ハイエースは、タイプやグレードによって車検周期が異なります。
ハイエースを所有している方の中には、自分のハイエースの車検周期が何年なのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、車検周期の違いや確認方法、費用相場などを紹介します。
車検時期を間違えないためにも、ハイエースの車検を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
ハイエースの車検は1年周期?
まずはハイエースの車検周期について確認しましょう。
ハイエースの車検はナンバーによって時期が異なる
車検は、車の用途により車検周期が異なります。
ハイエースは、貨物用のバン・乗用のワゴンなど複数のタイプがあるため、タイプやグレードによって車検期間が異なります。
所有している車がどのタイプなのかを知りたい場合は、ナンバープレートを確認しましょう。
地名の横に記載されている2〜3桁の分類番号で車の用途を判断することが可能です。
ハイエースには、4ナンバー・3ナンバー・1ナンバーの3種類がありますので、まずは自分の車のタイプを確認てみてください。
4ナンバーの場合
分類番号の最初の数字が「4」の場合は、小型貨物自動車もしくは貨物自動車にあたります。
4ナンバーの車検周期は、新車登録から2年、それ以降は一年ごとです。普通乗用車より周期が短いため、車検切れに注意しましょう。
3ナンバーの場合
分類番号の最初の数字が「3」の場合は、乗用車にあたります。
車検周期は一般的な乗用車と同じで、新車登録から3年、それ以後は2年ごととなります。
1ナンバーの場合
分類番号の最初の文字が「1」の場合は、普通貨物自動車にあたります。
4ナンバーと1ナンバーの違いは車両サイズで、4ナンバーの条件を超過した貨物車両が1ナンバーに分類されます。
1ナンバーの車検周期は、4ナンバーと同じく新車登録から2年、それ以降は1年ごとです。
貨物自動車は車検周期が短いと覚えておきましょう。
ハイエースの車検費用の相場は?
タイプによって車検周期が異なるハイエース。車検にかかる費用に違いはあるのでしょうか。
ハイエースの車検費用の相場もまたナンバーごとで異なる
車検費用には、金額が国に定められている「法定費用」と依頼業者によって金額が異なる「車検基本料」の2つが含まれており、ハイエースの場合はタイプによって金額に違いが生じます。
ハイエースバン、ハイエースワゴンに設定されているのは、4ナンバー・3ナンバー・1ナンバーの3となりますので、今回は継続車検を受ける場合を例にそれぞれの費用相場を紹介します。
4ナンバーの場合
4ナンバーの車検を受ける場合にかかる法定費用は、30,850〜35,450円です。
法定費用の内訳は以下の通りとなります。
- 重量税:16,400円または20,500円
- 自賠責保険料:12,850円
- 印紙代:1,600円または2,100円
※重量税は車の重量、印紙代は指定工場か持込検査かで費用が異なります。
車検基本料は、2〜6万円程度です。業者により設定金額が異なります。
3ナンバーの場合
3ナンバーの車検を受ける場合にかかる法定費用は、52,050〜60,850円です。
法定費用の内訳は以下の通りとなります。
- 重量税:32,800円または41,000円
- 自賠責保険料:17,650円
- 印紙代:1,600円または2,200円
※重量税は車の重量、印紙代は指定工場か持込検査かで費用が異なります。
車検基本料は、3〜7万円程度が相場です。受ける業者によって総額に数万円の差が生じることも珍しくありません。
費用が気になる方は複数業者から相見積もりを取り、内容を比較することをおすすめします。
1ナンバーの場合
1ナンバーの車検を受ける場合の法定費用は、34,900〜39,600円です。
法定費用の内訳は以下となります。
- 重量税:16,400円または20,500円
- 自賠責保険料:16,900円
- 印紙代:1,600円または2,200円
※重量税は車の重量、印紙代は指定工場か持込検査かで費用が異なります。
1ナンバーは、4ナンバーと同じく貨物自動車に分類されますが、1ナンバーの方が車両サイズが大きいこともあり、法定費用は高額になります。
車検基本料は、4〜7万円程度が相場です。
業者あたりの特徴とは?
