車のスパークプラグはガソリンエンジンを動かすのに必要な部品です。
スパークプラグは一般寿命タイプで1万~2万キロ・高寿命タイプで5万~10万キロで交換時期がきます。
今回の記事では交換時期や寿命を詳しく解説すると共に、スパークプラグの役割や交換するメリット、交換作業について解説していきます。
車のスパークプラグとは?
スパークプラグは、エンジン内の燃料と空気を混合した混合気を点火するための部品です。
エンジンを始動する時やエンジンが動いている時は常にスパークプラグの先にある電極から火花が出ています。
ここではそんなスパークプラグの詳しい役割や、同じ点火部品のイグニッションコイルとの違いについて説明します。
スパークプラグの役割
スパークプラグは、エンジンを始動させるための点火プラグです。
エンジンが始動するとき、スパークプラグは燃料と空気の混合気を点火し、燃焼を開始します。
スパークプラグから適切な火花が飛ばないと、エンジン内部の混合気が爆発しないため、エンジンを動かすことが出来ません。
スパークプラグはエンジンの排気量や気筒数によって本数が違いますが、一般的な軽自動車で3本、コンパクトカーで4本搭載されています。
イグニッションコイルとの違い
スパークプラグは、エンジン内の燃料と空気の混合気を点火するための部品であり、イグニッションコイルは、スパークプラグに高電圧を送る部品です。
普通車のバッテリーの電圧が12Vですが、その電圧では混合気に点火することが出来ません。
そのためイグニッションコイルでバッテリー電圧を昇圧し、高電圧を生み出してからスパークプラグの電極から火花を飛ばしております。
イグニッションコイルの先にスパークプラグが取りついているので、これら2つの部品は故障時の症状が似ていますが、異なる役割を持っています。
イグニッションコイルとは?交換タイミングや交換方法別の費用について解説!
イグニッションコイルはガソリンを燃焼するために必要なスパークプラグ作動のために高電圧を発生させる装置であり重要な部品です。この記事ではイグニッションコイルの交換のタイミングや交換するメリット交換の選択肢を費用の比較とともに紹介します。
https://seibii.co.jp/blog/contents/ignition_coil_replacement

スパークプラグの寿命
スパークプラグの寿命は、使用状況や搭載されているプラグによって異なります。
通常、スパークプラグは2年~5年の経年によって交換するか、一般寿命タイプで1万~2万キロ・高寿命タイプで5万~10万キロで寿命がきます。
スパークプラグの種類によって寿命が違う
スパークプラグの寿命は、材質や形状などの種類によって異なります。
白金スパークプラグやイリジウムスパークプラグは、通常のスパークプラグよりも長持ちします。
白金スパークプラグやイリジウムスパークプラグは高寿命タイプ、
レジスタープラグ(一般プラグ)である通常のスパークプラグは一般寿命タイプと呼ばれています。
スパークプラグの交換タイミング
スパークプラグの交換タイミングは、メーカーによって異なりますが、通常は2年から5年ごとに交換か走行距離による交換タイミングがあります。
軽自動車やコンパクトカーは一般寿命タイプのスパークプラグが搭載されていることが多く、またエンジンの回転域も高いため、消耗が激しく交換タイミングは早いです。
逆にセダンタイプの車は高寿命タイプのスパークプラグが使われているので、一般寿命タイプより長く使用することが出来ます。
一般寿命タイプは走行距離が1万~2万キロ、高寿命タイプで5~10万キロなので、その交換タイミングを超してしまっていて交換していない場合は、故障してしまう前にスパークプラグ交換をするようにしましょう!
スパークプラグを交換するメリット
スパークプラグを交換することのメリットは、エンジンの性能が向上し燃費が改善されます。
なぜならスパークプラグが経年劣化している状態だと、適切な火花が飛ばずエンジンを動かすために多くガソリンを使ってしまって燃費が悪化します。
スパークプラグ交換をすることで、エンジン内部の混合気を正しく点火出来るため、アクセルの踏み込みがいつもと同じでも、多くガソリンを使わずに走行が出来るのです。
スパークプラグの交換の費用は?
スパークプラグの交換の費用は、車種やスパークプラグの種類によって異なります。
また自分でDIYで交換するのと、業者に依頼するのでも金額は変わりますので、ここではそれぞれの交換費用などについて詳しく解説していきます。
スパークプラグを自分で交換方法と費用
スパークプラグを自分で交換する場合は、スパークプラグ専用工具のプラグレンチを用意し、取り外しと取り付けを行います。
車両によってはスパークプラグを交換する前に色々な部品を外す必要があるので注意が必要です。
またスパークプラグ交換費用は、専用工具と部品代だけなので、車種やプラグ本数によって異なりますが、軽自動車なら1万円~2万円程度で交換出来るでしょう。
スパークプラグ交換を業者に依頼する費用
スパークプラグ交換を業者に依頼する場合は、車種やスパークプラグの種類によって異なりますが、通常は1本あたり数千円から数万円程度です。
軽自動車やコンパクトカーなどの一般寿命タイプのスパークプラグであればそこまで費用は掛からないのですが、セダン車でV6型のエンジンだとスパークプラグ部品や作業工賃も高くなります。
整備工場やディーラーだと作業完了までお店で待つか、代車などを借りて出かけるかですが、セイビーなら出張でスパークプラグ交換をするので手間なく交換できます!
純正同等の部品を使用して、作業費用もディーラーとそこまで変わらないので業者での依頼を考えている方は是非お気軽にセイビーのサービスを利用ください!
まとめ
スパークプラグは、エンジン内の燃料と空気の混合気を点火するための重要な部品です。
スパークプラグの寿命は使用状況や種類によって異なりますが、通常は2年から5年ごとに交換する必要があります。
一般寿命タイプで1万~2万キロ・高寿命タイプで5万~10万キロで交換タイミング来るので、メンテナンス交換時の参考にしてください。
スパークプラグを適切な交換時期に交換することにより、エンジンの性能が向上し、燃費が改善されるので、定期的に交換・点検するようにしましょう!