整備士が教える!ドライブレコーダーの正しい取り付け方

必須のドラレコ - そのメリット

法人・個人問わず、ドライブレコーダーの取り付けをされる方が大変増えています。自分の身を守る為にも、今や必須のアイテムと言えるでしょう。

ドライブレコーダーを装備するメリットは、一言で言えば「事実の記録」です。

  • 煽り運転の証拠
  • 事故が発生した際の証拠
  • 自分の運転の分析・記録
  • (法人の場合)従業員の運行状況の把握

こんなケースで客観性のある証拠として利用できます。

ドライブレコーダーの選び方

ドライブレコーダーはAmazonや楽天などのインターネットで購入がオススメです。商品種類も多く、同じ商品でもカー用品店や家電量販店より安い。そしてリアルな口コミを参考にできるからです。とは言え、種類が多く悩まれる方も多いです。

ここでは簡単に、選び方のポイントを記載します

ポイント1. 「2万円」以下の安物注意!

安いもので3,000円程度から商品が販売されています。高い商品は10万円近くする為、レンジが広い製品です。当然、予算と好みによりますが、2万円以下の製品は要注意です。文字通り「安かろう・悪かろう」。「初期不良が多い」「カメラがガラスからすぐ剥がれる」「壊れてすぐに交換必須」と、結果的に損するパターンが多いです。逆にいうと、「2万円以上」且つ「国産品」であれば、これから説明する条件を全て満たしている商品が殆どです。

ポイント2. SDカード付属の製品を選べ!

最も壊れ易い部品がSDカードです。SDカード付属のドラレコであれば、製品保証の範囲としてメーカー保証を受けられます。

ポイント3. キャパシタはOK、リチウム電池はNG!

リチウム電池は発火事故を起こします。国産ドラレコであれば殆どがキャパシタですので、心配は不要です。

ポイント4. フレームレートに気をつけろ!

「信号機対応」といった記載があればokです。LED信号機は常に(目に見えない早さで)点滅しており、ドラレコの撮影タイミングが重なると、信号機の色が撮影されず、いざという時の記録になりません。

ポイント5. イベント録画機能・加速度センサー搭載は必須!

ドラレコは、古い映像を上書きしながら、新しい映像を記録します。これではいざ、という時に映像記録が残っていないケースが発生します。それを防ぐ機能が「イベント録画機能」「G(加速度)センサー」です。事故が起こったときに、衝撃を察知し、事故前後の記録を録画ファイルを「別」に保存してくれます。従い、上書きされるリスクを抑えられます。

自分で取り付けるのは簡単? 実は多い失敗事例

ドライブレコーダーの取り付けをDIYでトライされる方も多いと思います。シガーソケットから電源をとり、配線が飛び出ていても気にならない場合は、簡単に取り付け可能です。一方で、その場合は配線が飛び出て見た目が悪いのみならず、肝心な時に電源が抜けてしまって録画がされなかったり、物に引っ掛けて思わぬトラブルを起こしたりします。

やはり、車の内部から電源を取り、配線を綺麗に隠す取り付け方が好ましいと言えます。この場合、車の構造に詳しくない素人が取り付け作業を行うと、失敗したり、車の調子が悪くなったりするケースが多発します。

主な失敗事例を紹介します。

失敗事例1. 内部電源の取り違いによるヒューズショート

後述の通り、内部電源を見つける作業は簡単ではありません。また、ドラレコ用の電源を取る位置を間違えると、ヒューズが飛び、カーナビやオーディオといった他の電装品が動作しなくなります。

失敗事例2. アクセサリー電源と常時電源を間違えてバッテリー上がりを起こす

後述の通り、常時電源から電源を取ってしまうと、バッテリー上がりを起こし、車が起動しなくなります。

失敗事例3. 内張を割る・折る・壊す

配線を隠す為には、インナーパネルや内張を剥がしていく必要があります。この際に、本体とパネルを繋ぐ爪を折ってしまったり、そもそもパネルを折ってしまったり、はたまた、金具を車の内部に落としてしまったりといった事例も多く発生しています。

