自動車を手洗い洗車した後に必要な作業といえば拭き上げですよね。
そんな拭き上げ時にボディ表面の水をブロワー(ブロアー)で飛ばすと拭き上げ時の作業がラクになります。
また、ブロワーには様々な種類があり使い勝手や機能性の差が色々あるので、今回は洗車時に使えるブロワーの種類やオススメ機種について解説していきます。
目次
車の洗車用ブロワー(ブロアー)とは?
車の洗車用ブロワー(ブロアー)は洗車後の拭き上げ時に使う「送風機」です。
送風機というと落ち葉を吹き飛ばすのに使っているイメージだと思いますが、現在では洗車専用のブロワーが各メーカーから発売されていて、洗車に特化した機能がついているものもあります。
機能だけでなく様々な形や種類がブロワーにはあるので、使う時は自分の使用状況に合わせて選ぶと良いです。
ブロワーを使うメリット
ブロワーを使う大きなメリットは洗車後の拭き上げ作業がラクになることです。
また、ブロワーはマイクロファイバークロスで手が入りにくい外装の隙間にも送風することが出来るため、拭き上げが終わってからボディの隙間から「水滴が垂れてくる」といった症状を防げます。
洗車時に使うとよりキレイに洗車出来て手間もかからないので活用できると良いですね。
ブロワーを使うデメリット
ブロワーを使うデメリットはコストかかることです。
基本的に個人利用の場面では電動式のものを使うと思いますが、安いものでも数千円するため購入費用が掛かってしまいます。
また、コード式のブロワーであれば使うたびに電気代がかかりますし、バッテリータイプでもバッテリー充電時に電気代がかかるので、購入後でもコストが掛かります。
このコスト面をクリア出来れば、ブロワー使用で洗車の手間を大きく減らせるので購入するのが良いでしょう。
洗車用ブロワー(ブロアー)の使い方とコツ
洗車用ブロワー(ブロアー)は比較的簡単ですが、コツや正しい使い方を覚えると作業効率が更に上がるので、覚えておくと良いです。
手順
洗車用のブロワーは基本的に洗車後の拭き上げ時に使います。
ですが黄砂のシーズンや花粉の時期には、洗車前にブロワーでボディに溜まっている黄砂や花粉を吹き飛ばすのも良いでしょう。
その場合隙間に入ると厄介なので、隙間に入らないようにブロワーを当てましょう。
ブロワーのコツ
洗車用ブロワーを使う時には「上から下」を意識して使いましょう。
車を洗う順番と一緒ですが、上から下にブロワーを当てることで水がキレイに流れます。
逆に下からブロワーを当ててしまうと水が広がった時に、既にブロワーを当てた部分に水がついてしまうことがあるので、上から下を意識して使うと効率的に拭き上げ作業が可能です。
ブロワーを使うときの注意点
洗車用ブロワーを車の下側に当てる時は注意しましょう。
なぜなら地面に落ちている落ち葉や砂を巻き上げてしまう恐れがあるからです。
せっかく洗車してキレイな状態のボディに汚れがついてしまったり、場合によっては傷になってしまうこともあるので、車の下側に当てる際は上から風を当てず横から風を当てる様にしましょう。
【応用編】洗車や車内のクリーニングに役立つブロワー拭き上げ作業
洗車時の拭き上げに活躍するブロワーでは、ブロワーそれぞれのメリットやデメリット、特徴、選ぶ時の注意点などを解説しました。
ここでは応用編として、ブロワーでの拭き上げ作業に関する解説を行います。
洗車の拭き上げでは、グリルの隙間やバックミラー、サンバイザーなどをブロワーにて水滴の除去を行います。
狭い箇所や細かいパーツ部分には水滴が残りがちであり、グリルん隙間やサイドミラーの内側、ドアバイザーの内側などを水洗いした後の水滴は拭き取りにくい箇所です。
そのような箇所をブロワーの送風によって吹き飛ばすことで水滴が飛び出してきます。
車内のごみの吸引にもブロワーを使用できます。集塵や吸引機能付きのブロワーもあり、車内のクリーニングにも掃除機の代わりとして利用できます。
フロアマットやシートのゴミやホコリを吸い取ることや、吹き飛ばしてから吸い取ることも可能です。
ブロワー(ブロアー)の種類
