車の安全な走行に必要な電力を生み出すオルタネーター。
使用開始から10年または走行距離10万km程度が寿命目安とされていますが、交換の際にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。
今回の記事では、オルタネーターの交換方法や費用、商品の選び方についてご紹介します。
目次
オルタネーターの交換方法や費用とは
車を構成する部品のひとつであるオルタネーター。
オルタネーターはエンジンが動いている間の各種電気周りを補っているため、消耗が激しく10年10万kmで寿命が来てしまう部品です。
オルタネーターに故障や不具合が発生した場合は、ディーラーや整備工場での交換を検討されるかと思います。
一般的にオルタネーターは部品代+工賃で費用が決まっているため、交換する場所や車種にもよりますが約5~10万円程度で交換することが可能です。
また自分でオルタネーターを交換する場合は「部品代+使用工具」だけで交換出来ますが、DIYでオルタネーター交換する場合は、手順を間違えると車が動かなくなるため注意が必要です。
オルタネーターを自分で交換する費用
自分でオルタネーターを交換する場合には、オルタネーター代+工具代がかかります。
交換するオルタネーターを選ぶ
自分でオルタネーター交換をする場合は、はじめに車種に適合するオルタネーターを選びましょう。
オルタネーターはディーラーや電装屋・カーショップ・ネットショップで購入が可能です。
車種によって適合部品が異なりますので、自分の車種に合うかしっかりと確認を行ないましょう。
またネットショップで購入する場合は保証がついているかどうかにも注目してください。
オルタネーターの平均金額
新品のオルタネーターは、軽自動車で4~5万円程度、普通自動車で5~10万円程度が平均的な価格目安となります。
中古品やリビルト品などであれば、新品の半額程度で購入できるものもありますが、状態にばらつきがあると考えたほうがいいでしょう。
また新品と異なり保証が付いていないケースが多いため、中古品やリビルト品を購入する場合は販売元が信頼できる業者かどうかも見極める必要があります。
オルタネーターが届くまでの日数
ディーラーや電装屋、カーショップでオルタネーターを購入する場合、在庫があればすぐに購入ができますが、在庫がない場合はパーツが手に入るまで3日~1週間程度かかる可能性があります。
またネットショップの場合の到着目安は数日~1週間程度です。
オルタネーターの交換に必要な工具
オルタネーターの交換には、工具と作業用手袋・バッテリー&オルタネーターチェッカーが必要です。
バッテリー&オルタネーターチェッカーはオルタネーターからバッテリーに流れる電流を測定する装置で、1,000~3,000円程度で購入できます。
交換後に問題なく取り付けができているか、用意したオルタネーターの発電量に問題はないかを確かめるために必要となりますので、交換前に準備しておきましょう。
オルタネーター交換の総額費用と時間
自分でオルタネーターの交換を行う場合にかかる費用は、交換するオルタネーター代と工具代のみです。
オルタネーターの価格によって総額費用に差が生じますが、5~10万円程度で交換ができるでしょう。
DIYのオルタネーター交換時間は3時間程度が一般的です。
ただし作業に慣れていない場合や、エンジンルームの上から作業ができない場合は、交換の難易度が上がり時間もかかります。
自分で交換できるか不安な方は、業者に依頼すると安心でしょう。
オルタネーターを業者で交換する費用
オルタネーターの交換を業者に依頼した場合は、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ここからは交換にかかる人件費や出張費用などをご紹介します。
オルタネーター交換の人件費
オルタネーター交換にかかる人件費(工賃)は1~2万円程度が一般的です。
専門的な整備が受けられるディーラーでの作業は工賃が高い傾向がありますが、使用するオルタネーター部品や整備士の技術力の信頼度は高いと言えるでしょう。
価格を抑えたい場合には、町の整備工場や電装屋、カーショップなどでの交換がおすすめです。
オルタネーター交換のパーツ費用
業者に依頼する場合のパーツ費用は4~10万円程度が目安です。
業者によっては、価格を抑えるために中古品やリビルト品を探してくれる場合がありますので、少しでも価格を抑えたいという方は、相談してみることをおすすめします。
オルタネーター交換の出張費用
「車が動かない」「業者の店舗に車を持っていけない」という場合には、車をレッカーで移動させるか、出張整備が必要となります。
出張整備の工賃は1〜2万円程度が一般的な目安で、パーツ交換代や工賃とは別で支払いが必要なケースが少なくありません。
ですが出張整備のセイビーなら「部品代+工賃+消費税」全て込みの価格でオルタネーター交換の対応が可能です。
セイビーなら予めオルタネーター交換に掛かる費用が表示価格に含まれているため、交換後に「思ったより高かった・・・」となる心配がありません。
オルタネーター交換の総額費用と時間
オルタネーターの交換を業者に依頼した場合にかかる時間は、1~2時間程度です。
