新車登録から3年、その後は2年ごとに受ける必要がある車検。スムーズに車検を受けるためには、事前に予約を行う必要があります。
今回の記事では、車検を行っている業者や予約の方法などの基本項目から、予約前に確認したほうがいい項目を紹介します。
車検期限が近い方や、はじめて車検を受ける方はぜひ参考にしてください。
車検の予約における基本項目を確認!
まずは車検を行っている業者や予約方法、予約時に必要なものなどの基本項目を確認しましょう。
車検はどこで行える?
車検は、ディーラーや車検専門店・整備工場・ガソリンスタンドなどの業者で受けられます。
新規車検の場合は、居住地区で車検を受けなければならないというルールがありますが、一般的にユーザーが受ける車検は継続車検です。継続車検の場合は、エリアを問わず車検を受けることができます。
「手間を省きたい」「どこに依頼していいか分からない」という場合には、出張整備のセイビーがおすすめです。
セイビーなら、全国のほとんどの地域に対応。整備士が指定の場所まで出張し、点検や車の引き取り/引き渡しを行うため、自宅にいながら車検を受けられます。
車検はどんな手段で予約する?
基本的な予約手段は、来店・電話ですが、一部業者では、24時間予約が可能なネット予約にも対応しています。
ネット予約であれば、実際に店舗に行かずとも、自宅で車検の予約が可能です。なかなか時間が取れないという方は、ネット予約に対応した業者を探してみてはいかがでしょうか。
車検を予約するために必要なものとは?
車検の予約時に必要なものはありません。車検を受けたい希望の日時を複数考えてから予約を行えばOKです。
ただし、車検時には、車のカギ・車検証・自賠責保険証・納税証明書が必要となります。手元にない場合は、車検時までに用意する必要がありますので、確認をしておくと安心でしょう。
車検はいつ予約するの?判断するための車検証の見方も解説!
車検は通常、車検満了日の1ヵ月前から満了日までに受けます。
では、予約はどのタイミングでするべきなのでしょうか。
ここからは車検を予約するタイミングや予約時期を判断するための車検証の見方を紹介します。
車検の予約はいつまでにするべき?
予約をするべきタイミングは、時期によって異なります。
閑散期であれば数週間~数日前の予約でも車検を受けられる場合がありますが、繁忙期の3~4月に車検を受けたい場合は1ヵ月前までには予約を済ませましょう。
3月が繁忙期となる理由は、自動車販売店の年度末決算と新生活が始まるシーズンが重なるためです。
通常の月よりも車両の販売台数が増え、車検を受ける台数も多くなるため、繁忙期に車検を予定している場合は早めに予約を済ませることをおすすめします。
お得に車検を受けられる予約期間はいつ?
基本的に受ける時期によって車検費用が変わることはありませんが、車検の有効期限を考えると、満了日の1ヵ月前から満了日までに受けることがおすすめです。
満了日の1ヵ月前よりも早く車検を受けた場合、満了日は繰り上げられます。
例えば2024年3月20日が満了日の車の車検を2024年2月1日に受けると、次の満了日は2026年2月1日に繰り上げられてしまいます。つまり、20日分、満了日が短くなってしまうのです。
しかし、1ヵ月前である2024年2月20日から2024年3月20日の間に車検を受ければ、満了日は2026年3月20日に。有効期限を短くしないためにも満了日の1ヵ月前以降に車検を受けることがおすすめです。
予約時期を判断するための車検証の見方とは
車検の予約時期を判断するには、車検の満了日を確認する必要があります。
満了日は、車検証もしくは車のフロントガラス中央に貼り付けられている車検ステッカー(検査標章)で確認しましょう。
予約前に確認した方がいいポイントとは
車検を予約する前には、いつ車検を受けたいか・どこで車検を受けたいかなどを整理する必要があります。
ここからは事前に確認したほうがいいポイントを紹介しますので、予約前の参考にしてください。
車検の有効期間をチェック
まずは車検を受ける日を決めるため、有効期限をチェックしましょう。
おすすめなのは車検満了日の1ヵ月前から車検満了日までの期間です。混雑状況によっては希望日に車検をうけられない場合もありますので、余裕をもって予約をしてください。
繁忙期の場合は枠が空いているかの確認を
車の販売台数が増える3月や4月は、車検が混雑する時期です。
予約が取れず、有効期限が切れてしまうと仮ナンバーの取得やレッカー車の手配が必要となり、別途料金が発生する可能性があります。
繁忙期に車検を検討している場合は、早めに予約を行いましょう。
車検時に必要なものを確認しよう
車検時には、車検証・自賠責保険証・納税証明書などの書類が必要です。
予約時にこれらの書類を全て用意する必要はありませんが、万が一手元に書類がない場合、再発行に時間がかかる可能性があります。
書類が用意できなければ車検を受けられない場合がありますので、予約時に書類を確認しておくと安心でしょう。
お店選びだけでも値段が変わるので注意
車検は、どの業者に依頼するかで、数千円~数万円の差が出る場合があります。
ガソリンスタンドやカー用品店、車検専門店などは比較的費用が安く設定されている店舗が多いため、費用を安く抑えたい方におすすめです。
一方、正規ディーラーの車検費用は他の業者に比べ高い傾向があります。値段が高い分、専門的で質の高い整備が受けられるというメリットがありますが、費用が気になる場合はそのほかの業者を検討することをおすすめします。
車検には時間がかかるので計画的に
車検にかかる時間も、業者によって異なります。
すぐに車検を終わらせたい場合には、即日車検やスピード車検などを売りにしている業者に依頼することがおすすめです。
業者ごとの車検日数の目安は以下の通りです。
業者 | 日数目安 |
---|---|
ディーラー | 2日程度 |
整備工場 | 3日程度 |
車検専門店 | 数時間~1日程度 |
カー用品店 | 1日程度 |
ガソリンスタンド | 1~3日程度 |
業者に持ち込む時間がない・営業時間に引き取りにいけないというような場合は、出張車検を利用する手もあります。
出張車検なら、整備士が自宅へ訪問するため、引き渡しや引き取りが自宅で完了。移動時間や待ち時間を気にする必要がありません。
特別な対応が必要な場合は?
万が一、車検の満了日を超えてしまった場合、通常とは別の対応が必要となります。
ここからは、満了日が切れた車の車検を受ける方法を紹介します。
車検期間を過ぎている場合は別途対応が必要
車検期間を過ぎた車は、公道を走行することができないため、車検を受けるために仮ナンバーの取得やレッカーの手配が必要です。
これらの対応が発生すると、通常の車検費用以外に料金が発生する場合がありますので、業者に依頼する場合は、事前にいくらかかるのか確認を行いましょう。
また、車を利用する予定がなければ、売却するという方法もあります。
車検切れの車でも買取ができる業者に依頼すれば、レッカー代や仮ナンバーの発行費用をかけずに売却することが可能です。
まとめ
車検は、満了日の1ヵ月前から満了日までに受けるのが一般的です。確実に有効期限内に車検を受けるためには、満了日の1ヵ月程度前までに予約をすると安心でしょう。
車検の予約方法は、来店や電話が一般的で、一部業者ではネットからの予約も受け付けています。
ネット予約なら24時間好きなタイミングで予約ができますので、忙しい方にもおすすめの方法です。
余裕を持って車検の予約することで、期限切れを防ぎましょう。