失敗事例4. 適切な場所から電源を取らず警告灯が消えない表示される

根本的に接続を間違えて、警告灯が点滅して消えなくなったり、アース等正しく取れておらずドラレコが起動しない、などです。

ドラレコの取り付け作業時間目安

車の内部から電源を取り、配線を綺麗に隠して取り付ける前提での作業時間の目安を説明します。

国産車、前カメラ

国産車の前カメラのみであれば、作業時間は30分程度です。

国産車、前後カメラ

国産車の前後カメラの場合、作業時間は2時間弱です。後部カメラの配線を隠す/通すのに時間がかかります。

外国車、前カメラ

外国車(輸入車)の場合、作りが国産車と異なり、インナーパネルの取り外しや電源確保に時間がかかります。
前カメラだけの場合、作業時間は1時間30分程度です。

外国車、前後カメラ

外国車(輸入車)で前後カメラの場合、作業時間は2時間30分程度かかります。外国車の場合、パネルが硬かったり、金具で止められていたりと、国産車とは構造が異なる為時間がかかります。

ドラレコの取り付け手順

Seibiiのメカニック等が実際にドラレコを取り付ける一般的な手順は以下の通りです。

  1. 電源を確保
  2. 仮の配線を繋ぎ、ドライブレコーダーの動作を確認
  3. ドライブレコーダーの取付位置を決定
  4. ドライブレコーダーに配線を繋げる
  5. 配線を目立たないように隠していく
  6. 最後に、ドライブレコーダーの動作を再度確認

これだけ見てもわかりませんよね。1つずつ掘り下げて行きましょう!

【ステップ1】 ドラレコの電源確保 - ダッシュボードを取り外す

ドライブレコーダーの取付で、一番頭を悩ませる作業です。

電源の取り方は主に3種類です

  1. シガーソケットから電源を取る。
  2. ヒューズから電源を取る。
  3. ナビやオーディオ裏から電源を取る。

ケース1. シガーソケットから電源を取る

一番簡単なやり方で、シガーソケットにドラレコのソケットを差すだけです。見た目も悪く、シガーソケットを他の用途に使えなくなる為、プロはこの方法を取りません。

ケース2. ヒューズから電源を取る。

プロが行う方法です。運転席、助手席の足元にあるヒューズボックスから配線を確保します。

以下画像が、Seibiiの整備士が、ドラレコ取り付けの為に開いた、ヒューズボックスです。一般の方には難易度が高いことが見て取れると思います。
オンライン・オンデマンドの自動車出張整備Seibiiのドライブレコーダー取り付け - ヒューズボックス

次に、取り付け様に3本の配線を確保していきます。

  1. 常時電源
  2. アクセサリー電源
  3. アース ※ドラレコの種類によってはアクセサリー電源、アースの二本の場合もあります。
まずは常時電源

常時電源とは、エンジンがかかっていない状態の時に車が使用している電源です。駐車・停止の状態で電気が来ているヒューズを探します。ヒューズボックス内のハザード、ストップランプ、ホーン等が常時電源に該当します。

次にアクセサリー電源

エンジンをかける際に、「カチ、カチ、キュルキュルキュル」となりますよね。アクセサリー電源とは、1回目の「カチ」のところでくる電気のことです。プッシュスタートの場合は、ブレーキ踏まずにボタンを一度押したときにくる電気の電源です。ヒューズボックス内のシガー、オーディオ等がアクセサリー電源に該当します。

最後にアース

アースはヒューズを使いません。ヒューズボックス付近で、ボディと直接繋がっている配線、もしくは鉄板部分と繋がっているボルト、ナットに噛ませます。

ヒューズの選別

電源の位置が分かったところで、ヒューズの選別を行います。

ヒューズには3種類あり、それぞれアンペア数が異なります。

  1. 低背
  2. ミニ
  3. ミニ平型

外したヒューズに数字が書いてあるのでそれと同じ数字のヒューズ、同じ形のヒューズタイプを使います。

ここで1つ注意です!

配線付きヒューズを使う場合には、外したヒューズの二極の内、電気が来ている側に配線が出ている方へ向きを揃えること、です!
別の言い方をすると、ヒューズを外すと穴が2つありますよね?片側には電気が来ていて、もう片方は電気が来ていません。配線付きのヒューズをそこにつける場合、配線が電気の来ている側に来るように向きを変えて下さい!数字が逆になっても問題ありません。