洗車用のブロワー(ブロアー)には大きく4つの種類があります。
- 手持ち型
- 背負い型
- 電動式
- エンジン式
ブロワーの種類ごとに特徴や違いがあるので、詳しくみていきましょう。
手持ち型
ブロワーの手持ち型とは片手で取り回ししやすいハンディタイプの送風機です。
ブロワー自体の重さも大きさも抑えたコンパクトサイズなので、どんな状況でも比較的使いやすいのが特徴です。
手持ち型ブロワーは機種によって送風力が違いますが、背負い型など大きいサイズのブロワーに比べると送風力が多少劣ります。
ですが、洗車に使う分には十分すぎるパワーはあるので、使いやすさも考えると洗車に使うブロワーとしてはおすすめの種類です。
背負い型
背負い型のブロワーはリュックサックのように背負って使う送風機です。
手持ち型と比べて大きさもパワーも桁違いなので、洗車に使うのは向いていません。
背負い型は個人利用というよりは植木屋さんや清掃業者さんなどが使う業務用のブロワーが多いです。
電動式
電動式のブロワーはリチウムバッテリーやコードに繋いで使うブロワーです。
手持ち型のブロワーのほとんどが電動式で、エンジンがついてない分コンパクトに収まります。
コードが着いている電動式ブロワーはボディ全体の水切りをする時に、コードの長さが足りないことが多いので延長コードを使用して使う必要があります。
エンジン式
エンジン式のブロワーは車やバイクと同じように駆動時にエンジンを使うブロワータイプです。
背負い型のブロワーのほとんどエンジン式で、電動式と比べてサイズが大きくパワーがあります。
ブロワーにエンジンがついているため、使用時にガソリンなどの燃料を使うのも特徴です。
おすすめのブロワー(ブロアー)機種
ここまで解説してきたようにブロワー(ブロアー)には4つの種類があります。
そんなブロワーの中で特にオススメの機種があるので、使いやすいブロワー機種を解説していきます。
静音
ブロワーを使用する時はどうしてもモーターの作動音がしてしまいます。
その音が近所迷惑にならないか不安な人もいますよね。
ですが、洗車用ブロワーの中には静音タイプのブロワーがあります。
静音タイプのブロワーであれば、近所の人に迷惑をかけずに使用できるためオススメです。
コードレス
電動式の洗車用ブロワーの中にはコードレスタイプのブロワーがあります。
バッテリー駆動のブロワーをコードレスタイプと言いますが、コードレスタイプのブロワーだと配線の取り回しを気にせず使用でき、延長コードなども不要です。
自宅の外に電源プラグがない人でもブロワーで水切りができるので、電源確保が出来ない人にもおすすめのブロワー機種になります。
車の洗車用ブロワー(ブロアー)の選び方
洗車用ブロワー(ブロアー)を選ぶときは下記の基準で選ぶと失敗しません。
- 風量
- 大きさ
- メーカー
- コスパ
コストが掛かることがブロワーを使う唯一のデメリットなので、ブロワー選びで失敗しないように参考にしてみてください。
風量で選ぶ
洗車用ブロワーは主に拭き上げ時に水を切る時に使うので、ブロワーの風量・風速は絶対に確認したい項目です。
風量はブロワーから出る空気の量で、風速はブロワーから出る空気のスピードです。
これらの数字が大きいと「大量の空気が速いスピードで出る」ということなので、洗車するときの参考になります。
なるべく風量が大きく風速が速いとその分だけ水切りのスピードが上がるのでおすすめです。
基本的には「風量○m/○min」「風速○m/○s」といった様に記載されているので購入時には確認してみてください。
大きさで選ぶ
洗車ブロワーは背負うタイプや手持ち式などあるので、大きさで選ぶことも重要でしょう。
多くの人は手持ち式のコンパクトなブロワーを選ぶと思います。
手持ち式であれば気軽に使用することもできるし、洗車に使うには十分なのでおすすめのサイズです。
ただ、手持ち式の中では「小さくて重いもの・大きくて軽いもの」などあるので、大きさと一緒に重さも参考にすると、使用時の使い勝手が想像しやすいと思います。
