「カーシャンプーはたくさん種類があってどれを選べば良いかわからない」
こういった経験はありませんか。
この記事ではカーシャンプーを選ぶ際のポイントと注意点、効率の良い洗車方法を解説します。
また撥水効果、コーティング力に着目したおすすめカーシャンプーをランキング形式で紹介していきます。
目次
そもそもカーシャンプーは必要?
そもそもカーシャンプーはなぜ必要なのでしょうか?
実はカーシャンプーの成分には汚れを浮かせたり、ボディとの摩擦を低減し洗車キズがつきにくくしたりする効果があるのです。
その秘密は「界面活性剤」によるもので、主に3つの役割があります。
- ボディと汚れに入り込み、汚れを浮かせて落としやすくする
- ボディとスポンジの滑りを良くする
- ボディとスポンジの摩擦が低減されるので洗車キズがつきにくくなる
これらの効果は「界面活性剤」により得られるため、洗車にはカーシャンプーが必要なのです。
洗車はスポンジでゴシゴシと擦るイメージがあるかもしれませんが、力を入れなくても問題なく汚れを落とすことも出来ます。
水だけで洗車をする人も多いですが、ボディのキズの原因になることもあるので、洗車時にはカーシャンプーを使うようにしましょう。
カーシャンプーの選び方と種類
使うのが良いことはわかったけど、カーシャンプーには色々な種類があって購入時に迷ってしまいますよね。
そこで選び方が分からない方のために、カーシャンプーの種類や選ぶ方法について解説していきたいと思います。
購入の際に参考にしてみてください。
対応する車体のカラーを確認
カーシャンプーには対応する車体カラーが記載されています。
この理由は、車体カラーに合わせてコンパウンド(研磨剤)の量が調整されているためです。
白い車体カラーは水垢などの汚れが目立ちやすいためコンパウンドが多めに配合されています。
反対に濃色の車体カラーはキズが目立ちやすいため、コンパウンドは少なめになっています。
メタリック用のカーシャンプーは、コンパウンド量が他と比べて中間程度配合されています。
自分の車体カラーがわからなかったり、コンパウンドが配合されていないカーシャンプーが欲しい場合は、全塗装色対応のものを選びましょう。
カーシャンプーに含まれるコンパウンド量はそこまで多くないため、1度くらい間違って使用しても車がキズだらけになることはないですが、購入の際には注意したいですね。
汚れに合った洗浄成分を確認
カーシャンプーの洗浄成分は、汚れや用途に合わせて中性・酸性・アルカリ性の3つに分かれます。
そのためカーシャンプーを選ぶ際は自分の車の汚れに合わせることも必要です。
中性
もっともおすすめできる洗浄成分は中性です。
酸性やアルカリ性ほどの洗浄力はないものの、ボディやプラスチックなど、どの部分にも刺激が少なく使いやすいです。
水垢や油分などの汚れも問題なく落とすことができますので、安心してください。
酸性
酸性は鉄やステンレスを溶かす性質があるので、強酸性のものは注意が必要です。
完全に洗剤成分を洗い流さないと塗装面にシミができたり、シミが侵食してサビの原因になったりします。
通常の洗車に使うというよりも、イオンデポジット(水分が乾いて固着したミネラル分)ができた際の使用に適しています。
アルカリ性
アルカリ性はマフラーやドアノブ、足回りといった油分の多い箇所への使用に適しています。
強アルカリ性になるとプラスチック部分への刺激が強くなってしまうので注意しましょう。
用途や目的に合った含有成分を確認
カーシャンプーにもさまざまな洗浄成分が含まれており、基本的には中性・酸性・アルカリ性の3つに分かれます。そのためカーシャンプーを選ぶ際は、洗車の目的にあった成分が含まれているものを選びましょう。それぞれの成分の特徴は以下で確認してみてください。