ケース3. ナビやオーディオ裏から電源を取る。

これは簡単です。

ナビやオーディオを外し、ナビ・オーディオ裏の配線を確認します。そこから、上述の常時アクセサリーアースの配線を見つけます。

一般的に「常時」「アクセサリー」「アース」の配線の色は決まりがあります。

  • 常時電源 -> 黄色、
  • アクセサリー電源 -> 赤色
  • アース -> 黒

但し、車種によって配線の色が異なることもあり、テスターで確認することが大切です。

確認が取れたら、配線を加工し、ギボシを作る(※難易度高いです)、もしくは、エレクトロタップを利用してドラレコの配線を繋げます。

【ステップ2】 ドラレコ本体の動作確認

難関の電源確保が済んだら、電源から仮の配線を繋ぎ、ドライブレコーダーの動作を確認します。

正式に取り付けてから、ドラレコが動きませんでした!、では意味がないですからね。
ですので、ドラレコを取り付ける前に、必ず一度、ステップ①で確保した電源から、配線を仮付けして、ドラレコの動作を確認しましょう。

【ステップ3-a】 ドラレコ本体の取り付け位置(前カメラ)

重要な事項として、法律で定めらた制限に従ってドライブレコーダーを取り付ける位置を決める必要があります。具体的には、以下3つ条件を満たすポイントからドライブレコーダーの取り付け位置を選んでください。

  1. 前面ガラスの上部20%以内
  2. 運転の妨げにならない
  3. アンテナフィルムの上に付けない

別の言い方をすると

  1. バックミラーと同じ高さで
  2. 前が見にくくならない場所で
  3. 線が入ったシール(サンシェードフィルム)や、数字が書かれたシールの上には取り付けない

とも言えます。

さて、運転の妨げにならない場所を選んで、取り付け場所を決めたら、貼り付ける前にフロントガラスの汚れをふき取ります。

インターネット記事の情報に注意

インターネットで、ドライブレコーダーの取り付け位置を調べると、わかりにくい情報が多数出てくるので、お気をつけください。

例えば、この写真を見るとサンシェードフィルムの上にドライブレコーダーの本体を貼り付けようとしていますが、両面テープタイプのものであれば、特段問題ないですが、吸盤タイプのものを、サンシェードフィルムの上に付けてしまうと、粘着力を十分に発揮できず、時間が経つと、ドラレコが落ちてくる可能性があります。
step4
出所:Web

吸盤タイプのドライブレコーダーの場合は、サンシェードフィルムの上を避けた場所に貼り付け、本体を固定しましょう。

【ステップ3-b】 リアカメラの取り付け位置(後部カメラ)

後部カメラの取り付け位置や取り付け方は、車のバックドアがSUVやワゴンのように、ハッチバックか横開きか、或いは、セダンタイプかによって異なります。取り付け作業を行うメカニックに任せましょう。

【ステップ4】 ドラレコに配線を繋げる

いよいよ配線をしっかり繋いでいきます。

この作業は、取付位置から電源までの配線の通り道を確保していきます。この作業を確りと行うことで、配線が隠れて、綺麗に取り付けることができるのです。

実際の作業としては、所謂、「内張を外す」工程になります。Aピラーやグローブボックスと呼ばれる場所を外していきます。

内張はがしを使って外します」なんて聞きますが、本来、内張を外すに工具使ってはいけません。これは、内張の素材である樹脂やプラスチックは、変形したり傷つきやすい為です。お客様の車はもちろん、ご自身のお車も壊したくないですよね。

従い、内張は「」で外すのが基本、プロの仕事です。もちろん、ビスやボルトに工具を使用するのは別です。

内張りはがし使うのは、ピンポイントでクリップの位置が分かるときだけにしましょう!

では、内張を外したところで配線を通して電源と繋ぎます。

配線を通す順序は

  1. ドラレコ本体
  2. 助手席側Aピラー
  3. グローブボックス
  4. 電源

の順序が良いでしょう。

【ステップ5】 配線を目立たないように隠す

ステップ④配線の取り回しが完了したら、次は、タイラップ(結束バンド)等を使って配線をまとめていきます。

配線は、ドラレコから電源に向かって隠していきます。

ドラレコからAピラーまで

全面ガラスとガラス上の布・内張の隙間に押し込みます。

Aピラーからグローブボックスまで

ピラーの中にある配線などにタイラップ(結束バンド)で固定します。

ここまでくると、配線がかなり余っていることが多いので、先に電源からグローブボックスまでの配線を既存の配線や等にタイラップ(結束バンド)で固定します。

配線とまとめて隠す

余った配線をまとめて、グローブボックス裏の空いてるスペースなどに入れ込みます。
最後に、ピラーや内張等を元に戻して完成です。

【ステップ6】 リアカメラ(バックカメラ)の配線隠し

ドライブレコーダーの取り付け作業において、最も時間がかかるのが、リアカメラ(バックカメラ)の配線を隠す作業です。取り付ける箇所の状態(ハッチバック、横開きなど)によって、取り外す内張や、ピラーが異なり、数も多い為です。

