(森日菜美)
今日はメカニック業界であれば誰もが知っている、日本で最も有名な女性自動車整備士で、YouTuberのメカドルゆきさんをゲストにお話しをお伺いしていきます。
(佐川)
やったー!!!
これはね、業界関係者の間だと結構もう凄いことなんですよ。
(森日菜美)
スターですね!
(メカドルゆき)
ハードルすごい上げられてません?
(佐川)
大スターがラジオに降臨っていう感じですね!
(森日菜美)
メカドルゆきさんにいろいろと聞いていきたいと思います!
今日はよろしくお願いします。
目次
自己紹介
(佐川)
まずは早速簡単な自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか?
(メカドルゆき)
初めまして、メカニックアイドルことメカドルゆきです。
普段は自動車整備士をやりつつYouTubeやら雑誌などで車の良さや整備の楽しさを発信しております。
整備士を目指したきっかけ
(佐川)
そもそも、なんで整備士になろうと思ったんですか?
(メカドルゆき)
私専門学校に行ってからの整備士なんですけど、私は高校生のときにまあ世の中が少しちょっと走り屋ブーム、第二ブームと言いますか、
(佐川)
走り屋って知ってる?
(森日菜美)
走り屋ってブンブンブンブン鳴らして…
(メカドルゆき)
それ暴走族かな(笑)
(佐川)
一緒にするなって話ですね(笑)
(メカドルゆき)
なんかま首都高とかもね、当時。今はもう全然ないですけど昔そういうのがあったりとか、峠とかドリフトとかが少し流行ってまして、そういうのを見に行くことがあって、やっぱ生で見るとねとってもカッコ良くて、
私も最初は乗れる人になりたいなと思って、サーキットだと免許とかいらないので、車をまず買って
まその10万とかの安いボロボロの車
(佐川)
高校生で?
(メカドルゆき)
そうです。10万とかで買って、サーキットで走ってドライバーになれたらいいなって思ったんですけど、そこでなんか事故ってしまって、車がぐちゃぐちゃになって廃車になっちゃって、それ見た時に、
「あ、私車を直せる人になりたい」
と思って。
(佐川)
さらっと話してますけど結構すごいこと言ってますよね!
(森日菜美)
きっかけがすごいです!
(メカドルゆき)
そう思って手っ取り早いのが専門学校だったので、とりあえず専門学校に行って車を学ぼうと思って。
(佐川)
なるほど。
(メカドルゆき)
え、、、引かれてます?
(佐川)
いやいや引いてないですよ全然!
ちなみにその時はどのくらい速度を出していたんですか?
(メカドルゆき)
170km……
(森日菜美)
170km!? って想像がつかない、、
(メカドルゆき)
もう横転です。ぐちゃぐちゃ、車が。
(森日菜美)
私60キロ出すのですら怖いんですよ。
(メカドルゆき)
それがいいと思う(笑)
今は車をいじる方が楽しくなったんですけど、当時はね(笑)
(佐川)
当時は。
(メカドルゆき)
なんていうんですか、スピード狂ですか?(笑)
(森日菜美)(佐川)
(笑)
(メカドルゆき)
サーキットでですけど
(佐川)
なるほどね〜
バケモンみたいなエンジンを持った愛車「35GT-R」
(佐川)
愛車を聞いてもいいですか?
まあいじる方が好きということなんですけど。
(メカドルゆき)
そうですね今はGT-Rですね。35GT-R!
(佐川)
出ましたね〜35GT-R!
(メカドルゆき)
知ってますか?
(森日菜美)
GT-Rわからないです。。。
(メカドルゆき)
名前も聞いたことない???
(森日菜美)
ないですね正直…
(メカドルゆき)
本当に〜!?何歳ですか?