中性
酸性やアルカリ性と比較すると洗浄力は劣りますが、ボディやプラスチック部分にも刺激が少なく使用しやすい。
酸性
水分が乾き固着したミネラル分ができた際の使用に適していますが、しっかりと洗い流さないとサビの原因にも繋がるので注意が必要です。
アルカリ性
マフラーやドアのハンドル、足回りなどの油分の多い箇所の使用に適していますが、強アルカリ性のものはプラスチック部分へつかないように気をつけましょう。
泡立ち・泡切れのよさ
カーシャンプーを購入する際に注意したいのは、泡立ちや泡切れのよさです。泡立ちの良いカーシャンプーは洗車の際にボディに傷つけずらく、汚れが浮かびやすい特徴があります。
また泡切れの悪いカーシャンプーを使用してしまうと、洗い残しやシミを作ってしまう原因となり、拭き上げの際に不要な手間を増やしてしまう可能性があるので注意しましょう。
カーシャンプーの正しい使い方と注意点
カーシャンプーの正しい使い方と注意点を紹介します。
洗車の手順は基本的に「上から下」という順序なので、そちらも踏まえてカーシャンプーの正しい使い方を確認してみてください。
手順1
まずはボディにたっぷりの水をかけ、砂ボコリなどを洗い流します。
ここである程度汚れを落とすことで洗車キズがつきにくくなります。
手順2
バケツにカーシャンプーを入れたら水を勢いよく注ぎ、よく泡立ててたっぷりの泡をスポンジに含ませます。
ルーフやボンネットなどパネルごとに、上から下へ進むように洗っていきます。
スポンジの動きは縦方向を意識しましょう。回しながら洗うと洗車キズができやすくなるので注意が必要です。
ドア下などのボディ下部は特に汚れがひどいので、洗う順番としては最後の方になります。
手順3
最後にたっぷりの水で洗い流し、イオンデポジットができないように水分をしっかり拭き取ったら完了です!
カーシャンプーを使う時の注意点
カーシャンプーを正しく使わないと、ボディを傷つけたり逆に汚れてしまうことがあります。
基本的にカーシャンプーを使うときには下記の注意事項を守りましょう
- カーシャンプーを出し惜しみせず泡をたくさん作る
- カーシャンプー使用の前後はしっかり水で流す
この2点を守ることで傷や水垢を防ぐことが可能なので、カーシャンプーの使用時には注意しましょう。
水垢になる原因
カーシャンプー使用時に水垢になるのは「すすぎが足りない」ことが原因です。
洗車後のすすぎが不十分だとカーシャンプーの成分がボディに残ってしまい、カーシャンプー独特の水垢がボディについてしまいます。
それを防ぐためには「たっぷりの水でボディを洗い流して十分に水分を拭き取る」ことが重要です。
また高温の中で洗車をすると、水分がすぐに乾いてしまい水垢になることもあります。
特に夏場はボディが高温になりやすいので、早朝や夕方、日陰など涼しい環境で洗車をするのがおすすめです。
カーシャンプーが無かった時の代用品はコレ
ここではカーシャンプーが無かった時の代用品となる「食器用洗剤」について解説していきます。
食器用洗剤
食器用洗剤は本来油汚れに強く、中性であれば使っても問題ありません。
しかし、車専用に成分が調整されているカーシャンプーは泡切れの良さなど、使い勝手の面で大きく勝りますので、あくまで緊急用という認識で使いましょう。
食器用洗剤を使うデメリット
食器用洗剤を車のボディに使用すると、泡切れの悪さが感じられます。
このため、カーシャンプー以上にすすぎが必要になりますので注意しましょう。
必要最低限の洗車道具は揃えておこう
手洗い洗車をする時に道具は欠かせないですよね。
そんな手洗い洗車時の必要最低限の道具は、次の6種類です!
