車のバッテリーは、車のさまざまなパーツに電力を供給する部品です。
バッテリーの寿命は2~8年程度といわれており、バッテリーが劣化すると「エンジンの回転が弱い」「ヘッドライトが暗い」などの症状が現れ、完全に故障するとエンジンがかからなくなることも。定期的な点検や交換が必要な消耗部品です。
車のバッテリー交換にはどれくらいの費用と時間がかかるのでしょうか。
今回は、数ある車の中からホンダ・アコードをピックアップしバッテリー交換にかかる費用と時間を交換方法別に紹介します。
「しばらく車に乗っていない」「バッテリーの寿命が近い」「エンジンの挙動に違和感がある」という方は、ぜひ参考にしてください。
バッテリーを交換する必要性
アコードは2013年に発売された9代目以降、ハイブリッドのみの設定となりました。現在のアコードのバッテリーは、駆動用・補機用の2種類となっています。
駆動用バッテリーはハイブリッドのモーターを回転させるために使われ、補機用バッテリーは電装品などに電力を送っています。補機用バッテリーは鉛蓄電池で、8代目以前のガソリン車に搭載されるバッテリーと同じ構造です。
リチウムイオン電池である駆動用バッテリーの寿命は長めで、5〜8年もしくは走行距離10万kmが交換の目安とされています。補機用バッテリーは3〜4年、ガソリン車のバッテリーは2〜4年ほどで寿命を迎えます。
バッテリーの交換をしなかった場合、電力切れを起こして車が始動できなくなるかもしれません。救援車から電力を供給してもらいシステムを再起動する場合は、誤った手順で行うとバッテリーが爆発する恐れがあります。
バッテリーの故障は重大な事故を招く可能性があるため、定期的に状態を確認することが重要です。アコードの駆動用バッテリーは後部座席の下にあり、交換には専門知識や技術が必要。そのため、ハイブリッド車のノウハウがある整備士に作業を依頼することをおすすめします。
バッテリーが故障する前の症状
アコードで以下のような症状がある場合は、バッテリーが近い内に故障して走行できなくなるかもしれません。
- 走行性能の低下
駆動用バッテリーの劣化が進行して電力の供給が不安定になると、走行用モーターの出力が低下。その結果として「加速が鈍くなった」「坂をスムーズに登れなくなった」という症状が発生します。
- 警告灯の表示
バッテリーが十分に充電されていない場合は、メーターにバッテリーの形をした警告灯が点灯します。ハイブリッド車の場合は、走行中に「パワーシステム異常」とメッセージが表示されることも。警告を確認した際はすぐに点検を受けましょう。
- 燃費の悪化
駆動用バッテリーの性能が低下した場合は、燃費にも影響を及ぼします。以前と比べて明らかに給油する頻度が増えた場合は、バッテリーの故障が迫っているかもしれません。
- エンジンがスムーズに始動しない
補機用バッテリーやガソリン車のバッテリーが劣化している場合、エンジンが中々かからない症状が発生。エンジンをかけ直す頻度が多くなった場合は要注意です。
このような症状が見られる場合は、早めに整備士に相談することをおすすめします。バッテリーを良い状態に保ち、安全なカーライフを送れるようにしましょう。
アコードのバッテリー交換費用
アコードのバッテリー交換は、どこに作業を依頼するか、どのような部品を使うかによって費用が異なります。
今回は「出張整備のセイビ―で交換した場合」「カー用品店へ持ち込む場合」「自分で交換作業をする場合」の3パターンに分けて、交換にかかる費用目安をご紹介します。
セイビ―で交換する場合の交換費用
セイビ―は、全国に在籍する整備士が指定の場所に出張し、その場でパーツの交換作業を行うサービスです。
車を移動させる必要がないため、完全にバッテリーが上がりエンジンがかからない場合でも作業を行えます。
セイビ―でアコードのバッテリー交換を行う場合の費用は以下の通りです。
【セイビ―でバッテリー交換をする費用】
- バッテリー部品代込みの交換費用:38,000円
- 自分でバッテリーを用意する場合の交換費用:9,900円
※型式により部品込み金額に変動があります
部品の用意もセイビ―に任せる場合、使用するのはもちろん新品バッテリー。
セイビ―独自の部品仕入れネットワークからお得な価格で提供ができるため、通常よりも安く質の高いバッテリーを手に入れることができます。
「どのバッテリーを選べばいいか分からない」「自分のアコードに適合するか不安」という方も安心です。
バッテリーは自分で用意し、交換作業だけを任せることも可能です。使用するバッテリーにこだわりがある場合や、ネットやパーツ専門店でよりリーズナブルなバッテリーを手に入れたいという場合は、交換のみをご依頼ください。
