セルモーターとは、エンジンを始動させる為に必要な部品になります。
寿命は10年~15年程といわれており、セルモーターが故障してしまうと、エンジンのかかりが悪くなってしまい、最悪の場合エンジンを始動させることができなくなってしまいます。
そんなセルモーターに不具合が生じた場合に、かかる交換費用や時間はどれくらいなのでしょうか?
今回の記事では、トヨタ・スバルで共同開発したスポーツカー、86/BRZをピックアップし、セルモーター交換の費用・所要時間を紹介します。
セルモーターを交換する必要性
86/BRZのセルモーターを交換する必要性は、エンジンの始動が困難な場合の判断基準によって異なります。
セルモーターは寿命が10年~15年と比較的耐久性の高い部品の一つであり、バッテリーの劣化による、スターターに送る電力の供給不足、オルタネーターの発電不良によるバッテリー上がりといった様々な要因でエンジンが始動しないケースがあります。
しかし、上記の要因が該当しない場合には、セルモーターの劣化・故障が考えられます。
セルモーターが故障すると、エンジンが始動する際のクランキングが長い・瞬間的にセルモーターが回るがすぐにとまってしまうといった症状が現れます。
セルモーターは運転をする際の使用頻度によって劣化の進行は変わってきます。
頻繁にエンジンを始動する、毎日通勤・通学や買い物に使用している場合には、上記の寿命より交換時期が早まる可能性もありますので、交換推奨時期が過ぎている、エンジンを始動する際に違和感がある場合には、早めの点検をオススメします。
専門の資格を持った整備士に診断してもらうことで、車本来のパフォーマンスを発揮できる他、事前に予防整備をすることで、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができます。
セルモーターが故障する前の症状
セルモーターが故障する症状として「エンジンのクランキング時間が長い」が第一に挙げられます。
これは、セルモーターが劣化することによる内蔵ブラシの摩耗が原因しています。
セルモーターが回転するごとに内部のブラシが摩耗して行き、そのカスが詰まることによって必要な回転をすることができなくなってしまいます。
そして、エンジンのクランキングが長い、瞬間的にエンジンが始動しないといった症状に繋がります。
また、ブラシの摩耗以外にもコイルに異常がある場合にはセルモーターの回転力が弱まり、クランキングの作動音が不規則になる、又は弱いといった症状がでる場合もあります。
簡易的な点検としてブラシの摩耗によるカスの詰まりである場合には、セルモーターを叩くことによって、蓄積したカスが落ち一時的ではありますがエンジンの始動が回復するケースがあります。
上記を試して改善した場合にはセルモーターの交換が必要となりますので早急に交換をオススメします。
クランキングが長い・不規則・弱い、といった症状がある場合には、専門の整備士に適格な診断をしてもらうことで、症状の改善・本来のパフォーマンスを維持することができ、快適な運転を楽しむことができます。
86/BRZのセルモーター交換費用
86/BRZのセルモーター交換にかかる費用は、どのような部品を使うかやどこに依頼するかで変わります。
少しでも安く済ませたい場合には、リビルト品を使用したり、工賃の安い業者に依頼をしましょう。
今回は、出張整備のセイビー・カー用品店・自分で交換した場合の3つに分けて交換費用を紹介します。
セイビーで交換する場合の交換費用
セイビーを利用してセルモーターを交換する場合の費用は、部品代込みで59,800円です。
カー用品店やディーラーで交換を行う場合には、基本的に車を店舗に持ち込む必要がありますが、セイビーなら全国各地に在籍する整備士が自宅や職場へ出張をします。
その場で作業を行うためエンジンがかからない場合でも交換が可能です。
さらに使用するパーツは高い品質で価格を抑えた高品質リビルト品を使用。40,000kmもしくは2年間の保証が付いているため、交換後も安心して車に乗ることができます。
【リビルト品とは?】
リビルト品とは、使用済みの自動車や修理時に外した部品を分解し、洗浄や修理を行なった上で再度組み立てた部品です。