ホース
ホースは車へ水をかけるときに使います。
先端ノズルが付いていると水形をストレートやシャワーなどに切り替えられ、作業効率が飛躍的にアップします。
バケツ
スポンジをつけながら洗車するバケツは、大きいサイズがおすすめです。
カーシャンプーを継ぎ足す手間が減りますし、蓋付きのものを購入すると洗車グッズを収納できるので便利です。
洗剤
カーシャンプーは効率的に車の汚れを落とす必需品です。
車への刺激が少ない中性タイプ・ノーコンパウンドのものを用意しましょう。
泡立て器
泡立て器は自分でかんたんに洗車機のような、フワフワな泡が作れる洗車道具です。
濃密な泡によりボディに密着し、液ダレしにくいのが特徴です。
スポンジ
スポンジは洗う部位によって切り替えて使用しましょう。
ボディ用、汚れの酷い足回り用と分けることで洗車キズの発生を抑えることができます。
また洗車時にスポンジを落として砂や小石が取れない場合は、新しいスポンジに切り替えることを強くおすすめします。
おすすめのスポンジはこちらで紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。
自動車整備士が解説!洗車におすすめのスポンジ|タイプ別・用途別
洗車に欠かせないアイテムといえばスポンジが挙げられますが、その種類や大きさ、素材はさまざま。適したものを使うかどうかで、洗浄感や仕上がりに差が生まれます。シーンごとの適正スポンジタイプから正しい使い方、注意点まで徹底解説します。
https://seibii.co.jp/blog/contents/car-wash-sponge/
クロス
クロスとは車の水分を吹き上げるときに使用するものです。
吸水性に優れ、力を入れなくても水分を拭き取ることができます。
クロスは雑巾や普通のタオルをつかうのでなく、セームやマイクロファイバーのものを使うのが良いです。
またクロスもスポンジ同様、部位によって切り替えて使用しましょう。
カーシャンプーのおすすめランキング10選
撥水効果・コーティング力に着目した、カーシャンプーのおすすめランキング10選を紹介します!
10位 古河薬品工業(KYK) 「Glanz カーシャンプー 超濃縮タイプ 600ml」
古河薬品工業(KYK)の「Glanz カーシャンプー 超濃縮タイプ 600ml」は洗浄性に優れた成分、MD-10を配合し、落ちにくい汚れをすばやく浸透・分解してくれます。
ボディに優しい中性タイプなので、コーティング施工車にもおすすめです!
内容量は600mlで、中型車約30回分の洗車ができます。
【商品URL】
Glanz カーシャンプー 超濃縮タイプ 600ml
9位 プロスタッフ「カーシャンプー エックスマールワン 700ml ガラス系コーティング スポンジ付き S115」
プロスタッフ「カーシャンプー エックスマールワン 700ml」は汚れを落とすうえに、ガラス系コーティングまでできるカーシャンプーです。
ポリマー被膜が塗装面と密着し、深い艶と高い撥水効果を与え、コーティング効果は約50日持続します。
全塗装色対応のノーコンパウンドタイプで、洗車スポンジも付属しているところもおすすめです。
【商品URL】
カーシャンプー エックスマールワン 700ml
8位 プロスタッフ「極艶ワックスシャンプー 2L S142」
プロスタッフ「極艶ワックスシャンプー 2L S142」は全塗装色対応の大容量カーシャンプーです。
汚れをしっかりと洗い落とすと同時に、専用成分のシリコーンポリマーが塗装面に密着し、深い艶と撥水性を与えてくれます。
中性&ノーコンパウンドでボディに優しいのもおすすめポイントです。
【商品URL】
極艶ワックスシャンプー 2L S142
7位 SONAX(ソナックス)「グロスシャンプー 1L 314300」
SONAX(ソナックス)「グロスシャンプー 1L 314300」は、クリーミーできめ細やかな泡が、ボディをキズつけずに汚れを落としてくれます。
中性・ノーコンパウンドでワックスを落とすことなく洗浄でき、ポリマー加工車のメンテナンスにも最適です。
