ドライブレコーダーは、自分の身を守る為にも、是非とも車に取り付けたい必須のアイテムになりました。
いざ、ドライブレコーダーを購入しようとカー用品店に足を運んだり、インターネットで検索すると、沢山のメーカーの多種多様なドライブレコーダー商品が並んでいます。
種類のみならず、5,000円で買えるものもあれば、30,000円を超えるものもあり、消費者を悩ませます。
私たちSeibii(セイビー )は、沢山のお客様のお車に、様々な種類のドライブレコーダーを取り付けてきました。
その結果、「事後不良・初期不良が起こりやすく正直お客様にはオススメできない製品」や「品質が高くトラブルも起きないことからオススメできる製品」の知識が溜まってきました。
国家資格を有する整備士の観点から、本当にオススメできるドライブレコーダー、また、品質面から要注意のドライブレコーダーをまとめました。
目次
- ドライブレコーダーとは
- ドライブレコーダーの選び方の基準
- ドライブレコーダーで多い不具合事例6つ
- オススメできないドライブレコーダー:取付後の不具合が発生
- トラブル発生ドラレコ : JpuhouseJP社製ドライブレコーダー
- トラブル発生ドラレコ : Aisea社製ドライブレコーダー
- トラブル発生ドラレコ : VATENIC社製ドライブレコーダー
- トラブル発生ドラレコ : Chortau社製ドライブレコーダー
- トラブル発生ドラレコ : Anero社製ドライブレコーダー
- トラブル発生ドラレコ : SURIA社製ドライブレコーダー
- オススメのドライブレコーダー:整備士が品質を保証
- オススメ No.1 : コムテック社製ドライブレコーダー
- オススメ No.2 : ユピテル社製ドライブレコーダー
- オススメ No.3 : ケンウッド社製ドライブレコーダー
- オススメ No.4 : PAPAGO社製ドライブレコーダー
- オススメ No.5 : CELLSTAR社製ドライブレコーダー
- ドライブレコーダー選び・取り付けならセイビーがおすすめ!
ドライブレコーダーとは
ドライブレコーダーとは自動車を運転する際の映像や音声を録画できる車載装置です。
煽り運転や追突事故、ドライバー間トラブルなどに遭遇した際にドライブレコーダーの録画データが証拠となる場合もあります。
令和元年に国土交通省が調査した「ドライブレコーダーの搭載率」に関するアンケートでは、ドライブレコーダーを搭載している方は全体の約45パーセントと低い結果でした。
参照:国土交通省:自動車用の映像記録型ドライブレコーダー装置について
国土交通省は、ドライブレコーダーの設置に関して、事故の発生原因を追究するためだけでなく、ドライバーの安全意識を高めるためにも設置を推奨しています。
ドライブレコーダーの選び方の基準
製品の値段で選ぶ
撮影出来ていれば、画質や性能をそこまで気にしないという方は、30,000円もするドライブレコーダーを買う必要はありません。
だからと言って、格安の前後ドライブレコーダーを購入すると、初期不良や取付後、すぐに不具合がでるケースが頻発しています。
結論から言うと、基本は「15,000円以上」の「国産ブランド」が品質トラブルが少なく、オススメになります。
安いドライブレコーダーを買っても、結局「安かろう、悪かろう」。品質が悪く、満足のいく結果が出ないと、結局コストは高くなりますよね。
製品の機能で選ぶ
ドライブレコーダーを取り付ける趣旨に照らして、以下7点を意識すれば間違いないドラレコを選ぶことができるでしょう。
1. SDカード付属を選ぶ
SDカードは、ドラレコ不具合の原因トップクラスにあげられる付属品です。SDカード付属の製品を選べば、メーカー保証が付いている為安心です。
2. リチウム電池は避けろ
リチウム電池は発火事故を起こし得ます。日本製は安全なキャパシタ(蓄電池)を採用しているケースが殆どです。
3. フレームレートを意識する
「信号機対応」などの記載があればok。記載が無い場合、信号機の「色(赤、青、黄)」が映らずに、重要な証拠が撮れ無いリスクがあります。
4. イベント録画機能付きを選ぶ
イベント録画機能とは、事故が起こったときに録画ファイルを別に保存してくれる機能の事です。これが無いドラレコの場合、せっかく撮った重要な映像が上書きされて消えてしまいます。
選び方のヒントとなる記事を別途纏めていますので、こちらもご参照ください。
- プロの整備士が教えるドラレコ選びの4つの基準
- ミラー型ドライブレコーダーをお勧めしない3つの理由