リビルト品として市場に出回る前には新品と同様の性能かどうかの検査を行なっており、一般的に中古品よりも品質が高く、新品よりも手頃な価格で手に入るとされています。
カー用品店へ持ち込む場合の交換費用
カー用品店でセルモーターを交換する場合の費用相場は、作業工賃が5,000円~10,000円程度、部品代が30,000~50,000円程度です。
持ち込み交換に対応している店舗も多いため、少しでも費用を抑えたい場合は、ネットやパーツショップでセルモーターのリビルト品や中古品を探してみましょう。高額なセルモーターですが、純正品の半額以下で出回っている商品もあります。
ただしリビルト品や中古品の中には粗悪なものや保証が付いていないものも少なくありません。
86/BRZに適合するかどうかの確認も必要となりますので、不安な場合は交換部品の選定もプロに任せることをおすすめします。
自分で作業する場合の交換費用
自分でセルモーターの交換をする場合にかかる費用はパーツ代のみです。
純正品のセルモーターは30,000~50,000円程度が相場となりますが、リビルト品や中古品であれば10,000~20,000円程度で手に入ることもあります。
ただし、セルモーターはバッテリー電源が直接かかるパーツのため、作業方法を誤ると故障や火災の原因となります。
さらに重要なパーツが密集しているエンジンルーム内での作業となりますので、普段から車の整備に慣れていない方の場合は、プロに任せた方が安心でしょう。
また作業にはドライバーやラチェット、プーラーなどの工具が必要です。1から揃えなければいけない場合には部品代とは別に数千円がかかると考えましょう。
86/BRZのセルモーター交換の所要時間
86/BRZのセルモーター交換にかかる時間も依頼先によってさまざまです。
すぐに交換が必要な場合には、短時間で作業が可能な業者に依頼をするか、代車やレンタカーを用意する必要があります。
セルモーター交換の所要時間についても、出張整備のセイビーに依頼した場合・カー用品店へ持ち込む場合・自分で作業をする場合の3パターンで紹介します。
セイビーで交換する場合の所要時間
セイビーに86/BRZのセルモーター交換を依頼する場合の所要時間は2時間程度です。
あらかじめ指定した時間と場所に整備士が出張し作業を行うセイビーでは、移動時間がかからないのはもちろん、待ち時間もありません。
またディーラーやカー用品店に作業を依頼する場合には、交換が終わるまで待つ必要がありますが、自宅や職場への出張が可能なセイビーならセルモーターの交換をしている時間を有効利用することも可能です。
カー用品店へ持ち込む場合の所要時間
カー用品店で86/BRZのセルモーター交換を行う場合の所要時間は1~2時間程度です。
ただし、カー用品店が混雑している場合は、作業が始まるまでに数十分~数時間待たされるケースも少なくありません。
特に週末や連休前、イベント開催中は注意が必要です。
急ぎの場合は事前に店舗へ連絡し、予約が可能か確認することをおすすめします。
自分で作業する場合の所要時間
自分でセルモーターの交換作業を行う場合の所要時間は、作業に慣れているかどうかで大きく変わります。
日頃から車の整備を行なっている方の場合は1時間程度、車の整備に慣れていない方の場合は2~3時間程度かかるでしょう。
バッテリー端子やセルモーターの配線の作業も必要となりますので、安全に作業ができるか不安な場合はプロに任せることをおすすめします。
86/BRZのセルモーター交換はセイビーがおすすめ!
トヨタ・86、スバル・BRZのセルモーター交換にかかる費用や所要時間は、作業を依頼する業者や使用するパーツによって異なります。
「安心して任せられる業者に依頼したい」「自分でパーツを探すのは難しい」「時間を有効利用したい」という場合には、出張整備のセイビ―がおすすめです。
セイビ―なら、パソコンやスマホからのカンタン予約で、全国各地に在籍する整備士が指定の場所まで出張します。
10年以上86/BRZに乗っている方や、セルモーターに不調を感じている方は、セルモーターのサービスページをぜひチェックしてみてください。