(森日菜美)
19です。
(メカドルゆき)
あー聞かないのか〜 そっかぁ〜
(佐川)
19歳は知らないかもしれないですね。
(メカドルゆき)
そっか〜GT-R知らないのか〜
(佐川)
悲しいですよね、ちょっと。
(メカドルゆき)
日本の名車ですよ!
(森日菜美)
外車ではない、ですよね…?GT-Rって、、
(メカドルゆき)
わお(笑)
日産の。
(森日菜美)
日産の。
(佐川)
かっこいいね。
(メカドルゆき)
世界で一番早い車です!
(森日菜美)
GT-Rですか? へぇ〜!
(佐川)
スピード狂ならではの!
それが愛車ってことはでも結局やっぱりスピード出るのがいいってことですか?
(メカドルゆき)
いやそれも、35GT-Rはバケモンみたいなエンジンが乗ってる車なんですけど、
(森日菜美)
バケモンが乗ってる笑笑
(メカドルゆき)
その35の車をいじりたいと思ったんですよ。整備士として35いじれなきゃ話にならないだろって。
(佐川)
あーやっぱかっこいいですね! でもいじれない人いっぱいいるんじゃないですか?今。
(メカドルゆき)
いると思います。てかあといじる場所とかそういう工場、取り扱ってる工場とかも少ないので、買っちゃえばいじれると。
(佐川)
なるほど。
(森日菜美)
おーかっこいい!
(佐川)
大胆ですね。
(森日菜美)
行動力がすごいですよね。
(メカドルゆき)
ちょうど18歳、10代の時に35GT-Rが出て、将来あれに乗りたいなと思ってて、10年経ったので値段が下がってきて、やっと私たちにも買える値段になったのでせっかくなら買ってちょっといじりたいなと思って。
今年もオートサロン中心になっちゃったんですけど、1年間かけて色々カスタムとかチューニングして
今最高の状態です。
(森日菜美)
おー!
(佐川)
ちょっとどんな見た目しているかみてみたいですね。
(森日菜美)
見たいですねGT-R!
(メカドルゆき)
100引くと思います(笑)見せたいよね〜
(佐川)
見てみたいですね。
(森日菜美)
是非ちょっと後で、
(佐川)
後で、よろしくお願いします!
メカドルって?女性メカニックとしての苦悩
(佐川)
じゃあちょっと、本当に整備士ってことはわかったんですけど、 一方でメカドルとは?
(森日菜美)
きっかけが知りたいです。
(メカドルゆき)
メカドルっていうのも、一番最初は専門学校とかで。
私が行った専門学校って女子が多い学校で、当時可愛すぎる◯◯みたいなのがすごい流行ってて、AKBさんも流行ってて、メカドル48うちらやろうよってただの学校のノリで始まって、その時はその会話だけで終わって。
就職して、4年間最初ディーラーにいたんですけど、10年前なので今より女性メカニックってのが世の中に浸透してなくて、お客さんとかにも
「お前が車いじるのか、そしたら怖くて乗れねーよ。」
みたいな。
(佐川)
それは女性だからってことですか?
(メカドルゆき)
「女が車いじるなんてやめてくれ。」みたいに言われたりとかしてて。
(森日菜美)
言われちゃうんですか!
(メカドルゆき)
言われてて。
あと同期の男の子と同じ作業をしても、大してすごくないのに「すごーい!」って言われるのが嫌で。
(佐川)
あー…
(メカドルゆき)
とりあえず世の中に女性メカニックというものを知って欲しいと思い、アポなしで編集社に行き
(森日菜美)
すごーい!!!
(メカドルゆき)
今思えば迷惑ですよね(笑)
当時若かったので、そのままの勢いで電話したら絶対断られるから、アポも取らないで、とにかく雑誌の編集社のところに行って、「編集長に合わせてください。」って言って(笑)
(佐川)
すごい行動力!