メーカーで選ぶ
洗車用のブロワーを選ぶにあたって、メーカーは重要な項目です。
大手メーカーであればサポートも安心ですし、品質の信頼性などもありますよね。
洗車用ブロワーでおすすめのメーカーは下記の3つです。
- マキタ
- 京セラ(旧RYOBI)
- 日立(ヒコーキ)
他にも有名なメーカーがブロワーを出していますが、これらのメーカーは電動工具メーカーで職人さんなどのプロも愛用しているメーカーです。
そのためブロワーの品質も信頼できます。
またバッテリータイプであれば他の製品にも流用出来るのでオススメです。
コスパで選ぶ
洗車用ブロワーをコスパで選ぶのもおすすめの選び方です。
どうしても有名メーカーは値段が高くなりがちなので、なるべく安く抑えたいって人はいますよね。
ただ、安さだけを求めると洗車に使えるレベルじゃない風量のブロワーを買ってしまうこともあるので注意が必要です。
安いブロワーの購入を検討するときはレビューなどを確認するようにしましょう。
洗車用ブロワー(ブロアー)のおすすめランキング5選
ここまで洗車用ブロワー(ブロアー)の種類や選び方を解説していきましたが、「結局何を買ったらいいの?」って思いますよね。
ここではバッテリー式のおすすめの洗車用ブロワーを特徴やポイントを合わせて紹介していきます。
①マキタ 充電式ブロワー18V
マキタの充電式ブロワーはコンパクトサイズにも関わらずパワーが強いという特徴があります。
また、マキタ純正バッテリーを使用すれば最大80分も使用できるので、こまめに充電する必要がありません。
加えて、集塵機能も備えているため、簡単な車内清掃も可能です。
バッテリーや充電器を含めると高額ですが、安心できる大手メーカーなのでおすすめのブロワーです。
【商品URL】
マキタ 充電式ブロワー18V
②京セラ(旧RYOBI) 充電式ブロワー14.4V
こちらの商品は大手メーカー京セラ(旧RYOBI)から発売されている商品です。
バッテリーサイズが小さいので取り回しもラクに行えます。
同じく京セラ(旧RYOBI)から発売されているブロワーで、バッテリー容量の少ないものがありますが、洗車用として使用するのであればパワーの強いこちらの商品がおすすめです。
【商品URL】
京セラ(旧RYOBI) 充電式ブロワー14.4V
③HiKOKI(日立) コードレスブロワー充電式14.4 V
HiKOKI(日立)のコードレスブロワーは14.4Vというバッテリーサイズで集塵機能付きです。
マキタよりもパワーが落ちますが洗車用としては送風量・送風力ともに十分と言えるでしょう。
無段階の風量調節スイッチが搭載されており、使い勝手が良いのも特徴です。
【商品URL】
HiKOKI(日立) コードレスブロワー充電式14.4 V
④アイリスオーヤマ ブロワー18V充電式
アイリスオーヤマのブロワーはバッテリー・充電器を合わせてもお手頃価格なので、電動工具で有名なメーカー3社にくらべてコスパが良いのが特徴です。
電動工具ではそこまで有名ではありがせんが、家電や家具で様々な商品を出している大手メーカーなので安心して使うことが出来ます。
【商品URL】
アイリスオーヤマ ブロワー18V充電式
⑤KIMO 20Vコードレスブロワー
KIMOの20Vコードレスブロワーは、バッテリーと充電器セットで1万円以下。洗車用ブロワーの中では破格の価格設定です。
風量など性能面では他メーカーに劣りますが、洗車用ブロワ―としては十分なパワーを持ち合わせています。
「コスパを重視してブロワーを選びたい!」という方におすすめです。
【商品URL】
KIMO 20Vコードレスブロワー
まとめ
今回は洗車用ブロワー(ブロアー)の使い方やメリット・デメリット、種類について解説してきました。
洗車用ブロワーは手持ち式でコードレスタイプ(バッテリー式)のものが使い勝手良いので、ブロワーを購入する際はコンパクトなサイズのブロワーを選ぶようにしましょう。
また使い方やコツもしっかり抑えることで、洗車の手間を削減できるため参考にしてみてください。