- 360°カメラドライブレコーダーのメリット3つ、デメリット4つ
-
【2024年版】整備士のおすすめドライブレコーダー
2019年に世間を騒がせたドライブレコーダーに記録された事件の数々。自分や家族を守るためにもはや必須のアイテムとなりました。ドライブレコーダーの購入や買い替えを検討するにしても、様々な商品が溢れており、選ぶことに困っているお客様も多数おられます。私たちSeibiiは、累計1500台以上のお車にドライブレコーダーを取り付けてきました。取り付け作業を国家資格を有する整備士なのですが、この記事では、プロのメカニックの視点でオススメできるドライブレコーダーを纏めました。
https://seibii.co.jp/blog/contents/mechanic_advise_about_how_to_select_dashcam
5.形状で選ぶ
ドライブレコーダーには次の2つの形状がありますが優劣はなく好みの問題です。
- 録画用カメラと画面やストレージが一体となっている一体型
- カメラとストレージが別の分離型
一体型のメリットは省スペースな点ですが、分離型と比較するとカメラのブレが生じやすい傾向にあります。
ドライブレコーダー本体の設置スペースより画質の安定感を重視したい方は分離型がおすすめです。
6.「前後撮影」ができる2カメラタイプを選ぶ
フロントとバックをメインに録画したい方は、2箇所にカメラを設置する2カメラタイプのドライブレコーダーがおすすめです。
フロントカメラ単体で設置する方法もありますが、後方の様子を映せないため、万が一、追突事故が起こった際に証拠として利用できなくなります。
また、360度撮影可能な360度ドライブレコーダーは2カメラタイプと比較すると撮影範囲が広いですが、画質や性能で劣る製品が多いため好みに合わせて選んでください。
7.画質は「フルHD」以上
ドライブレコーダーの目的は、万が一、事故やトラブルが生じた際に証拠映像や確認として利用するためなので、画質にこだわりましょう。
後方の自動車のナンバープレートが「くっきり見える」ほどの画質は欲しいのでフルHD以上を選ぶのがおすすめです。
ドライブレコーダーで多い不具合事例6つ
私たちSeibii(セイビー)は、ドライブレコーダーの販売を行なっておらず、お客様がご購入されたドライブレコーダーの取り付けをお客様のご自宅やオフィスで行なっております。
後述する「オススメできない」ドライブレコーダーを取り付けた結果、残念ながら、実際に確認された取付後の不具合の事例を6つご紹介します。
ここで取り上げている不具合はいずれも商品の品質に起因するもので、取り付けには問題ないことが確認されています。
1. 吸盤取り付けタイプのドライブレコーダー
通常のドライブレコーダーは、フロントガラスに商品を貼り付けることでカメラを固定します。この際に吸盤で商品を取り付けるタイプとテープで貼り付けるタイプがあります。
吸盤を使用する商品は概して貼り付きの力が弱く、前側のカメラが固定されずに、取り付けたドライブレコーダーが剥がれてしまう事例を複数経験しております。
吸盤で取り付ける商品は、低価格のドライブレコーダーに多いようです。
また、吸盤タイプのものは、事故の衝撃で外れてしまいやすく、事故の瞬間の映像が撮れていなかったり、外れて落ちた衝撃でドラレコが故障してしまうなんてこともあります。
2. 貼り付けテープ・シールの品質が悪いドライレコーダー
吸盤でなくシール(粘着テープ)でドラレコ本体をガラスに取り付ける商品は、吸盤タイプより良質と言えます。
一方で、テープといっても商品によって品質が異なります。
後述の「オススメのドライブレコーダー」に記載の商品の場合、分厚く粘着力が非常に強いテープで商品をガラスに固定することから商品が剥がれ落ちる心配をする必要は無いのですが、安価なドライブレコーダーの場合、薄い両面テープのことが多く、特に後側のカメラは、テープの品質が悪いと簡単に剥がれてします。
テープを貼り付ける際には、取付面の油分を拭き取り貼り付けるのですが、安価なドラレコの両面テープを貼り付ける場合、十分に脱脂をしていても剥がれてしまいます。
また、気温の変化によって両面テープが剥がれてしまいます。夏場は熱で両面テープが剥がれやすく、冬に取り付けたドライブレコーダーが夏場に外れてしまうことがよくあります。
国産のドラレコメーカーは3M社の両面テープを使用していおり、1年を通して外れることが無いように考えられています。
3. 画像品質が悪いドライブレコーダー