(メカドルゆき)
「私メカニックやってるんですけど、女性があまりいなくて、認知して欲しいので、1回でいいから特集してくれ。」と。
『女性メカニック』というのがいる、と。工具とかもちゃんと買ってたんで。
そしたら、「お前面白い奴だな、連載してやるよ。」って言われて、でそん時に
「私メカドルになりたいんです!」
とか言って(笑)
(森日菜美)(佐川)
(笑)
(佐川)
そこで一気にふざけた感じになりますね(笑)
(メカドルゆき)
そういうキャッチコピ―と言いますか、そういうのがあった方がいいかなと思いまして。一応『メカニックアイドル』としてちょっとやっていきたいんで、よろしくお願いします!と。
(佐川)
なるほど。
(森日菜美)
今でも連載は続いてるんですか?
(メカドルゆき)
そうですね。今また違う雑誌になったんですけど、ドリフト天国という雑誌を3年間やった後に『Option』で連載してます。
▷Web Option
▷メカドルゆきさんの記事一覧はこちら
(佐川)
それは何年くらい前の話ですか?
(メカドルゆき)
そうですね、6年くらい前ですかね。
メカドルが世にでたのはその雑誌からですかね〜。
(佐川)
なるほどね、その行動が全てを変えるというか。
(森日菜美)
花咲いて。
(メカドルゆき)
歌って踊れるメカニックとかを目指そうかなと若い時は思ってたんですけど(笑)
辞め時もわかんないんですけどね(笑)
(佐川)
辞めずに突っ走って欲しいんですけども(笑)
(メカドルゆき)
アイドルという年齢もありますのでね(笑)
(佐川)
まだまだね、お綺麗で。
(メカドルゆき)
ライバルがいないので、メカドルは。
(森日菜美)
それが強いですよね。一人勝ちですもんね!
(メカドルゆき)
一人勝ちです!(笑)
夢は「小学生の将来の夢ベスト10」にメカニックを入れること
(佐川)
(女性メカニックは)どのくらいいるんですかね?実際。
(メカドルゆき)
全国に1万人くらいいるらしいけどね。だいたいみんな口下手だったりとか。
(森日菜美)
あんまり表に出たくないみたいな。
(メカドルゆき)
私も最初はそうだったんですよ。本当人と喋りたくないな、喋るのを仕事にしたくないなと思って整備士やってたんですけど。いつの間にかこんな仕事を(笑)
(佐川)
そうですね、喋るのが仕事になってますね(笑)
(メカドルゆき)
ベースはメカニックって口下手なイメージとかありません?
(佐川)
そうですね。
(メカドルゆき)
なかなかこの「輝け!ニッポンのメカニック」っていうのも、やっぱ口下手なメカニックが多いのでなかなか輝けないなと。
(森日菜美)
おー。
(佐川)
なるほど、どうしたらいいですかね?
(メカドルゆき)
んー難しいですね。今、現時点でメカニックをやっている人たちのモチベーションが低かったり、自分の仕事に誇りを持ってないメカニックが多いなっていう印象があるんですよ、実際メカニックをやって。
いろいろ会社によると思うんですけど、今働いてるメカニックたちがやっぱちょっと声を上げていかないと、若い子たちにも。
(佐川)
そうですよね。
(メカドルゆき)
なかなかそういうモチベーションが高いメカニックが表に出る機会が今までなかったので。
最近はYouTubeとかやってる方もいるんですけど、
普段の仕事が忙しかったり、日々新しい車が出てきて学ぶことが多いので、なかなか表に発信できなくて。
一応メカドルのベースとしてあるのは、『小学生の将来の夢ベスト10』に自動車整備士を入れたいなとは思っているんですけど。
(佐川)
めちゃくちゃこれはいい話じゃないじゃないですか!
