セルモーターは車が走り出す上で必要となる部品で、エンジンの始動を補助する役割があります。セルモーターは次第に消耗していくため、10〜15年ほど使用しているのであれば交換を視野に入れなければなりません。
セルモーターが経年劣化していくと、エンジンのかかりにくさや異音などの症状が発生。セルが完全に回らなくなればエンジンが始動できず、大変な思いをすることになります。
セルモーターに異常があれば新しい物にする必要がありますが、交換する際の費用・時間はどのくらいかかるのでしょうか。
今回の記事では、トヨタのトールワゴンであるbBをピックアップし、セルモーターの交換費用・時間などを紹介していきます。
セルモーターを交換する必要性
bBに搭載されているセルモーターは、エンジンをかける上で欠かせない重要な部品です。セルモーターとエンジンは連動しているのが特徴で、モーターが回転することによりエンジンは継続的な動きを開始します。
セルモーターは車の部品の中では長持ちする方ですが、長期間使用すればいつかは回らなくものです。使用年数が10〜15年になるか、走行距離が10〜15万kmに到達すれば、セルモーターは寿命を迎えるとされています。寿命はあくまで目安で、街乗りなどでエンジンをかける回数が多い場合は、10年（10万km）未満で故障するかもしれません。
セルモーターを交換しない場合は、エンジンが始動不可となるリスクを抱えることになります。車が全く動かなくなれば、積載車やレッカー車を手配して整備工場まで運ばなければなりません。外出先でトラブルが起こると、大切な時間をロスすることになるでしょう。
そのため、長年bBに乗っていたり故障が疑われる症状がある場合は、セルモーターの交換をおすすめします。交換する際は多くの部品を脱着する手間があるため、整備士に作業してもらうのが確実です。
セルモーターが故障する前の症状
bBのセルモーターが完全に回らなくなる前兆としては、以下のような症状が挙げられます。
- エンジンが思うようにかからない
エンジンが時折かからなかったり、始動するまでに多くの時間を使う場合は、セルモーターに異常があるかもしれません。内部にあるブラシが摩耗するとモーターの回転力が落ち、エンジンの始動性に悪影響を及ぼします。バッテリーの劣化でも症状は起こりますが、バッテリーを交換して症状が再発すれば、セルモーターが劣化している可能性が大です。
- セル音が変化している
セルの「キュルキュル」という音に強さが感じられなければ、モーターを構成するコイルが正常でない可能性があります。もしセル音に違和感を感じたら、早めに対処を行いましょう。
- 異音が発生する
セルモーターの回転力を伝達するピニオンギア・リングギアが摩耗すると、普段聞こえない音が発生するようになります。「ギギッ」「ガラガラ」など、ギアが噛み合っていないような音がする場合は注意が必要です。
これらの症状を放置すると、突然車が動かなくなっても不思議ではありません。すぐに整備の専門家にセルモーターの状態を確認してもらい、問題があれば交換してもらいましょう。
bBのセルモーター交換費用
bBのセルモーター交換にかかる費用は、どのような部品を使うかやどこに依頼するかで変わります。
少しでも安く済ませたい場合には、リビルト品を使用したり、工賃の安い業者に依頼をしましょう。
今回は、出張整備のセイビー・カー用品店・自分で交換した場合の3つに分けて交換費用を紹介します。
セイビーで交換する場合の交換費用
セイビーを利用してセルモーターを交換する場合の費用は、部品代込みで59,800円です。
カー用品店やディーラーで交換を行う場合には、基本的に車を店舗に持ち込む必要がありますが、セイビーなら全国各地に在籍する整備士が自宅や職場へ出張をします。その場で作業を行うためエンジンがかからない場合でも交換が可能です。
さらに使用するパーツは高い品質で価格を抑えた高品質リビルト品を使用。40,000kmもしくは2年間の保証が付いているため、交換後も安心して車に乗ることができます。
【リビルト品とは？】
