボタンを押しても「カチッ」と音がするのみで、何回か試してようやく始動する場合は注意が必要です。
- 異音が起こる
セルモーターの内側にあるギア類が消耗すると、普段耳にすることがない音が発生します。「ガラガラ」「ギギッ」などの嫌な異音がする場合は、いつギアが動かなくなってもおかしくありません。
上に挙げた症状に気付いた場合は、早めに整備の専門家へ相談し、適切に対処してもらうことをおすすめします。エンジンが問題なくかかるようメンテナンスを行い、安全にドライブを楽しみましょう。
CX-60のセルモーター交換費用
CX-60のセルモーター交換にかかる費用は、どのような部品を使うかやどこに依頼するかで変わります。
少しでも安く済ませたい場合には、リビルト品を使用したり、工賃の安い業者に依頼をしましょう。
今回は、出張整備のセイビー・カー用品店・自分で交換した場合の3つに分けて交換費用を紹介します。
セイビーで交換する場合の交換費用
セイビーを利用してセルモーターを交換する場合の費用は、部品代込みで59,800円です。
カー用品店やディーラーで交換を行う場合には、基本的に車を店舗に持ち込む必要がありますが、セイビーなら全国各地に在籍する整備士が自宅や職場へ出張をします。その場で作業を行うためエンジンがかからない場合でも交換が可能です。
さらに使用するパーツは高い品質で価格を抑えた高品質リビルト品を使用。40,000kmもしくは2年間の保証が付いているため、交換後も安心して車に乗ることができます。
【リビルト品とは?】
リビルト品とは、使用済みの自動車や修理時に外した部品を分解し、洗浄や修理を行なった上で再度組み立てた部品です。
リビルト品として市場に出回る前には新品と同様の性能かどうかの検査を行なっており、一般的に中古品よりも品質が高く、新品よりも手頃な価格で手に入るとされています。
カー用品店へ持ち込む場合の交換費用
カー用品店でセルモーターを交換する場合の費用相場は、作業工賃が5,000円~10,000円程度、部品代が30,000~50,000円程度です。
持ち込み交換に対応している店舗も多いため、少しでも費用を抑えたい場合は、ネットやパーツショップでセルモーターのリビルト品や中古品を探してみましょう。高額なセルモーターですが、純正品の半額以下で出回っている商品もあります。
ただしリビルト品や中古品の中には粗悪なものや保証が付いていないものも少なくありません。
CX-60に適合するかどうかの確認も必要となりますので、不安な場合は交換部品の選定もプロに任せることをおすすめします。
自分で作業する場合の交換費用
自分でセルモーターの交換をする場合にかかる費用はパーツ代のみです。
純正品のセルモーターは30,000~50,000円程度が相場となりますが、リビルト品や中古品であれば10,000~20,000円程度で手に入ることもあります。
ただし、セルモーターはバッテリー電源が直接かかるパーツのため、作業方法を誤ると故障や火災の原因となります。
さらに重要なパーツが密集しているエンジンルーム内での作業となりますので、普段から車の整備に慣れていない方の場合は、プロに任せた方が安心でしょう。
また作業にはドライバーやラチェット、プーラーなどの工具が必要です。1から揃えなければいけない場合には部品代とは別に数千円がかかると考えましょう。
CX-60のセルモーター交換の所要時間
CX-60のセルモーター交換にかかる時間も依頼先によってさまざまです。
すぐに交換が必要な場合には、短時間で作業が可能な業者に依頼をするか、代車やレンタカーを用意する必要があります。
セルモーター交換の所要時間についても、出張整備のセイビーに依頼した場合・カー用品店へ持ち込む場合・自分で作業をする場合の3パターンで紹介します。
セイビーで交換する場合の所要時間
セイビーにCX-60のセルモーター交換を依頼する場合の所要時間は2時間程度です。
あらかじめ指定した時間と場所に整備士が出張し作業を行うセイビーでは、移動時間がかからないのはもちろん、待ち時間もありません。
またディーラーやカー用品店に作業を依頼する場合には、交換が終わるまで待つ必要がありますが、自宅や職場への出張が可能なセイビーならセルモーターの交換をしている時間を有効利用することも可能です。
カー用品店へ持ち込む場合の所要時間
カー用品店でCX-60のセルモーター交換を行う場合の所要時間は1~2時間程度です。
ただし、カー用品店が混雑している場合は、作業が始まるまでに数十分~数時間待たされるケースも少なくありません。
特に週末や連休前、イベント開催中は注意が必要です。
急ぎの場合は事前に店舗へ連絡し、予約が可能か確認することをおすすめします。
自分で作業する場合の所要時間
自分でセルモーターの交換作業を行う場合の所要時間は、作業に慣れているかどうかで大きく変わります。
日頃から車の整備を行なっている方の場合は1時間程度、車の整備に慣れていない方の場合は2~3時間程度かかるでしょう。
バッテリー端子やセルモーターの配線の作業も必要となりますので、安全に作業ができるか不安な場合はプロに任せることをおすすめします。
CX-60のセルモーター交換はセイビーがおすすめ!
CX-60のセルモーター交換にかかる費用や所要時間は、作業を依頼する業者や使用するパーツによって異なります。
「安心して任せられる業者に依頼したい」「自分でパーツを探すのは難しい」「時間を有効利用したい」という場合には、出張整備のセイビ―がおすすめです。
セイビ―なら、パソコンやスマホからのカンタン予約で、全国各地に在籍する整備士が指定の場所まで出張します。
10年以上CX-60に乗っている方や、セルモーターに不調を感じている方は、セルモーターのサービスページをぜひチェックしてみてください。