ドライブレコーダー初心者向けに国家資格を有する自動車整備士が選ぶポイントとおすすめ商品を紹介します。この記事は「ドライブレコーダーの種類が多くて悩んでいる」「ドライブレコーダーのおすすめ商品が知りたい」方向けの内容です。
seibiiがおすすめするドラレコは次のURLをご確認ください。
自動車整備士が教えるオススメのドライブレコーダーとトラブルが起きやすい製品
セイビーでは沢山の車両に様々なドライブレコーダーを取り付けてきました。その中でオススメできない製品や品質が高くトラブルも起きないことからオススメできる製品の知識が溜まってきました。そこで今回はそんなドラレコ製品について解説していきます!
https://seibii.co.jp/blog/contents/mechanic_recommended_nonrecommended_drive_recorders/
目次
其の1 : SDカード付属のドラレコを選ぶ!
まず、SDカード付属のドライブレコーダーを選びましょう。
しかしなぜ、SDカードの付属のドラレコがよいのでしょうか?
それは、ドラレコで圧倒的に1番多い不具合はSDカードの不具合だからです。
過酷な車内環境
ドライブレコーダーは、電子機器です。その電子機器が設置されている車の中の環境は、大変過酷です。
夏の車内は50℃以上、冬は0℃を下まわります。また、ドライブレコーダーはその取付位置の都合上、直射日光を常に浴びながら何時間も録画をし続けるのが役目です。そのドライブレコーダーの情報を記録するSDカードも同様に過酷な環境な環境に晒されているのです。
従い、そのような環境下では、どうしてもSDカードに不具合がでる可能性が高いのです。
ドライブレコーダーとSDカードの相性
また、SDカードとドラレコ本体の相性といった別の側面もあります。
どんなに性能の良いSDカードでも、ドライブレコーダー本体との相性によっては不具合が起きることがあるのです。
その点、「SDカードが付属しているドライブレコーダー」は、メーカーできちんとSDカードを検証をしています。いくつものSDカードをテストし、安心を保証できる製品を世に出しているため、SDカードの安心度は断然、付属品のSDカードの方が高くなります。
また、万が一、SDカードが原因でドラレコが故障しても、容易にメーカーの保証が受けれるの大きなメリットです!
其の2 : キャパシタが安心・安全。リチウム電池は避けろ
ドラレコの内部電源
ドラレコには通常の電源の他に、ドラレコ内部にバックアップ電源を持っています。これは、もし、事故を起こして車からの電源供給が絶たれても、ドラレコが映像を撮り続けるためのものです。非常に重要な役割を果たしているとも言えます。
このバックアップ電源は2種類存在します。
- キャパシタタイプ(もしくはスーパーキャパシタ)
- リチウム電池タイプ
リチウム電池よりもキャパシタを選べ!
キャパシタとは蓄電池の事であり、電気を一時的に貯めて使用できる物の事をキャパシタと言います。
それでは、なぜキャパシタが良いのでしょうか。
リチウム電池は発火事故を起こしやすいからです。
過去、ドライブレコーダーのリチウム電源が発火した事故がありました。事故の衝撃や車内の熱により、電池が加熱されたことに因るものです。
そもそも、リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高いために、本来的に危険性が高い電池と言えます。ドライブレコーダーに限らず、パソコンやスマートフォン、携帯充電器の発火事故など、その殆どがリチウム電池です。
それに比べて、キャパシタタイプは発火する危険性はほとんどありません。
キャパシタはリチウム電池と比べて安心・安全なのです。
近年、日本のドライブレコーダー大手メーカーもキャパシタモデルをメインとして販売を行っているのもそのためです。
其の3 : フレームレートに気をつけろ!
フレームレートとは簡単に言うと映像を撮る間隔の事です。なぜこれに気を付けるのかというと、ドライブレコーダーが撮影した映像に信号機が映らない可能性があるからです。事故が発生する場所の1つは交差点です。事故を起こした際に、誰に非があるのか、信号が映っていなければ、ドライブレコーダーを取付けた意味がなくなってしまいますね。
LED信号機の(目に見えない早さの)点滅とドライブレコーダーの撮影タイミングが重なったときに、信号機の色が点滅したり、信号機の色が写らない現象が起こります。
事故を起こしたときに、信号の色が写っていなくて余計なトラブルを招く可能性がありますので、きちんと対策されたドライブレコーダーを買うのがお勧めです。
対応しているドライブレコーダーには「信号機対応」などの表記があるので、表記がないものは注意が必要です。
其の4 : イベント(緊急)録画機能は必須‼
イベント録画機能とは、事故が起こったときに録画ファイルを別に保存してくれる機能の事です。
各社呼び名は違いますが、通常録画するファイルとは別に、事故が起こった時の前後の映像を別のファイルに保存して、上書きされないようにしてくれます。
事故を起こした時やあおり運転の被害に会った時には、気が動転していますよね!そんな時にドライブレコーダーの上書きの事を考えて行動できる人は少ないと思います。
自動で事故の映像が消えないようにしてくれるこのイベント(録画)機能は必須と言えるでしょう!