夜間の映像が不明瞭で、場所の判別が不可能なくらい画質が悪い商品も安価な製品に多い事例です。
Sony製のセンサー使用を謳い文句にしている商品もありますが、あまり期待しない方が無難です。
センサーやレンズ、映像処理チップがきちんと働いて良い映像が撮影できます。センサーだけ良くてもきちんと性能が発揮されるとは限りません。
また、Sony製の文字にSonyのドラレコと勘違いしているお客様もいましたが、Sonyはドラレコを発売していないので注意です。
4. 画像が映らなくなる
もはや論外というか、製品不良の何者でも無いのですが、電源の接続は問題ない(つまり、取り付けに問題はない)が、品質の問題で、「電源がいきなり切れる」や、「後側のカメラが映らなくなる」といった、要は不良品があります。
ドラレコを取り付ける前に簡単に電源を繋いで製品のチェックをするのですが、箱から取り出したばかりで電源が入らないことや、SDカードが読み込まないなどの不具合が多数あります。
配線の途中にあるヒューズが切れているぐらいならヒューズ交換で対処できますが、本体の不具合ですとどうしようもありません。このような不良品は安価なドラレコに非常に多いです。
5. ラジオのノイズ発生の原因になる
ドライブレコーダーを取り付けてからラジオをつけると、ノイズが走るようになる商品。
高品質な商品の場合、ノイズ対策がされているのですが、安価な商品の場合、対策がなされていないことが多くノイズに悩むお客様がいらっしゃいました。
また、ナビのGPSがうまく受信できず、現在地の表示が狂うお客様もいました。
6. 後側カメラのライトがミラーの映りを阻害する
後ろ側のカメラにはライトが付いている商品がありますが、ライトをつけると、光が反射してしまい、運転席からバックミラーを通して後側が全く見えなくなってします。
昼間の撮影は問題ないのですが、夜間の撮影がうまく行えない事があります。
カメラにLEDライトが付いている商品は、LEDの明かりを点けなければ映像が映らない性能のカメラです。
そのような商品を選ぶと取り付けた時に映像が映っていなかったなんてこともあるので、注意しましょう。
因みに、きちんとした性能のドラレコはLEDの明かりが無くても夜間の映像が綺麗に写りますので、このような不具合は起こりません。
オススメできないドライブレコーダー:取付後の不具合が発生
様々な種類のドライブレコーダーを実際に取り付けてきた僕たちが、実際に取り付け後のトラブルの報告を聞いており、あまりオススメできないドライブレコーダーを紹介します。
メーカーの方には怒られてしまうかもしれません(ごめんなさい!!)が、実際にお客様のトラブルを見てきた素直な評価です。
ただし、いずれも、6,000円前後と非常にリーズナブルです。上記のトラブル発生事例を認識の上で、ご購入される方にはオススメです。
関連記事:整備士が教える!ドライブレコーダーの正しい取り付け方
関連記事:
【必見】ドライブレコーダー選び・取付時の良くある不具合・注意点・盲点10選
Seibiiではこれまでに3,000台以上のドライブレコーダーの取付を行ってきました。ありとあらゆる種類のドライブレコーダーを取り付けてきた経験から「取付に関わる盲点・注意点」「頻繁に起こる不具合」「ドライブレコーダー選びの失敗」10選をまとめました。安くはないドライブレコーダー。不具合や愛車に適合しない商品は、避けたいですよね。この記事を一読頂き、ドライブレコーダー選びの失敗を未然に防げればと思っています。
https://seibii.co.jp/blog/contents/drive_recorder_frequent_trouble

トラブル発生ドラレコ : JpuhouseJP社製ドライブレコーダー
- メーカー : Joyhouse JP
- 品番 : B07SL2PHP2
- 価格 : 6,000円前後
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トラブル発生ドラレコ : Aisea社製ドライブレコーダー
- メーカー : Aisea
- 品番 : B07SRZJK6T
- 価格 : 6,000円前後
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トラブル発生ドラレコ : VATENIC社製ドライブレコーダー
- メーカー : VATENIC
- 品番 : B07WNW37TK
- 価格 : 6,000円前後
