テレビキャンセラーは車両の信号を遮断することで、走行中でもテレビを楽しめたりナビ操作ができるようになる機能です。
そんな便利なテレビキャンセラーですが、取付に関する注意や製品を選ぶポイントを知らないと取り付けた際に車両に不具合が起きることがあります。
今回の記事では、電装品を数多く取り付けてきた出張取付のセイビーが、テレビキャンセラーの仕組みや不具合について解説していきます。
テレビキャンセラーの仕組み
テレビキャンセラーは、車の走行中でもテレビやナビ操作ができるためにする製品です。
車はエンジンがかかっている間や走行中には、車速センサーやサイドブレーキが引かれているかなどの情報を信号として確認しています。
その信号を元に、走行中はナビ/テレビ画面を停止させ、安全運転を促す仕組みが備わっているため、停車状態や駐車状態でないと見ることができません。
テレビキャンセラーでは車の信号を遮断したり信号を書き換えることにより、スイッチON時などの条件で、走行中でもテレビが見れるようにしています。
テレビキャンセラー取付で考えられる不具合
テレビキャンセラーを取り付けた際に考えられる不具合はいくつかあります。
- 電子システムへの不具合
- ナビのGPSが乱れる(自車位置ズレ)
- 故障コードの表示
- 車両の保証
製品や取りつけ方法の問題で上記が不具合やリスクとして考えられるので気を付けるようにしましょう。
電子システムの不具合
テレビキャンセラーはナビ裏など信号線の間に挟みこんで取り付けるものがほとんどのため、取付により他の電子システムに不具合が起きる可能性が考えられます。
また製品の仕組みやカプラー部分の精度によっては正しく取り付けても不具合が起きる可能性があるため注意が必要です。
ナビのGPSが乱れる(自車位置ズレ)
ナビゲーション配線に取り付けるため、車両のナビゲーション上の自車位置がズレてしまうことがあります。
信号線からの情報が正しくないことが原因のため、テレビキャンセラー製品が原因であることがほとんどです。
故障コードの表示
ナビ裏の配線がたくさんある場所に取り付ける関係上、作業ミスはそのまま車両の不具合に繋がります。
また信号の遮断等を行っているために、車両側が故障していると判断してエラーコードを表示してしまうことがあるのです。
車両の保証期間
車両メーカーの保証は、アフターパーツの取り付けによって影響を受けることがあります。
テレビキャンセラーの取り付けが原因で車の保証が無効になる可能性があったり、作業時に入庫できないこともあるため、行きつけのディーラーがある場合は予め確認しておくとよいでしょう。
テレビキャンセラー取付で不具合が起きないためには?
テレビキャンセラーの取り付けにおいて、不具合を避けるためには以下のポイントに留意することが重要です。
- プロに取付を依頼する
- 信頼できるメーカー製品を選ぶ
不具合が必ず起きないとは言い切れないですが、上記2点のポイントを抑えることで不具合を起きるリスクを低減させることが可能です。
プロにテレビキャンセラー取付を依頼する
テレビキャンセラーの取り付け作業は、ナビを外したり設定をする必要があったりするため専門知識が必要です。
取付ミスによる不具合を抑えるためには、信頼できる専門家やメカニックに依頼するのがよいでしょう。
セイビーでは電装品取付の実績が多数あり、テレビキャンセラー製品持ち込みでも対応しているため、お気軽に相談してもらえればと思います
信頼できるメーカー製品を選ぶ
テレビキャンセラーの取付による不具合を防ぎたい場合は、品質の高い信頼できるメーカーやブランドのテレビキャンセラーを選択するようにしましょう。
各種ECサイトで販売している安価なテレビキャンセラーが悪いとは言い切れないですが、多くの場合で適合情報が間違っていたり、品質が低くて不具合の原因になることが多いです。
__セイビーでは「データシステム製」のテレビキャンセラーキットを用意して出張取付にお伺いしてます。
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データシステム社はテレビキャンセラーの不具合についても見解を出しているので、安心できる要因の一つだと思います。
【データシステム公式】動画サイトでのテレビキャンセラーに起因する故障情報に関する見解
テレビキャンセラーの不具合まとめ
今回の記事ではテレビキャンセラーの仕組みから、どんな不具合が起きる可能性があるか?や不具合を起こさないようにするための方法を解説していきました。
セイビーでは過去に様々な国産車でテレビキャンセラー取付をおこなっていますが、__初期不良などを除いて不具合が起きた事例はありません。
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テレビキャンセラーに限らず電装品取付に関しては、適切な作業と製品が重要となってくるので、しっかりと検討したうえで取り付けるようにしましょう