全塗装色対応で、使用回数目安は中型車約40台分になっています。
【商品URL】
グロスシャンプー 1L 314300
6位 プロスタッフ「アワアワ カーシャンプー 2L S144」
プロスタッフ「アワアワ カーシャンプー 2L S144」は大容量でコストパフォーマンスに優れたカーシャンプーです。
ボディにやさしい中性&ノーコンパウンドで安心・安全に洗浄でき、ウォータースポットができにくい成分も配合されています。
大容量でガラスやホイールにも使えますので、たくさん洗車する方や複数車を持っている方でも安心して使えるためおすすめです。
【商品URL】
アワアワ カーシャンプー 2L S144
5位 KeePer技研「コーティング専門店のカーシャンプー プロ仕様 700mL(約15回分) I-01」
KeePer技研「コーティング専門店のカーシャンプー プロ仕様 700mL(約15回分) I-01」は洗車場でも目にするKeePerから販売されているカーシャンプーです。
「陰イオン」と「両性イオン」の2種類の界面活性剤を配合することで、優れた泡立ちと泡切れを実現しています。
コーティング車・全塗装色に対応しています。
【商品URL】
コーティング専門店のカーシャンプー プロ仕様 700mL(約15回分) I-01
4位 カーメイト「本当によく落ちる水アカシャンプー ダーク&メタリック車用 750ml C64」
カーメイト「本当によく落ちる水アカシャンプー ダーク&メタリック車用」は化学成分の分解力で汚れを落とすカーシャンプーです。
従来の水垢落としのようにスポンジで強くゴシゴシする必要がないため、汚れ落としが楽で塗装面にやさしいのも大きなおすすめポイントです。
【商品URL】
本当によく落ちる水アカシャンプー ダーク&メタリック車用
3位 Surluster(シュアラスター) 「ワックスシャンプー S-31」
Surluster(シュアラスター)「ワックスシャンプー S-31」は水で泡立てる、希釈タイプのカーシャンプーです。
洗うだけで瞬間撥水し、効果が長期間持続します。
内容量は850ml、使用回数目安は中型車約6台分になっています。
内容量の割に洗車出来る回数が少ない様に感じられるのは、ワックス性能を最大限に活かすために1回あたりの使用量が他の製品に比べて多いためです。
【商品URL】
ワックスシャンプー S-31
2位 WILLSON(ウィルソン)「泡仕立てシャンプー コーティング車専用 (800ml)」
WILLSON(ウィルソン)「泡仕立てシャンプー コーティング車専用 (800ml) 」は全塗装色対応のカーシャンプーです。
コーティング車専用でシルキーな泡が、コーティング皮膜を傷めません。
すすぎ成分のポリオールを配合し、泡切れが良いのも特徴です。
洗車の大手メーカーなので安心して使用出来るためおすすめです。
【商品URL】
泡仕立てシャンプー コーティング車専用 (800ml)
1位 Surluster(シュアラスター) 「カーシャンプー1000」
Surluster(シュアラスター)「カーシャンプー1000」はクリーミーな泡立ちで汚れをスッキリ洗浄します。
コンパウンド不使用の中性タイプで、ワックスやコーティング成分を落とさないのが特徴です。
コーティング施工車でも未施工車でも気にせず、ボディをキレイに出来るのもオススメポイントです。
内容量は1,000mlと大容量で、使用回数目安は中型車約20台分となっています。
【商品URL】
カーシャンプー1000
まとめ
今回の記事では洗車の仕上がりを左右する「カーシャンプー」について下記の内容を解説してきました。
- カーシャンプーの選び方と注意点
- 洗車に必要な道具と効率的な洗車方法
- 使い勝手の良いカーシャンプーおすすめランキング10選
カーシャンプーは車をキレイにするために必要不可欠の洗車道具なので、選び方や使用方法等をしっかり把握して使用したいところです。
ぜひこれらを参考に洗車をして愛車をキレイな状態に保ちましょう!