リビルト品とは、使用済みの自動車や修理時に外した部品を分解し、洗浄や修理を行なった上で再度組み立てた部品です。
リビルト品として市場に出回る前には新品と同様の性能かどうかの検査を行なっており、一般的に中古品よりも品質が高く、新品よりも手頃な価格で手に入るとされています。
カー用品店へ持ち込む場合の交換費用
カー用品店でセルモーターを交換する場合の費用相場は、作業工賃が5,000円～10,000円程度、部品代が30,000～50,000円程度です。
持ち込み交換に対応している店舗も多いため、少しでも費用を抑えたい場合は、ネットやパーツショップでセルモーターのリビルト品や中古品を探してみましょう。高額なセルモーターですが、純正品の半額以下で出回っている商品もあります。
ただしリビルト品や中古品の中には粗悪なものや保証が付いていないものも少なくありません。
bBに適合するかどうかの確認も必要となりますので、不安な場合は交換部品の選定もプロに任せることをおすすめします。
自分で作業する場合の交換費用
自分でセルモーターの交換をする場合にかかる費用はパーツ代のみです。
純正品のセルモーターは30,000～50,000円程度が相場となりますが、リビルト品や中古品であれば10,000～20,000円程度で手に入ることもあります。
ただし、セルモーターはバッテリー電源が直接かかるパーツのため、作業方法を誤ると故障や火災の原因となります。
さらに重要なパーツが密集しているエンジンルーム内での作業となりますので、普段から車の整備に慣れていない方の場合は、プロに任せた方が安心でしょう。
また作業にはドライバーやラチェット、プーラーなどの工具が必要です。1から揃えなければいけない場合には部品代とは別に数千円がかかると考えましょう。
bBのセルモーター交換の所要時間
bBのセルモーター交換にかかる時間も依頼先によってさまざまです。
すぐに交換が必要な場合には、短時間で作業が可能な業者に依頼をするか、代車やレンタカーを用意する必要があります。
セルモーター交換の所要時間についても、出張整備のセイビーに依頼した場合・カー用品店へ持ち込む場合・自分で作業をする場合の3パターンで紹介します。
セイビーで交換する場合の所要時間
セイビーにbBのセルモーター交換を依頼する場合の所要時間は2時間程度です。
あらかじめ指定した時間と場所に整備士が出張し作業を行うセイビーでは、移動時間がかからないのはもちろん、待ち時間もありません。
またディーラーやカー用品店に作業を依頼する場合には、交換が終わるまで待つ必要がありますが、自宅や職場への出張が可能なセイビーならセルモーターの交換をしている時間を有効利用することも可能です。
カー用品店へ持ち込む場合の所要時間
カー用品店でbBのセルモーター交換を行う場合の所要時間は1～2時間程度です。
ただし、カー用品店が混雑している場合は、作業が始まるまでに数十分～数時間待たされるケースも少なくありません。
特に週末や連休前、イベント開催中は注意が必要です。
急ぎの場合は事前に店舗へ連絡し、予約が可能か確認することをおすすめします。
自分で作業する場合の所要時間
自分でセルモーターの交換作業を行う場合の所要時間は、作業に慣れているかどうかで大きく変わります。
日頃から車の整備を行なっている方の場合は1時間程度、車の整備に慣れていない方の場合は2～3時間程度かかるでしょう。
バッテリー端子やセルモーターの配線の作業も必要となりますので、安全に作業ができるか不安な場合はプロに任せることをおすすめします。
bBのセルモーター交換はセイビーがおすすめ！
bBのセルモーター交換にかかる費用や所要時間は、作業を依頼する業者や使用するパーツによって異なります。
「安心して任せられる業者に依頼したい」「自分でパーツを探すのは難しい」「時間を有効利用したい」という場合には、出張整備のセイビ―がおすすめです。
セイビ―なら、パソコンやスマホからのカンタン予約で、全国各地に在籍する整備士が指定の場所まで出張します。
10年以上bBに乗っている方や、セルモーターに不調を感じている方は、セルモーターのサービスページをぜひチェックしてみてください。