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トラブル発生ドラレコ : Chortau社製ドライブレコーダー
- メーカー : Chortau
- 品番 : B07SCK6TB1
- 価格 : 6,000円前後
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トラブル発生ドラレコ : Anero社製ドライブレコーダー
- メーカー : Anero
- 品番 : B07JH7S9YB
- 価格 : 6,000円前後
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トラブル発生ドラレコ : SURIA社製ドライブレコーダー
- メーカー : SURIA
- 品番 : B07H6DM59F
- 価格 : 5,000円前後
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オススメのドライブレコーダー:整備士が品質を保証
最後に、私たちが実際に取付を行い、その品質が素晴らしく、客観的にオススメきるドライブレコーダーの種類は以下の通りです!
いずれも「国産メーカー」で、決して「安い」とは言えません。
ですが、安い商品を購入し、結果満足できず買い替えたりするくらいであれば、最初から品質の高い商品を購入するべきでしょう。
日本の家電は力を失ってきているのが正直なところですが、ドライブレコーダーに関しては、やはり国産メーカーが間違いありません。
オススメ No.1 : コムテック社製ドライブレコーダー
- 品番 : ZDR-026
- 価格 : 30,000円前後
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- 品番 : ZDR-015
- 価格 : 22,000円前後
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オススメ No.2 : ユピテル社製ドライブレコーダー
- 品番 : DRY-TW9100
- 価格 : 40,000円前後
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- 品番 : DRY-TW7500dP
- 価格 : 30,000円前後
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オススメ No.3 : ケンウッド社製ドライブレコーダー
- メーカー : ケンウッド
- 品番 : DRV-MR740
- 価格 : 23,000円前後
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オススメ No.4 : PAPAGO社製ドライブレコーダー
- メーカー : PAPAGO
- 品番 : GoSafe S36GS1
- 価格 : 20,000円前後
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オススメ No.5 : CELLSTAR社製ドライブレコーダー
- メーカー : CELLSTAR
- 品番 : CSD-790FHG
- 価格 : 1,000円前後
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ドライブレコーダー選び・取り付けならセイビーがおすすめ!
ドライブレコーダーは、数千円で購入できるものから、50,000円以上のものまで、幅広い価格帯の商品が登場しています。
あまりにも安いドライブレコーダーは、機能が限られるだけでなく、トラブルや故障リスクが高いという欠点があります。
せっかく取り付けても、使いこなせなければ意味がありませんので、商品選びは慎重に行いましょう。
また、自分で取り付けを行う場合には「配線がうまくいかない」「うまく映らない」などのトラブルも頻発しています。
見た目もキレイに、正しく取り付けたい場合には、プロに任せたほうが安心でしょう。
「取り付けの手間を省きたい」という場合には、出張整備のセイビーがおすすめです。
セイビーなら、指定の場所に整備士が訪問。その場で作業を行うため移動や待ち時間は発生しません。
「どの製品がいいかわからない」という方には、相談にも対応していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!