フォルクスワーゲンは初代ビートルのEV化キットと取り付けのセット発売を発表しました
初代ビートルのEV化
フォルクスワーゲン(以下VW)はこの度、初代フォルクスワーゲンビートルのEV化するためのキット販売と取り付けを行うサービス「e-beetle」を発表しました。
「e-beetle]で使用されるEV化キットは,同社が2016年まで販売していた車両「e-up!」で使用されていたEVモジュールを使用するようです。
部品はVWが供給を行い、実際の取り付けはeClassicsが担当するようです。
モーター出力は60Kw(82PS)、最高作度は150Km/hになります。
車両重量は1280Kgで、0~50Km/hは4秒弱、80Km/hまでは8秒ほどで加速するようです。
eClassicsとは?
今回ビートルのEV化を取り付けるのはeClassicsというショップのようです。少し謎に包まれているこのeClassicsはどうやらMurschel Electric Cars & Käferteile Shopというショップと関係があるようです。
ドイツにあるMurschel Electric Cars & Käferteile Shopというショップはいろいろな車両のEV化を行っているようで、デロリアンのEV車両も制作したようです。
デロリアン、かっこいいですね!
デロリアンのEV化は似合うと思います!
そして、どうやらこのMurschel Electric Cars & Käferteile Shopが名前を変更してeClassicsとしてビートルのEV化を行うようです。
フォルクスワーゲンのEV戦略は?
今回の初代ビートルはVWのEV戦略のための話題作りの感がすごいします。
なぜなら、現在行われているフランクフルトショーでは、VWのEV車両「ID.3」の発表が大々的に行われたからです。
この新型EV車両「ID.3」はVWのモジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス(MEB)に基づいて製造されているようです。
VWは今後この(MEB)というEVプラットフォームを使用し、EV車両の開発をすると発表しており、筆者は今回の初代ビートルEV化はこの話題作りではないかと思っています。
ただ、この(MEB)で生産されるバッテリーシステムは、ドイツのブラウンシュヴァイク工場で生産されるようで、「e-beetle」に使われるバッテリーシステムと同じ工場での生産だと思われるので、まったくの無関係ではなさそうです。
このような自動車メーカーによるクラシックカーのEV化は今後の新たな流れとして、日本のメーカーでも行われるようになるかもしれません。
おまけ
初代ビートルEVキットの取り付けがどのように行われるのかわかりませんが、初代ビートルのエンジン取り外しの様子(ギネス記録)はこんな感じです。
(あくまでも参考)
メカニック4人で1分ほどで取り外しと取り付けを終えてます。
これはすごいです!
おまけ2
これはなんか、ちょっと笑えます。