カー用品店へ持ち込む場合の交換費用
カー用品店へバッテリーの交換作業を依頼する場合の費用は、以下の通りです。
【カー用品店でバッテリー交換をする費用】
- 部品代込みの交換費用:7,000~30,000円程度
- 自分でバッテリーを用意する場合の交換費用:2,000~5,000円程度
バッテリーは性能により価格が異なります。
カー用品店では豊富な種類のバッテリーを用意しているため、自分にあったバッテリーを選びその場で交換してもらうことも可能です。
交換費用も2,000円~5,000円程度と正規ディーラーと比較するとリーズナブルな価格設定。「少しでも費用を抑えたい」という方におすすめです。
ただし、作業を依頼するカー用品店以外で購入したバッテリーの交換作業のみを依頼する場合は、別途持込費用がかかる場合があります。
持込費用は数百円~数千円程度が相場となりますが、工賃が通常の倍以上になるというケースも。持ち込み交換を検討している場合は事前に確認すると安心でしょう。
また店舗によっては交換後の古いバッテリーの処分にもお金がかかります。処分費用は500円程度が相場です。
持込費用や処分費用など工賃と部品代以外にも費用がかかる可能性がありますので、作業前に総額を確認するようにしてください。
自分で作業する場合の交換費用
バッテリーの交換を自分で行う場合、かかる費用は部品代のみです。
アコードのバッテリーは5,000~30,000円程度が相場となりますので、安いパーツが手に入ればリーズナブルな価格でバッテリー交換が行なえます。
作業に必要な工具もスパナやレンチといった基本的なもののみとなりますので、他の部品と比較するとそこまで難易度は高くないといえるでしょう。
ただし、バッテリーは非常に多くの電気を蓄える部品です。さらにバッテリー液には人体に有害な成分も含まれておりますので、作業には注意が必要です。
安全な作業ができるか不安な場合は、プロに作業を依頼することをおすすめします。
アコードのバッテリー交換の所要時間
アコードのバッテリー交換にかかる時間は、依頼する業者によって異なります。
今回は費用と同じく「出張整備のセイビーで交換した場合」「カー用品店へ持ち込む場合」「自分で交換作業をする場合」の3パターンに分けて、バッテリー交換の所要時間を紹介します。
セイビーで交換する場合の所要時間
セイビーでアコードのバッテリー交換を行う場合にかかる時間は45分程度です。
セイビーでは、資格を持った整備士が指定の時間に訪問します。
その場でバッテリーの交換作業を行ないますので、ディーラーやカー用品店のように待ち時間が発生することもありません。
また自宅や職場など好きな場所を選ぶことができるため、仕事や家事の合間にバッテリー交換をすることも可能です。
「できるだけ時間を節約したい」「店舗への持込みが難しい」という方におすすめです。
カー用品店へ持ち込む場合の所要時間
カー用品店でバッテリーの交換を行う場合の作業時間は20~30分程度ですが、作業予約で埋まっている場合には数分~数時間の待ち時間が発生する場合があります。
時間が取れない場合には、ネットや電話であらかじめ作業を予約するようにしましょう。
またバッテリーが上がり、エンジンがかからない場合には、復旧作業を行うかレッカー等で店舗まで車を移動させる必要があります。
JAFや自動車保険に付帯されているロードサービスを利用することもできますが、救援車の到着までかなりの時間がかかることも少なくありませんので、急ぎの場合は注意が必要です。
自分で作業する場合の所要時間
自分でバッテリー交換を行う場合の所要時間は20~40分程度です。
バッテリーの交換作業自体はそこまで難しいものではありませんので慣れれば10分程度で交換ができるようになるでしょう。
ただし、作業を誤ると、ショートやエンジントラブルが生じる可能性があります。トラブルを防ぐためにも正しい手順で作業を行なってください。
バッテリー交換はそこまで難しくない作業とはいえ、普段あまり触る事のないエンジンルーム内の作業です。自分で交換することに不安を感じる場合は、プロに依頼することをおすすめします。
アコードのバッテリー交換ならセイビーがおすすめ!
アコードのバッテリー交換は、依頼業者や、使用パーツで料金や所要時間が異なります。
「自分でバッテリーを選ぶのは不安」「車が動かない」「時間を節約したい」という方には、指定の時間と場所に国家資格を持つ整備士が訪問するセイビ―がおすすめです。
セイビ―なら自宅や職場の駐車場でバッテリー交換が完了。待ち時間や移動時間はかかりません。
「そろそろバッテリーの交換時期」「エンジンの始動に違和感を感じる」という方は、ぜひご依頼ください。