(メカドルゆき)
なかなか難しいですけど。
(森日菜美)
しかも今の(小学生の将来の夢)1位YouTuberですもんね。
(メカドルゆき)
だからメカニックやればYouTuber できるというのも紐付けて(笑)
(佐川)
今は重要かもしれないですね。
実際僕も今、整備士にある種焦点を当てた会社をやってるんですけど、やっぱり『メカニックに活躍してもらいたいな』って思いでやっているっていうのがあって。
で且つそういう人たちいっぱいいるんですよね。『ダイヤの原石』みたいなこと言っちゃうとちょっと上から目線ですけど、技術もあってしっかりした志もある人もいるんで、
じゃあ、ここをこう会社として仕組みとして世の中の全面に押し出していくということをやっていきたいなと思ってやっているのが、僕が経営している会社もそうだし、この番組自体もそれを目的にしてるので、ぜひ。
(メカドルゆき)
でも、ネットとかで調べるといいイメージないですよね?
(佐川)
整備士ってことですか?
(メカドルゆき)
整備士。
(佐川)
ネットで調べるとそうですね。
(メカドルゆき)
そういう、元整備士だったり、整備士に対して楽しくないって人たちの声の方がやっぱりなんかすごいでかいなって。
そういう人の方がSNSとかに書いちゃうのかなって思って。
(森日菜美)
それだけで縛られたくないですよね。もっともっといい声を上げていきたいなって思いますよね。
(メカドルゆき)
何か一緒にこれからできればいいんですけど。
(佐川)
是非お願いします!
車好きなら「オールペン」でしょ!
(佐川)
車好きっていう観点でいくと、
(森日菜美)
車好きの定義の定義みたいなものは?
(メカドルゆき)
定義? もー私の中では純正色の車に乗っていたら車好きじゃないです!
(森日菜美)(佐川)
(笑)
(佐川)
ちょっと混乱しますね(笑)
(メカドルゆき)
叩かれるね、叩かれちゃう(笑)
(森日菜美)
純正色の車以外逆に分からないです(笑)私は。
(メカドルゆき)
だって好きな色に塗りたくない?
(佐川)
つまり、買ったまんまの状態の車に乗っている奴は車好きではないっていうことですよね?
(メカドルゆき)
世の中大半がそうだと思うんですけど(笑)
(佐川)
あー、ちょっともうどうしよう、明日から(笑)
(メカドルゆき)
塗ってからこそ愛着といいますか、車好きなら、オールペンでしょ(笑)
(森日菜美)
えー!じゃあ何回も車を変えてるんですか?塗装して。
(メカドルゆき)
今の車は2年半くらい乗ってるけど、4回デザインを変えてますね!
(佐川)
4回2年で。GT-R。
(メカドルゆき)
ま、ベースは黒っていうのは続いたりはしてるんですけど。
(森日菜美)
今は何の柄で落ち着いたんですか?
(メカドルゆき)
今はね、キリン…?
(森日菜美)
キリンの…?
(メカドルゆき)
日菜美ちゃんちょっと伝えていただいても。(写真見せる)
(森日菜美)
おっとー!あ、うーんと車の後ろの方にキリンのラベル、ラベルというか柄が入っていますこれは。でベースは茶色ですね。
(メカドルゆき)
『シャンパンゴールド』と言います。
(森日菜美)
シャンパンゴールド…
(メカドルゆき)
ピンクゴールド。これも自分で配色して作った。
(森日菜美)
へぇ〜!
(メカドルゆき)
…引かないで(笑)
(佐川)
引いてない引いてない(笑)
(森日菜美)
これは普通に乗ってるってことですよね、例えばスーパー行く時とか。
(メカドルゆき)
乗ってます。そうね、家バレするよね、普通に(笑)
(佐川)
絶対でも近所では有名になってますよ(笑)
(メカドルゆき)
子供たちに大人気ですよ(笑)
指差されたりとかして、親が「やめなさい!」みたいな(笑)
(森日菜美)
(笑)
(佐川)
しばかれると(笑)
までも夢を与えているかもしれないですもんね?こういうかっこいいの乗りたい!みたいな。
(メカドルゆき)
そうですそうです。ま35GT-R自体がカッコいいっていうのもあるんですけど、やっぱ派手なの乗って、目線をね、かっさらっていくしかないですよね(笑)
(佐川)
さすがメカドル!