エンジンルームの上から作業ができない車種や、水平対向エンジンを使用している場合には通常よりも時間がかかる可能性があります。
そのため作業時間の詳細やオルタネーター交換の対応可否を確認したい場合は、お問い合わせをして事前に確認をしておくと安心でしょう。
オルタネーター交換時に使用するパーツメーカー5選
オルタネーターを自分で用意する場合、どんな商品を選べば良いのでしょうか。
ここからはメーカーシェアを元に売れ筋商品を5つご紹介します。
オルタネーターメーカーと費用相場
オルタネーターの世界シェア上位5メーカーは以下の通りです。
- ・デンソー
- ・Valeo
- ・三菱電気
- ・SEG Automotive
- ・Bosch
オルタネーターの価格は、適合車種や性能によって異なりますが、どのメーカーも4〜10万円程度が目安となります。
またこれらは新品部品(新車搭載部品)のメーカーシェアとなっており、実際にオルタネーター交換をする場合はこれらメーカーのリビルト品での対応になると思います。
オルタネーター交換費用を安く抑えるために
「できるだけ交換費用を抑えたい」という場合、どのような方法でオルタネーター交換を行うのが良いのでしょうか。
ここからはオルタネーター製品をお手頃に手に入れる際の方法と、結果的に一番安くオルタネーター交換が出来る方法をご紹介します。
安いオルタネーターの比較と平均金額
安くオルタネーターを手に入れたい方におすすめの商品は以下の通りです。
- ネットショップ(中古品):9,000円~3万円程度
- ネットショップ(新品):1~10万円程度
- 中古パーツ専門店:1万円~5万円程度
- リビルト品:2~4万円程度
- カー用品店:3~10万円程度
オルタネーターの値段は適合車種や容量によって異なりますが、ネットショップや中古パーツ専門店であれば、新品の正規パーツを購入するよりも安く手に入る可能性があります。
ただし中古品はパーツの状態に差があり、保証がついていないものも少なくありません。
そのため新品同様のリビルト品で、保証など信頼の出来るところから購入するのが一番コスパが良くオルタネーター製品を手に入れることが出来るでしょう。
適合などの部品見極めが難しいと感じる場合は、専門業者にパーツ選びからお任せするのが安心でしょう。
オルタネーター交換の費用を安く抑える方法
オルタネーター交換を安く抑えるにはオルタネーター製品をお手頃に手に入れて、自分で交換するのが一番費用を抑えて交換が出来ます。
ですが、DIYで作業するには下記の3つのリスクがあります。
- 車両に取りつくオルタネーターの適合を間違えてしまう
- 品質の良いオルタネーター製品が購入出来ない
- オルタネーター交換時に作業ミスをしてしまう
これら3つで間違えてしまうとせっかく安く抑えようとしても、結果的に高くつく可能性が高いです。(作業ミスによるトラブルや部品再購入など)
そのため結果的に一番安くオルタネーター交換費用を抑えるには、安心できる業者に納得のいく価格で依頼することが良いでしょう。
単純な費用比較では業者に依頼する方が高くなりますが、アフターサポートや手間を掛けず依頼出来ることを考えると結果的に一番安く交換することが出来ます。
オルタネーター交換の業者ごとの費用比較
オルタネーターの交換費用は業者によってどのくらい違うのでしょうか。
ディーラー・カー用品店・整備工場・出張整備の4つに分けて工賃の目安を確認してみましょう。
- ディーラー:1~2万円程度
- カー用品店:5,000~1万円程度
- 整備工場:3,000~1万円程度
- 出張整備:数千円~1万円程度
オルタネーターの交換工賃は、依頼する業者によって大きく変わります。
少しでも安くオルタネーターの交換をしたい場合は、複数の業者を比較するのが良いでしょう。
また業者によっては工賃が安くてもオルタネーター製品が高い場合もあります。
そのためオルタネーターを本当に安く交換するためには製品も込みで価格検討すると良いでしょう。
出張修理のセイビーではオルタネーター交換を「部品代・工賃・消費税」全て込みの金額を予めご案内してから対応しています。
そのため分かりやすい価格で作業をお願い出来て、全て込み価格のため追加費用を掛からずにオルタネーター交換が可能です。
オルタネーター交換の業者ごとのサービス比較
業者によって工賃の目安が異なるオルタネーターの交換。
その理由はどこにあるのでしょうか。
業者ごとにサービスや特徴を比較してみましょう。
- ディーラー:専門的な知識があり、基本的に純正パーツを使用しているため信頼度が高い。
- カー用品店:パーツの持込ができる店舗も多いが、作業は整備工場に委託することが多い。
- 整備工場:工賃が安いが、技術力に差がある。
- 出張整備:自宅や職場まで整備士が出張。その場で作業が完了する。
オルタネーター交換が必要となる場合はエンジンが掛からなかったり、異音がしたりと症状が様々なので、自分の車両の症状にあったサービスを選ぶようにしましょう!
まとめ
今回の記事ではオルタネーターの交換にかかる費用について解説いたしました。
オルタネーターは車に必要な電気を生み出すという重要な役割を担っています。
故障してしまうと走行に必要な電力が供給されないため、DIYでのオルタネーター交換や安心できる業者に交換を依頼するようにしましょう!