下の写真は、ポルシェにドラレコのリアカメラの取り付けを行なっている様子ですが、内張を剥がす作業の大変さが伝わるのではないでしょうか。

オンライン・オンデマンドの自動車出張整備Seibiiの出張ドライブレコーダー取り付け:ポルシェ

【ステップ7】 ドラレコの動作の再確認

取付が全て完了したところで、エンジンを起動し、ドラレコがきちんと動くか確認します。
ここでドラレコの動作が確認できなかった場合、配線が正しく繋がっていない可能性がありますので、もう一度見直しましょう。

正常に動いていることを確認したら、ドラレコ本体の時刻やその他設定をして、取り付け完了です。

車種やドライブレコーダーの種類によって作業内容は異な理、素人DIYでは太刀打ちが難しい面倒な作業と言えるのではないでしょうか。

面倒なドラレコ取り付けはプロにお任せ!料金比較

配線が飛び出さない様に取り付けるのは大変ということが分かったかと思います。

やはりプロに頼むことが安全。その場合の選択肢は主に4つです。

  1. 正規ディーラー
  2. カー用品店
  3. 街の整備工場
  4. 出張取り付けサービス

選択肢1. 割高で制限が多い正規ディーラー

  • 社外品・持ち込みは基本不可
  • 商品選択肢が少ない
  • 本体代・取り付け工賃が割高
  • 取り付け作業は下請けの社外業者が行っていることが多い

料金

  • 社外品の取り付け(持ち込み)は基本NGですが、OKだとしても工賃は30,000円以上かかることが普通です。
  • 純正品や対象商品の場合、商品本体価格が割高であるケースが多いです。

選択肢2. 持ち込みはお断り?オートバックスやイエローハット

  • オートバックスやイエローハットなど、消費者にとって身近な存在
  • 自社店舗で販売している商品を優先し、取り付け工賃込みで販売されていることが多い
  • Amazonや楽天などインターネットで買った商品の持ち込みは基本断られる
  • 持ち込み可能な場合でも、ディーラー並みの割高な工賃を請求されるのが一般的

料金

  • 「商品代」と「取り付け工賃」の合計で費用を比較することが大切
  • 持ち込みの場合国産車で25,000円以上の工賃がかかり、割高

選択肢3:玉石混合街の整備工場

  • 整備工場によって対応が異なる
  • 一見さんお断りも多い
  • ベンツ、BMW、Audiといった外国車はお断りも多い

料金

  • 工場により、価格・工賃設計が異なる為、個別に問い合わせる必要あり

選択肢4. 出張取り付けのSeibii

  • 商品のネット購入(持ち込み)可能
  • 輸入車・外国車も対応
  • Amazonなどで購入し、取り付けだけお願いする方法がお得
  • 出張で国家資格を有する整備士がお客様のご自宅や職場の駐車場で取り付け
  • 時間、手間、お金を節約できる

料金

お値段は、出張費、取り付け工賃、消費税と全て込みです。

国産車のお値段
  1. 国産車、前カメラ・360度カメラ(シガー電源):5,000円
  2. 国産車、前カメラ・360度カメラ(配線隠し):9,500円
  3. 国産車、前後カメラ(配線隠し):19,980円
  4. 国産車、ミラー型:23,000円
外国車(輸入車)のお値段
  1. 外国車、前カメラ・360度カメラ(シガー電源):7,500円
  2. 外国車、前カメラ・360度カメラ(配線隠し) : 18,000円
  3. 外国車、前後カメラ(配線隠し) : 29,980円
  4. 外国車、ミラー型:33,000円

【PR】 Seibiについて

最後に宣伝です。

Seibii(セイビー )では、国家資格を有する整備士・メカニックがお客様のご自宅や職場の駐車場にお伺いし、その場でお車の整備、修理、パーツ取り付けを行います。

お車へのドライブレコーダー、ETC、カーナビといった取り付けから、車の故障診断、バッテリー上がり、バッテリー交換、窓ガラスの油膜取りと撥水加工コーティング、タイヤの付け替えと幅広く実施しています。

◼️Seibiiの出張整備メニュー

カー用品店やディーラーと往復する時間を省いて、お客様の趣味や家事などにご活用いただけます。
また、出張なのに、安価で、プロのメカニックが作業することから高品質のサービスを提供しております。

お客様からのレビュー・評価

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◼️SeibiiのGoogleレビュー

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