BGMは「エンジン音」!? 「燃料音」!?
(森日菜美)
車の外装のことは聞いたんですけど、車の中で聴く音楽とかってないんですか?
(メカドルゆき)
あ〜…音楽って聴かないなぁ。
(森日菜美)
聴かない!?
(メカドルゆき)
うん。エンジン音?
(森日菜美)
エンジン音(笑)
(メカドルゆき)
なんか、車の調子を聞いてますね。
(佐川)
エンジン音で?
(メカドルゆき)
タイヤの音とか、最近の・・・引かないでくださいね(笑)
最近の流行は、えっと35GT-Rって4人乗りなんですけど、2人乗りに構造変更して、後ろを全部取っ払ってるんですよ。
(佐川)
はい。
(メカドルゆき)
なので燃料タンクが後ろについてるんですけど、車って。その『燃料が揺れる音が聞こえる』っていうのが最近の(笑)
(森日菜美)
めちゃめちゃコア(笑)
(佐川)
ちょっとだんだん意味不明な世界に入ってきましたけど(笑)
普通こうドライブしていて気分上げたいなっていう時に音楽を流すところを、ま『エンジン音』とか『燃料音』を聞いて気分が上がるみたいな感じですか?
(森日菜美)
揺れてんな〜今いい感じだわ〜って(笑)
(メカドルゆき)
GT-R自体がいいエンジンなので、その音を。音楽聴かないですね〜言われてみれば。
(佐川)
そうなると、EV困っちゃいますね。
(メカドルゆき)
あ〜絶対乗らないですね(笑)環境的にはね、絶対乗った方がいいとは思いますけど。私はガソリンをぶち撒いてる車に乗るっていうのがやっぱり。
(佐川)
車好きなんですね、やっぱりこれが。メーカーの人は聞いてたら涙出るんじゃないですか?
(メカドルゆき)
意外とだからみんなガソリンエンジンが好きだけど国が、っていう感じですよね。
(佐川)
そうですよね、実際そうなんですよね。トヨタの豊田社長なんかも「実はエンジン音が好きだ」ってのをね、ちょっと言ってましたよね。
(メカドルゆき)
整備士をやっていると、なんか電気自動車って半分までももいかない、1割2割くらい入ってくるんですけど、電気自動車って壊れないし、消耗品とかも少ないので、オーナー目線だと電気自動車の方がいいかなって思うんですけど。
まーそれを仕事となると、やっぱガソリンエンジンの方が壊れてくれるというと言い方悪いですけど(笑)
(佐川)
愛着が湧くってことですよね。
(メカドルゆき)
メカニックとしても、車好きとしてもガソリンエンジン推しで行きたいですよね。
メカドルゆきファンからの質問 ①何歳まで整備士を続ける?
(佐川)
今日はですね、そのメカドルゆきファンから「これを聞いて欲しい」みたいな質問を頂いておりまして。ぶつけてみようかなと思うんですけど。
(森日菜美)
はい。
(佐川)
日菜美ちゃんよろしくお願いします。
(森日菜美)
ではまず、ヤマトタケルさんからの質問です。
---何歳まで現役で整備士として仕事をしますか?私は53歳で、今だに現役整備士をしています。とのことですが。
(メカドルゆき)
すごいね!でもね、整備士の平均年齢って42、3歳とか言いますよね。結構高めですよね。
私も整備士始めた時は20からやってたので、『10年も続かない、結婚とか妊娠とかするだろうな』と思っていたら、何の予定もなく、こんな30代突入して。
意外と最初の頃は整備の仕方とか分からないし、工具の使い方も種類もなかったのですごい疲れたんですよ。けどもう10年もやってると工具も揃っているし、コツとかもわかっているから一切疲れなくなったんですよ。
(佐川)
あーもうプロですね、疲れない。
(メカドルゆき)
疲れない。疲れてる=下手!