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ドライブレコーダーの便利な機能
ドライブレコーダーを機能性で選ぶ際にチェックしたいポイントは次の4点です。
・GPS機能の有無
・Gセンサーの有無
・Wi-Fi接続機能の有無
・駐車監視機能の有無
いずれも絶対に必要な機能ではないですが、搭載されていると事故や破損など万が一のトラブルの際に役立ちます。
GPS機能
GPS機能が搭載されている製品は、現在位置の特定だけでなく車の速度や走行ルートの確認もできるため追突された場合、もしくは事故を起こしてしまった場合の証拠映像となります。
Gセンサー
Gセンサーは、一定の衝撃を受けた前後数秒のデータを別フォルダに記録する機能です。
たとえば、停車中にボディ部分の傷に気づいたが思い当たる節がない場合、Gセンサーが反応したか否かを確認すれば、衝撃を受けた際の映像をすぐに確認できます。
Gセンサーの搭載がないドライブレコーダーは、残しておきたい映像を保損する際にSDカードを抜く必要があるので、やや手間です。
Wi-Fi接続機能
ドライブレコーダーを携帯やタブレットとつなぐWi-Fi接続機能が搭載されていれば、データを端末内に保存できます。
携帯やタブレットからもドライブレコーダーを操作可能なので、使い勝手がよくなります。
駐車監視機能
駐車監視機能が搭載されているドライブレコーダーであれば、自動車から離れている間も車内や周辺の映像を録画できます。
車上荒らしのような停車中のトラブルを防ぎたい方は外部から見える位置にドライブレコーダーを設置して防犯対策をしましょう。
おすすめのドライブレコーダーメーカー紹介
ドライブレコーダーに詳しくない初心者の方でも使いやすい高性能メーカーは次の3社です。
・COMTEC(コムテック)
・YUPITERU(ユピテル)
・KENWOOD(ケンウッド)
メーカー別に解説します。
COMTEC(コムテック)
COMTECは機能性を重視した製品が多い点が特徴で、ほかのドライブレコーダーメーカーと比較しても画質や搭載機能の多さに関する評価が高いです。
メーカー3年保証や2万円補償など製品に不備が生じた際の対応力も優れています。
YUPITERU(ユピテル)
YUPITERUのドライブレコーダーは機能性の高さはもちろん、デザイン性に富んでおり、選択の幅が広い点が特徴です。
運転時の視野を狭めたくない方におすすめの業界最小クラスの小型サイズ製品がある点も魅力です。
KENWOOD(ケンウッド)
ケンウッドのドライブレコーダーはCOMTECやYUPITERUと比較して値段が安い製品が多く、性能面では大きく変わらないので、人気を集めています。
ただ、ドライブレコーダー本体のサイズが大きめな商品も多いので運転時の視野を狭めたくない方には不向きです。
おすすめのドライブレコーダー3選
次の3つの点を総合評価し、初心者におすすめのドライブレコーダー3選を紹介します。
・機能性
・デザイン性
・価格
迷ったら3製品のいずれかを選べば外れません。
COMTEC「ZDR035」
搭載機能:STARVIS、駐車監視機能、ノイズ対策、LED信号機対応、GPS、Gセンサー
解像度:1920×1080
画素数:200万画素
画角:水平138°、垂直70°、対角168°
コンパクトで高性能な「ZDR035」はCOMTECの製品の中でも人気の高いドライブレコーダーです。
夜間でも明るく映像が保持されるSTARVIS機能も搭載されており、使い勝手がよいです。
画像の解像度も高く画角も広いので、ドライブレコーダーとして申し分ありません。
YUPITERU「WDT510ⅽ」
搭載機能:GPS、Gセンサー、アクティブセーフティ
画素数:200万画素
画角:フロント対角160°、バック対角150°
YUPITERUの「WDT510ⅽ」は、車線逸脱警告や前方車接近警告などのアクティブセーフティ機能を兼ね備えたコンパクトドライブレコーダーです。
フロント、バックともに画角が広いので、運転に慣れていない方も安心して利用できます。
KENWOOD「DRV-250」
搭載機能:Gセンサー、緊急録画ボタン
解像度:1920×1080
画素数:200万画素
画角:水平122°、垂直63°、対角150°
KENWOOD「DRV-250」は、Gセンサーと今すぐに録画したい時に使用する「緊急録画ボタン」を搭載しています。
機能数は少ないものの、画素や画角は申し分ないので最低限の機能があれば十分な方やコスパを重視したい方におすすめです。
まとめ
如何でしょうか?
以上がドライブレコーダーを選ぶときに最初に気を付けるべき4つのポイントになります。
星の数ほどあるドラレコの中で、まずは、この記事に記載した4つの項目を基準に、検討するドラレコの1次スクリーニングを行いましょう!
そのうえで、GPS機能があったらいいなぁ、前後2カメラタイプがいいなぁ、など好みに合うドラレコを探すと、お気に入りの1台が見つかること間違い無しです!
ドライブレコーダーは、近年、自分や家族友人を守るために必須のアイテムとなってきました。また、決して安い買い物でもありません。この記事が、皆様の安心に繋がれば幸いです!
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