車検は、受ける業者によって料金や特徴が異なります。
自分に合った車検業者を見つけるためにそれぞれの業者の特徴を確認しましょう。
カーディーラー
カーディーラーの車検は、専門的な知識や技術を持った整備士が車検を担当するため、
サービスの質が高いという特徴があります。
修理が必要な場合も、スムーズに対応してもらえるでしょう。
サービス内容が充実している分、費用は他の業者と比べて高額になる傾向があります。また、車検で最低限必要なサービス以外に+αで整備を行う場合があるため、車検に数日かかる可能性があると考えておきましょう。
車検専門店
車検専門店の車検は、リーズナブルな価格で素早く車検を受けられるという特徴があります。
1日車検や半日車検を行っている業者も多く、価格を抑えたい・車検に時間をかけられないという方にとって、メリットの大きい車検業者と言えるでしょう。
一方で、安さやスピードを売りにしている車検専門店のほとんどは、車検項目を必要最低限にとどめています。
特殊な修理や重整備が必要な場合には、対応が難しい場合も。通常の車検項目以外に整備が必要な場合は、事前に確認を行いましょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの車検は、手軽さと費用の安さが特徴です。
ガソリンスタンドは店舗数も多く、給油のついでに車検の見積もりや預け入れをすることができます。また、車検費用を安く設定している店舗が多く、法定費用+2~5万円程度で車検を受けられるケースもあります。
ただし、全てのガソリンスタンドに車検に必要な設備があるわけではありません。車検設備がない場合は、整備内容が限られることも考えられますので、必要な整備が受けられるか事前に確認を行いましょう。
カー用品店
カー用品店の車検は、部品の豊富さと早さが特徴です。
さまざまな部品の在庫があるため、車検時に部品交換が必要になった場合にも対応してもらいやすく、部品によっては自分好みのものを選べる場合もあります。
一方、希望の日時に車検を受けられるかは店舗の混雑状況により異なります。特に年末年始やセール時など、整備が混み合う時期は注意が必要です。
整備工場
整備工場の車検は、柔軟な対応が特徴です。
チェーン展開しているような大手の店舗と異なり、個人や少人数で経営している店舗が多いため、ユーザーの予算や希望の部品などさまざまな相談に乗ってもらえる場合があります。
ただし、業者によって整備技術に差が開きやすいというデメリットも。初めて整備工場に車検を依頼する場合には、車検項目やこれまでの車検実績などを確認しておくと安心でしょう。
出張整備
「車検=店舗に車を持ち込まなければいけない」というイメージある人も多いと思いますが、出張車検なら自宅にいながら車検が完了します。
出張整備のセイビーでは、ネットからの簡単な予約で整備士が指定の場所まで訪問。自宅や職場の駐車場で車を引き渡せば、時間を節約しながら車検を受けることが可能です。
さらに在籍する整備士は、独自の基準をクリアした優秀な整備士のみ。質の高さにこだわりたい方にもおすすめです。
ハイエースの車検を手間なく済ませたいと考えているかたは、ぜひ参考にしてください!
ハイエースの車検を受けるに当たっての注意点とポイント
1~2年ごとに受ける必要があるハイエースの車検。
数万~数十万円の費用がかかるため、少しでも安く抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ここからはハイエースの車検費用を少しでも安くするためのポイントを紹介します。
複数の業者から見積もりをとる
車検費用に含まれる「車検基本料」は、業者によって設定金額が異なります。同じ車の車検でも受ける業者が違うだけで、数千~数万円の差が生じることも。
車検費用を抑えたい場合は、複数の業者に見積もりを取り、金額を比較しましょう。
また、ただ安ければいいというわけではありません。
車検費用が安い業者は、整備項目を必要最低限にしている場合が多いため、業者を選ぶ際には、見積書に記載された整備内容にも注目しましょう。
各業者の金額と車検内容を比較することで、自分に合った業者が見つかりやすくなります。
日々のメンテナンスが大事
車検費用を抑えるためには、日ごろから車のメンテナンスを行うことが重要です。
いくら安い車検業者が見つかっても、車検に合格するために修理や整備が必要となれば、その分費用は高くなります。
車検費用が高額になることを避けるためにも、エンジンオイルやバッテリーなど、消耗部品は適切な時期に交換しましょう。また、異常を感じた場合には、早めに点検・修理を行うことが大切です。
まとめ
ハイエースには、貨物用のバン・乗用のワゴンなど複数のタイプが存在し、継続車検の場合、1ナンバー・4ナンバーは1年ごと、3ナンバーは2年ごとに車検を受ける必要があります。
タイプによって車検周期が異なるため、自分の車がどのタイプに該当するのか、把握しておくことが大切です。
また、ハイエースの車検は、依頼する業者によって特徴や費用が異なります。
自分にあった業者を見つけるためにも、複数の業者から相見積もりを取り、費用や整備内容を比較しましょう。
手軽に車検を済ませたいという場合は、出張車検のセイビーがおすすめです。
セイビーなら資格を持った整備士が指定の場所まで訪問。その場で車の引き渡しを行うため、移動時間や待ち時間は発生しません。
ハイエースの車検を控えている方は、ぜひお気軽にご相談ください!