(森日菜美)
下手(笑)
(佐川)
名言を、強めの名言をいただきましたね。
(メカドルゆき)
ほんと1年目が一番疲れて、つなぎが汚れたりとかして。そん時はほんと30代40代で女性だったら整備なんてもうできないなって思ってたけど、10年も経つともう つなぎも汚れないし疲れないので、意外とできちゃいそう。
(佐川)
もう職人というか仙人の域に達していますね(笑)
(メカドルゆき)
タケルさん53歳、私も53歳までできることならやりたいです。
(佐川)
やって欲しいですよね、メカドルとして!
(メカドルゆき)
え〜メカドルとして(笑) これラジオ続いていたら53歳になっても呼んでくれます?
(森日菜美)
もちろんもちろん!
(佐川)
スペシャルなものをご用意してお待ちしています(笑)
(メカドルゆき)
よろしくお願いします(笑)
メカドルゆきファンからの質問 ②欲しい工具は?
(佐川)
はい。じゃあちょっと次の質問にいってみましょうか。
(森日菜美)
はい。mitsuhiko1108さんからの質問です。
---必要な工具は持っていらっしゃると思うんですけど、新しく欲しいなという工具はありますか?という質問です。
(メカドルゆき)
あー。工具は本当に沼なんですよ。
(佐川)
『工具沼』って言いますよね。
(メカドルゆき)
終わりがないので。
ま、いろいろありますけど、私『バール』が一番好きな工具なんですけど、
(佐川) ちょっとね、怖いイメージがありますけど(笑)
(メカドルゆき)
バールっていう長い。(ジェスチャー) 一番好きな工具なんですけど。
私が整備士1年目で買ったんですけど、当時お金がないので、すごい安いバールを買ってしまって。それを今でも使って。買い換えるタイミングもなかったので。
(佐川)
『愛着』みたいな物があるんですか
(メカドルゆき)
でも、愛着はやっぱ10年あるけど、最近バール良いの買いたいなって。いいバールはしなんないんですよ。
(森日菜美)
へぇ〜!バールってどこに必要なんですか?
(メカドルゆき)
重たいものとかにトルクをかける時。
(佐川)
トルクって何ですか?
(メカドルゆき)
力?(笑)をかける時に使うんですけど、やっぱ安いやつだとしなるんですよ。しなると怖いの。やってる側からすると。折れたり。だからいいバール買いたいなぁ〜。化粧品みたいなもんだよ。
(森日菜美)
あ〜そういうことかー!!
(メカドルゆき)
どんどんどんどん新作もでるし、やっぱ世の中開発とかも進んでね、良いのが出るので終わりがないですよね。化粧品みたいに終わりがないから、もうちょっと今は
(森日菜美)
そう考えるとそうですね。化粧品と考えるとなんかもう次に、次に、次に、欲しい、欲しい、欲しい、ってなりますもんね。
(メカドルゆき)
だからもう終わりがないけど、10年で一通り揃ったのでストップ!
(森日菜美)
(笑)
(佐川)
バールだけってことですね!
メカドルゆきファンからの質問 ③整備士をしていて嬉しいことは?
(森日菜美)
整備士をしていて嬉しいことってなんですか?ゆきさんが。
(メカドルゆき)
やっぱ車が直った瞬間かな。特にエンジンとかすごい不調で、1回エンジンをおろしてバラして組んだ時にエンジンが直っている時とかは、やっぱ感動するしかける瞬間超緊張するんすよ。
(森日菜美)
へぇ〜!
(メカドルゆき)
かけた瞬間ぶっ壊れるかもしれないじゃないですか。その緊張が、逆に何か欲しいみたいな(笑)
そん時はやっぱ嬉しいなと思う。だけどやっぱそこまでいける整備士が少なかったりとかして、その前に辞めてっちゃう子たちが多いから、早い段階で辞めてった子たちに もーちょい頑張ればね、整備士のね、もっと楽しさとかわかるのになって思うので。若い子たちに。最初2、3年目で一番辞めたかったので整備士を
(佐川)
あー。その辺多いですよね辞めちゃう人。
(メカドルゆき)
なのでこのラジオ聴いてる整備士の若い子たちは、ぜひとも、もう少し踏みとどまっていただければ!
(佐川)
までもこうやって言ってもらえたら『頑張ろう!』って思う人たちがいっぱいいるんじゃないかなって。
(メカドルゆき)
いずれもうこんくらい変態になっちゃうから(笑)10年もやってると(笑)
メカドルゆきファンからの質問 ④整備士がなかったら何をする?
(佐川)
車、あるいは整備士がないとしたら、何しますか?
(メカドルゆき)
えー何だろう。新幹線の整備士とか?(笑)
(森日菜美)
それも整備士やないかい(笑)おいおい(笑)
(佐川)
新幹線も色塗っちゃって(笑)
(メカドルゆき)
新幹線とかちょっとやっぱ、あれもほんと1時間くらい話せちゃうレベルで、新幹線とかもあれもすごいんでね。あっちの整備士もやりたいなって。
(佐川)
新幹線の整備士…ちょっと聞きたいけど時間が足りないですね(笑)
最後に一言!
(森日菜美)
じゃあ最後に、告知とかインフォメーションがあったら教えていただきたいです!
(メカドルゆき)
普段毎月26日発売の『Option』という雑誌と、ぜひYouTubeの『メカニックTV』チャンネルで、いろんな車の楽しさや、整備のやり方や工具紹介などをしているので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いします。
メカドルゆき▷Official Website
YouTube:▷メカニックTV
Twitter:▷メカドルゆき
Instagram:▷メカドルゆき
(森日菜美)
ということで、本日は、女性整備士でYouTuberのメカドルゆきさんにお話をお伺いしました。
本当にありがとうございました!
(メカドルゆき)
ありがとうございました!
ラジオ日本「#メカラジ」
※この記事は、ラジオ日本「#メカラジ」「輝け!ニッポンのメカニック」の放送内容に、時間の都合で放送できなかった部分を加え、独自に編集したものです。
- ラジオ日本( AM 1422kHz/FM92.4MHz/日テレ グループ )
- 番組HP : http://www.jorf.co.jp/?program=meka_radi
- ラジオアーカイブ(YouTube)はこちら
<前編>
<後編>
- SNSは 「#メカラジ」で!
番組パーソナリティ:2名
佐川悠)1985年生まれ。栃木県野木町出身
株式会社Seibii(セイビー ) 代表取締役CEO
2009年慶應義塾大学経済学部卒業、三井物産株式会社入社。
金属資源、リサイクルビジネス、自動車リビルト部品製造事業、南アフリカ駐在を経て
2019年に同社退社、株式会社Seibiiを創業。
森日菜美)2001年生まれ。東京都出身
2015年『校庭に東風吹いて』で映画デビュー。
以降、映画、ドラマ、モデル等幅広く活動中。
公式HP:https://www.toho-ent.co.jp/actor/1093
Instagram:https://www.instagram.com/hinami_mori/
Twitter:https://mobile.twitter.com/hinami__mori
整備士募集!!
Seibii(セイビー)は全国47都道府県のお客様に、安心・便利な車の整備・修理・パーツ取り付けサービスを届けるべく、日々事業拡大に努めています。同時に、メカニックのキャリアに寄り添う事業を創っています。その為にも、全国の整備士さんの力が必要です!
整備業界を少しでも良くしていきたいとの思いをお持ちの方、独立志望の方、少しでもご興味をお持ちの方がおりましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!